完璧主義者の自殺願望。ホームレス目前の男が生活を立て直す為の最初のハードル
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
今あ、坂井先生にほんとにいい話伺いましたね。
相談者:
はい
加藤諦三:
どこが・・素晴らしい話だったと思う?
相談者:
生活保護はみっともなくないっていう、こう・・
加藤諦三:
うん。それも1つ。
相談者:
あ、はい
加藤諦三:
そのほかにもあんだけど。
相談者:
「頑張って来たじゃないですか」って。
加藤諦三:
うん、そうです。
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたは自分の弱点のほうばっかりずうっと・・見て、生きて来てるわけ。
相談者:
はい
加藤諦三:
だから自分のイメージがすごく悪いんですよね。
相談者:
悪いです。はい
加藤諦三:
だけど、ど、その自己イメージに根拠がないの。
相談者:
根拠がないんですか?
加藤諦三:
だって、坂井先生が話されたように、「これは評価じゃなくて事実ですよ」って言ったのはそうでしょ?
相談者:
はい
加藤諦三:
きちんと働いて、
相談者:
はい
加藤諦三:
お金を、もらって生活もしてたわけでしょ?
相談者:
そうですね、はい
加藤諦三:
で、自殺願望があるっていうけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたの・・どこに自殺願望が出るんだと思う?
相談者:
逃げるときです。
加藤諦三:
うん、いや、逃げるこ・・こともそうなんだけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
なんかね、完璧主義のところがあんですよ。
相談者:
完璧主義あります。はい
加藤諦三:
そこなんです。
相談者:
はい
加藤諦三:
完璧主義の裏が自殺願望なんです。
相談者:
初めて聞きました。はい
加藤諦三:
英語の論文では出てます。
相談者:
あ、そうなんですか?
加藤諦三:
ええ
addiction to perfectionと。完璧主義の人は自殺願望があるっていうのが。
相談者:
あーあ
加藤諦三:
だから・・完璧な、ことを求めても無理なんですよ。
相談者:
はい
加藤諦三:
だからそもそも、完璧主義、という、のが間違えだということを、理解することで自殺願望は・・和らいできます。
相談者:
あはい
加藤諦三:
そして、あなたの自己イメージがそういう形で・・治ってくれば、
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたが言った、
相談者:
ん
加藤諦三:
自分は困難に立ち向かえない、という人間だっていうイメージを作ってるだけですから。
相談者:
はい
加藤諦三:
で、変えられるでしょ?今。
相談者:
・・
加藤諦三:
こんだけのことやって来たんだから。
相談者:
はい
加藤諦三:
結構キツかったと思いますよ?
相談者:
キツかったです。ずうっとキツかったです。
加藤諦三:
とにかくずうっとキツかったけれども・・
相談者:
はい
加藤諦三:
自殺しないで今日まで来たんだよね。
相談者:
あはい
加藤諦三:
その自分を評価しなくちゃ。
相談者:
はい
加藤諦三:
あのねえ?、否定的な人にね?
相談者:
はい
加藤諦三:
評価を、されることを、拒否しなきゃダメですよ。
相談者:
はい
加藤諦三:
今、坂井先生がおっしゃってくれたような言葉、今までに聞きました?
相談者:
いや、聞いてないです。
加藤諦三:
聞いてないでしょ?
相談者:
はい
加藤諦三:
だけど・・今、坂井先生のおっしゃったそこがポイントなんです。
相談者:
はい
加藤諦三:
現実に・・これだけの・・厳しい環境の中で、
相談者:
はい
加藤諦三:
今日(こんにち)頑張って生きて来たんです。
相談者:
はい
加藤諦三:
逃げたこともたくさんあったでしょ?
相談者:
ありました。
いっぱい逃げました。はい。逃げて・・
加藤諦三:
だけどもね?
相談者:
はい
加藤諦三:
いっぱい逃げたということを認めてること自体もすごいことなんですよ?
相談者:
はい・・
加藤諦三:
だけど人間はね?
相談者:
はい
加藤諦三:
地獄の試練に耐えて、
相談者:
はい
加藤諦三:
強くなるか?
相談者:
はい
加藤諦三:
滅びるか?、どっちかだって、いうことを、言った人がいますけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたは地獄の試練の中で・・今まで、とにかく生きて来た。
相談者:
はい
加藤諦三:
これから新しい視点から、
相談者:
はい
加藤諦三:
自分の人生見られるでしょ?
相談者:
はい
加藤諦三:
・・そしたら・・49、ちょうど50から・・
相談者:
はい
加藤諦三:
新しい人生・・
相談者:
はい
加藤諦三:
開けて行きますよ?
相談者:
はい
加藤諦三:
自分を否定的に評価しないこと。
相談者:
はい
加藤諦三:
自分のことを否定的に評価する人と、
相談者:
はい
加藤諦三:
接しないこと。
相談者:
・・はい・・分かりました。
加藤諦三:
大丈夫でしょう?
相談者:
はい・・ありがとうございます。
加藤諦三:
はいどうも失礼します。
相談者:
はい。ありがとうございまあす。
加藤諦三:
心の治療は、自己イメージを変えることから出発します。
相談者さんは、母親から自立しようと焦って闇雲に転職して、息切れしてしまったのかもしれませんね。完璧主義過ぎて、仕事も無理をしてたのかな?
貯金が底を尽くまでに仕事見つけなきゃ!と焦ると、また変な所に入ってしまうかもしれませんよ。生活保護を堂々と受けながら、自分に合った仕事をじっくり探しましょう。
加藤先生のお話も勉強になりました。完璧主義は自殺願望の裏返し!気楽に取り組めば仕事も長く続くかもしれませんね。もう一つ、自分を否定的に評価する人と接しないこと!最近はネット上の誹謗中傷に苦しむ人も多いですが、そこから離れることも大事かもしれませんね。
相談者さんに幸運が訪れることを祈ってます。
一つの職場に長く勤めるのが偉いのか?色んな所で経験している人の方が視野が広いのではないでしょうかね!私はひとつの会社に長く勤めている。井の中の蛙です!もっと色んな経験をしたかった私今は若くないので、転職はできません。
私も同じく一つの会社しか知りません。井の中の蛙だと思います。しかし、一つの会社の中でもいろいろなことがあったと思いますし、いいこともよくないことも沢山あったと思います。これが自分の人生なのだと自信を持つのがよいのかなと、余生のほうが短くなった私は思うのでありました。
おお局様 これが私の人生だと自信を持ちます。ご意見ありがとうございました。
まず全部無くして生活保護もらってください。
まずはそこからです。
そして自分が無能だと自覚してください。
あなた自身がイメージする自分と、実際の自分にかなりの差があるんですよ。
世の中のほとんどの人が無能です。
そこがわかれば気持ちも楽になって生活保護を受けるのに抵抗があるとか、そんなことすっかりなくなって気楽に楽しく生きていけるんじゃないかと思いまーす。
ひろゆきさんだったらこう答えると思いまーす。
完璧主義の裏が自殺願望なんですね。わかります。
今回はこの相談者のために加藤先生で良かった!