テレフォン人生相談 2020年11月3日 火曜日
最近、自死を図ろうした(図った?)相談者。
なんでこうも自分を傷つけてしまうのか?
私生児として生まれ、母の虐待とイジメに遭った10代。
冬場になると、テントや車内で暖を取ろうとして、七輪などを使った事故が起こる。
不完全燃焼によって発生した一酸化炭素中毒だ。
これを逆利用する人たちが後を絶たない。
もっとも、相談者みたく室内で目的を遂げようとすると量が必要になる。
練炭一個でも不可能ではないが、進行が緩慢なので頭痛や吐き気などの初期症状の段階で思いとどまることが可能。
ただし中途半端が過ぎると、脳だけが破壊され、生きる屍となる場合もある。
「死ねなくて・・」
苦痛に耐えきれなかったか、
死の恐怖か、
生への未練か
はたまた、寝て起きただけか。
そんときは冷たく感じた、かつてのスクールカウンセラーの言葉は実は刺さってたのね。
結局は自分を守れるのは自分しかいない。
高校入学後間もない中間テストで周囲の見る目が変わったのを実感し、さらに先生に級長まで託される。
プチサクセスストーリー。
4位という鮮明な記憶。
味わったことのない快感だったのでは。
人間関係そのものに直接抗(あらが)おうとせず、勉強で差をつけようと考えたのは優れた目のつけどころ。
いじめられっ子は参考にするといい。
勉強じゃなくったって何だっていい。
続かなかったのはなぜかしら。
勉強が麻薬になったって不思議じゃないのに。
自傷行為に漬かるまでのストーリーは分かりづらい。
優越する快感より、人を助けてあげることの誘惑が勝ったってことかしら。
劣等感の激しい人にとって、人の役に立てるというのはとてつもなく価値が大きいのかもしれん。
頼られる高揚感にしなくていいことをする男。
勤務先の痴話に首つっ込んで現実味ない訴訟ブラフに怯えるパパラッチ
パーソナリティ: 今井通子
回答者: 三石由起子(三石メソード主宰、作家・翻訳家)
相談者: 関西なまりの女34歳独身 母は他界 4人姉妹の末っ子