彼女への隠し事、どう打ち明けたら? 脚本:今井通子&塩谷崇之

テレフォン人生相談 2019年1月31日 木曜日

婚活サイトで出会った看護師と付き合うも、自分が双極性障害(旧躁うつ病)で休職中であることを彼女は知らない。
結婚したいので、言わなければならないことは分かっているが、彼女を失うのが怖い。

しまいには具体的なセリフまで伝授する今井さんと塩谷弁護士。

パーソナリティ: 今井通子
回答者: 塩谷崇之(弁護士)

相談者: 男45歳 一人っ子で70代の両親が健在 彼女41歳

今井通子:
もしもし?、テレフォン人生相談です。

相談者:
はい、あ、もしもし、よろしくおねがいします

今井通子:
はい、今日はどういったご相談ですか?

相談者:
はい、えっと、まず、彼女との今後のつき合い方についてのアドバイスをいただければというふうに思っております。

今井通子:
はい、あなたはおいくつ?

相談者:
はい、えー、わたしは45歳です。

今井通子:
45歳
「彼女との」っていうことは、独身でらっしゃる?

相談者:
はい、そうです。

今井通子:
はい
じゃ、その彼女さんは何歳?

相談者:
はい、えーと、彼女は41歳です。

今井通子:
41歳

相談者:
はい

今井通子:
はい
結婚をしたことがお有り?あなたは

相談者:
いや、ありませえん

今井通子:
彼女は?

相談者:
彼女もありません

今井通子:
ありません、はい

相談者:
はい

今井通子:
出会いはどういう出会いだったの?

相談者:
はい、去年、え、だいたい、半年ぐらい前に

今井通子:
はい

相談者:
ネットの婚活サイトで知り合いました。

今井通子:
あー
なるほど

相談者:
はい
で、だいたい、2ヶ月ぐらい、ネット上でやり取りを、し、しまして

今井通子:
はい

相談者:
えっと、約4ヶ月前に、えー、初めて、えー・・ありました。

今井通子:
なるほど

相談者:
はい

今井通子:
で、お互いに気に入ったの?

相談者:
そうですね、4、5回、あの、順調に、あのお、ま、デートのようなことをしまして、

今井通子:
はい

相談者:
その後に、わたしの方から、あの、「真剣なお付き合いをして欲しい」というふうに、申し、入れました結果、あの、彼女からOKの返事をもらうことができました。

今井通子:
はい

相談者:
で、以降、毎週末、会うような関係を続けて、来ましたが、

今井通子:
はい

相談者:
実はわたしは彼女に黙っていることが、2つあります。

今井通子:
はい

相談者:
で、ひとつは、わたしが、えっと、双極性障害の2型という病気であるということ。

今井通子:
はい

相談者:
もう一つが、えー、わたしは、仕事を休職しているということです。

今井通子:
何ヶ月前でしたっけ?
あの、休職してるのは。

相談者:
三ヶ月ですね。

今井通子:
三ヶ月休職ね?

相談者:
はい

今井通子:
はい
これはあれですか?

相談者:
はい

今井通子:
あの、実際に双極性障害が、

相談者:
はい

今井通子:
こう、波い、のお、頂(ちょう)に行ったり、下へ戻ったり、しますよね?

相談者:
はい

今井通子:
これは、どっちに行っちゃたの?

相談者:
えーと、そのときは、えっと、ウツの方です。

今井通子:
ああ、なるほど

相談者:
はい

今井通子:
で、今はどう?

相談者:
え、今は、えーと、ま、だいたいフラットな状態に持ってけてるとは思うんですが、

今井通子:
はい

相談者:
えーと、まだ、仕事を、再開するには難しいかな?というふうな状態にあると思います。

今井通子:
あー、なるほどね。

相談者:
はい

今井通子:
お仕事はずうーっと、でも、こういう状態で、その、何だろう、行ったり休んだりはあるんでしょうけれど、

相談者:
はい

今井通子:
続いてやってらっしゃるの?

相談者:
えーっと、今の会社で、え、10年働いておりますがあ、

今井通子:
あ、そうなんですか
あ、はい

相談者:
はい、えっと、今回の休職が、三回目になります

今井通子:
なるほど

相談者:
はい

今井通子:
はい

相談者:
え、えっとお、で、今、ま、その2つ、彼女に黙っていることがあるんですがあ、

今井通子:
うん

相談者:
ま、彼女に、あ、きちんと、告白をしなければならないということは分かっているんですがあ、

今井通子:
はい

相談者:
その、告白をすることで、彼女がいなくなってしまうということも、恐れております。

今井通子:
はい

相談者:
で、彼女は、えっとお、実は看護師をしておりまして、

今井通子:
ああ、そお
はい

相談者:
はい
で、訪問看護という、し、え、仕事をしておりまして、

今井通子:
はい

相談者:
彼女の担当の中には、

今井通子:
はい

相談者:
双極性障害や、

今井通子:
はい

相談者:
うつ病の方も、いるらしいのですがあ、

今井通子:
はい

相談者:
まあ、一般の方に比べればあ、病気のことは理、は、知っていると思うんですがあ、

今井通子:
はい

相談者:
逆にその分、大変な病気だということも理解してると思うんです。

今井通子:
そうでしょうね

相談者:
はい
で、わたしは、今、彼女に告白することで、彼女がいなくなってしまうことも恐れているという段階で、

今井通子:
はい

相談者:
どのような対応するべきなのか?が、分からなくて悩んでいるところです。

今井通子:
ふうん、なるほど

相談者:
はい
で、アドバイスをいただければと思ってお電話をさせていただきました。

今井通子:
わっかりました

相談者:
はい

今井通子:
ちなみにお父様お母様ご健在?

相談者:
はい、両方とも健在です。

今井通子:
はい
お父様おいくつ?

相談者:
はい、父は76歳です。

今井通子:
はい、お母様は?

相談者:
母は72歳です。

今井通子:
72歳

相談者:
はい

今井通子:
もう両方共リタイアされてる?

相談者:
はい、しております

今井通子:
元々は、あの、お父様、もしくはお父様お母様、え、自営とか、会社員だったとかって、職業的には?

相談者:
えっと、父は、えっと会社員をしておりました。

今井通子:
はい

相談者:
で、母は、専業主婦をしておりました。

今井通子:
なるほど

相談者:
はい

今井通子:
ご兄弟いらっしゃる?

相談者:
わたしは一人っ子です

今井通子:
あ、一人っ子でらっしゃるの

相談者:
はい

今井通子:
はい
まず、それじゃ、もうちょっと、彼女のこと訊きたいんだけれども、

相談者:
はい

今井通子:
あなたから見て、どんな方?

相談者:
えーと、とても、まあ、誠実、真面目な方だと思います。

今井通子:
はい

相談者:
で、看護師という仕事をきちんと誇りを持ってしてる方だというふうに思ってます。

今井通子:
はい

相談者:
で、あ、

今井通子:
あのお、

相談者:
はい

今井通子:
要するに、どっかかの病院の看護師さんじゃなくて、

相談者:
はい

今井通子:
要するに訪問看護・・っていう形で、

相談者:
えっとお、ある病院の、え、ま、訪問看護部門っていう

今井通子:
あー、なるほどなるほど

相談者:
形です、はい

今井通子:
はい、病院のね?

相談者:
はい

今井通子:
これは、じゃあ、御本人が・・なんていうのかな、あえて、その訪問看護部員、あの、部に、所属されたのかしら?
それとも、ローテーションで、今そこにいるのかしら?

相談者:
あ、いや、えっと、本人の希望だというふうに伺ってます。

今井通子:
で、その希望の、い、理由は何?

相談者:
あ、えーっと、ま、いくつか病院を経験して、えー、いるみたいで、もう、その二交替の、などの夜勤のある仕事は、

今井通子:
ふうーん

相談者:
ちょっと厳しいということで、

今井通子:
うん

相談者:
今その、きちんと

今井通子:
日勤・・

相談者:
土日も休めて、

今井通子:
はいはい

相談者:
で、えーと、ま、平・・え、昼間だけ仕事をしてるような、訪問看護という仕事を選んだというふうに伺ってます。

今井通子:
あ、理由もちゃんと聞か、聞かれてんのね。

相談者:
はい

今井通子:
で、あなたのお仕事は・・と、何、何系?

相談者:
はい、えっと、翻訳のチェックをする仕事をしております。

今井通子:
あー、なるほど

相談者:
はい

今井通子:
で、このことは、彼女さんも知ってるわけね?

相談者:
あ、もちろん、はい

今井通子:
はい

相談者:
知っております

今井通子:
でえ、ご、あの、彼女さんの感想は?

相談者:
・・

今井通子:
「いい仕事ねえ♪」
もしくは・・

相談者:
あ、えっと・・

今井通子:
「ああ難しい仕事だわねえ♪」

相談者:
いや、あのお、仕事のことで、あまりそういう、その、難しい仕事してるね、とか、そういう話はしたことはありません。

今井通子:
うん

相談者:
はい

今井通子:
ただ、あなたの仕事が翻訳を、の、チェックだというのは、

相談者:
はい

今井通子:
ご存知なわけでしょ?

相談者:
そうです、はい
で、

今井通子:
で、
うん

相談者:
えっとお、あの、例えば、今週末に、英語の試験があったりするんですがあ、

今井通子:
はあい

相談者:
そのお、英語のセミナーなどに行って、

今井通子:
うん

相談者:
「こういう英語を見てる・・」、あの、「いつも見てるんだよ」、みたいな形で、「へえー」、みたいな形で、ま、彼女は見てることはあるんですけれども

今井通子:
あー、なるほどね

相談者:
はい

今井通子:
分かりました

相談者:
はい

今井通子:
今日はですね、

相談者:
はい

今井通子:
えー、弁護士の塩谷崇之先生がいらしてますので、

相談者:
はい

今井通子:
伺ってみたいと思いますので

相談者:
はい

今井通子:
先生よろしくおねがいします

相談者:
はい、よろしくおね・・

(回答者に交代)


「彼女への隠し事、どう打ち明けたら? 脚本:今井通子&塩谷崇之」への2件のフィードバック

  1. 休職であり無職ではない
    嘘はばれなければ嘘でない
    障害であるから病人ではない
    他人にどう映るのか?などと
    鏡に映る自分は選べない
    無職で嘘つきで病人である現実
    自分に向き合うのみ

  2. そりゃあ
    手放したくないよ

    彼女看護師で、
    実の親の面倒も 僕の面倒もみてくれる
    ぼくたち家族を養ってくれる 大黒柱だもん ☺

    隠してどうする。
    はじめから知った上での交際であれば、
    相手さんも覚悟できるのに・・・。

    まぁ自分をよく見せないと交際にまで
    発展しないからでしょうが。

    彼女かわいそう。

     

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