猛アタックにほだされて始まった内縁もどき11年目の精算
テレフォン人生相談 2019年1月18日 金曜日
夫とは死別。
娘が亡くなり、二人の孫娘を引き取って3人で暮らす。
農業を営む男との内縁関係を解消しようと思うが、相手から金銭を要求されることはないか?
男の農業を手伝っていて月8万をもらっている。
住宅の頭金の一部50万を援助してもらったものの、ローンは相談者が負担している。
内縁とはいえ、同居はしていない。
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 坂井眞(弁護士)
相談者: 関西なまりの女71歳 夫と娘は他界 高校3年生と高校1年生の孫娘と3人暮らし 内縁の夫74歳
今日の一言: 憎しみを持つ事なく犠牲を払う事はありません。フロム・ライヒマン
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
はい
加藤諦三:
あ、はいテレフォン人生相談です。
相談者:
あ・・お願いします。
加藤諦三:
はい、最初に、年齢教えて下さい。
相談者:
はい、71歳です。
加藤諦三:
71歳
相談者:
はい
加藤諦三:
結婚してます?
相談者:
えっと主人は亡くなりましたので。
加藤諦三:
あ、そうですか。
相談者:
はい
加藤諦三:
そうすっと今は・・お一人で・・
相談者:
えっと・・
加藤諦三:
はい
相談者:
ん、えー、娘が亡くなったので、子どもを引き取って3人で生活しています。女の子2人。
加藤諦三:
女の子2人?
相談者:
はい
加藤諦三:
何歳ですか?
相談者:
高校1年と、3年生です。
加藤諦三:
高1と高3?
相談者:
はい
加藤諦三:
お孫さんですね?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい分かりました。で、どんな相談ですか?
相談者:
えーっとですね、11年程前に、
加藤諦三:
はい
相談者:
あのお・・結婚したっていうか、ま、内縁ん、関係なんですけれども、
加藤諦三:
はい
相談者:
一緒になった人がいるんです。
加藤諦三:
はい
相談者:
それで、ずっとやって来まして、
加藤諦三:
はい
相談者:
まあ、あのお、生活費としては、くれるんですけれども、
加藤諦三:
はい
相談者:
給料は、いただいておりません。
加藤諦三:
はい
相談者:
あのお、仕事のお手伝いを一緒にやってるんですけども、
加藤諦三:
あ・・あの、何か一緒に仕事をしてるわけですか?
相談者:
はい。農家の、農業の・・
加藤諦三:
あーそうですか。
相談者:
はい、一緒に・・
加藤諦三:
んで、一緒に住んで・・で・・
相談者:
あ、住むのは別なんです。
加藤諦三:
あ、住・・
相談者:
で、わたしは、
加藤諦三:
はい
相談者:
こちらで子どもと居てて、
加藤諦三:
はい
相談者:
向こうへお仕事しに行くわけですね。
加藤諦三:
はいはい。分かりました、それで・・さらに・・給料はもらってないけれども生活費い、はもらっていたと。
相談者:
はい。2ヶ月で、16万ですね。
加藤諦三:
はい・・はい
相談者:
もらってるだけなんです。16万もらってるだけで、
加藤諦三:
はい
相談者:
それで、あの給料とかお小遣いとか一切くれません。
加藤諦三:
はい。それで?
相談者:
それでえ、もうずっとやって来てたんですけども。
加藤諦三:
はい
相談者:
その、家を買った時の・・
加藤諦三:
「家を買った」ってのは、あなたの・・
相談者:
中古住宅を、買ったんです。
加藤諦三:
あなたがね?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい
相談者:
ま、一緒にですけれども。
加藤諦三:
あ・・そうすっと名義は、そうすっと・・
相談者:
わたしです。
加藤諦三:
あなた?
相談者:
名義はわたくしの名義。
加藤諦三:
あなた一人?
相談者:
(息を吸って)400万わたくしが出しまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
そして・・50万は出していただいて、
加藤諦三:
はい
相談者:
あと、残りを・・ローンにしたんです。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、そのローンなんだけれども、500万と200万とのローンで、
加藤諦三:
はい
相談者:
一応、500万が今年終わるんです。
加藤諦三:
はい
相談者:
それで終わる・・ので・・もう、体も壊したりして・・
加藤諦三:
うん
相談者:
疲れたので、止めたいと思うんです。
加藤諦三:
「止めたい」というのは、その・・農業・・
相談者:
別れたい
加藤諦三:
あ・・別れたいという事ですか?
相談者:
あはい
加藤諦三:
はい、そうすっとこの・・この男性は、い、何歳ですか?
相談者:
3歳年上なので、64歳ですかね?
(内縁スタート時の年齢?)
加藤諦三:
74歳ですか?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい
ほいでもう、疲れたから別れたいと。
相談者:
はい。ていうのがね?
加藤諦三:
はい
相談者:
あの、優しいい・・人じゃないから。
加藤諦三:
・・優しい・・
相談者:
結構キツいんですよね(苦笑)。
加藤諦三:
優しい人でないのに、ついつい一緒に(含み笑い)・・
相談者:
そう
加藤諦三:
人生を歩み始めてしまったという・・
相談者:
はい
加藤諦三:
そいでその・・
相談者:
もう・・
加藤諦三:
どういうきっかけで、こう、一緒になったんですか?あなたの言葉からすると・・
「ま、疲れたけど、優しい人なんだけどね。でももう疲れた」っていうんじゃなくて、なんか優しい人じゃないんですよね?
相談者:
最初はね?だから・・あのお、釣った魚の餌は何とかっていうけど、最初はそんな感じじゃなかったんですけれども。
加藤諦三:
さ・・
相談者:
孫たちを、預かって、ま、娘が亡くなって孫を引き取ってから?、特に?
加藤諦三:
はい
相談者:
全然、声も掛けてくれないし、「こんばんは」って言っても、返事もしない無視で・・で、孫たちも可哀想だしね。
加藤諦三:
うん。で、最初に出会いっていうのは・・やっぱりどうだった?なんか寂しかった・・
相談者:
えっとね・・うんー、それがね?
加藤諦三:
うん
相談者:
あの、知り合いの家で、ま、顔を合わせてね・・
加藤諦三:
うん
相談者:
一度。で3年前に・・会わせとって、3年後にまた・・その時にプロポーズされてたけども断ってて、3年後にまた会って、
加藤諦三:
うん
相談者:
「どうしてもお付き合いしてほしい」言う事で、そうなったんです。
加藤諦三:
うん。そのお、3年後に会った時、あなたは寂しかったわけね?
相談者:
そうですねえ。
加藤諦三:
だからあ・・
相談者:
なんかお茶飲み友だちくらいで・・かな?、とかいう感じで?
加藤諦三:
うん、うん
相談者:
子ども達、わたしの子ども達も、ね、「お母さんいい人が居てたらね」、「いいのにね」っていう感じだったから・・
加藤諦三:
うん
相談者:
子ども達は了解得てたのでね。最・・
加藤諦三:
だ、あなたはそ、あのお、離婚したのは何年前ですか?
相談者:
・・えーとね、離婚っていうよりも亡くなったから・・
加藤諦三:
はい
相談者:
それからずっと一人だったんです。
加藤諦三:
それでえ・・ずっと一人で居て、一人い、で居る事に疲れて・・
相談者:
ええ
加藤諦三:
来た時に・・この男性と・・
相談者:
はい
加藤諦三:
出会ったと。
相談者:
はい
加藤諦三:
と、あんまり・・情熱っていうか男と女の・・情熱というような事とは関係なく・・
相談者:
はい
加藤諦三:
何となく・・生活に、ある部分を一緒に、し出したと。
相談者:
そうです。で、ま、あの、野菜作んのも好きだったしね、果物ちぎるのも好きだったから(含み笑い)「まあいいかな?」っていう感じで。
加藤諦三:
うん
相談者:
で、65歳まではわたし仕事してましたのでね。
加藤諦三:
うん
相談者:
で、それから後は、色々手伝いに行くようになって。
加藤諦三:
うん・・で、今日のあなたの相談というのはどういう、ことですか?
相談者:
え、あのお、止めるにあたってね?
加藤諦三:
うん
相談者:
家を買った時に、
加藤諦三:
うん
相談者:
向こうが・・
加藤諦三:
ん
相談者:
えっと、ま、最初50万出し、てくれたんだけども、わたし400万出して、
加藤諦三:
うーん
相談者:
で、700万をローン組んだんだけれども、
加藤諦三:
うん
相談者:
で、200万と500万のローンで、
加藤諦三:
うん
相談者:
であのお、500万のローンが今年終わるんです。
加藤諦三:
んあい
相談者:
それでそのお・・
加藤諦三:
ん、はい、この・・
相談者:
あと・・
加藤諦三:
はい
相談者:
200万っていうのが残るんだけど、これだったら何とかわたし働いて、返せえ、るかな?と思ったから・・
加藤諦三:
うん
相談者:
おっきいのが終わったら、考えてみようと思って。で、これが今年い、終わるもんだから・・
加藤諦三:
「これ」っていうのは500万の方が終わるっていう事ね?
相談者:
はい、終わるんです。
加藤諦三:
で、これから200万の、方のローンの返済が始まると。
相談者:
ううん(否定)
あの、同時に、払ってるんだけれども、
加藤諦三:
ええ
相談者:
同時に・・1万4千円が200万の分で、4万5千円が500万の分で、ずーっと一緒に払って来てて、
加藤諦三:
うん
相談者:
500万は10年間で支払う、わけだから、
加藤諦三:
うん
相談者:
今年が10年目なので、500万は終わり、
加藤諦三:
ええ
相談者:
で、200万は、15年間だからあと5年残ってるいう事なんです。
加藤諦三:
あはい
相談者:
だからその、残ってるのが、75万ぐらいだから・・
加藤諦三:
はい
相談者:
それやったら何とか自分で払えるから、
加藤諦三:
はい
相談者:
止めといて、は、自分で働いて、それを返そうかなと思って。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、止めるに当たって、
加藤諦三:
はい
相談者:
なんかお金を返す・・
加藤諦三:
「止める」というのはこの・・
相談者:
別れる・・
加藤諦三:
74歳との男性との関係を・・
相談者:
はい
加藤諦三:
切るという事ね?はい
相談者:
はい
加藤諦三:
・・切るに当たって?
相談者:
お金を・・例えば要求されるとか・・返さないけないとか、
加藤諦三:
はい
相談者:
そんな事、をちょっと知りたいなと思ったんです。
加藤諦三:
あーなるほど。で、この・・「もうあなたと別れたい」っていう事は相手方に言ってんですか?
相談者:
まだ言ってません。
加藤諦三:
言ってません?
相談者:
はい、だからこの、ちゃんと、それが終わってから言おうと思って。おっきいのが。
・・終わった時点で。
加藤諦三:
500万の方ね?
相談者:
はい。で、あたし、給料は一切もらってないんです。生活費はもらったけれども。
加藤諦三:
はい
相談者:
そして、あの「確定申告のために」・・「給料をもらった事にしてくれ」言っててハンコ押さされて。
加藤諦三:
はい
相談者:
あの、向こうは確定申告に・・支払ったいう事にして・・申告してるみたいです。
加藤諦三:
・・で、あ、あなたの方の申告はどうなってんですか?
相談者:
わたしの方の申告は働きましたいう申告だけ、あのお、ちゃんと書いてもらって、ここで働いてますいうの確定申告出してます。
加藤諦三:
そのもらってる額は、要するに、税金を払う・・額までもらってないという事ですね?
相談者:
そうです。
はい
加藤諦三:
はい、分かりました。そのお・・別れたいと言、言い出した時にどうなるか?っていう事ですね?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい分かりました。今日はあの、スタジオに弁護士の坂井眞先生がいらしてんので、
相談者:
はい
加藤諦三:
伺ってみたいと思います。
相談者:
はい
(回答者に交代)
三途の川の向こう側
死んだら会いたい人
死んでも会いたくない人
地獄とは落ちるものなのか?
地獄とは選ぶものなのか?
川の向こうで手を振る人に
手を振り返のすか
身を隠すのか