注文も来ない借金まみれの三ちゃん会社にしがみつく父から弟を助けたい
(回答者に交代)
坂井眞:
はい、よろしくお願いします。
相談者:
お願いします。
坂井眞:
えーと・・
相談者:
あ、はい
坂井眞:
お父さんの・・
相談者:
はい
坂井眞:
事業は、
相談者:
はい
坂井眞:
あの、ま、そんなに具体的じゃなくていいんですけど、
相談者:
はい
坂井眞:
どんな関係のお仕事なんですか?
相談者:
繊維業です。
坂井眞:
繊維関係?
相談者:
はい
坂井眞:
で、今どのぐらい負債があるか、借金があるかっていうのは分かりますか?
相談者:
えーと、弟が・・帳簿で把握している限りなんですが、
坂井眞:
はい
相談者:
総額2千万ぐらいです。
坂井眞:
2千万ぐらい?
相談者:
はい
坂井眞:
でえ、ま、77歳っていうと、
相談者:
はい
坂井眞:
ま、それなりにもう高齢なんですけれども。
相談者:
はい
坂井眞:
今・・ご自分の仕事は続けておられると言ったけど、
相談者:
はい
坂井眞:
おー、ま、利益というか、
相談者:
はい
坂井眞:
経費を引いて、
相談者:
はい
坂井眞:
収入はあるのかな?
相談者:
・・もう、ほぼほぼ収入がない状態なんです。
もう・・
坂井眞:
そ、そ・・仕事はしてるけれども、その、事務所もたたまないので、
相談者:
はい
坂井眞:
経費がかさんで、
相談者:
はい
坂井眞:
経費払ったら、あんまり残らないぐらいですか?
相談者:
いや、もう仕事自体もほとんどない状態なんです。
坂井眞:
じゃマイナスか?
相談者:
はい、もう完全にマイナスです。
坂井眞:
・・なるほど。でそれで、毎月「40万貸してくれないか」と、弟さんに言っちゃうわけですか?
相談者:
そうです・・はい
坂井眞:
で・・そうするとお・・
相談者:
はい
坂井眞:
ま、お年からいって、これからもう一度新しい仕事を、立ち上げるとか・・
相談者:
はい
坂井眞:
あー、なんか、あの、やり方を変えてもういっ・・一回みたいなお年ではないと思うんで、
相談者:
はい、そうですよね。
坂井眞:
しかもお、ね?マイナス背負っちゃってるから、
相談者:
はい
坂井眞:
あなたの言う通り、もう、まずたたんだ方がいい・・
相談者:
はい
坂井眞:
と思うんですよ。
え、資産は、他に・・何があるんだろ?ご自宅が・・あるのかな?
相談者:
はい、もう自宅と車も抵当に入ってます。
坂井眞:
うん
相談者:
はい
坂井眞:
・・そうすると、
相談者:
はい
坂井眞:
お、自宅を売ったりとか、車を売ったりしても何も残らない?
相談者:
そうですね、はい
坂井眞:
そうするとお、帳簿上だけでも2千万ぐらい借金があって、恐らくそれに載ってないような親戚から、借りたお金、載せてないのもあったり、したりすると・・
相談者:
はい
坂井眞:
で、そうするとあなたが言っていたように、も、自己破産、申し立てを・・
相談者:
はい
坂井眞:
すべきなんだろうと、わたしも思いますよ。
相談者:
はい、そうですよね。
坂井眞:
うん
相談者:
はい。ただ・・
坂井眞:
それで・・
相談者:
はい
坂井眞:
ただそれはあのお、自己破産を申し立てるか?・・
柴田理恵:
(ゴホゴホ)
相談者:
はい
坂井眞:
債権者が破産を申し立てるか?、どちらかじゃない、ですか?
どちらかなんですよね。
相談者:
あーはい
坂井眞:
うん
ご自分でえ、「もう」これは、も、「やって行けません」と。
相談者:
はい
坂井眞:
おー、いう申し立てを、する。
相談者:
はい
坂井眞:
それが、ま、一般的だと思うんですけど、こういうケースですと。
相談者:
はい
坂井眞:
でしかも、取引で作っちゃった話なので、
相談者:
はい
坂井眞:
えー、ギャンブルで、借金を・・作っちゃったとか、そういう話じゃないんでね。
柴田理恵:
(ゴホン、んん)
坂井眞:
ま、そうする過程の中で・・
相談者:
はい
坂井眞:
え、当然ご自宅とか・・車も含めてね?
相談者:
はい
坂井眞:
えー・・返済に充てられてしまうことになるんだけど、
相談者:
はい
坂井眞:
ま、そうだとしても、弟さんはあれでしょ?自分で、もう、ちゃんと・・援助出来るように働いてらっしゃるので、
相談者:
はい
坂井眞:
今はご両親と同居ってことは、その抵当に入っている自宅に住んでるのかな?
相談者:
あ、はいそうです。
坂井眞:
弟さんはご家族は?
相談者:
えーと、おりません。
坂井眞:
あ、そうすると・・破産申立をして、その中で・・自宅っていうのはお父さんの、名義ですかね?
相談者:
あ・・はい
坂井眞:
で、そうすると、それがあの・・おー、破産手続きの中で、返済に回されてしまって、
相談者:
はい
坂井眞:
家を借りなきゃいけないっていうことになったとしても、
相談者:
はい
坂井眞:
ま、弟さんの、収入があれば、
相談者:
はい
坂井眞:
生活自体は成り立つっていう感じですかね?
相談者:
んん・・あっ
坂井眞:
で、だから・・
相談者:
はい
坂井眞:
あのお、自己破産申し立てるか、債権者の人が、破産申立をしてくれれば、一番いいと思うんだけれども、
相談者:
はい
坂井眞:
お父さんがその気にならないと・・
相談者:
うん
坂井眞:
あなたが代わって自己破産申し立てるわけにいかないし、
相談者:
そうですよね。
坂井眞:
うん
相談者:
たぶん、本人一番苦しいはずなんですけど・・
坂井眞:
うん
相談者:
「絶対に」・・なんか破産・・「自己破産も、したくないし会社もたたまみたくないよ・・」「俺の会社だ」か、「好きにさせろ」みたいなことを言われて・・正直、もう・・弟も・・可哀想ですし・・どうしていいのか分からないんですけど(苦笑)・・
坂井眞:
うん
えーと、どうしていいのかっていうのは・・
相談者:
はい
坂井眞:
あなたが言ってた通り、
相談者:
はい
坂井眞:
「俺の会社だから好きにさせろ」とおっしゃるんだったら・・
相談者:
はい
坂井眞:
「じゃ、わたしたちはもう助けようがありません」って、言うしかないと思いますよ。
相談者:
そうですよね。
坂井眞:
うん
相談者:
でも・・
坂井眞:
「好きにさせろ」と言いながら、月に「40万くれ」っていうのは・・
相談者:
そうですよね。
坂井眞:
それは、つじつまが合ってないでしょ?
相談者:
そうですよね。
坂井眞:
虫がいいっていうかね?
相談者:
ホントにそうなんです。
坂井眞:
うん、だ、それを、あの、ちゃんと、言わなきゃ。冷たいんじゃなくて・・
相談者:
いや、言ってます。
坂井眞:
当然ですよ、うん
相談者:
もう・・付き合いきれないし、
坂井眞:
うん
相談者:
本当に、どうなっても、構わないっていう・・
坂井眞:
うん
相談者:
ような状態になっていて、
坂井眞:
うん
相談者:
ま、そういったことも父に、伝えてるんですけれども、
坂井眞:
うん
相談者:
・・もう。まったく、何も聞く耳がないので・・
坂井眞:
あのお、
相談者:
はい
坂井眞:
そ、そこお、に、応じない?
相談者:
はい
坂井眞:
え、経済的な、援助をしないっていうことと・・
相談者:
はい
坂井眞:
えーと、冷たくするっていうことは別だから。
相談者:
はい、分かりました(苦笑)
坂井眞:
うん
相談者:
はい
坂井眞:
それ、やってる限り、甘えちゃうからね?
相談者:
そうですよね、はい
坂井眞:
それは、あの、逆の場合だってよく、あるでしょ?
柴田理恵:
(咳払い)
坂井眞:
あの、息子が・・
相談者:
そうですね。
坂井眞:
色々借金して来て、尻拭いして・・
相談者:
ああ
坂井眞:
またやって来てって。
相談者:
ああ
坂井眞:
何遍もやっていて、いい加減に・・
相談者:
はい
坂井眞:
止めないと、
相談者:
はい
坂井眞:
続きますよ、みたいな話はよくある話なんで。
相談者:
はい
坂井眞:
ま、たまたま、お父さんが今ちょっとその、ま、ん・・あの、借金っていってもね、仕事の関係だから・・
相談者:
はい
坂井眞:
あの、しょうがないんだけども、
相談者:
はい
坂井眞:
でもそれで、あの「好きにさせろ」と言って、
相談者:
はい
坂井眞:
でも子どもに「金貨してくれ」って言ってるんでは、
相談者:
うーん
坂井眞:
も「それは無理ですよ」と。
相談者:
そうですよね。
坂井眞:
あのお、「あなたのことは心配だけれども」、
相談者:
はい
坂井眞:
「我々としてはそんな」あ「面倒を看る能力はないし」、
相談者:
うん・・うん
坂井眞:
「あなたのためにもならないと思います」って・・
相談者:
はい
坂井眞:
いう姿勢をちゃんと見せることだと思いますね。
相談者:
はい。で、それを伝えてえ、は、おりまして、
坂井眞:
うん
相談者:
で、も、こうなると、債権者の方が破産という風に・・
坂井眞:
うん
相談者:
申告して、いただくう、しかもうない、ですよね?もう・・
坂井眞:
どちらかですね。
相談者:
そうですよね。
坂井眞:
うん、ただ破産申立するにはそれなりの予納金といって、費用を、
相談者:
はい
坂井眞:
裁判所の費用を予納しなきゃいけないから。
相談者:
ですよね。
坂井眞:
うん、わざわざ、そこまでえ、やってくれるかどうかっていう問題ありますよね。
相談者:
なるほど。
坂井眞:
で、ただ大口の、あのお・・債権者、がいて、
相談者:
はい
坂井眞:
返済が滞れば、
相談者:
はい
坂井眞:
そういう動きに出る人は・・
相談者:
うん
坂井眞:
出て、来る可能性ありますからね。
相談者:
・・分かりました。
坂井眞:
今、でも、滞ってるんじゃないですかね?かなり。
相談者:
いやもう相当滞・・って・・で、最近になってホントに・・この債権者の方から、督促の電話が・・
坂井眞:
うん、うん
相談者:
直接、何件かかかるようになったようなので、
坂井眞:
うん
相談者:
もう、かなりだと思うんですけれども。
坂井眞:
どこかでね?気づくと思うので。
相談者:
はい
坂井眞:
あなた達がちゃんとその・・いつまでも・・可能性のない・・
相談者:
はい
坂井眞:
え、面倒を看て・・いない限り、乃至は止めればね?そういうこと、もう止めてるのかな?そういう対応は。
で、弟さんも、
相談者:
もう止めています。はい
坂井眞:
うん
相談者:
はい
坂井眞:
弟さんも・・ま、それなりにお年になったお父さんお母さんを・・
相談者:
うん
坂井眞:
あ、見捨てるという意味ではないんだけれども、
相談者:
はい
坂井眞:
もしも破産、とか、ま、任意整理でもいいんですけれども、
相談者:
はい
坂井眞:
になった場合には、
相談者:
はい
坂井眞:
今のご自宅って結局借金の返済に充てなきゃいけなくなると思うから、
相談者:
はい
坂井眞:
そん時にどうするのか?っていうことも含めて弟さんも考えた方がいいかもしれないね。
相談者:
いや、も、弟はその辺りは随分考えてくれてるみたいなんですが・・
坂井眞:
うん・・で、逆にいうと、
相談者:
はい
坂井眞:
その時にあの、お父さんお母さんの・・ま、それは、弟さん次第だけど、弟さん、次第では・・
相談者:
はい
坂井眞:
そういう形になっていれば、お父さんお母さんの、あの、住むところも・・
相談者:
はい
坂井眞:
にもなるかもしれないしね。
相談者:
そうですよね。
坂井眞:
うん、いずれそういう問題になると思いますね。
相談者:
はい
坂井眞:
ぎ、銀行お、の、抵当権がついてるんですね、きっと。
相談者:
そうですね、はい
坂井眞:
銀行から、お金借りていて、銀行がその、事業資金を貸す時に?
相談者:
はい
坂井眞:
えー、じ、ご自宅に抵当権つけるっていうのは・・
相談者:
はい
坂井眞:
その、一般的にあることなんで。
相談者:
そうですよね。
坂井眞:
うん。でそれで、滞れば、
相談者:
はい
坂井眞:
当然・・強制執行して来ますから、競売をして来ますから。
相談者:
はい
坂井眞:
そうすっと家は、失うことになっちゃうから。
相談者:
はい
坂井眞:
そういう時のことまで視野に入れて、
相談者:
はい
坂井眞:
ま、逆に今そのお、お、あなた達に、余裕が、あったとしても?
相談者:
うん
坂井眞:
そういう時のためのお父さんお母さんになんか・・
相談者:
はい
坂井眞:
してあげなきゃいけないことって出て来ると思うから。
相談者:
そうですね。
坂井眞:
そういう意味でも、今、無駄に・・
相談者:
はい
坂井眞:
無駄にっていうと怒られちゃうけど、
相談者:
いえいえ
坂井眞:
えー、見込みのない形でね?
相談者:
はい
坂井眞:
お金をつぎ込んじゃうのは止めた方がいいと思う。
相談者:
はい、そのためにだから弟は、一切お金を払わないで引っ越し資金を今貯めてる状況なんですけど、
坂井眞:
うん
相談者:
引っ越しというか、家を出た時の・・はい
坂井眞:
そうそれ、それ、正解だと思いますよ。
相談者:
あ、はい
坂井眞:
うん
相談者:
分かりました。
坂井眞:
あの・・喧嘩しなくてもいいけど、出来ないことは出来ないと。
相談者:
はい
坂井眞:
そうやってお父さんに、分かってもらうのが一番の親孝行だと思いますよ。
柴田理恵:
(咳払い)
相談者:
はい
坂井眞:
うん
相談者:
それをホントにずっと、言っています。
坂井眞:
あ、はい
相談者:
(苦笑)はい、本当に・・
坂井眞:
それで間違いないと思いますよ。うん
相談者:
分かりました、ありがとうございます。
(再びパーソナリティ)
書き起こされた文章には表れてないのですが、坂井弁護士が時々含み笑いをしながら回答されているのが気になります。
相談者は藁にもすがる思いで相談されているのです。
私は聴いていて不快になります。
この相談者さんはご自分でもう十分法律のことは調べられていて、知りたかったのは、頑固な父親を説得する方法だったんでは?
それなのに、坂井先生ったら。。。意地悪な感じですよね。
相談者さんの父親はちょっと年齢的なこともあって柔軟に物事を考えられないのではないでしょうか。大変ですよね。
坂井弁護士だけでなく、今井さんや田中さんなどの含み笑いもいつもの事ですが、ちょっとイヤですね。相談者がはっきり答えないのに業を煮やしたのか、「じゃ、マイナスか」と発言したとこにも、疑問を感じました。
今回の回答は相談者の想定を超えたものでは無かったようですが、弁護士以外の回答者だったら、どうだったでしょうかね。
だけど、この手の相談者って
なんだかんだで親を助けちゃってる
弁護士の坂井先生じゃなく他の回答者でも言いよう無いと思うよ。
三石先生なら「あなたが相手するから悪い、親を切りなさいよ」って言いそうだし
その三石さんの回答を聞きたかったですね〜。まさに仰る通りの回答になりそうですが。
たしかに法律相談としては、これ以上の回答をしようがないと思います。相談者が回答のほとんどをすでに理解しているようですし(まあ、年齢からいっても当たり前だけど)。
お父ちゃん意地になってるのかな。
羽振りのいい時代が長かったんだろうな。
だからまだ何とかなると思ってる。
時代を読み間違えるとこんな風になりがち。
現実に目を向けて欲しいね。
相談者の考えてることと、今行動してる事は間違ってないんだから、そのまま突き進むしかないよ!って事だとおもった。
お父さんがそれを理解するしないは別の問題。相手は変わらないんだから自分が貫かないと。