（再びパーソナリティ）

今井通子：
お分かりいただけましたかあ？

相談者：
あ、はい、え、分かりました、はい

今井通子：
その、最初の原因はあなたにあったわけで、

相談者：
はい

今井通子：
あなたが拒んでるうちに・・

相談者：
ええ

今井通子：
奥さまが遠慮して・・

相談者：
ええ

今井通子：
そのうち・・ラブラブの二人で、二人が一つだったのが・・

相談者：
はい

今井通子：
実は二人が一つずつに・・

相談者：
はい

今井通子：
知らないうちに離れちゃったんですね。

相談者：
あ、ああー、はい

今井通子：
ていう状況に、なってるっていう・・

相談者：
ええ・・

今井通子：
ことをまず、前提に考えて下さい。

相談者：
ええ・・あ、はい

今井通子：
うん

相談者：
分かりました。はい

今井通子：
うん、それでえ・・

相談者：
はい

今井通子：
例えば温泉行きました。

相談者：
はい

今井通子：
ちょっと二人でその辺散歩してみます。

相談者：
はい

今井通子：
そのと、時に・・

相談者：
はい

今井通子：
あなたがちょっと、奥さんの手を繋ごうとしました。

相談者：
あ、はい

今井通子：
奥さんどうすると思います？

相談者：
まあ、握り返してくれるとは、信じてはい・・いるんで、すけれどもお・・まだ・・

今井通子：
オッケー、分かった。

相談者：
はい・・はい

今井通子：
そうしましたらあ・・

相談者：
はい

今井通子：
とりあえず、そっから始めましょ。

相談者：
あ、はい

今井通子：
うん

相談者：
分かりました・・

今井通子：
で・・

相談者：
はい

今井通子：
それを・・

相談者：
はい

今井通子：
自然に段々出来るようになって、

相談者：
はい

今井通子：
温泉に行っても・・

相談者：
はい

今井通子：
大浴場に行くんじゃなくて、家族風呂に行くとか・・

相談者：
はい

今井通子：
奥さまが、

相談者：
はい

今井通子：
あなたは、常に、

相談者：
はい

今井通子：
奥さまの、すべてを求めている・・

相談者：
はい

今井通子：
ていうことを、

相談者：
はい

今井通子：
気づくようにしてあげないと無理。

相談者：
・・ああ、そうですか、はい

今井通子：
ね？
でえ、それが段々出来てくればあ・・

相談者：
はい

今井通子：
そのうちに奥さまも・・

相談者：
はい

今井通子：
あ・・本当に好きなんだなって・・

相談者：
はい

今井通子：
思うから。

相談者：
ええ

今井通子：
うん
そしたら夫婦生活にも・・

相談者：
ええ

今井通子：
うん、先は長いかもしれないけど、段々・・

相談者：
ええ

今井通子：
が出来るようになる。だから・・

相談者：
あ・・はい

今井通子：
手、繋ぐとか、抱きしめるとか・・

相談者：
ええ

今井通子：
ていうとっから始めないと無理ですね。

相談者：
ええ、あ、そうですか。

今井通子：
うん

相談者：
はい

今井通子：
第一、それ一番最初に・・

相談者：
はい

今井通子：
そういうふうに、二つに分けちゃった理由はあなたが、持ってるんだから・・

相談者：
あ、はい

今井通子：
かなりの努力が必要ですよ。

相談者：
あ、そうですか、はい、分かりました。はい

今井通子：
で・・ご夫婦としての・・生活・・

相談者：
はい

今井通子：
うん・・

相談者：
はい

今井通子：
これから５０年てね、

相談者：
ええ

今井通子：
ウルヴェ先生がおっしゃってたけど、

相談者：
はい

今井通子：
これはセックスレスでも・・

相談者：
ええ

今井通子：
お互いがお互いを、思いやって、
お互いが、お互いを認め合う・・

相談者：
あ、はい

今井通子：
ていうようなことになれば・・

相談者：
はい

今井通子：
ずっとちゃんと続くので、

相談者：
ええ

今井通子：
男の野性については・・

相談者：
はい

今井通子：
一人で処理してたっていいじゃない？

相談者：
あ、そうですか、はい

今井通子：
うん

相談者：
うーん・・分かりました。はい

今井通子：
別にそんなの虚しくもなんともないじゃない。

相談者：
ええ・・ええ

今井通子：
奥さまが嫌なんだから。

相談者：
ええ

今井通子：
うん、それよりも・・

相談者：
ええ

今井通子：
お互いがお互い一緒に・・居ることが、大切、って・・

相談者：
はい

今井通子：
いうところの方を・・

相談者：
はい

今井通子：
大事にすれば・・

相談者：
はい

今井通子：
ま、二つの方法ありますけどね。

相談者：
ええ、ええ、ええ

今井通子：
とりあえずは前に言ったことを・・

相談者：
はい

今井通子：
ちょっと、試してみて・・

相談者：
ええ

今井通子：
頑張って！

相談者：
あ、分かりました。はい

今井通子：
はい

相談者：
はい、はい

今井通子：
それではあ、失礼しまあす。

相談者：
はい、失礼します。はい、ありがとうございます。

（内容ここまで）

昔の話を。

少し打ち解けると、出身が話題になる。
「出身どこ？」

アタシはこの質問に、ふるさとの県名を答えた後で、
「でも本籍は・・」
と付け加えるのが常だった。

最初に答えた県名は、生まれも育ちも紛れもなく、それだけで何の問題もないハズなのだけれど、アタシとしてはウソを言っているような気がして落ち着かないので、無駄にディテイルを言って一人勝手にスッキリしてたわけだ。

軽い気持ちで質問した相手は、さぞや違和感を覚えたであろう。

実はこの、無駄に正直。
アスペの特徴でもある。

今日の男が、同僚に告ったことを奥さんに話してしまうという摩訶不思議な行動がアタシには理解できる。

そして案の定、

妻　「なんでそういうデリカシーのないようなことをベラベラ言うの？」

夫のおかしさのワケを分からないで苦しむカサンドラ。

 

男の特性は、今日の相談でもいかんなく発揮された。

男　「お恥ずかしいんですが、妻には内緒でネットでこう・・」

うんうん、ま、エッチ動画ぐらいし方ががない。

男　「売買してる下着を買って、妻が居ない時に処理してる」

_|￣|○

 

性的嗜好っていうのはまことに奥が深い。

人じゃなく物？
画像じゃダメなのか？
奥さんのじゃダメなのか？

もちろん愚問だ。
それじゃイマジネーションが働かないんだろうよ。

ていうか、おそらくもっとこだわりがあるに違いない。

白じゃないとダメ、
新品じゃダメ、
洗濯前じゃないとダメ、
：

（笑）

 

もっとも、性的嗜好そのものに善悪はない。
ロリコンだろうと、フェチだろうと、まさに嗜好の領域。
なにより、本人がそうなろうと意図したわけでもなく、いうなれば先天的だったり、環境によるものだから。

だけど、性的嗜好を実行に移すとなると話は別。
周囲を不快にさせるし、対象に被害が及ぶし、犯罪にもなる。
許されるのは性的嗜好を認め合うどうしだけ。
（加えて現代では１８歳以上）

だから、奥さんとやり直したいのならやめるべきじゃない？
オナニーじゃなくて、オカズをさ。

ウルベも、
「本当に自分にとってパンツは必要なのか？」
となぜ言わない。

一緒にお出かけするってことは、今井さん言うように、まだ望みがあるわけよ。

一応忠告しとく。
もし奥さんに見つかったら、1％ぐらい残っているアンタのセックスアピールをマイナス100に突き落とす威力がある。

言うけど、その性的嗜好はセックスレスとは関係ないでしょ？

 

今井さんが最後いいアドバイスしてたと思う。

実は、女性が男性に覚えるセックスアピールには対局に位置する二種類がある。

一つは、強さや頼もしさ、あるいは優しさ
いわゆるセックスアピールのことで、外見や経済力なんかがこれに当たる。

これを取り戻すのはアンタにはムリ。

でも、セックスアピールにはもう一つあって、それが、
可愛さや、哀れさ、あるいは情。
思うに母性愛が形を変えたようなもの。

お笑い芸人が土下座してお願いしてやらせてもらうという武勇伝？を話して笑われていたが、アタシは信憑性のある話だなと思って聞いていた。

繰り返されるストレートで健気（けなげ）な努力を女は拒めない。

アンタが目指すのはこっち。