釜山港へ帰れ。一人帰化した女が迷う冷たかった兄弟から25年ぶりの帰郷の誘い
テレフォン人生相談 2021年2月19日 金曜日
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)
相談者: 女52歳 韓国系日本人 夫60歳 娘25歳
今日の一言: 過去のことで自分の人生の可能性を捨てる人、捨てない人。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
はいもしもし?
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
あーよろしくお願いしまああす。
加藤諦三:
最初に、年齢教えてください。
相談者:
52歳です。
加藤諦三:
52歳
相談者:
はい
加藤諦三:
結婚してます?
相談者:
はい
加藤諦三:
ご主人何歳ですか?
相談者:
60歳です。
加藤諦三:
60歳、お子さんは?
相談者:
1人です。
加藤諦三:
1人?
相談者:
はい
加藤諦三:
何歳ですか?
相談者:
25歳です。
加藤諦三:
25歳、男の子女の子?
相談者:
女の子です。
加藤諦三:
女の子。はい分かりました。
相談者:
はい
加藤諦三:
そいでどんな相談ですか?
相談者:
わたしい、は、出身が韓国なんですが、
加藤諦三:
はい
相談者:
韓国う、で、
加藤諦三:
ええ
相談者:
母親1人、来て、
加藤諦三:
ええ
相談者:
で、きょうだいがあ、わたしを含めて7人で、で、わたしが6番目です。
加藤諦三:
あなただけが今、日本にいる?
相談者:
あ、はい、わたしだけがここで住んでます。はい
加藤諦三:
はい分かりました。
はい、それで?
相談者:
2じゅうぅ、5年間?
加藤諦三:
うん
相談者:
韓国を、1回も行って、ないんですよ(苦笑)
加藤諦三:
あーあ
相談者:
わたしが、韓国っていうのは、
加藤諦三:
うん
相談者:
もう、忘れたいぃ、国であって、
加藤諦三:
うん
相談者:
今日の相談の内容は、1つは・・母親を、
加藤諦三:
うん
相談者:
このまま、会わないつもりなんですが、これでいいのかどうか?
加藤諦三:
うん
相談者:
2つ目は、
加藤諦三:
うん
相談者:
子供に対して?
加藤諦三:
うん
相談者:
あちらの、きょうだいとか、
加藤諦三:
うん
相談者:
親に、顔合わせなかったのことに対して?
加藤諦三:
うん
相談者:
子供から、いずれんが、何言われるかなあ?って、それが心配で(苦笑)。
加藤諦三:
うん
相談者:
それで・・子供には言ったんです。
加藤諦三:
うん
相談者:
「わたしが、気持ち的に、整理がつかなくて」・・
加藤諦三:
うん
相談者:
「あなた」あ、「は、今の状態では、会わせないんだけど」・・
加藤諦三:
ふん
相談者:
これは「申し訳ない」って。
加藤諦三:
うん
相談者:
「ただ、わたしの気持ちも・・理解してちょうだい」って。
したら子供は、
加藤諦三:
うん
相談者:
「お母さんがそういう気持ちなら」・・
加藤諦三:
うん
相談者:
「まあ、わたしもわざわざ・・会いたくもないし」・・
加藤諦三:
ふん
相談者:
ただ本人は、KーPOPとかいろいろあるんだよね。BIGBANG(*)とか。
(*)BIGBANG: ビッグバン、男性KーPOPグループ
加藤諦三:
うん
相談者:
そういったのお、の、日本でも、公演のあるときも行ったり、
加藤諦三:
ふん
相談者:
あちらでも行ったり、
加藤諦三:
うん
相談者:
そのほうが楽しくって、
加藤諦三:
うん
相談者:
行ったり来たり、するようで、
加藤諦三:
うん
相談者:
だからお母さんがそう言ったっていっても、
加藤諦三:
うん
相談者:
自分がちゃあんと、中立の立場で、
加藤諦三:
うん
相談者:
あちらの文化に、触れるし・・
加藤諦三:
うん
相談者:
だから「別に心配しないよ」って。
加藤諦三:
ふん
相談者:
ほんでわたしが、きょうだいが、7人もいるので、
加藤諦三:
うん
相談者:
この人の、たちの子供・・
加藤諦三:
うん
相談者:
もいるし、その人の、また子供もいるし、
加藤諦三:
うん
相談者:
会わせなかったことに対して・・わたしのほうが少し、迷いが出ますよね。
加藤諦三:
うん、うん、うん
相談者:
で迷いっていうのは、
加藤諦三:
うん
相談者:
去年あたり春う、になって、
加藤諦三:
うん
相談者:
うちのきょうだいから・・母親が、骨折で?、倒れちゃって・・
加藤諦三:
うん
相談者:
「今病院で入院します」って。
加藤諦三:
うん
相談者:
で、もう「何回も・・危ないときがあった」と。
加藤諦三:
ん
相談者:
それで・・去年、お盆とき・・
加藤諦三:
うん
相談者:
なんか、いろんなきょうだいから電話きて、
加藤諦三:
うん
相談者:
いつ死ぬか知らないから人間は・・
加藤諦三:
うん
相談者:
「死ぬ前に顔見に来い」と。
加藤諦三:
うん
相談者:
これで、「人間として」・・「来なきゃいけないじゃないな」って。
「あなたの子供も、我々にも会わせるし、これからの人生を考えて」・・
加藤諦三:
うん
相談者:
「いんじゃないな」って。
加藤諦三:
うん
相談者:
LINEで、
加藤諦三:
うん
相談者:
母親のこう、入院してる、画像とか、動画で、
加藤諦三:
うん
相談者:
バンバン送って来るのよ。
加藤諦三:
うん
相談者:
そのとき・・この人たち何を言ってるの?って。
元々、問題が、なんでわたしがあちらから出て来たなっていうと、生活が苦しくてこっちに来たのね。
加藤諦三:
うん
相談者:
そのとき、母親からは、仕送りも、送ってもらった覚えがないし、
加藤諦三:
うん
相談者:
高等学校お、も、自分で、昼は、アルバイトしながら、夜は自分で学校行って、
加藤諦三:
うん
相談者:
学校も、ひと学年で大体300人ぐらいがいたかな?、そのとき、日本でいうと奨励金って分かります?
加藤諦三:
ん
相談者:
返す必要がない物。
加藤諦三:
うん
相談者:
学年で一番、成績が優秀な人しかもらえないのよ。
加藤諦三:
うん
相談者:
それを3年間、ずう!っと・・
加藤諦三:
うん
相談者:
1回も、わ、逃さないで、もらって、
加藤諦三:
うん
相談者:
だけどそっちの勉強が何っていうと・・進学の勉強じゃなかったんですよ。
加藤諦三:
うん
相談者:
だからそれを、卒業して、今度、夜は、予備校。大学進学する・・
加藤諦三:
うん
相談者:
自分が薬剤師になるつもりで、
加藤諦三:
うん
相談者:
予備校通って、だけど、今まで、進学じゃないところで勉強したから、物凄く自分が、実力が付いて行かなくて、
加藤諦三:
うん
相談者:
あっという間に6年ぐらい経ったんです。
加藤諦三:
うん
相談者:
みんなきょうだい、わたし以外はみんな結婚してたんですよ。そのとき。
加藤諦三:
うん
相談者:
だから、「まだ勉強はしたいし、もうちょっと経済的に、応援してください」って言ったら・・
加藤諦三:
うん
相談者:
誰1人も・・聞いたふりもしなかったんだよね。
加藤諦三:
うん
相談者:
「女のくせに」みたいな言い方して。
加藤諦三:
うん
相談者:
そいで、ちょうど、いろんな人の紹介で(含み笑い)、日本に来て、国際結婚してこっちに来てしまって。
加藤諦三:
うん
相談者:
で・・話戻るんだけど、去年、お盆あたりで、LINEで送った画像お、の中は、お母さんがいつ死ぬか、知らないみたいな?
加藤諦三:
うん
相談者:
そういう動画をバンバン送りながら・・
加藤諦三:
うん
相談者:
「来い」って。
加藤諦三:
うん
相談者:
で、「死ぬ前に顔合わさないと、いつ会うか分かんないんだ」と。
加藤諦三:
うん、うん
相談者:
ほんで、「昔話みたいみたいなことはしゃべるな」って。
加藤諦三:
うん
相談者:
みたいな言い方して、
加藤諦三:
うん
相談者:
でわたしは・・それ、おかしくないなって。
加藤諦三:
うん
相談者:
「わたしに、中には、親に対しての、ちゃんとした会話した覚えもないし」、そういう、こ、「昔の」こ、「辛さばっかり残った」って言ったら・・
加藤諦三:
うん
相談者:
姉から、
加藤諦三:
うん
相談者:
「今、お前がそんなこと、昔のことばっかりしゃべるんだったら」・・
加藤諦三:
うん
相談者:
「あなたが来ても、わたし達に、いいこと1っつもない」って。
加藤諦三:
うん
相談者:
そういう言い方して、
加藤諦三:
うん
相談者:
頭に来て(苦笑)、んで、わたしはずうっと、それと、まだなんだかんだ書いたよね。
加藤諦三:
うん
相談者:
そしたら向こうが・・その、LINEも読まないのよ。
加藤諦三:
はい、はい、はい、はい
相談者:
で、逆にこっちも頭さきちゃって、
加藤諦三:
うん
相談者:
あーこれでえ、な、毎日毎日ストレス溜まるんだったら、もう忘れよう。して、その、LINEを全部ブロックしちゃって、
加藤諦三:
うん
相談者:
LINEのあの、電話帳からも全部!削除したり、
加藤諦三:
うん
相談者:
そしたら、も、夜も眠らないし、悔しいっていうかなんていうんだろ・・
いろんーな気持ちが吹き上がって、
加藤諦三:
そうね、色んな気持ち、うん、はい
相談者:
だからお邪魔しました。
加藤諦三:
はい、分かりました。
相談者:
うん
加藤諦三:
分かりました。
相談者:
うん
加藤諦三:
要するに最初にあなたが、韓国を「忘れたい国だ」って言ったのは、
相談者:
うん
加藤諦三:
一口で言うと・・
相談者:
そうそ
加藤諦三:
「わたしが」・・
相談者:
そうそ
加藤諦三:
「お金に困ってる」・・で「頑張ってるときに助けてくれなかったじゃないか」
相談者:
そ!、そ!、そ!、そ!、そういうこと。
加藤諦三:
だけど、韓国にいるきょうだいや、
相談者:
うん
加藤諦三:
親からすれば・・親不孝っていうのは・・望ましくないっていうのが、ま・・
相談者:
そ!、そういうことなんです。
加藤諦三:
文化としてはあるわけよね?
相談者:
そうなんです。
加藤諦三:
だからといって悔しさ憎しみで・・このまま行っていいのか?
相談者:
そうなんです(苦笑)。
加藤諦三:
それとも・・
相談者:
忘れて笑顔で明日でも、ニコニコしながら、子供連れて、
「こういうふうに生活していますよ」とか見せたほうがいいかどうか?(苦笑)
加藤諦三:
いいのか?っていう、そういうことですね?
相談者:
そう!、そういうことなんです。
加藤諦三:
あはい・・
相談者:
うん
加藤諦三:
非常に、難しいね、ことだと思いますけれども、
相談者:
うんうん
加藤諦三:
スタジオに、幼児教育研究の大原敬子先生がいらし、てるので、新しい視点から・・お話いただけるかもしれません。お願いします。
相談者:
あ、は、よろしくお願いしまあす。
(回答者に交代)
儒教の国。
大原先生の「親に買っても、兄弟はにお土産は持っていかない」という具体的な案はいいと思いました。
きちんとした格好して胸張って帰ってほしいです。
あんまり喋りすぎないようにね(笑)。
日本で立身出世された相談者さん
韓国への里帰りを大原先生に勧められて最後の明るいお声にこちらも安堵したけど、その後ふと私の頭に不安がよぎってきた。
韓国の兄弟たちからお金の無心が
あるのでは?と。
兄弟たちへお土産を渡さない意味もなんだかわかるけど、それを不満に感じる兄弟もいるかもしれない。
大原先生でよかったですね。
読んだだけで音声は聞いていませんが、この相談者の気持ちはわかりやすかった!正直な人ですね。
大原先生の、兄弟にはお土産を買っていかないという、意地、プライドに、なるほど〜そういう考え方もあるんだな、と面白かった。
韓国の実家から逃れたかった一心で、たまたま日本にたどりついただけで、日本がとても好きでの国籍取得というわけでもなさそうだし、向こうの出方次第では、ずっと韓国に留まりそうだね。
すごく心が揺れてるから。
感情が表に出やすいだけなのか
それは?だけど。
旦那も韓国に縁がある人なんじゃないかな?娘も心は韓国みたいだし、一家で移住帰国できたらいいね。
その時は災害も多くて何かとゴタゴタしている日本の事なんか忘れて幸せになってください。
中途半端なままでは誰にも信用されないよ。
すぐに壊れるような自称架け橋
なんて初めから無い方がいいから。
この訛りが懐かしい。東北の方ですね。自分の出身もその辺です。ネイティブの訛りで日本語覚えたんですね、ま当たり前か。二十年前位までは農家のお嫁さん不足解消の為によく来られてましたよ。で決まって販促用のキムチののぼりが家の前に立ってました。
ネガティブなイメージがありましたが相談者さんは屈託のない人柄で聞いてて微笑ましい。実家に帰りたくなりました。
帰らない方が良いと思うのは自分だけか。尼崎や太宰府など、ターゲットを身内ぐるみで追い込んで監禁して始末する事件を思い出してしまう。相談者の実家が不気味でならない。母親も含めて相談者を家族ぐるみで阻害して、今度は「家族」を大義名分にして相談者に国境を越えさせる手間を掛けようとする。自分も金の無心を疑う上に、それ以上の闇が口を開けて待っているとすら疑ってしまう。進学資金を出し渋る程に相談者には価値が無いと言い切っていたのに。今更「家族の一員」と扱う掌返しがひたすら不気味。
相談者は凄く努力をされた方である。それだけに、家族の柵から自由になってほしいと思う。
村八分さんと同じく帰国反対です。
大原先生アドバイスの「兄弟に土産を買わずに〜」は日本人には通じるある種カッコいいやり方かも知れないが韓国人には通用しない。まず買ってこないことをずっと責められると思う。
韓国の儒教的思想は日本人が思うよりもずっとずっと厳しい。年上目上の人の言うことは絶対だし。飛んで火に入る夏の虫とばかりにノコノコ行ったらがんじがらめだよ。
似て非なる隣国。もう一度考え直してー。