夫の不倫に気持ちのケリをつけるための完済。あと一歩で自己破産されて宙に浮く

テレフォン人生相談 2019年7月17日 水曜日

夜中に夫に掛かって来た電話で不倫が発覚。
夫から不倫相手に流れた金は700万。
そのうち、夫が消費者金融から借りた50万を含む300万円の債務は公正証書にして分割で返済を受けていたところ、残り30万円になったところで相手が自己破産手続きに入った。
努めて抑制的に話す相談者、最後は堪らず‥

パーソナリティ: ドリアン助川
回答者: 坂井眞(弁護士)

相談者: 女61歳 夫64歳 子どもは2人

ドリアン助川:
もしもし?テレフォン人生相談です。

相談者:
よろしくお願い致します。

ドリアン助川:
はい、よろしくお願いします。
えー、今日どんなご相談でしょうか?

相談者:
お金に・・関する、問題です。
自己破産、申請をした相手から・・お金を返していただけるかどうか?ということです。

ドリアン助川:
どれぐらい、貸してるんですか?

相談者:
元々は、300万近くなんですけれども、

ドリアン助川:
はい

相談者:
月々、ちゃんと返していただいてたので、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
あの、残るところ、30万ほどのところで、

ドリアン助川:
はい

相談者:
相手の方が、

ドリアン助川:
はい

相談者:
自己破産申請を・・あ、出したということでした。

ドリアン助川:
どんな相手にこのお金を、貸すことになったんですか?

相談者:
あの、主人の・・あの、不倫相手でした。

ドリアン助川:
あら!
なんかそっちの方が、問題は深いですね?

相談者:
そうです。

ドリアン助川:
お金、の額というより。

相談者:
そうなんです。一度に300万ではなく・・あの、数回に分けて、

ドリアン助川:
はい

相談者:
結果、合計金額がそのぐらいになったということで、

ドリアン助川:
はい

相談者:
その300万という金額は、あの、公正え、証書を取り交わしておりまして、

ドリアン助川:
はい

相談者:
で、その公正証書を取り交わした以外にも・・400万以上のお金が相手に流れていることが・・分かっております。

ドリアン助川:
まず、失礼ですけど、おいくつですか?

相談者:
61です。

ドリアン助川:
61歳・・ご主人は?

相談者:
64です。

ドリアン助川:
結婚してから・・

相談者:
30う、年、少しですね。

ドリアン助川:
30年少し?

相談者:
はい

ドリアン助川:
お子さんはいらっしゃるんですか?

相談者:
はい

ドリアン助川:
ふうーん

相談者:
二人おります。

ドリアン助川:
不倫ん、の、相手の女性はおいくつぐらいの方ですか?

相談者:
えーと、51です。

ドリアン助川:
旦那さん、いつ頃から彼女と付き合、い始めたんですかね?

相談者:
えっと・・わたしが知ったのが5年前ですから、

ドリアン助川:
はい

相談者:
そのお、時点で・・8年前から、のお付き合い、だそうです。

ドリアン助川:
13年前から?・・

相談者:
そうですね、はい

ドリアン助川:
ということですね?
あなたは知らなかった?

相談者:
単身赴任だったんです、ずっと。

ドリアン助川:
ああー、そうですか。

相談者:
はい、で、わたくしは・・あの、主人の実家で・・親の面倒看ておりました。

ドリアン助川:
相手の女性には家庭はあるんですか?

相談者:
いえ・・ないです。

ドリアン助川:

相談者:
えー、離婚歴はあるようですけれど。

ドリアン助川:
ふうーん
これどういう、形で発覚、ま、公正証書を取り交わすというとこまで行ってるわけですから、

相談者:
はい

ドリアン助川:
発覚したわけですよね?

相談者:
はい

ドリアン助川:
これはどういう、ことで?

相談者:
夜中の・・電話です。相手からの。

ドリアン助川:
はい

相談者:
電話の声が、

ドリアン助川:
はい

相談者:
夜中でしたので、

ドリアン助川:
はい

相談者:
あの、隣りにいるわたしにも漏れて来たので、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
あの、この時間に・・女の人からの電話、ては、おかしいなと思って・・

ドリアン助川:
うーん、夜中ってそれ、何時ぐらいですか?

相談者:
1時です。
会話の、内容が、

ドリアン助川:
はい

相談者:
家族に対する言い方だったんですね。

ドリアン助川:
ふうーん

相談者:
ん、だから、あー、普、普通のお付き合いの人じゃないっていうのはすぐ・・あの、ピンと来ましたので、

ドリアン助川:
はいはい

相談者:
問い質したらば・・

ドリアン助川:
うん

相談者:
そういうことでした。

ドリアン助川:
ふんうんうん・・えー、それで、離婚という方向には行かなかったんですね?

相談者:
考えました。

ドリアン助川:
はい

相談者:
体調も崩しましたけれど・・やはり、あの、主人を・・愛してると思いましたので・・

ドリアン助川:
はい

相談者:
やり直すことにしました。

ドリアン助川:
ふうん。300万プラス400万ということなんですけども、

相談者:
はい

ドリアン助川:
ご主人の方から、
「いや、実はそれぐらいお金」・・「を貸していた」という話があったんですか?

相談者:
全部、通帳を、確認しまして、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
通帳から向こうの口座に振り込まれているお金を、計算したらばその、金額になりました。

ドリアン助川:
はあー、そういうことなんですか。

相談者:
はい

ドリアン助川:
ええ

相談者:
あの、メールでも、みんな、確認しておりますから。

ドリアン助川:
はい

相談者:
も、一方的に向こうから、
「お金が必要だから」あの、「お願いします。必ず返します」という風な形で・・一回2、30万、多い時には、100万とかも・・あの、流れてったようです。

ドリアン助川:
相手の方仕事なさってなかったんでしょうか?

相談者:
お昼は、保険の外交をして、夜は水商売という形・・

ドリアン助川:
この自己破産は、えー、その相手の方から・・そういうメッセージがあったんでしょうか?

相談者:
弁護士事務所からでございます。

ドリアン助川:
弁護士事務所から?

相談者:
はい、その・・弁護士の方に、わたくし直接お電話を、何回かいたしまして、

ドリアン助川:
はい

相談者:
「戻って来るお金なんでしょうか?」ということ尋ねましたが、
「いえ、戻りません」ていうことをハッキリ言われました。

ドリアン助川:
ええ、ええ

相談者:
それであの、一つ、あの、分からないのは・・あの、公正証書の取り決めの中に、第4条というところに、

ドリアン助川:
はい

相談者:
分割金の支払いが一回でも、あの、遅延した時は、直ちに、あの、残、債務・・全額を支払わなければならないという項目があるんですが、

ドリアン助川:
はい

相談者:
この公正証書のこの書き込みよりも、そっちの自己破産の方が、優先するのかどうか?が分かんないんですね。

ドリアン助川:
なるほど。
これ奥さん、その残り30万円返って来たら・・

相談者:
ええ

ドリアン助川:
お気持ちの上では納得なんですか?

相談者:
要は・・

ドリアン助川:
はい

相談者:
わたくしあの・・離婚も考えたんですけれども、

ドリアン助川:
はい

相談者:
慰謝料請求とかそういうのも全部考えましたが、それも、あの、行いませんでしたので、

ドリアン助川:
はい

相談者:
この借金が全額?、あの、終わった時が、わたくしの心の、そのけじめ(ニャァー)・・として考えておりましたので、

ドリアン助川:
はい

相談者:
30万を、を返していただいた時に、

ドリアン助川:
はい

相談者:
その、過去の?思いも、消えるかな?という風に、

ドリアン助川:
はい

相談者:
努めて参りました。

ドリアン助川:
はい、分かりました。

相談者:
はい

ドリアン助川:
えー、今日の回答者の先生紹介いたします。

相談者:
はい

ドリアン助川:
弁護士の坂井眞先生です。よろしくお願いします。

(回答者に交代)


「夫の不倫に気持ちのケリをつけるための完済。あと一歩で自己破産されて宙に浮く」への5件のフィードバック

  1. 相談者様にとっては心が晴れないお話しでしたし、金銭の多寡ではないですものね。

    やらかしてしまった夫の尻ぬぐいを奥様も対応したのでしょう。
    相談者様、よく辛抱されて半分以上のお金を諦めて、粛々と手続きをされましたね。
    次々に出てくる貸し借りの証拠に修羅場もあったことでしょう。
    あのお金があったなら、あれもこれも出来たのに、子供達にもこれをやってあげられたのにと考えては、心穏やかには出来ない日々も多くあったと思います。
    相手側の三百万円の月々の返済は、十年近くはかかっているのでは、と想像します(他にもあったと言っていましたから)。

    やるせない気持ちを吐き出したいという思いと、分ってはいるが本当にどうにもならないのかという確認のためのお電話だったのではないのでしょうか。
    回答者たちから「心に区切りをつけたらどうですか」の言葉がありましたが簡単ではないですよね。
    でも、やはり時間をかけて心を前に向けようとする努力以外に方法はないのだろうと思います。少しずつでも穏やかに過ごしていかれますように。

  2. か細い声に、この番組では珍しいくらいの上品な丁寧語。
    旦那さん、完璧な妻に息が詰まってしまったのかな。
    でも、酷いですよね。
    離婚しないでいるのは愛情だとおっしゃっていましたが、自分で自分の生き方を決められて、立派だと思います。

  3. 賢い相談者様でもここまで来てしまったら、本当に夫婦関係を修復していけるのかどうか心配です。
    弁護士さんも付いていて、十分な知識と手立てをされているのに ここに相談されたということは、ご自分の話を聞いて欲しかったのでしょうね。
    これまではお金を取り戻す目的の為に奔走されたのでしょうが、それも一段落付けば 後はどうなるのでしょう?

    肝心のご主人 今後一生頭が上がらず、しょげ返っているのか 開き直っているのか・・・

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