普通は買わない共有持分の家。名義に並ぶ見知らぬ名前。透ける黒い企み
(回答者に交代)
大迫恵美子:
もしもし?
相談者:
はい
大迫恵美子:
あはい、こんにちは
相談者:
こんにちは
大迫恵美子:
えーとですね・・
相談者:
ええ
大迫恵美子:
あの、固定資産税のね?
相談者:
ええ
大迫恵美子:
そのお、おー、納付書、あー、請求書ですか?
相談者:
ええ
大迫恵美子:
通知書ですか?
相談者:
ええ
大迫恵美子:
それの中に、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
もう一人の、その、第三者っていうのは名前が書いてありますか?
相談者:
書いてあります。
大迫恵美子:
それは個人ですか?
相談者:
個人です。
大迫恵美子:
業者あ、のような・・
相談者:
ではないです。
大迫恵美子:
感じではないんですね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
なんていうか、心当たりがあるような名前ではないんですか?
相談者:
ないです。
大迫恵美子:
ああ・・
土地はお父さんの物だっていうことですよね?
相談者:
そうですね。
大迫恵美子:
ええ、えー、そうするとまあ、土地を売っちゃったかどうかは分からないわけですね?
相談者:
そうですね。土地を売ろうとすると、たぶんわたしの家え、がありますのでえ、
大迫恵美子:
はい
相談者:
売却するにはわたしの印鑑がいると思うんですけども。
大迫恵美子:
いや、そんなことないですよ。
相談者:
あ、そうですか。
大迫恵美子:
土地で、だけを売るんだったら・・
相談者:
はい
大迫恵美子:
あなた何の権利もないでしょ?
相談者:
あ、そうですね。
大迫恵美子:
ええ
相談者:
はい・・はい
大迫恵美子:
あのね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
まあ、それは、誰かに、あの、誰かっていうか、売ったご本人に聞くのが一番、確かな話なので、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
えー、「どうして売ったのか」とか、どういう権利関係になってるのかをね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
あの、聞くう、相手としては、ま、お父さんか、ま、場合によってはお母さんでもいいかもしれませんけど、
相談者:
はい
大迫恵美子:
その方が確実なので、
相談者:
はい
大迫恵美子:
それが、一番いいんですけど、
相談者:
はい
大迫恵美子:
あの、仮にそれが、まあ、中々難しいんだとするとね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
少なくとも、
相談者:
はい
大迫恵美子:
えー、土地の、土地と建物の登記簿をお取りになったら、どうですか?
相談者:
あ、分かりました。
大迫恵美子:
あの、法務局にいらして、
相談者:
はい
大迫恵美子:
不動産の、おー、登記を見て、
相談者:
はい
大迫恵美子:
えー、まず、その、お、第三者がね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
お父さんからどういう理由で手に入れてるのか?
相談者:
はい
大迫恵美子:
売買なのか?
相談者:
はい
大迫恵美子:
あ、或いはそのずっと前からね?、何らかの・・
相談者:
はい
大迫恵美子:
担保かなんかを付けられていたとかね?・・
相談者:
はい
大迫恵美子:
譲渡担保とか・・
相談者:
はい
大迫恵美子:
そういうその、所有権、移転型の、
相談者:
はい
大迫恵美子:
ものがなんか付けられてなかったのか?とか。
相談者:
はい
大迫恵美子:
そういったことを登記簿謄本からある程度は察知することが出来ます。
相談者:
あ、分かりました。
大迫恵美子:
それで、まず、その時に、土地のね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
名義がどうなってるかを見た方がいいです。
相談者:
はい
大迫恵美子:
で、その土地も・・
相談者:
はい
大迫恵美子:
その、第三者とおんなじ人が買い取ってるんだとすると・・
相談者:
はい
大迫恵美子:
結構あなたの3分の1は・・
あ、厄介ですね。
相談者:
「厄介」って言われるとどういう意味でしょうか?
大迫恵美子:
非常に弱い立場。
相談者:
あ、弱い立場、はい
大迫恵美子:
はい。まあ、その土地はお父さんの物だとするとね?
相談者:
ええ
大迫恵美子:
えー、お父さんとしては、自分の土地の上に乗っかってる建物ですから、
相談者:
はい
大迫恵美子:
それについては、まあ、ある程度ね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
あの、要するに、いー、乗っかってる、建物が自分とは関係ない人たちの名義になっちゃってるわけですからね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
あの、「賃料払ってないんだったら出て行け」みたいなね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
そういうことが言える立場に、あるんですけど、
相談者:
はい
大迫恵美子:
下の土地もね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
えー、第三者の物だとすると、
相談者:
はい
大迫恵美子:
お父さんが、そういう、あの力を使って、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
家、家を持ってる人に対してこう、コントロールしてく方法はないので。
相談者:
はい
大迫恵美子:
あの、そういう意味ではね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
あの、その第三者の人の方が、
相談者:
はい
大迫恵美子:
ま・・安心して(含み笑い)そこの上に乗っかってることが出来るってこと、意味ではね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
あのお、盤石の権利なんですけど。
相談者:
はい
大迫恵美子:
この頃ねえ?
相談者:
ええ
大迫恵美子:
高齢者の家を・・
相談者:
ええ
大迫恵美子:
お、買い取るという、うー、ことがね?
相談者:
ええ
大迫恵美子:
えー、行われていて、
相談者:
はい
大迫恵美子:
あの、高齢者の、居住権が・・不安になるような事態っていうのが、結構たくさん生まれて来てるんです。
相談者:
はい
大迫恵美子:
それは、あの、売ってしまって、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
売った家に、あの、家賃を払って住むっていう形にしてね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
そして、えー、いるんだけれども、そのうちその、おー、買い取った人が、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
「いや、もう、売るから出て行け」みたいなことになって、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
家を失っちゃうっていうことがね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
起きてるんですけど、
相談者:
はい
大迫恵美子:
そういう業者、なんじゃないかな?っていうことは一つ心配です。
相談者:
はい
大迫恵美子:
普通ね?その3分の2の、権利なんか買う人いませんから、
相談者:
はい
大迫恵美子:
何か事情がないとね?
相談者:
ええ
大迫恵美子:
買い取ったりはしません。
相談者:
はい
大迫恵美子:
ですからそこ、その第三者が誰なのかは非常に大きな問題です。
相談者:
はい
大迫恵美子:
で・・その第三者がね?
相談者:
え
大迫恵美子:
お父さんを、退(ど)かせて・・
相談者:
ええ
大迫恵美子:
「そこに住む」と・・
相談者:
ええ
大迫恵美子:
いう風に言って来た場合には・・
相談者:
ええ
大迫恵美子:
この場合にはあなたはね?
相談者:
ええ
大迫恵美子:
まあ、話し合って、その自分の3分の1の権利があるのでね?
相談者:
ええ
大迫恵美子:
その自分の3分の1も、まあ、その3分の2の、持ち主の人が・・あー、ま、事実上支配することになっちゃうので、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
えー「その分の」その、「賃料をくれ」とかね?
相談者:
ええ
大迫恵美子:
ま、そういう話し合いをするっていうことは、理屈の上では、可能です。
相談者:
あ、はい、はい
大迫恵美子:
その、共有建物の、利用についてね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
話し合って決めなきゃいけないことになってますので、
相談者:
はい
大迫恵美子:
まあ、話し合い、を持ち掛ける。で・・
相談者:
はい
大迫恵美子:
話し合いに乗らない時には調停を持ち掛ける。
相談者:
はい
大迫恵美子:
ま・・そういうことによって、その段階で解決がする場合もあるかもしれません。
相談者:
はい
大迫恵美子:
だけど・・あの、どうしてもそれで話がつかない時は・・えー「分けてくれ」と。
相談者:
はい
大迫恵美子:
「3分の1あるんだから」・・
相談者:
はい
大迫恵美子:
「この分分けてくれ」と・・
相談者:
はい
大迫恵美子:
いうことで・・ま・・家を3つに切っちゃうわけにはいかないので、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
・・お金を・・その分のお金をもらうと。
相談者:
はい
大迫恵美子:
或いは、「お金がないなら、家を売って」・・
相談者:
ええ
大迫恵美子:
「3分の1くれ」と・・
相談者:
はい
大迫恵美子:
いうような、そういう・・あの、話に、なって行くっていう方法もあります。
相談者:
はい、ありがとうございます。
大迫恵美子:
までも・・いやその範囲でしかね?・・
相談者:
はい
大迫恵美子:
あなたの権利はないんですけど、
相談者:
はい
大迫恵美子:
あの、わたしがとても、今気にしてるのはね?
相談者:
ええ
大迫恵美子:
なぜ固定資産税の通知があなたに来てるのか?
相談者:
ええ
大迫恵美子:
普通は、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
あの、税務署はね?
相談者:
ええ
大迫恵美子:
3分の2の人と3分の1の人が共有でいる時には・・
相談者:
ええ
大迫恵美子:
3分の2の人のところにね?
今井通子:
うん
相談者:
ええ
大迫恵美子:
通知出すのが普通なんですよ。
相談者:
ええ
大迫恵美子:
それをあなたんとこへよこしたってことは・・
相談者:
ええ
大迫恵美子:
その3分の2の人が税金払うの拒んでるのかな?っていう感じがして、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
そのあんまりね(含み笑い)?
相談者:
ええ
大迫恵美子:
あの、たちの良くない感じの話なので、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
さっき言ったような・・まあ、ちょっと、不味い業者に、お・・お父さんが、まあ、高齢で判断力が低下した段階でね?
相談者:
ええ
大迫恵美子:
引っ掛かってる、可能性はあるな・・という、気はしますよね。
相談者:
あ、ありがとうございます。ちょっとその辺は調べ、てみます。
大迫恵美子:
うんそして・・
相談者:
ええ
大迫恵美子:
そういう業者が・・考えるとしたらね?
相談者:
ええ
大迫恵美子:
まあ、家の、3分の1、とか3分の2じゃなくて、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
下の土地を狙うだろうなっていうことがね?
相談者:
ええ
大迫恵美子:
あの、考えられるので、
相談者:
はい
大迫恵美子:
一番値打ちのあるのは土地ですから。
相談者:
そうですね。
大迫恵美子:
ええ、そっちの方に、
相談者:
はい
大迫恵美子:
えー、色々と、おー、なんか、策略を巡らしてる可能性もあるな・・ということは気になります。
相談者:
はい。じゃ、1回その辺、法務局行って調べてみます。ありがとうございます。
大迫恵美子:
で、ホントは・・細かいところを最終的なね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
この契約がちゃんと正しく出来たのか?とか・・何か騙されてるんじゃないのかな?っていうことになると・・
相談者:
ええ
大迫恵美子:
それはやっぱり、直接事情聞かないとダメですよ。
相談者:
はい、分かりました。
大迫恵美子:
お母さんを通じて説得することも出来ないんですか?
相談者:
そうですね・・もう・・
大迫恵美子:
お母さん全然無力?
相談者:
もう父親の言いなりですから。
大迫恵美子:
うーん
相談者:
はい、もう、小言言うと・・暴力振りますので。
大迫恵美子:
うん・・ま、小言じゃなくても・・「弁護士に相談に行きましょう」みたいな説得を誰かする人いないんですか?
相談者:
ああ、ちょっとそこは当たってみます。
大迫恵美子:
はい
相談者:
はい、ありがとうございます。
大迫恵美子:
はい
(再びパーソナリティ)
昔からのDV暴言親父と何故同居したんだろ?それが謎。
身体の大きな父親なのかな?
83歳をそこまで怖がらなくても何とかならんの?
「テレ人」聞いていると、土地や建物の権利や所有のトラブルの回答で、「法務局に行って登記簿を取得して、権利関係、担保関係を確認して下さい」ってよく言われてるけど、それってホント、初歩の初歩、それ確認しないと何も話が進みません。
なんでそんな事も知らないのかって思う。
普通の社会生活経験してる常識人が周りにいないのかな?
弁護士が回答者の場合に、そういう回答がよく見受けられますね。
相談者も含め、例えば何の知識もないかもしれない聴取者を意識して、分かりやすく初歩的な点から回答しているのだろうと思います。