アパートやるやる詐欺でドラ息子を操る母。家賃代わりの雪かき15年の男の嘆き
テレフォン人生相談 2019年5月24日 金曜日
母名義のアパートにタダで住んでいて、冬はその駐車場の雪かきをさせられていてかれこれ15年。
アパートはあげると言っていたのに未だに実現されない。
以前はギャンブル借金で迷惑かけたものの今は足をあらっているのに信用されていない。
苦労した生い立ちの母を理解しつつ、暴言を吐いている。
もう財産は要らないから母と縁を切ろうかと思っている。
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 坂井眞(弁護士)
相談者: 男45歳 妻38歳 結婚9年 子どもはいない 二人暮らし 父は1ヶ月前に他界 母83歳 姉
今日の一言: 表向きの話題の裏に真の課題があります。パラタクシス(parataxis)的歪曲といいます。
加藤諦三:
もしもし?、テレフォン人生相談です。
相談者:
よろしくお願いします。
加藤諦三:
はい、最初に、年齢教えて下さい。
相談者:
45歳
加藤諦三:
奥さん何歳ですか?
相談者:
38歳です。
加藤諦三:
お子さんは?
相談者:
いません。
加藤諦三:
結婚して、どのぐらい経つんですか?
相談者:
えー9年目に・・はい
加藤諦三:
はい、分かりました、それでどんな、相談ですか?
相談者:
母・・との、財産を巡る・・確執、について、の相談、なんですけれども。
加藤諦三:
はい・・で、あなたは、あの、何人ですか?兄弟は。
相談者:
えっと、姉が1人。
加藤諦三:
で、お母さんは、何歳なんですか?今。
相談者:
83歳です。母あ、としては、
加藤諦三:
はい
相談者:
んま、わたくしに、この、財産・・を、相続う、させるう・・意向が、あ、あるような、ないようなという、ような曖昧な感じなんで。
「あげるからね」って言ってたんですけど・・
加藤諦三:
ええ
相談者:
あー、あの、す、数ヶ月、数年すると、「やっぱり、売ろうかな?と思ってるんだ」と。
加藤諦三:
あげると言って・・あなたの事を自分の思うように動、動かしたいという事ですね?
相談者:
そうです、そうです。
加藤諦三:
で、お姉さんとの関係はどうなんですか?お母さんとお姉さん。
相談者:
は(わ)、良好です。
加藤諦三:
で、お姉さんに対してはそういう口は利いてないわけね?
相談者:
あ、一切、利いてないです。
加藤諦三:
お父さんはどうなの?
相談者:
父い、は先月亡くなりまして・・
加藤諦三:
そうすっと、今、あの、財産はあなたの母親の物になってんのね?
相談者:
う、そうです。
加藤諦三:
お母さん・・元々小さい頃から・・多少ズルいところがあった?
相談者:
そう、ならざるを得ない、環境に、あの、話・・聞きますと、ありましてね。
物凄い、屋根が、穴空いてるぐらいの・・
加藤諦三:
はい
相談者:
う、そういう貧乏な・・家に生まれましてね。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、兄弟、下に、6人、いまして。14歳の時から、缶詰工場に入って・・家族の面倒、看るぐらい、それぐらい苦労しましてね?
加藤諦三:
うん
相談者:
で、栄養失調で、一番末っ子は、赤ちゃん時亡くなった時に、
加藤諦三:
はい
相談者:
あ「あんたのせいで」・・「死んだ」って、あの、母親から言われたそうです。
加藤諦三:
あ、お母さんからね?
相談者:
それから、歪んでしまったんじゃないかと思いますけど。
加藤諦三:
そうすっとあなたの気持ちの中には、お母さんを責める気持ちはないわけ?
相談者:
責めるというよりも、口では、取り返しの、つかないぐらい酷い事を今、いまだに、言ってしまってるんですけど。
加藤諦三:
あ、あなたがお母さんに対してね?
相談者:
あ、そうです。
加藤諦三:
うんうん
相談者:
ただ、ただほんとの、わたしの中は・・
加藤諦三:
うん
相談者:
「あなた、お金持って」・・「あの世に行けないのに」ね?
加藤諦三:
うん
相談者:
あの「いつまでも、執着してるんであれば」・・
加藤諦三:
うん
相談者:
「わたしから」も「財産一切放棄するから」も「関係なくなりたい」、結論的にはそこなんですけど、そういう・・来週あたりにその結論が、出さなきゃいけないんですけど。
加藤諦三:
母親と関係なくなりたいっていう事?
相談者:
んま、実はそう、なんですけど、そんな事していいのか?どうか?っての・・
加藤諦三:
お母さんに対する気持ちに矛盾があるのね?
相談者:
そうです、はい、そうです。
加藤諦三:
「来週、決めなきゃいけない」っていうのはどういう事ですか?
相談者:
来週う・・先月う・・亡くなった父のお・・年金、がですね?
加藤諦三:
うん
相談者:
あの、相続が、あ、あるので、
加藤諦三:
うん
相談者:
じゃあ・・今の家も、土地も、母の、物なんですよね。
ま、アパートなんですけれども。
加藤諦三:
うん
相談者:
冬のシーズンになりましたら、車7台分のスペースを今除雪、作業してるんですけど、
加藤諦三:
はい
相談者:
それが15年目に突入してまして。
確かに家賃は、払ってないんですけど。
で、管理、してるう、部分があるのに、ま「あげようかな?」、「やっぱり売ろうかな?」とかそういう・・最初は、あ、「あなたにあげるから」っていう事で、「その代わり、除雪作業はやってよ」という条件で、入ったのに。
除雪作業に関しましては、
加藤諦三:
うん
相談者:
わたくし自身が、手作業でやってるんですよね。
加藤諦三:
はい、はい、はい
相談者:
や、それは確かにわたくしの、素行が悪いんで、
加藤諦三:
あの、あなたが悪いっていうのは・・
相談者:
姉は一度も、お金え、の、無心っていうんですかね?・・
加藤諦三:
ええ
相談者:
「貸して」っていう事は、
加藤諦三:
うん
相談者:
母に対しても・・一回も言った事ないんですけど。
加藤諦三:
はい、はい、はい
相談者:
わたしは逆で、
加藤諦三:
うん
相談者:
世話になりっぱなしって事で。
加藤諦三:
ああーなるほどねえ。
相談者:
ええ、ええ
ただですね?
加藤諦三:
うん
相談者:
40代になってからはですね。
加藤諦三:
はい
相談者:
一回もないんですよね。
加藤諦三:
で、今日の相談というのは・・
相談者:
母あ、と、もう、関係を、断ち切る事は、で、やろうと思ったら出来るんですけど、
加藤諦三:
ええ
相談者:
やるべきなのか?・・例えば縁を切るっていう事はもう・・取り返しのつかない、バチ当たりな事を言ってるんですけどね。
加藤諦三:
ええ
相談者:
それは、あの「あんたが亡くなっても葬式にも出ないし、線香もあげない」・・
加藤諦三:
で、おか、おか・・
相談者:
「連絡もしないでくれ」と。ええ
加藤諦三:
あなたがお母さんに言ってる事ね?
相談者:
え、そうなんですよ。
加藤諦三:
うーん
相談者:
それぐらい、もう、その嫌味には、もう、耐え、られない・・レベルまで達してまして。
それ以上、言わないで欲しいと、とにかく、出て行くんで・・
加藤諦三:
うん
相談者:
はい。
だからもう、関係なくなりたいと、いう事は思うんですけど。
加藤諦三:
ええ
相談者:
やろうと思ったら、実は出来るんですよね。
ハッキリ分かるんですけど。
加藤諦三:
いや・・
相談者:
でも・・
加藤諦三:
あのお、あなた・・
相談者:
はい
加藤諦三:
気持ちですっごい矛盾してえ、いるからね?・・いざとなったら・・ちょっと難しいよね?
相談者:
はい
加藤諦三:
母親との・・心の葛藤っていうのは、この財産じゃなくて、もっと・・小さい頃からお母さんとの心の葛藤だよね?
相談者:
・・
加藤諦三:
それがこの財産の扱い方に現れてるんで、
裏に本当の課題があんじゃないの?
相談者:
・・それが、分からないん、ですよね。実を言いますと。
加藤諦三:
あなたが、思い出したくない・・思い出したら生きて行けないような・・なんか物凄い心の葛藤が、母親との間にないの?
相談者:
・・あの、裸あ、で、雪の中に、
加藤諦三:
はい
相談者:
あの、投げ捨てられた事がありましてね。あのお、深い雪の中に・・玄関から放り出されたんですよ。
加藤諦三:
お母さんは恐らくあなたじゃなくて、なんか物凄い父親なりなんなりに・・怒りがあって。
それをあなたを虐待する事で・・
相談者:
そです、そおっ。
加藤諦三:
そうですか?
相談者:
はい。そうです、先生・・そこなんですよ。わたし、実をいうと・・もしかしたら・・
加藤諦三:
ええ
相談者:
母は・・今現在もですね?
加藤諦三:
はい
相談者:
それが続いてるんじゃないか?と、思えてならないんですよ、今、実を言いますと。
加藤諦三:
うん、あーなるほどね。
相談者:
はい
加藤諦三:
あなた自身が・・記憶していないけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
いろんーな事があるね?
相談者:
・・&#
加藤諦三:
だからあなたのねえ?、知性え、を超えた何かが今あなたの・・中にあるんだよね?
相談者:
あ、なんで・・こ、自分が、例えば実家に立ち寄って、母と会って話(はなし)したら・・
加藤諦三:
うん
相談者:
・・こういう憤慨してしまうのか?分からない、っていう事は・・
加藤諦三:
そ、そ・・
相談者:
なんでなのか?分、分からないんですよ。
加藤諦三:
お母さんと目の前で話(はなし)した、その事に怒ってんじゃないんですよ。40年間に渡って、あなたの脳に蓄積されていた隠された怒りですよ。
それが反応してんですよ。
相談者:
&#△
加藤諦三:
つまり起こった事は原、原因じゃないんだから。
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたの今日の相談はね?
相談者:
はい
加藤諦三:
表向きの相談の裏に真の課題があるんですよ。
相談者:
はい
加藤諦三:
だけど・・この財産の問題をきちんと、あなたが解決する事を通して・・裏の課題を自分の意識に上げなきゃいけないよね?
これは物凄い大変な作業です。
差し当たってね?、表向きの、課題をきちんとして、その上で、
相談者:
はい
加藤諦三:
裏にある・・真の課題を・・きちんとしましょう。
相談者:
あはい
加藤諦三:
で、今日はね?・・スタジオに・・弁護士の坂井眞先生がいらしてんので、
相談者:
はい
加藤諦三:
伺ってみたいと思います。
(回答者に交代)
毒親の連鎖って、重いよなー。
兄弟のうちで私だけが、母親からひどい扱いを受け続けたのは、私だけが健康だったからだとずっと思ってたけど、加藤先生の言葉によると、私が優しかったからってことか?
結局、精神的な弱肉強食。病気がちであることを逆手にとって、母親を味方につけ、母親と一緒になって私をこき使った兄弟達。
私は生存競争で弱かっただけでしょ。
強くなるしかない。
相談者さんも、まず、しっかり自立しましょうよ。親の金を期待してたら、親と同じレベルに立ってしまいますよ。
誰が正しいか、はともかくとして
上手いお母様だな
こんなキャンブルにハマる男なんざロクな奴じゃないからね
それを上手く操ったもんだわな
坂井先生の言う通り自分がこれからどうするかを考えた方がいいよ
すぐ人のせいにする癖あるから、この相談者
ギャンブル、浮気、暴力、酒癖は一生治らないと聞いたことがある。パートナーを見極める上で大事だと。
奥さん、よく我慢してるね。その内財産継ぐから大丈夫と言い聞かせてるのかな。