そして誰もいなくなった。敵意で覆われた同情への渇望。女の激情は遺産に向く
(回答者に交代)
塩谷崇之:
お母さんが亡くなられたのが、1年前?・・ていうことでしたね?
相談者:
はい、そうです、はい、はい
塩谷崇之:
で、えー、お母さんが亡くなられたことも、おー、だいぶ後になってから知ったということ・・なんですか?
相談者:
えーと、2ヶ月前ぐらいに聞きました。
塩谷崇之:
あなた・・の、おー、ご兄弟、4人兄弟で、何か、こ、連絡を取ったりとかは全然してないんですか?
相談者:
してません。
塩谷崇之:
お母さんの、お葬式とか・・え、そういうことについても全く連絡を受けてないということですか?
相談者:
はい、受けてません。
塩谷崇之:
うん。他のごきょうだい達はあ、あなたのお、居場所・・連絡先っていうのは、知ってるんですか?
相談者:
はい、知ってます、知ってます。
塩谷崇之:
あなたも、他のきょうだい達の連絡先は分かってるわけですね?
相談者:
はい、分かってます。
塩谷崇之:
うん、にも関わらず、えー、全く、葬式の連絡もなかったし・・遺産分割についての、話も全くなかったと。
相談者:
はい
塩谷崇之:
で、あなたの方から・・妹さんなりね?、他のご兄弟なりに・・このお母さんが亡くなられたっていうことに関連して、
相談者:
はい
塩谷崇之:
何か、あ、話をしたことは、あるんですか?
相談者:
ありません。
塩谷崇之:
何も連絡を取らないのはどうしてなんですか?
相談者:
あのお、妹の方は、あ、も、連絡拒否になっております。
塩谷崇之:
あーあ「着信拒否」というふうに先程おっしゃってた・・
相談者:
はい、はい
塩谷崇之:
あー
相談者:
はい
塩谷崇之:
ふんふん
ご兄弟とね?
相談者:
はい
塩谷崇之:
ま、今、音信不通のような状態になってる・・
相談者:
はい、そうです。
塩谷崇之:
お互いに連絡先は知っているけれども・・
相談者:
はい
塩谷崇之:
音信不通のような状態になっている。
相談者:
はい
塩谷崇之:
え、それは・・あなたの方も、その、他のご兄弟達との連絡を、断っていた時期があるんですか?
相談者:
関わりたくないっていうのがまず(涙声)・・本音です。
塩谷崇之:
じゃ、あなたの方も、兄弟とは関わりたくないし・・
相談者:
はい、はい
塩谷崇之:
兄弟の方もあなたとは関わりたくない。
相談者:
はい
(涙声)「姉ちゃんはバカだ」て言われたことに対して・・
塩谷崇之:
うん
相談者:
やっぱり、兄弟みんなわたしをバカと思ってたんだっていうのが・・
塩谷崇之:
うん
相談者:
身体で感じて、
塩谷崇之:
うん
相談者:
あー、わたしは利用されたんだっていう形の物が(鼻をすする)、もう反対に、兄弟に会うこと自体が怖いんです。
塩谷崇之:
あなたの方からは・・兄弟とは連絡を取りたくない。
相談者:
はい
塩谷崇之:
だけども、その、お母さんの、遺産のことについては・・
相談者:
はい
塩谷崇之:
自分にも何らかの権利があるんじゃないか?と。
相談者:
あ、はい
今の今まで、母から1円のお金ももらってないから、お金は要らないです。
だけども・・
塩谷崇之:
うーん
相談者:
やっぱり・・あのね?、差あ・・別して・・これほど・・惨めな思いを、なんで、わたしに、こんなしないといけないか?っていうのを(鼻をすする)・・
塩谷崇之:
あの、つまり、お母さんのお、何か財産がね?
相談者:
うん
塩谷崇之:
遺産が欲しいということではなくう、
相談者:
うん
塩谷崇之:
全くそういうところから疎外されているということ自体が・・悔しくてしょうがないということですか?
相談者:
そうですね・・
塩谷崇之:
ふうん
相談者:
今はそれですね。
塩谷崇之:
ふうーん
相談者:
あの、妹の方は、ギャンブル好きなんですね。
塩谷崇之:
ふうん
相談者:
相当、尻拭いをしたっていうことをして、妹に預金をあげてるけど、使われないか?っていうような心配は、ただ、たくさんしてたんですね。
塩谷崇之:
遺産分割っていうのはあ、あくまで・・えー、存在する遺産を、どう分けるかという話なんですよね?
相談者:
はい
塩谷崇之:
存在しない物を、は、もう、分けようがないんですよ。
相談者:
・・はい
塩谷崇之:
お母さんが亡くなった時点で存在しない物がね?
相談者:
はい
塩谷崇之:
だから、例えばお母さんが生きてる時に・・
相談者:
はい
塩谷崇之:
あなたのご兄弟達が、色々支援をしてもらってたとか。
相談者:
うん
塩谷崇之:
あー、いうことが事実があったとしてね?
相談者:
はい
塩谷崇之:
お母さんがそれを・・あの、貸してたんだったら話は別ですけれども、
相談者:
はい
塩谷崇之:
そうじゃなく、そのお、自分の息子や娘に対して、生活の支援をしてたと。
相談者:
はい
塩谷崇之:
自分はしてもらってなかったと・・
相談者:
んはい
塩谷崇之:
いう事実があったとしても、
相談者:
はい
塩谷崇之:
亡くなった時点でお母さんに財産がない以上は・・
相談者:
うん
塩谷崇之:
それを分けるっていうことは出来ないんですよね。
相談者:
あっ・・
塩谷崇之:
お母さんに財産が・・ある程度あればね?
相談者:
はい
塩谷崇之:
有れば、他のきょうだい達は「もうあなた達は先にもらったでしょ?」と。
相談者:
はい
塩谷崇之:
「だから残ってる財産はわたしに、下さいな」っていうような、あー、そういう遺産分割の仕方っていうのもあるんですけれども、
相談者:
あ、はい
塩谷崇之:
現にお母さんに今もう、おか、お金がない、
相談者:
はい
塩谷崇之:
お金以外の財産もないと・・
相談者:
はい
塩谷崇之:
いう状態で・・それを、分けるっていうことは、も、現実問題として無理なんですよ。
え、もちろん、遺産分割はホントは、ちゃんとやんなくちゃいけないんでしょうけれども、
相談者:
はい
塩谷崇之:
遺産分割の、お、話し合いを、ま・・何らかの方法で・・持った、としてもね?
相談者:
はい
塩谷崇之:
あなたにとっては、ま、あんまり、メリットはない・・かもしれないです。
妹さんがもう使っちゃいましたと。
相談者:
はい
塩谷崇之:
で、お母さんの手元には残ってませんと。
相談者:
はい
塩谷崇之:
うん、ていう状態だとすると・・その・・妹さんが使っちゃった財産を・・戻して分けて下さいっていうことは出来ないんですよ。
ただね?、あの、お話伺ってるとお、なんかあなたがホントに求めてるのは、そういうことなのかな?っていう、うー・・そういうクエスチョンマークがつ、くんですよ。
相談者:
はい
塩谷崇之:
たぶんね、あなたはお金が欲しいんではなくてえ、
相談者:
はい
塩谷崇之:
なんかその、お母さんとのお、繋がり?・・を・・
相談者:
はい
塩谷崇之:
認識したい・・それが一番強いんじゃないかな?という風に、お話を伺ってて思ったんですけども、違いますか?
相談者:
あ、そうですか・・
塩谷崇之:
いや、単純にお金が、欲しいということであればね?
相談者:
あーん、それは、ないです。
塩谷崇之:
うんー
相談者:
は、それはハッキリ言えます。
塩谷崇之:
うんー
相談者:
家庭っていう物だけは、欲しかったです(涙声)。
自分がこういう形で失敗をし・・子ども達にもやっぱり母らしいことを、ホントに・・してえ、ない?
わたしがそうだったから、子ども達を怒ることが出来なかったからあ、親失格の状態の中で・・子ども達にも完全に、疎遠、ていう形のものを・・取ってますのでえ・・
塩谷崇之:
うーん
相談者:
ん、分からないです。はい
塩谷崇之:
遺産分割は・・基本的には存在する遺産を分けると・・
相談者:
あ、わ、はい、それは分、分かりました。
塩谷崇之:
いう問題です。
相談者:
はい
塩谷崇之:
あの・・そこにはね?、母親からどれだけ愛情を注がれたとか、
相談者:
うんー
塩谷崇之:
そういうことは・・ほとんど入って来ないんですよ。愛情を注がれていようが注がれていまいが・・財産を公平に分けるという・・
相談者:
そうか、はい
塩谷崇之:
それだけの話だし、どんな境遇で育とうが・・えー、財産が無ければ、もう、それは・・諦めざるを得ないんですね。
相談者:
うん・・はい
塩谷崇之:
たぶん、あなたが今日相談をしたいのは・・ま、お母さんとの関係・・それから兄弟との関係を・・
相談者:
はい
塩谷崇之:
どうやって、自分自身を納得させるかと・・それを、なんか、こう、財産の問題に置き換えて相談をしてるんじゃないのかな?という風な・・そんな印象を受けたんでね?
相談者:
あーあ、はい
塩谷崇之:
わたしはそういう風に申し上げたんですけれども。
相談者:
あー、そうですか。
塩谷崇之:
うん
ま、その辺りについては、加藤先生にね?・・ちょっと伺ってみ・・
相談者:
ありがとうございました。はい
塩谷崇之:
みましょうかね?はい
(再びパーソナリティ)
話に間のない人
決して人に譲らない
ひとりぼっち
声に敵意があふれてる。
テレ人聞き出して、声には人間性が出るということをしみじみ思う。
自戒!
今は疎遠になった実母と話し方も声も似ている。年齢と家族構成が異なるので流石に母本人ではないが、苦労話をカードにしたがる所や家族の中で搾取子扱いだったところも同じ。異なるのは、実母は実家とも、更には義実家とも交流を持ち続けていた点。どちらもお中元お歳暮は欠かさなかったが、それでも遺産協議には実家からも義実家からも放棄を迫られた。それ以降は流石に贈り物を止めている。
その間の愚痴を聴かされるのは誰か。
彼女が実家での毒が回り始め、彼女の母の劣化コピーとなったと確信した時に疎遠を決めた。
それにしても関連記事からも分かるように、家族関係の失敗と遺産争族はリンクしやすい事項である。
「一本の沢庵を七人で食べた」なんて当たり前なのでは…
塩辛くて長い沢庵を、まさか一人でボリボリ貪るつもりだったのか?
他の話も所々怪しい点があるし。全部が全部本当ではないのでは。