未婚で生まれた私。60年前に亡くなって認知した父の相続は有効か?
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
はい
加藤諦三:
あなた、悩んだ声でないですね?非常にはっきりしてて明るい声してますよね?
相談者:
あの、気持ち的にはあ、自分でえ・・母からは、聞かされていたんですけども、
加藤諦三:
うん
相談者:
ホントにその言葉だけを信じていいのかな?っていうのとかがあってえ、
加藤諦三:
うん
相談者:
すごくモヤモヤした感じでずうっとそれが、来ていてえ・・
加藤諦三:
うん
相談者:
その気持ちを・・ちょっとスッキリさせて、
加藤諦三:
あーなるほどね。
相談者:
自分で、
加藤諦三:
分かりま・・
相談者:
前向きに・・
加藤諦三:
うん
相談者:
生きていきたいなあって・・
加藤諦三:
うん
相談者:
思う気持ちがあったのでえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
お電話させていただきました。
加藤諦三:
あー、そうですか。
相談者:
はい
加藤諦三:
あの、財産権があってね?
相談者:
はい
加藤諦三:
愛の、ない場合とね?
相談者:
はい
加藤諦三:
財産権はないけど、
相談者:
はい
加藤諦三:
愛がある場合とではね?
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたどっちがいい?
相談者:
やっぱり愛が入ったほうがいいです。
加藤諦三:
愛があったほうがいいよ、いいですよね?
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたの場合には、
相談者:
はい
加藤諦三:
愛があるってことが、
相談者:
はい
加藤諦三:
いろいろなことから分かってるわけですよ。
相談者:
ん、はい
加藤諦三:
んねえ?
相談者:
ありがとうございます。はい
加藤諦三:
だからあ、あなたの人生っていうのは、
相談者:
はい
加藤諦三:
お父さまが、あなたが亡くなられて1、2ヶ月で亡くなられたって言いますけど、
あなたの人生の意味っていうのは大きな意味があったわけでしょ?
相談者:
母にい、すごく大切に育ててもらったなって、今んなると、すごく思うのでえ、
加藤諦三:
うん
相談者:
それに対して母に、傷つけるようなことはあ・・
加藤諦三:
うん
相談者:
してはいけないなあと思うのでえ
加藤諦三:
うん
相談者:
確かに財産っていうのは、もし、あればあ、ほしいっていう気持ちは確かあるんですけども、
それによって今ある物を、壊されるっていうほうのほうがあ・・
加藤諦三:
うん
相談者:
すごく嫌なのでえ・・
加藤諦三:
今あなたは、あの、心が充実してるからね?
相談者:
そお&#△%
加藤諦三:
そういうような、か、考え方とかできるので、
相談者:
はい
加藤諦三:
このままのね?
相談者:
はい
加藤諦三:
今のあなたの状態で、
相談者:
はい
加藤諦三:
大迫先生がおっしゃったことを・・うん、心に、置いてですね、
相談者:
はい
加藤諦三:
今のように・・しっかりと意味のある人生を送ってください。
相談者:
ありがとうございますう。
加藤諦三:
はい、どうも失礼します。
相談者:
はい。どうもすいません、ありがとうございましたあ。失礼いたしまあす。
加藤諦三:
お金で人生の価値を計る人は不幸な人です。
今60の人の子供時代、認知されたとは言え愛人の子という立場は半端じゃない苦労があったはずなのに、育ちに関する愚痴ゼロ、母親に感謝の言葉。なかなか出来た人だと思う。
遺産も何がなんでもって話じゃなく、なんとなく心に引っ掛かってたんだろうね。
この相談そのものより、管理人さんのコメントが読み応えあって嬉しいです。
こういう謎解きっぽい解説の大ファンです。今後ともよろしくお願いします。書き起こし共々感謝しております。
母親の最晩年に遺した、暈した言い方がずっと気になった‥の方が強いのかな。相続権よりも。自己を憐れむ風でもない、生活に困ってるという風でもない口調だったから。あとは管理人さんのご指摘通り、半世紀以上生きて全く戸籍謄本を取得しなかったという人生とはありえるのか、という点。やはり父親欄は見ているのではなかろうか。体張って生きた母親と、感謝する相談者。それで良いのではないか。
余談書けば、15年程前に市民課で働いていた時、婚姻届提出の際に戸籍謄本は必須だった。相談者の年齢を考慮すれば、住民基本台帳ネットワークも無かった時代に婚姻したと思われる。やはり結婚の時点で戸籍謄本を相談者自身は見た可能性はある。