業績が反映されない独女47歳。仕事が充実する故に気づかなかった本当の空白感

テレフォン人生相談 2020年10月31日 土曜日

中途で入社して14年。
結果も出し、売上げにも貢献してきたが、同族会社の役員は身内で、幹部はイエスマンばかり。
仕事は任されて、社外では評価も得られるのだが、処遇とのギャップに消耗感をつのらせている。

 

評価制度がない会社での不満の典型。

ロワーの作業レベルならまだしも、非定型業務で評価制度がないとこうなってしまう。

何が良くて何が足りないのか?
どこを変えればいいのか?
何を期待されているのか?

これが従業員に分かりづらい。
消耗感は分かりつらさ。

本来的には、評価項目を従業員に公開して、期末の面談によって評価結果を本人に伝えて、次期目標について会社と従業員との間で合意するということを繰り返さないといけないんだけど、別に義務でもなく、余計なコストとしか捉えない経営者もいる。

やってない会社だと、胸先三寸。

 

あやふやな他者評価なんて、自己評価マイナス2割ぐらいと思ってればいいの。

たまに自己評価が低い人もいるけど、成果をアピールし、個人的な処遇アップを訴える相談者はそっちではなさそう。

 

相談者 「社長に交渉して、何度も言って」

フム。

社員500人の会社の創業社長と直接、待遇の交渉が出来るわけだ。

こんなこと、十分の一の50人ですら時間的にムリ。
公式にやろうと思えばね。

つまり、アンタと社長との交渉は非公式。

仕事の性質上、打ち合わせをオファーすれば、割りと簡単にスケジュールを空けてもらえる立場を利用してるわけだ。

意識しているかは分かんないけど、アンタには優れた能力がある。
それは加藤諦三氏とのやりとりでも発揮されている。

爺殺し。

 

やりきった先輩を参考にしてみて。

選んだ人生を誇る言葉と
問わず語りの選ばなかった人生への言葉に本心が見え隠れ。

【日曜に読む傑作選】定年退職したビジネスウーマン68歳が接客のプロに一目惚れ

 

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 塩谷崇之(弁護士)

相談者: 女47歳 未婚

今日の一言: 人生における充実感、それは実存の満足です。

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
あ、もしもしい

加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です

相談者:
あ、よろしくお願いいたします

加藤諦三:
最初に年齢おしえてください

相談者:
はい、えっと47です

加藤諦三:
47歳

相談者:
はい

加藤諦三:
結婚してます?

相談者:
いえ、独身です

加藤諦三:
独身ですか。

相談者:
はい

加藤諦三:
ずうっと独身ですか?、離婚して独身・・

相談者:
あ、いえ、あの、ずっと独身です

加藤諦三:
ずっと、はい

相談者:
はい

加藤諦三:
じゃ、今お一人で暮らしてるんですか?

相談者:
はい、そうです

加藤諦三:
はい、わかりました。
で、どんな相談ですか?

相談者:
はい
えーと、仕事・・というよりは、

加藤諦三:
はい

相談者:
あの、会社、と自分との・・

加藤諦三:
はい

相談者:
関係というか・・

加藤諦三:
はい

相談者:
に、自分の中で問題を抱えていまして

加藤諦三:
はい

相談者:
どうしたらいいかな?と思いまして(苦笑)

加藤諦三:
はい

相談者:
すいません、漠然として、はい

加藤諦三:
それは、今あ、ラジオではちょっと、具体的には言いたくない、ことですか?

相談者:
あっ、はい、大丈夫だと思います

加藤諦三:
や・・じゃ、ど、どういうことですか?

相談者:
あ、えっと、あたし勤続が、あの、14年になるんですけれども、

加藤諦三:
はい

相談者:
会社がその、ま、いわゆる親族経営の・・が、おっきくなった、ような、会社、で、

加藤諦三:
はい

相談者:
まあ、社長が、割りと・・ま、割りとというか、完全な昔の昭和のワンマンな・・

加藤諦三:
はい

相談者:
社長なんですね

加藤諦三:
はい

相談者:
でえ、今のわたしの、ま、問・・抱えてる、問題というのは

加藤諦三:
はい

相談者:
あのお、仕事を、まあ、あの、カツラツ(はつらつ?)とやって、ま、成績も収め、あの、実績も作って、

加藤諦三:
はい

相談者:
あの、いながら、その、評価制度というのが

加藤諦三:
はいはいはい

相談者:
あのお、あいまいというか、無いに等しく・・

加藤諦三:
無いというよりも

相談者:
ええ

加藤諦三:
評価が、非常に不適切だというふうに・・

相談者:
そうですね、はい

加藤諦三:
あの、どのくらいの規模の会社なんですか?

相談者:
えっとお、

加藤諦三:
◆#$%□

相談者:
トータルすると社員が、400人、から500人ぐらい、います

加藤諦三:
あー、そうすっと、さっき親族う、会社だって言ったけれども

相談者:
ええ

加藤諦三:
それは小さい会社でもないんですね?

相談者:
そうですね、あのお

加藤諦三:
うん

相談者:
社員自体は、たくさん、いますけれども、

加藤諦三:
ふうん

相談者:
ただ完全に社長が創業者で

加藤諦三:
うん

相談者:
息子が、まあ、たぶん、次の世代、を引き継ぎ、

加藤諦三:
うん

相談者:
ま、今・・副社長やっていまして、

加藤諦三:
うん、うん

相談者:
で、あのお、専務、会長が全部、親族ですね

加藤諦三:
ああ、なるほどね

相談者:
はい、はい

加藤諦三:
すと、あなたの、会社の評価あ・・は、

相談者:
ええ

加藤諦三:
一般的に言うと、勤続う、14年ぐらいだと、

相談者:
ええ

加藤諦三:
これだけ責任のあるポストと、これだけの所得う、をもらってもいいと。

相談者:
そうです、はい

加藤諦三:
思うんだけれども、実際に・・それだけの所得と、それだけのポストがないということですかね?

相談者:
そうですね・・

加藤諦三:
ふうん

相談者:
仕事の中身自体は、

加藤諦三:
はい

相談者:
あのお、恵まれていまして

加藤諦三:
はい

相談者:
割りと、こう、自由というか、あの、やりたいことを、ちゃんとビジネス化すれば、やらせてはもらえる・・

加藤諦三:
はい

相談者:
ので、仕事の内容自体はまったく問題はなく、

加藤諦三:
はい

相談者:
外部の取引先や、あの、一緒にお仕事をしている人については、すごく、あのお、恵まれていると・・この上なく恵まれていると思うんですけれども。

加藤諦三:
ということは仕事そのものやりがいがあるということ?

相談者:
そうですね、非常に、はい

加藤諦三:
仕事はやりがいがあるけれども、

相談者:
ええ

加藤諦三:
ま、具体的に言えば、ポストとか、所得とか

相談者:
そうですね、はい

加藤諦三:
不満だと。

相談者:
いわゆるこう、社長に・・それほど仕事が、積極的じゃなくても、社長の言うことを、こなしてる人、というのが、

加藤諦三:
うん

相談者:
やっぱり、幹部になっていまして

加藤諦三:
うん

相談者:
で、あの、意見を言ったりですとか、

加藤諦三:
うん

相談者:
あの、アイデアを出したりですとか

加藤諦三:
うん

相談者:
あの、本来評価される、実績を残し、評価されるべき人お、は、出る杭を打たれるというか、あの、そういった感じです。

加藤諦三:
ふうん

相談者:
はい

加藤諦三:
あのお、もっと評価されて、いる人ってのは、あなた目から見ると、他にもたくさんいるわけ?

相談者:
いや、いない、ですね。
わたし結構、特別で、今の、あの、会社の中では。
プロジェクトを自分で立ち上げて、

加藤諦三:
はいはいはい

相談者:
あのお、成功させてっていうのは、今の、この部署については、あたし一人、のことなんですけれども、

加藤諦三:
はい

相談者:
本当は、その、あの、会社あげて、やっ、社長はやってる企画というふうには言うんですけどれも、

加藤諦三:
はい

相談者:
成功したら成功したで、何も・・評価もなくう、

加藤諦三:
うん

相談者:
売上げだけがさらわれていくという感じの消耗感がすごく激しい・・です。

加藤諦三:
実績を上げた人が、

相談者:
はい、はい

加藤諦三:
いつまでたっても、給料は・・上がらないと。

相談者:
◆#$%

加藤諦三:
その会社の体質が変わらないということですね?

相談者:
そうですね

加藤諦三:
はいはい

相談者:
ただ、あのお、とても悔しいというか、納得いかなかったので

加藤諦三:
はい

相談者:
あの、自信がありましたし、数字を大きく上げ、

加藤諦三:
ええ

相談者:
あの、売上げ上げましたので

加藤諦三:
はい

相談者:
社長に交渉して、

加藤諦三:
ええ

相談者:
あのお・・なんども言って、あの、嫌な思いもしながら。

加藤諦三:
はいはいはい

相談者:
言わなかったら、もうそのまま。

加藤諦三:
はい

相談者:
で、一回言ったら、も、うやむやにして、機嫌とって。
何度も何度も言って、ぃやっとっていう感じでした。(苦笑)

加藤諦三:
ああ、はあ、はあ、はあ

相談者:
なので、そういうのが、これからもどんどん、あるのかと思うと

加藤諦三:
ええ

相談者:
も、疲れる・・消耗、感が激しいです、今、とても。
ただ一方で、仕事はすごく上手く行っているので

加藤諦三:
ええ

相談者:
あの、その落差が激しくって・・

加藤諦三:
はいはい

相談者:
外に出ればすごく評価があって、「あ、すごかっ・・」「良かったね、うちにまた企画もってきて」すごく言われえ、る・・

加藤諦三:
はい

相談者:
ながら、とても調子が、ま、好調ながら、会社に帰ると、こう、なんていうか、何も変わらないというか。
振り子がすごく大きくて、消耗感が激しいというのと、

加藤諦三:
うん

相談者:
あと、この、も、年齢ですので

加藤諦三:
うん

相談者:
やっぱり、なにかをこう、ちゃんと、得るものが、きちんとあって、

加藤諦三:
うん

相談者:
楽しいだけではなくて、やりがいがあるだけじゃなくて、きちんとやっぱ得るものがあって、仕事をしていきたいという年齢・・

加藤諦三:
うん

相談者:
だなって自分で今思っていまして、この先、も、50,歳、代、働いていくのを考えますと、

加藤諦三:
うん

相談者:
という・・ま、(苦笑)消耗感が激しいという・・あの、ご相談なんですけど。

加藤諦三:
ああ、なるほどね

相談者:
はい、はい

加藤諦三:
今日は、あの、スタジオに弁護士の、塩谷崇之先生がいらしてんので

相談者:
あ、はい

加藤諦三:
伺ってみたいと思います。

相談者:
はい

(回答者に交代)


「業績が反映されない独女47歳。仕事が充実する故に気づかなかった本当の空白感」への3件のフィードバック

  1. 今日身内の女性47歳、未婚(結婚経験なし)にお見合いの話がきました。
    なんと61歳ですよ。お相手!(それなりの地主ではある)

    婚活業界では当たり前の話だそうで。

    今日は昨今の婚活業界の話をYouTubeで見まくっていたので、彼女の頑張りがもし結婚に向かうのならいばらの道どころの話ではなさそうなのでなんか、読んでいて辛くなりました。

  2. ご相談者のイメージ=吉田羊。ちがうかな!?
    私は45歳のころ毎朝プチ絶望しており、誰かいい人がいないかまわりに真剣にお願いして、同じ歳のいまの主人と出会いました。不器用で真面目だったから、仕事に邁進してきてふと気づいたらずっと1人だった、というのは主人も私も同様でした。
    私は仕事に閉塞感があったから、そちらに向かえたのかも。前よりずっと幸せです(仕事の悩みは尽きませんが)。相談者さんは、いまそのタイミングなのかもしれませんね。いろんな意味でいいご縁がありますことをお祈りいたします。

  3. 今日の相談者は…消耗感が激しいとの事でしたね
    身体的な消耗感、疲労感などは誰しも体験、自覚した経験があると思うけど
    心理的な消耗感はこれ加藤先生だいぶ相談者に対して配慮して優し過ぎたかな?
    アドバイスがね…
    評価が欲しいだね他者から
    心理的な原因は承認欲求が強い傾向なタイプだからと感じました
    仕事は順調に進んでいるとの事でも事実はね…会社側からしたら貴重な人材ですけど
    相談者側からしたら達成感やら喜び等を感じられ無いんだな~当然だよ
    仕事に対する動機が「褒められたい、何らからの評価して」
    この潜在意識が働きかけると言うか?刺激される仕組みなんでね心が…
    消耗感が激しくなると思うよ
    心配なのはこの後で…酷くなると無気力や意欲低下だとしまいには会社嫌だ~
    ってなると大変だと思う…最悪は鬱、引きこもり
    最後辺りに加藤先生とのやり取りで「解りました」って言うけど大丈夫かな?
    相談者は…
    まだ47歳でしょ🤔世の中沢山楽しい事あると思うけど目の前にね~転がっているよ
    提案です!遅咲きのクラブ遊び…後輩と…
    駄目かな😁
    自分で自分の事褒めてやって下さい
    「私は良くやったよ」ってね

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