テレフォン診断、アスペ混じりのADHD。自他ともに無理解が生んだ悲劇
テレフォン人生相談 2018年8月22日 水曜日
人に言われたことが上手くできない。
二十歳前にはすでに自覚できていたが、最近は問題が大きくなってきたような気がしている。
受けた指示の解釈がズレて叱責を受けることが多々。
お仲間感を出そうとするドリ助。
高橋龍太郎医師による問診が始まる。
パーソナリティ: ドリアン助川
回答者: 高橋龍太郎(精神科医)
相談者: 男独身 親と同居 独立している弟が一人
ドリアン助川:
もしもし?、テレフォン人生相談です。
相談者:
はい
ドリアン助川:
あ、よろしくお願いします。
相談者:
お願いします。
ドリアン助川:
今日どんなご相談でしょうか?
相談者:
えっとお、まあ、昔からなんですけど、
ドリアン助川:
はい
相談者:
ま、ちょっとお・・わたし、他人を前にすると・・ま、一つの圧迫みたいのを感じるんでしょうか。
えっと、ま、そんなんで、人の話い、があ・・の理解が上手く出来なかったりい・・
ドリアン助川:
はい
相談者:
えっと、ま、その人に言われた通りに出来なくてえ・・ま、自分のお・・ま、解釈を取ってしまってえ、
ドリアン助川:
はい
相談者:
まあ、じょ、「それ違う!」と、言われて、ま、よく叱責を受けたりという事が・・ホント頻繁にありまして。
ドリアン助川:
ええー
相談者:
まあ、それでえ、まあ、自分自身ちょっと人と上手くやれない・・そういうのが昔っから自覚はありましてえ・・
ドリアン助川:
お子さんの頃からですか?
相談者:
あ・・はっきり自覚したのは、ま、18から二十歳ぐらいの時なんですが。
ドリアン助川:
はい
相談者:
ま、その時はちょっとなんか解決策を出さなかったんですけど。
ドリアン助川:
えーえー
相談者:
ま、最近になって、これが、ひど、大きな問題にな・・ったと、いう事に気付きまして。
ドリアン助川:
ええ
相談者:
それで自分であれこれ考えてやってみるんですけど、やっぱり、む・・どうしても、なんか人との連携とかあ・・そういうものでえ、もう、ん、どうしてもチグハグになってしまいましてえ・・
ドリアン助川:
あー、なんか無茶苦茶親近感を覚えますけどねえ。
相談者:
あ(苦笑)そうですか?・・はい
ドリアン助川:
ええ、ま・・つまりアガリ症って事ですね?
相談者:
はい。それもありますう。はい
ドリアン助川:
みんながいる前で「何かスピーチしなさい」なんて言われると・・手に汗びっしょりで?
相談者:
あ、はい、そうです。
ドリアン助川:
で・・ん、な、何喋ってるか分かんなくなっちゃったり。
相談者:
・・あ、えーっと、あ、ま、時々そんな頭が白くなったり。
ドリアン助川:
はいはい
相談者:
はい
ドリアン助川:
いや、あのね?分かりますよ、分かりますよ。
相談者:
はい
ドリアン助川:
わたしもそういうとこありましたから、かつて。
相談者:
はい
ドリアン助川:
ええ、で・・今、あのお・・独身ですか?
相談者:
はい
ドリアン助川:
あの、お付き合いしてる人もいらっしゃらない?
相談者:
今はいないですね、まあ・・そういうー、ことをする、まあ、そういう・・まあ、お付き合いしててもお・・やっぱりい、やっぱり、そういう・・人と上手くやれない・・
ドリアン助川:
うんー
相談者:
そういう性分で、まあ、やっぱり愛想尽かされるという事が・・ま・・常でしたんで。
ドリアン助川:
はい。んー、あの・・おいくつぐらいから働き始めたんですか?
相談者:
二十歳ぐらいです。
ドリアン助川:
二十歳ぐらいから?
相談者:
はい
ドリアン助川:
高校まで行かれたんですかね?
相談者:
えーと、一応・・
ドリアン助川:
はい
相談者:
えと、専門学校は出たんですけどお(苦笑)
ドリアン助川:
はい。専門学校出て、二十歳から働き始めた?
相談者:
はい
ドリアン助川:
で・・えー、18歳から20歳でその自分がアガリ症だって事に気付いたという事だったんですけども、
相談者:
はい
ドリアン助川:
具体的には何があったんですか?、一つ二つ教えてもらっていいですか?
相談者:
まず人と連携をする時に、
ドリアン助川:
はい
相談者:
・・えーと、ま、よく、タイミング合わない。
ドリアン助川:
うん
相談者:
んー、あと・・ま、人に「こうしてくれ」と、サッと言われると・・
ドリアン助川:
はい
相談者:
ま、それが・・あー、具体的な理解が出来なくて、
ドリアン助川:
はい
相談者:
まあ・・例えば「あっちにやってくれ」と言ったのに、手前の方に置いたりとか・・
ドリアン助川:
あーあ
相談者:
ま、ちょっと解釈の取り違いの頻ぱーん・・
ドリアン助川:
はい
相談者:
それ・・それとやっぱり・・人と話す時い・・「目を見て話(はなし)しろ」と言われたんです。
ドリアン助川:
はい
相談者:
そしたらあ・・一応、目、見るんですけどお、まあ、意識せずに「目が変な方向行ったりい」い・・「してる」と言われたんで・・
ドリアン助川:
はい
相談者:
自分としては目は動かしてないんですけども・・
ドリアン助川:
うーん・・えー、今お1人で暮らしてるんですか?それとも・・親がまだ?
相談者:
親と同居です。
ドリアン助川:
親と同居?
相談者:
はい
ドリアン助川:
でえ、親に対しては緊張するとかチグハグになるって事はないんですか?
相談者:
んない、です、はい
ドリアン助川:
ないですか。ふうん
相談者:
はい
ドリアン助川:
で・・ご兄弟とかは?
相談者:
えっと、弟が1人いるんですけど・・
ドリアン助川:
はい
相談者:
弟は家を出てます。
ドリアン助川:
ふうーん、じゃ、まあ、今・・あの、安心して接するのは親だけという事ですね?
相談者:
あ、そうですね、はい
ドリアン助川:
うん。で・・あのお、今自分の事振り返るとね?
相談者:
はい
ドリアン助川:
失敗を繰り返した頃って、僕もね、なんか喋れなくなっちゃった、頃があるんですよ。
相談者:
ああ・・そうですか?
ドリアン助川:
もう、うん。ホントに、「喋ってくれ」って言われても言葉が出て来ないような事があったんです。
相談者:
はい
ドリアン助川:
で、その頃お、の事、今思い出して、
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー、親近、親近感を感じてるんですけども(含み笑い)。
相談者:
はい
ドリアン助川:
んー、何か、あなたにとって・・これやらせるとお・・俺は負けないよってな事は、あるんですか?
相談者:
あいや、まあ、それが、あ・・ったらいいんですけど、やっぱりない、ですう。
ドリアン助川:
うーん・・特に・・
相談者:
・・まあ・・
ドリアン助川:
うん
相談者:
んま、人に、会社の人間には、電話の、た・・対応は褒められたんです。
ドリアン助川:
はい
相談者:
というのは・・まあ、人前え、だと、上がったりと思ったり、緊張したりってあるんですけど。人の顔がない電話だと、割とスムーズに喋れたり・・
ドリアン助川:
おお
相談者:
するんで。
ドリアン助川:
今、だって全然問題ないですもんね。こうして話しててもね。
相談者:
はい・・はい
ドリアン助川:
あの、おっしゃってる事は全部分かりますし。
相談者:
はい
ドリアン助川:
ええ。人が前に来ると、とにかく上がっちゃう、オドオドしちゃうっていう事ですね?
相談者:
そぉーう、いう事です、はい
ドリアン助川:
はいはい、それでは・・どこに解決の糸口があるのか?
相談者:
はい
ドリアン助川:
今日の・・回答者の先生紹介いたします。
相談者:
はい
ドリアン助川:
精神科医の高橋龍太郎先生です。よろしくお願いします。
(回答者に交代)
まさか自分がってのが普通だろうね。
あと今どきの人に多い他人に無関心ってやつ、知ってても教えてやらないとかあるよな。
相談者の様な人が以前 職場に居ました
たぶん、何らかの発達障害なんだろうとは思ってましたが、家族でも友達でも無い人間がどんな言い方であれなかなか指摘できませんよね
1人で黙々とやるような仕事(勉強)は大丈夫なので、大人になって仕事を始めないと家族も気が付かないものなのでしょうか
そのこは、自分と周りの評価とのギャップに苦しんでいるように見えたので、どうにか教えてあげたほうが本人は楽になれたのか、、、難しいです
これ自分のことです。
昔からADHDではないかと思ってました。
しかし今ショックを受けてます。
ADHDって、症状を緩和してくれる薬があるんだ…!?
自己診断だけで、専門機関にかかってなかったものだから、知らなかった!!
うわ〜すぐ行かないと!!!