あれから7年。健全に育つ内なる女性を前に被害感情の整理に番組を訪れた26歳
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
今あ、消え入りそうな声で、「はい」、「はい」と言ってんですよ。
相談者:
はい
加藤諦三:
二十歳のときに、この事件が起きる前から、
相談者:
はい
加藤諦三:
人間関係で、
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたこういうふうに引っ込み思案だった。
相談者:
はい
加藤諦三:
そういうようなところがあったの?
相談者:
学生時代にいじめられてたっていうのもあるので・・
加藤諦三:
あー、いじめられてたのはいつう?
相談者:
小中学校ですね。
加藤諦三:
どの程度いじめ?
相談者:
持ち物を壊されたりとか、
加藤諦三:
うん
相談者:
階段から突き落とされたりだとか・・
加藤諦三:
ということは、あなたね?
相談者:
はい
加藤諦三:
さっき「怖い」っていうのを・・
相談者:
はい
加藤諦三:
男性の性的なことだけか、それとも、対人恐怖症のように人が怖いのかっていろいろ聞いたときに、
相談者:
はい
加藤諦三:
基本的に・・周囲の世界が怖いんじゃない?
相談者:
結構、人の、目とか気にしてまして・・
加藤諦三:
うん
相談者:
はい
加藤諦三:
だから、虐められてえ・・周囲の世界が怖い。そこで19歳20歳・・のときにこの事件が起きた。
相談者:
はい
加藤諦三:
そうすっと、この事件が起きたっていうのは・・本当に暴力的に、性的な行為を強いられたの?
相談者:
そうです。
加藤諦三:
全部衣服を脱がされて。
相談者:
全部ではないですけど、下だけですね。
加藤諦三:
うん
そいであなたは、いじめられているからね?
相談者:
はい
加藤諦三:
抵抗するっていう感覚が・・なくて怖いん、だろうね。
相談者:
そう、抵抗、できてないん・・
加藤諦三:
抵抗はまったくできてないですよね?
相談者:
はい
加藤諦三:
そうすっと、小学校中学校のいじめ分かりました。
相談者:
はい
加藤諦三:
二十歳の頃の、事件も・・分かりました。そのほかになんか・・あなたが自分の・・気持ちをはっきりと人に、言えないようになる、理由っていうのは、なんかほかになんですか?
相談者:
変わったことない思います。
加藤諦三:
そうすっと先ほど大原先生がおっしゃったように・・・
相談者:
はい
加藤諦三:
この事件を、
相談者:
はい
加藤諦三:
自分ん、の・・上手く行かなかったことの合理化に使っていると。そういう解釈でいいわけね?
相談者:
はい
加藤諦三:
納得行ってれば、もう、簡単なんです、あなたの・・
相談者:
はい
加藤諦三:
今までの行動を変えればいいんです。
相談者:
はい
加藤諦三:
それだけです。
相談者:
はい
加藤諦三:
つまり会の途中で帰るということをもう止める。
相談者:
はい
加藤諦三:
会の、途中で帰るという行動によって、
相談者:
はい
加藤諦三:
この事件をずうっとあなたはどんどん、どんどん、男に対する恐怖感を・・肥大化してったの。
相談者:
はい
加藤諦三:
だから今までの行動を全部・・やめる。
相談者:
はい
加藤諦三:
やめることで、男に対する恐怖感はどんどん今度は減少して行きます。
相談者:
はい
加藤諦三:
それでよろしいですか?
相談者:
はい、分かりました。
加藤諦三:
分かった?これから、きっちり生きていける自信は・・大丈夫ですね?
相談者:
はい。ありがとうございま・・
加藤諦三:
はいどうも失礼します。
相談者:
はい、ありがとうございましたあ。
加藤諦三:
人間の行動は、背後にある動機となった考え方を強化します。
相談者さん。無理する事無いですよ。飲み会も事情を説明して辞退しましょう。無理やり最後まで参加するなんて、荒療治もいいとこです。カウンセリングにかかり、ゆっくりトラウマを解消しましょう。
こんなに重い悩みを背負っている人に、何と言えばいいかわかりません
比べてはいけないけど、先日のやる気のない元教師の相談はどうでもいい悩みだった
管理人さんの解説ありがとうございます。
私たちよく聞いてるリスナーからすると、話の展開がよくわかるのですが、それでも、必要ないんじゃないかと思う件(服は脱がされたのか?抵当できなかったのか?)などがあったとは思います。
襲われてる時に、とっさに大きな声を出すのも、もちろん抵抗するのも、女性はその場では難しかったりします。
私は、いきなり胸を触られたり、露出狂に出くわしたこともありますが、声を上げれませんでした。
露出狂の場合は、他にも同じタイミングの被害者はいましたが、声を上げれていなかったです。
こういった詳細を語らせるのは、セカンドレイプになると、私も思いました。
服を脱がされた、声を上げれなかった云々がなくとも、話の流れを作ることは可能だったと思いますし、プロなのですから、そうして欲しかったなぁと思いました。
私のように考えるTwitter民も、多いのではないでしょうか。
Twitterは最早「各個人が自分の物差しで殴り合う」場と化した。Twitter離れも加速しているし、自分もアカウントこそ保持しているが閲覧はめっきり減った。
実は自分もネット代弁者を気取って相談者叩きをしていた時期がある。就職の失敗、親からの嫌がらせ、小中高と長年に渡る底辺カースト暮らしの劣等感‥様々な欲求不満をネットで晴らしてした。頭がどっぷりと脳内麻薬に浸かっていた。その危うさに気づいた時には社会から孤立していたし、社会復帰には時間がかかった。ネット代弁者へ浸かるのはあっという間だけど、回復は倍の時間かかる。
何故長々自分のことを書いたかというと、相談者が自分やTwitterのネット代弁者のように「攻撃」に走ってなければいいな、と願ったから。匿名の場とは言え、体験をアウトプットしたのは大きな一歩である。他の方のご指摘のようにカウンセリングでもアウトプットしていき、ご自身と対話できれば、と願うばかりである。あとここのサイトに気づいてくれたら、とも。管理人さんのコメントも参考になる。
このコメントの一番上もそうだけど、Twitter民含めて「優しい」人達は聞こえの良いこと言うだけで、実際に助けてくれる訳ではないからね。(飲み会辞退等で益々孤立したらどうするのだろう?)
今回少し荒れたのは先生の回答というよりも、過去を乗り越えようとしている相談者に対して過剰に反応する人が多かったんだろう。
被害者意識を振りかざして周囲の助けをあからさまに期待する人間にとって、今回の相談者みたいなのは自分の惨めさを意識させる最大の敵なんだよねw