後日談付き。年の差夫に頼んで叶った一人っ子。力むウルサ型の夫に少し疲れた女

(回答者に交代)

三石由起子:
はい。こんにちは

相談者:
こんにちは

三石由起子:
あの、まずう、言っておかなきゃいけない事、があって。

相談者:
はい

三石由起子:
後悔しない子育てとか、

相談者:
はい

三石由起子:
満足する子育てって無いから。世の中に(含み笑い)。

相談者:
はい

三石由起子:
そういう物は存在しないから・・

相談者:
はい

三石由起子:
そういう物があるっていう事を思わない方がいいと思いますよ?

相談者:
はい

三石由起子:
うん、それとね?あのお、あなたは、「子どもと凄く仲が」・・「良くて」・・

相談者:
はい

三石由起子:
「いい事もたくさんある」っておっしゃったけど、

相談者:
はい

三石由起子:
あの、仲良しで遊んでるとね?

相談者:
はい

三石由起子:
ま、あなたには、心地いいのかもしれないけど、

相談者:
はい

三石由起子:
あなた以上の子どもにはならんよ?

相談者:
・・はい

三石由起子:
うん、それは分かっといた方がいいと思う。

相談者:
はい

三石由起子:
うん、それとね?、「甘えん坊だ」ってえ・・言ったけどね?

相談者:
はい

三石由起子:
甘えん坊ってえ、何が悪いの?

相談者:
・・うんー・・

三石由起子:
甘えん坊って全然悪い事じゃないよ。

相談者:
・・はあ

三石由起子:
うん、だから「甘えん坊だ」って非難されてる、ご主人に非難されてると思ってたらあ・・

相談者:
あはい

三石由起子:
あなたはそれ誤解してるんだと思う、多分。

相談者:
・・はあ

三石由起子:
甘えん坊自体は全然、悪い事じゃないもの。

相談者:
はい

三石由起子:
あの、例えばね?、「自分の事を自分で」って・・言ったけど、

相談者:
はい

三石由起子:
保育園に行ってたんだよね?

相談者:
はい

三石由起子:
で、「自分の事、は自分で」って例えば何ですか?

相談者:
・・えーとお・・

三石由起子:
うん

相談者:
あ、そのお風呂で体洗うとか?

三石由起子:
うんだってそれは・・

相談者:
あの・・

三石由起子:
出来るんでしょ?もう。

相談者:
あ、はい

三石由起子:
うん

相談者:
であとは、

三石由起子:
うん

相談者:
ま、朝、ちゃんと、起きるとか。

三石由起子:
朝起きるのはね?、高校生になっても出来ない。

相談者:
あっ、そうですか。

三石由起子:
うんだからそんなのは、起こしてやればいいよ?

相談者:
うん

三石由起子:
うん

相談者:
あとは、自分から勉強を、あの、宿題、やろうとし・・

三石由起子:
そんな、そんなもん、全然出来ない。大人になっても出来ない。自分から勉強なんて。

相談者:
あ、そうですか(苦笑)。

三石由起子:
(苦笑)うん

相談者:
はい

三石由起子:
ただねえ?、えーとねえ・・習い事とかさせたらどうですか?

相談者:
あ、はい

三石由起子:
例えばあ・・

相談者:
はい

三石由起子:
えーと、それは勉強お、でもいいんだけど、

相談者:
はい

三石由起子:
あの、スポーツでもいいし、

相談者:
はい

三石由起子:
音楽でもいいし、

相談者:
はい

三石由起子:
そういうものが一つあると、

相談者:
はい

三石由起子:
家事い、の出来ない言い訳にもなるよ。

相談者:
あ、ああーアハハ(苦笑)

三石由起子:
で、一つだってね?

相談者:
はい、はい

三石由起子:
新しい事お、なんか遊び道具の新しい物を一つね?

相談者:
はい

三石由起子:
増やすくらいの感覚で、あなたがいなくちゃダメなのよ。

相談者:
はい

三石由起子:
何でもね、子育てだ、家事だ、みたいな事を・・

相談者:
はい

三石由起子:
あなたあ、が、多分思ってる、子育てとか、家事っていうのは、

相談者:
はい

三石由起子:
多分、机上の空論であって・・

相談者:
はい

三石由起子:
具体的なものが何にも無いんだと思う。

相談者:
はい

三石由起子:
理想の家事とか・・

相談者:
はい

三石由起子:
理想の子育てって、そういうもん無いから。

相談者:
はい

三石由起子:
例えば、あなたの息子はあ・・電車と恐竜とどっちが好きですか?

相談者:
・・ん、どちらかといえば恐竜ですかね?

三石由起子:
うん、じゃ、恐竜の物は家(うち)にいっぱいあるの?

相談者:
・・恐竜より実はぬいぐるみが好きで、可愛いぬいぐるみが凄く・・たくさん・

三石由起子:
で、ぬいぐるみはいっぱいあるの?

相談者:
いっぱいあります。

三石由起子:
それは動物のぬいぐるみなんですか?

相談者:
あっ、そうですね。

三石由起子:
動物のぬいぐるみだったらあ・・

相談者:
はい

三石由起子:
それはねえ、一つ一つみんな名前をつけるんだよ。

相談者:
はい

三石由起子:
名前をつけてえ・・

相談者:
はい

三石由起子:
どういう漢字にするか?二人で考える。

相談者:
はい

三石由起子:
ね?、そのお、名前を・・名札をさ・・

相談者:
はい

三石由起子:
首からぶら下げたりして、

相談者:
はい

三石由起子:
ね?、この漢字にはこんな意味がある。この漢字にはこんな意味がある、みたいな・・

相談者:
はい

三石由起子:
ごっこ遊びってあるでしょう?

相談者:
はい

三石由起子:
遊びの中で、勉強させる方法っていくらでもあるのね。

相談者:
はい

三石由起子:
うーん。だから机にい・・座らせてえ・・ひらがな書かせるとか、カタカナ書かせるって・・

相談者:
はい

三石由起子:
そんな苦痛なだけなんだから・・

相談者:
はい

三石由起子:
あなたがあ・・自分で、遊ぶ手段を・・

相談者:
はい

三石由起子:
増やしてやるような気でないとダメなんですよ。

相談者:
はい

三石由起子:
小学生用の漢和辞典ってあるの知ってる?

相談者:
あ、はい、あります。

三石由起子:
あるでしょ?、書き順まで全部書いてある漢和辞典あるよね?

相談者:
はい

三石由起子:
えーと1年生の漢字、2年生の漢字、3年生の漢字って6冊に分かれてる漢和辞典もあるよね?

相談者:
あーあ、はい

三石由起子:
知ってる?

相談者:
分かんないです。

三石由起子:
ん、分からない?、下村式漢和辞典っていうんだけどね。

相談者:
・・あーはい

三石由起子:
うん、うん。あの、いいのがあります。

相談者:
はい

三石由起子:
だからそういう物を探して来てえ・・

相談者:
はい

三石由起子:
ね?

相談者:
はい

三石由起子:
じゃ、「お名前つけましょうよ」って・・

相談者:
はい

三石由起子:
それで、国語のノートを買って来てえ、

相談者:
はい

三石由起子:
そのお名前を書いてみて・・

相談者:
はい

三石由起子:
練習させてさ、

相談者:
はい

三石由起子:
ね?・・書き順を間違わないように。

相談者:
はい

三石由起子:
うん。そういう事をしなさいよ。

相談者:
はい

三石由起子:
で、それでえ・・えーと家事があ・・出来、え、する、時間が無くなったって事はあるからね。

相談者:
はい

三石由起子:
家事ってさあ、きちんとやる事もお、大切だけど、出来ない言い訳もちゃんと無いとさ。

相談者:
ンッ(苦笑)ああ・・

三石由起子:
うん、あのねえ?、家事が半分ぐらいの人って、いっぱい居ると思うんだよね?

相談者:
はい

三石由起子:
で、あなたが不安になってて、その人たちが何で不安じゃないか?って言ったら・・

相談者:
はい

三石由起子:
家事が出来ない言い訳があるんですよ。

相談者:
・・ああ

三石由起子:
うん

相談者:
はい

三石由起子:
あの「子どもに漢字教えてた」とかさ。

相談者:
はい

三石由起子:
分かる?

相談者:
はい

三石由起子:
だから、別の世界を一つ作る事でえ・・

相談者:
はい

三石由起子:
子どもの世界も広がるし・・

相談者:
はい

三石由起子:
子どもの学力もつくし。

相談者:
はい

三石由起子:
語彙力も増えるし、

相談者:
はい

三石由起子:
語彙力が増えればあ・・子どもっていうのはパパとも話をしたくなるし、

相談者:
はい

三石由起子:
うん、パパと話を、出来るようになれば・・

相談者:
はい

三石由起子:
父親は、もっと違う事を言い出しますよ。

相談者:
はい

三石由起子:
きっとね?

相談者:
はい

三石由起子:
うん。だからあなたはね?ぼんやりと、子育てと家事なんていう事言ってちゃダメなんだって。

相談者:
はい

三石由起子:
家事は手抜きで当たり前。
子育ては中途半端で当たり前。

相談者:
はい

三石由起子:
その当たり前え、をお・・なんていうのかな?旦那に納得させるようなあ・・

相談者:
はい

三石由起子:
言い訳っていうのは誰、みんな持ってるのよ。

相談者:
はあ・・はい

三石由起子:
うん、それをあなた「言い訳しちゃいけない」、みたいな事は思ってるんだけど、

相談者:
は、はい

三石由起子:
うん、言い訳する努力はしてないわけですよ。

相談者:
はい、普段あの、わたしが、かなりぐうたらしてるんですよ。

三石由起子:
うん、だからぐうたらしてる、なんて思ってちゃダメよ、休んでると思わなくちゃ。

相談者:
(苦笑)うん、疲れて何も出来なくて。

三石由起子:
だから疲れて休んでる、だったらあ、「疲れて休んでる」って思わなきゃダメなのよ。

相談者:
はい

三石由起子:
あなたの頭、そこがダメなんですよ。

相談者:
はい

三石由起子:
母親は家事で疲れるし・・

相談者:
はい

三石由起子:
子育てにも疲れるの。

相談者:
はい

三石由起子:
疲れたら休めばいいんです。

相談者:
はい

三石由起子:
それはぐうたらじゃないよ。

相談者:
はい

三石由起子:
だから、まず、その・・「自分に自信を」って言っても、無理かもしれないけれども、

相談者:
はい

三石由起子:
あの、自分を貶めるような、言葉で・・

相談者:
はい

三石由起子:
自分を分析しちゃダメ。

相談者:
はい

三石由起子:
うーん
わたしまずそれだと思うよ、あなたは。

相談者:
はい

三石由起子:
うーん
で、完全な子育てとか家事とかあると思わない方がいいですよ。

相談者:
はい

三石由起子:
うーん、早速ね?、ぬいぐるみに名前をつけるくらいの事からやって下さいよ。

相談者:
はい、分かりました。

三石由起子:
うーん

(再びパーソナリティ)

「後日談付き。年の差夫に頼んで叶った一人っ子。力むウルサ型の夫に少し疲れた女」への4件のフィードバック

  1. 三石先生、素晴らしい!
    ほんと、子どもをちゃんとした子に育てなきゃ!と思って子育てしてると、だいたいダメになる。

    相談者の夫がダメだと思う。
    夫は自分の思う『完璧な理想の子ども』に
    子どもをしようとしているけど、
    そうしようと何かとすればするほど
    絶対ならない。

    私の夫も同じタイプ。
    で、なにか子どものことが気に入らないと
    『お前(私)の育て方が悪いからだ!』と。

    『元気ならいいや』くらいの気持ちが大事。

    夫は、変わらないと思う。
    変わるとすれば、
    子どもが引きこもったり、グレたり、
    問題が起こったとき。でも、それすら妻のせいにするから、たち悪い。

    相談者も、そういう夫のそばでの子育てはしんどいと思う。(私も同じだから)

    でも、とにかく
    『私が子どもを信じるんだ!』
    と強い気持ちをもって!

    子どものダメなところじゃなく、
    良いところを常に探して!

    三石先生に言われたことを、かみしめて、相談者には頑張ってほしい。

  2. なんか、夫に嫌われないための子育てって子供にとっては超恐怖じゃない?

    お母さん頑張れよ〜、子育てに正しいも正しくないもないよ
    夫は適当に褒めてあしらっておけば良いと思います、すごーいみたいな感じで。
    息子ちゃんは甘えても大丈夫な人をわかってる。期待を裏切らないで。間違っても夫に同化しないで!

  3. 頑張ります。
    こちらの相談、電話をしたのは去年の5月なんですが、放送されてビックリしました。
    緊張していて細かく記憶が出来ていなかったので、改めて聞いてみて、私のたどたどしい相談に対しての先生方の深い理解が感じられ、感動しました。
    子供はもうすぐ2年生になりますが、元気に頑張っています。
    三石先生のアドバイス通り、習い事(体操教室)を始めたら、毎週付き添いで忙しく、家事の出来ない言い訳にもなります(笑)
    子供が楽しく過ごせることが一番だと思いますので、甘いかも知れませんが、一緒に成長していきたいと思います。

  4. 放送を聞いていて個人的に相談者さんを応援したくなる回だったので、コメントが見られて嬉しいです。

    いつかテレフォン人生相談にかけるのが夢(笑)ですが、その時は相談者さんのようにアドバイスを実践出来るような柔らかい心と行動力を持っていたいものです。

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