嫁には結婚前からタトゥーが彫られていた。孫も出来て1人悶々とする
テレフォン人生相談 2020年4月11日 土曜日
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 野島梨恵(弁護士)
相談者: 男67歳 妻64歳 二人暮らし 子供は3人 長男35歳 長男の嫁36歳 孫もいる
今日の一言: 素直な自己表現と自分の独自性の主張とは、これはまったく違います。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
あ、よろしいお願いします。
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
はい、最初に年齢教えてください。
相談者:
はい、67歳
加藤諦三:
えー、奥さん何歳ですか?
相談者:
え、64歳
加藤諦三:
お子さんは?
相談者:
3人、おります。
加藤諦三:
一緒に生活してんのは・・
相談者:
家内と2人暮らし
加藤諦三:
で、どんな相談ですか?
相談者:
長男の嫁にですね・・
加藤諦三:
はい。長男何歳?
相談者:
えー、35歳。所謂タトゥーが入ってまして。えー、ちょっと・・
加藤諦三:
刺青ですね?
相談者:
まあ、そうですね。
加藤諦三:
はい
相談者:
孫のことですとか、今後のことで・・ま、できればちょっとご相談したいなと思いまして。
加藤諦三:
ああ、なるほどね。
「できれば相談したい」っていうのは・・あ、あなたから見ると・・
相談者:
ま、孫の・・
加藤諦三:
あ、孫が、お母さんが、刺青が入ってるっていうのがあ・・
相談者:
はい
加藤諦三:
問題だからやめさせたいという気持ちがある、ということ?
相談者:
うん、まあ、本来は・・消したいんですけれども、
ま・・結局長男がそれを選んで・・嫁にしてますのでえ、
ま、わたしがそこまで言ってはいい、いいのかな?というのもありますし、
まあ、孫の行末と・・あと今後の、近所とか・・あー、あと、そのほかの孫たちとの関係で・・何か・・わたしとして、できることがあればなというところなんですけど。
加藤諦三:
近所とか・・
相談者:
え
加藤諦三:
今、そ、ほかのお孫さんの話をしましたけど、ほかの方は知ってるんですか?
相談者:
知らないです。
加藤諦三:
お嫁さんが・・あの、タトゥーをしてるということは・・あなた、と・・この、ごく・・
相談者:
うん、家内ぐらいです、と・・あと、ま、そうですね、当人2人ですね。
加藤諦三:
あなたの、奥さんのほうは、やっぱりあなたと同じ考え?
相談者:
ちょっとそこは、なんとも、わたしも・・確認はしたことないです。
加藤諦三:
というよりも、2人でこのお、問題を話すのがなんとなく怖い?・・意見が・・割れ・・
相談者:
うん、まあ、わたしとしては、なんか、やはり、1人で悶々としてるのかもしれません。エヘ(苦笑)
加藤諦三:
あーあ
やっぱ、あなたとすれば、当お、当然受け入れ、がたいということでしょうね?
相談者:
うん、まあ、そうですね、け、結論的にはそうなっちゃうんですけど。
加藤諦三:
それで、あなたが・・受け入れがたいということを長男は知っているわけ?
相談者:
・・そうですね、一度お、ま、夏う、場になると薄着になったりするもんですから、
加藤諦三:
ん、はい
相談者:
孫のお、ちょっとした、集まるようなところに、平気でえ・・見せる服を着て、出てたもんですから・・
そ、嫁にはそん時何も言わなかったんですけど、
加藤諦三:
はい
相談者:
長男には・・
加藤諦三:
はい
相談者:
うん、「ちょっとどうなんだい?」っていう話は・・1回だけしました。
加藤諦三:
長男どうした?
相談者:
ま、「伝える」ということは言ってくれて・・
加藤諦三:
伝えたあと・・そのお嫁さんの・・態度はどうなったわけ?
相談者:
え、一応守っては、くれ、てると思います。
わたしのいるところでは、ん、あの、そういう格好はして来ないです。
加藤諦三:
まあね、刺青についてはね?
相談者:
はい
加藤諦三:
これは、あの、文化によってかなり・・
相談者:
うん
加藤諦三:
感覚が違うん・・
相談者:
そうですよね。
加藤諦三:
ねえ?
相談者:
はい
加藤諦三:
まあ、に、あ、日本人の場合には・・ま、あなたの感覚が・・の、人のほうが、多いん・・でしょう・・
相談者:
そうですね。
加藤諦三:
し、けれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
アメリカなんかに行くと・・
相談者:
うん、うん
加藤諦三:
別に、あなたのような感覚でない人・・
相談者:
はい
加藤諦三:
ですよね?
問題は、お・・お嫁さんが・・なぜ・・日本の文化の中では・・人々があんまり受け入れられない、そういうことをなぜ、しているのか?ということですよね?
なんで・・その、刺青してるというふうに・・おも・・
相談者:
うん、まあ、今の、ふうに言うとファッション・・というふうにしか・・捉えてないですね。
加藤諦三:
と、ごく普通に、アメリカ人なんかが、考えてるファッションの、1つというふうに考えてるという、あの、お嫁さんはね?
相談者:
うん
加藤諦三:
すとお嫁さん、の、その感覚というのはあれなんですか?・・お嫁さんの方はあ・・世間の目とか、そういうものを、を考えないでえ・・自分の感覚を大切にして、生きているという、そう言う・・
相談者:
そうですね。
加藤諦三:
こと?
相談者:
そういう、まさにその通りですね。
加藤諦三:
うーん、そいでそのことお、で、35歳の・・息子さんとの、夫婦関係が・・上手く行かなくなるなんてこともないってことですね?
相談者:
そうですね。
息子は、それを知って嫁にしてますから。結婚してますから。
加藤諦三:
うん
相談者:
ま、あの、そういったところでの、夫婦間は何も・・トラブルはないと思います。
加藤諦三:
何もないわけね?
相談者:
はい、わたし、だけですね。
加藤諦三:
・・そうすっと息子さんは、あなたの気持ちのほうとは分かってるわけ?、これは別になんでもないことでこれ・・
相談者:
そうですね。
加藤諦三:
好きな、好きな人がやってるだけっていう、ただ、それだけの話だと・・いうふうに・・息子は、さんは考えてんだけども、
・・あなたから考えると、日本の文化の中では・・これは問題だと。
相談者:
うん、そうですね。
加藤諦三:
で、これから・・孫の・・まあ、幼稚園行く、小学校行くということの中で・・
相談者:
はい
加藤諦三:
いろんなことがあるから・・
相談者:
うん
加藤諦三:
これやめてもらいたいと。それで今日の相談というのはそうすると、やめてもらうには、どうしたらいいんだろう、か?
或いはこのまま・・黙ってたほうがいいんだろうか?っていう、そういう・・相談で・・
相談者:
そうですね、そこですね、まず、はい
加藤諦三:
はい・・はい、分かりました。
相談者:
はい
加藤諦三:
今日はあの、スタジオに弁護士の野島梨恵先生がいらしてんので、
相談者:
はい
加藤諦三:
伺ってみたいと思います。
相談者:
はい
(回答者に交代)
親戚の子供が通っていた幼稚園の、行事を見に来ていた保護者で腕に刺青を入れている人がいました。
近寄り難く引いてしまいました。
入れ墨を入れた本人とその人を選んだ配偶者は満足しているのでしょうが、彼らの子供を取り巻く人間関係は微妙でしょうね。
野島さんの回はコメントも少ない。
刺青を入れることを一種の自傷行為だと認識すれば、いろんな問題で心に空いた隙間を入れ墨でカバーすることで、自分を認めて欲しい自己承認欲求でもあるのでしょう。
としても、同じ柄の(徐々に増えてく人もいるけど…)肌着を一生着続けるって なんかダサい!
まっ、その人の人生なんだし人に迷惑かけなければ ご勝手に!
不思議なのは、妻とは特に話し合ってないということ。ならば、もしかして息子の嫁に何らかの惹気を感じているのではないか。
刺青は禁忌の香り、当然それは性的な魅力なのでは。
相談者は邪な気持ちを断ち切ること。理路整然とした話しぶりから、それは大して難しいことではないだろう。
理論整然と間違いを犯すのが人間