娘がネグレクト。真夏の部屋に孫2人だけ一週間。最悪な時期は脱したものの

テレフォン人生相談 2019年11月19日 火曜日

パーソナリティ: 今井通子
回答者: 高橋龍太郎(精神科医)

相談者: 女67歳 夫71歳 二人暮らし 娘45歳 夫は単身赴任 寮に入っている長男高校1年生 次男小学5年生

今井通子:
もしもし?テレフォン人生相談です。

相談者:
よろしくお願いします。

今井通子:
今日はどういったご相談ですか?

相談者:
2年ほど前から、あの、娘が、もうわたし達と、ぜ、絶縁状態になっております。

今井通子:
はい

相談者:
で、それを、あのなんとか、修復、出来ないかという・・あの、そう方法を、お伺いしたいと思ってお電話しました。

今井通子:
はい
まずあなたおいくつですか?

相談者:
はい、わたし67歳

今井通子:
67歳

相談者:
あの、夫と二人暮らしです。

今井通子:
ご主人おいくつ?

相談者:
はい。70、い、1歳です。

今井通子:
71歳

相談者:
はい

今井通子:
ご主人は何か、仕事されてますか?

相談者:
あ、いえ、あの、もう、退職しまして、今、時々アルバイト行ってる、行ってるんです。

今井通子:
あ、でもアルバイト行ってらっしゃる?

相談者:
はい

今井通子:
あなた自身は?

相談者:
あ、わたしももう退職しまして、もう3年目です。
あの、パートですけれども、一応ずっと長く働いてました。

今井通子:
で、お嬢さんってお一人?

相談者:
はいそうです。

今井通子:
おいくつですか?

相談者:
今45歳です。

今井通子:
45歳。お住まいは、お嬢さんは・・

相談者:
別のところに、住んでます。

今井通子:
うん、別のとこに住んでらっしゃる。

相談者:
別の市に住んでます。

今井通子:
お嬢さんと・・子どもの頃はなんでもなかったの?

相談者:
あ・・も、全然普通の、もう、仲のいい親子だったんですけど、

今井通子:
はい

相談者:
2年前に、な、前からちょっと、した事情がありまして。

今井通子:
お子さんは・・大学?

相談者:
いえ、あ、そうじゃなくて専門学校で・・

今井通子:
あ、専門学校、はい

相談者:
あの・・ええ
看護師の・・

今井通子:
看護師さんやってらっしゃんのね?

相談者:
そうです。はい
あの4年前に、

今井通子:
はい

相談者:
娘の連れ合いですね、お婿さんが、

今井通子:
はい

相談者:
あの、単身赴任で、ちょっと遠方へ、行かなきゃならなくなって、

今井通子:
はい

相談者:
それが・・あ、その娘たちは、しょ、長男と次男といるんですけど、

今井通子:
はい

相談者:
その長男の子が、小学校6年生の時に・・あの、単身赴任になって遠方へ行ってしまったんですね。

今井通子:
はい

相談者:
下の子は小学校1年生、これも男なんですけど、

今井通子:
はい

相談者:
おりまして。

今井通子:
はい

相談者:
んで、その子は、まあ、普通で別に問題なかったんですが、

今井通子:
はい

相談者:
その、小学校6年生の子が・・卒業間近ですね、

今井通子:
はい

相談者:
その頃になって不登校になってしまって、

今井通子:
はい

相談者:
教育相談受けたり、こ、娘もお、物凄く、悩んでまして、

今井通子:
はい

相談者:
発達障害じゃないか?とか・・

今井通子:
ええ

相談者:
そうい、あの、検査を受けたんですけど、

今井通子:
はい

相談者:
別に、それもないっていうことで。結局原因が分からず・・も、ただもう、学校行くのめんどくさいっていう・・ことだったらしいんですけど、

今井通子:
いじめは関係なかった?

相談者:
いじめもなんにもなかったんです。

今井通子:
あーあ、はい

相談者:
娘が、すごく悩んでる、最中にもですね・・

今井通子:
はい

相談者:
も、お婿さんが・・あの、海外旅行へ行ったりですね・・

今井通子:
はい

相談者:
結構、勝手なことをやって、たみたいなんですね。

今井通子:
はい

相談者:
んで、まあ、娘でえ、も、ま・・やっぱり面白くないですよね?

今井通子:
はい

相談者:
それで、段々と、こう、もう自暴自棄になって来て、

今井通子:
ええ

相談者:
その、次の年、中学1年になったんですけど、その中学1年の時も、その、男の子は、学校行かなくて。

今井通子:
はい

相談者:
ずっと3年間行ってないんですね。

今井通子:
はい

相談者:
もホントに、数えるほどしか行ってなくて。

今井通子:
はい

相談者:
で、その、中学1年生の頃にですね・・娘が大型、バイクの免許を取ったんですよ。

今井通子:
はい

相談者:
んで、なんか仲間とツーリングに行ったり・・で・・

今井通子:
これは、お嬢さんがそうし始めたの?

相談者:
そうなんです。

今井通子:
はい

相談者:
中学1年ん、の子はもう、ずっと家(うち)にいて

今井通子:
はい

相談者:
中学2年になっても家(うち)にいて3年もずっと家(うち)にいて、

今井通子:
はい

相談者:
で、その、3年生の・・

今井通子:
はい

相談者:
ていうことは去年なんですけど。

今井通子:
はい

相談者:
去年の8月頃って去年暑い夏でしたけど。その暑いと、夏に、

今井通子:
はい

相談者:
娘が一週間ぐらい、あの、留守したらしいんですね。

今井通子:
はい

相談者:
わたし達も知らなかったんですけど。

今井通子:
はい

相談者:
で、暑いんだけれども、エアコンもつけずに、あの、子ども達、だけで家(うち)にいたらしいんですよ。

今井通子:
あー、はい

相談者:
で、エアコンなんか自分で、つけようと思えばつか、つけられるんですけど、

今井通子:
うーん

相談者:
なんか上の、その、不登校の子が、学校行ってないってことに、一応、ひ、引け目っていうかなんか、あったみたいで。
あの、「エアコンなんか使うと電気代がかかるから」・・って言って弟がエアコンつけると消してちゃって、「扇風機だけで我慢しとけ」っていう感じで。
で、ずっと一週間、いなかったらしいんです。そ、二人だけで過ご、過ごしてたらしいんです。

今井通子:
はい

相談者:
で、その時に・・あのお婿さんが、ま月に一回ぐらい帰って来るんですけど。

今井通子:
はい

相談者:
あの、家に帰ったら、その暑いところで二人でいたっていうので、

今井通子:
うん

相談者:
これは虐、「虐待だ」って言って。

今井通子:
うん

相談者:
あの、お婿さんが言い出したんですね。

今井通子:
はい

相談者:
で、それからは夫婦仲も悪くなって、

今井通子:
はい

相談者:
進路決めなきゃいけませんよね、中3ですから。

今井通子:
あ、はい

相談者:
全寮制の高校がありまして。
で、そこへ、なんとか、入れてもらったんですけど。

今井通子:
はい

相談者:
そうなる前にですね、お婿さんが週に一回ぐらい家(うち)に帰るようになって、

今井通子:
ええ

相談者:
ようやく・・その上の子の、世話焼いたり、なんかし始めたんですけど、
それまで全然ノータッチだったんですよ。

今井通子:
はい

相談者:
あの、その娘たちと、わたし達、夫婦ですね・・

今井通子:
はい

相談者:
仲がもう、こっちから電話してももう着信拒否になってるし、ここの、2年ぐらい娘と顔合わしもしないし、話も出来ないような状態なんです。

今井通子:
はい

相談者:
で、娘たち、夫婦も、もうそういうことで仲が悪くなってるし、

今井通子:
はい

相談者:
ん、ていうと今度、その下の、子どもがね?、あの今あ、小学5年生になったんですけど、

今井通子:
はい

相談者:
もう、その子のことも心配なんですよねえ。

今井通子:
はい

相談者:
育児放棄とか家事も何もしてなくて。
晩ご飯も何も作ってないらしいんですよ。子どもに対してやっぱり良くないことは分かってるので、なんとか・・えー、い、いい方向に・・向かないかなと思って・・

今井通子:
あなた方と、お嬢さんが壊れちゃった、原因は何なんですか?

相談者:
あ、あの、2年前に、その・・大型バイクの免許を取って、ツーリングなんかに行くのに、わたし達に、あの、ご飯の支度、ま、「ちゃんと食べさし」い、「に」、「ちょっと来たって」っていう感じで・・
で、わたし達が行ったんですね。

今井通子:
はい

相談者:
下の子がね?、お母さんに「家(うち)におって欲しい」っていうようなことを、あ、言うもんで、
「『あの子がね?』」、あの、ま、「『お母さんに家(うち)におって欲しい』って言うとったよ」って、言ったんですよ。

今井通子:
はい

相談者:
そしたら、それが、もう・・気に入らなかったみたいで、

今井通子:
はい

相談者:
も、それから絶縁状態なんです。

今井通子:
言った時には何か返事返って来ました?

相談者:
お婿さんと・・その、結婚した、きさ、け、きっかけがですね・・

今井通子:
ええ

相談者:
あの、わたしが、「結婚相談所っていうか」、&#△、「紹介するようなところに」ね?

今井通子:
はい

相談者:
あの「登録したらどう?」って言って・・で、ま、何人かと、おに、お見、お見合いをして、

今井通子:
はい

相談者:
で、今の人が、あの、ま、一番良かったみたいで、ほんで「この人と結婚することにした」って、い・・いう感じで、ま、自分で見つけて来たんですよ?
2年前の、その、「こんなこと、この子が言うとたよ」って言ったら、あの、「あんたがね」、あな「あんな結婚相談所なんか連れてくでいかんのや」ちゅうて、で、あん、「こんな人と結婚したもんでわたしは」も、「こんな子が出来た」とかね?・・ん、言うんですよね。

今井通子:
うん

相談者:
それきり、もう、電話が、も、なに、こちらから電話しても着信拒否って、も、それからなんです。

今井通子:
「こんな子どもが産まれたのは」っていうのは・・

相談者:
ええ

今井通子:
お子さんに対しても、不満を持ってるっていうことですよね?

相談者:
あ、そうです。娘はね?その長男が学校行かなくなったので、

今井通子:
うん

相談者:
もう、すごく嫌いになったんです。その子を。
それまではすごく可愛がってたんです。

今井通子:
「こんな子ども」と言ってんのはご長男のこと?

相談者:
そう、そうです。

今井通子:
お子さん達を放ったらかしのまんまあ・・

相談者:
はい

今井通子:
出掛けちゃうっていうのが、お嬢さんが壊れちゃったっていうこと?

相談者:
ええ、ええ、そうです。家事も育児もしない。
たまにその、下の子に、電話をわたし達に掛けさせて、「何月何日に、またライブに行くから」あの、ま、「ちょっと面倒看て欲しい」っていうようなこと、下の子に電話を掛けさせるんですよ。

今井通子:
そうすると、じゃもう一度・・何を・・ご相談なさりたいか?・・

相談者:
あの、娘たち夫婦がね?

今井通子:
うん

相談者:
まず仲良く・・で元に戻ってもらいたい。
そうなろ、なってもらいたいと思ったら、まずわたし達と娘が仲直りしないと・・どうしようも、ないんじゃないかな?と思うんですけど。

今井通子:
分かりました。
今日はですね・・

相談者:
はい

今井通子:
精神科医の高橋龍太郎先生がいらしてますので、

相談者:
はい

今井通子:
伺ってみたいと思います・・

相談者:
はい

今井通子:
先生よろしくお願いいたします。

(回答者に交代)


「娘がネグレクト。真夏の部屋に孫2人だけ一週間。最悪な時期は脱したものの」への8件のフィードバック

  1. 夫婦仲が悪く、父親が子供の世話をすると母親は子供との仲が悪くなる。
    これで安定している不思議な関係。
    子供が大人になり結婚することがあってもモデルの親がこれだから上手くいかないだろうな。

  2. 初めて言葉を交わす他人に対して状況を説明する場合、あらかじめ状況を整理してからお伝えしないと、人によっては煩がられるだろうなと感じた回。お年寄りだからやむを得ないが、自分にとって自戒するためと思えて良い勉強になった。

  3. 暑い夏に子供2人だけで、1週間過ごしたなんて(多分、父親にもおばあちゃんにも助けを求めず)…辛かったです。
    今も、明らかなネグレクトがありそうなのに、「今はぎりぎり大丈夫、そっとしておいてよい」というアドバイスは納得できませんでした。
    ぜんぜん大丈夫じゃない!
    せめて、孫たちに「おばあちゃんのところにいつでも助けを求めてよい」「おばあちゃんたちはいつも味方だよ」と伝えてあげて欲しい、と思いました。

    でも、どんなに心配でも、たとえ娘家族でも、他人の家に介入するのは難しいのだな、とも感じました。
    虐待死事件があると、どうして、親戚や周りの人は気づかなかったのか、助けてあげられなかったのか、と思うけど、今回のように、一応、両親ともいて、仕事もしていて、学校に行っていて、という状況だと分かりにくいし、介入しにくいと思いました。残念です。
    子供たちが救われますように

  4. 今日は大原先生にご担当して欲しい案件でした!大丈夫ではないよってほとんどの方々が感じたのではないでしょうか?

  5. 子が親になった時点で、その大親ができる役目は終わった
    見守る。とは安い覚悟で成り立つことではない
    子供には、見守る。ことしかできない
    貴女は立派に娘を成人させ今に至るのだから胸を張ればいい
    だが、そこから先の娘の生き様に引け目を感じるならば
    それは貴女のエゴなのでは
    負け戦、側につく覚悟こそ、見守る。意味なのではなかろうか?
    負け戦。にもなっているとも思えない
    命に係わる事や犯罪が含まれる事でもない
    娘の生き様を誰かと比べてはいませんか?
    こうなってありたい。が貴女の不安

      1. 子どもを見守るってことは、相当の忍耐と覚悟が必要な大変な作業なのだから、口で言うほど簡単ではない。
        ましてや成人した子どもをコントロールしようとしたって、できるはずがない。
        それなのにコントロールしなくては…と思うのは、自分の子どもはこうであらねばならない、という親のエゴから来るものだ。

        と、言いたいのでは?

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