半端な立場の半端な義務感を吹き飛ばす人生訓「認知症の最後の姿というのは‥」

テレフォン人生相談 2021年7月15日 木曜日

相談者
「彼の意思で結婚というスタイルをとらないで事実婚っていうスタイルでやって行こうって」

彼の意思で
彼の意思
彼の
(大事なことなので最初に言いました)

 

パーソナリティ: 柴田理恵
回答者: 高橋龍太郎(精神科医)

相談者: 女51歳 事実婚のパートナー49歳 パートナーの父80歳ぐらい 母78歳ぐらい 女にも同年代の両親 パートナーには家庭のある妹がいる

柴田理恵:
もしもし?、テレフォン人生相談です。
こんにちは

相談者:
あ、こんにちはあ

柴田理恵:
はい、今日はどんなご相談ですか?

相談者:
えーとお、わたくしい、の、

柴田理恵:
はい

相談者:
事実婚状態い・・にある・・

柴田理恵:
はい

相談者:
パートナーの、

柴田理恵:
はい

相談者:
ご両親、の問題なんですけれども。

柴田理恵:
はい、はい、はい、はい

相談者:
はい

柴田理恵:
えと、あなた今おいくつですか?

相談者:
51です。

柴田理恵:
はい。パートナーの方は?

相談者:
49です。

柴田理恵:
ご両親は、どうなさったってことですか?

相談者:
はい
えーっと、まずう、お母さんのほうが、

柴田理恵:
はい

相談者:
認知症が、始ま、ってしまったようで。

柴田理恵:
はい

相談者:
その件でちょっと、か、家族というか家庭がゴタゴタしているようなんですが。

柴田理恵:
はい

相談者:
えーと、そもそも、

柴田理恵:
うん

相談者:
わたしい、と、パートナー・・

柴田理恵:
うん

相談者:
の、そのお、事実婚、ていう、え、関係も、

柴田理恵:
はい

相談者:
えーと、15年ぐらいになるんですが。

柴田理恵:
あー、はい

相談者:
はい
えーと、彼の意思で、

柴田理恵:
うん

相談者:
結婚というスタイルを持たないで、

柴田理恵:
はい

相談者:
えー、事実婚っていうスタイルで、

柴田理恵:
うん

相談者:
ま、2人で、やって行こうっていうことで、

柴田理恵:
はい

相談者:
スタートしたんですけれども。

柴田理恵:
はい

相談者:
そのお・・えー、関係に、対しても、

柴田理恵:
うん

相談者:
と、そもそも・・

柴田理恵:
うん

相談者:
義理のお母さんに当たる方が、

柴田理恵:
はい

相談者:
かなりその、嫌悪感を(ため息)・・

柴田理恵:
あー、はい、はい、はい

相談者:
&#△%って

柴田理恵:
うん

相談者:
ま、そう、なる前は、顔合わせみたいな形で、

柴田理恵:
うん

相談者:
2度ほど・・お会いしたことはあるんですが。

柴田理恵:
うん、ふん、ふん、ふん

相談者:
えー、実際その、結婚すると思ってた関係の2人が、

柴田理恵:
うん

相談者:
えー、結婚しないっていう、スタイルを取ったことで、

柴田理恵:
うん

相談者:
絶縁になりまして(苦笑)

柴田理恵:
あー、はい、はい

相談者:
&#△、はい

柴田理恵:
うん

相談者:
で、ただあの、息子は息子で、

柴田理恵:
うん

相談者:
あの・・ま、別物なので。
息子さんとの関係っていうのは、ま、これまで通り、年に1回帰る程度の・・関係だったんですよ。

柴田理恵:
でその、パートナーの方は、

相談者:
はい・・はい

柴田理恵:
年1回、ご実家へは帰っていたと。

相談者:
はい

柴田理恵:
はい

相談者:
えー、ここ何年か・・ん、1年ごとにもう、どんどんその、認知が、

柴田理恵:
はい、はい

相談者:
出て来たようで。

柴田理恵:
えと、向こうの、お父さんはお元気なんですか?

相談者:
お元気です。

柴田理恵:
あ、はあ、は

相談者:
で、

柴田理恵:
うん

相談者:
えっと、現状、

柴田理恵:
うん

相談者:
被害妄想・・

柴田理恵:
あー

相談者:
に、

柴田理恵:
はい、はい

相談者:
特化していて(苦笑)。

柴田理恵:
はい、はい

相談者:
で、お父さんとの関係も、やはりその・・積年の怨みみたいなもので、

柴田理恵:
はい

相談者:
えー、あまり良くない。

柴田理恵:
はあ、お母さんとお父さん、あんま仲良くないんですね。

相談者:
そうなんですね。

柴田理恵:
うん、うん

相談者:
あの、お父さんはですね。

柴田理恵:
うん

相談者:
えとお、その積年の恨みというふうに、言いましたが、

柴田理恵:
あん

相談者:
お父さんのほうのお母さん・・だから、お姑さんです。

柴田理恵:
はい、はい、はい

相談者:
姑さんとの同居をされてたようで、

柴田理恵:
うん

相談者:
その方への、こう、辛い思いをされて、結婚生活を送ってらしたようなので、

柴田理恵:
あ、お母さんがね?

相談者:
はい

柴田理恵:
うん

相談者:
(苦笑)その恨みを、今、お父さんにぶつけてるようなんですけども。

柴田理恵:
はあーあ

相談者:
お父さんは

柴田理恵:
うん

相談者:
その、当時なんか何も庇ったり?

柴田理恵:
うん、うん

相談者:
え、フォローし、てあげられなかったということ・・が、負い目にし、あるので、

柴田理恵:
うーん

相談者:
えー、お母さんの言いなりだっていうふうに彼は言うんですよ。あの・・息子は(苦笑)。

柴田理恵:
はあー、なるほど。

相談者:
&#△、お母さんが「右」って言えば・・う、「右」って、お父さんも言うし。

柴田理恵:
ふうん

相談者:
はい。で、ま、お父さんがサンドバッグのように、

柴田理恵:
うん

相談者:
え、日々、そのお母さんの、えー、被害妄想と、

柴田理恵:
うん

相談者:
ま、恨みとか辛みみたいなものの暴言を、

柴田理恵:
うん

相談者:
受け止めるような状態で。

柴田理恵:
あーあー

相談者:
もうお父さんのことも心配ですし、

柴田理恵:
ふうんうん

相談者:
と、ま、当然、そのお母さんのことも心配なんですけれども。

柴田理恵:
うん、うん

相談者:
えっとお、ま、息子として・・

柴田理恵:
ふん

相談者:
えー、やれることを、やろうということで、

柴田理恵:
うん

相談者:
え、地域包括センター、に、相談に行ったり、

柴田理恵:
はいはい

相談者:
えー、動ける、ま、最低限なのかもしれませんけども、

柴田理恵:
うん

相談者:
あの・・やってはいるんですが、

柴田理恵:
うん

相談者:
お母さんがなにぶん(苦笑)、誰も信用しないという・・

柴田理恵:
ふうーん

相談者:
えー、もう、自分の殻に、閉じこもってしまっていて、

柴田理恵:
うーん

相談者:
お父さんも息子も、地域も、(苦笑)もうとにかく、すべての人を・・

柴田理恵:
あー

相談者:
寄せ付けないというような・・状態でして、病・・

柴田理恵:
えっと・・お母さんおいくつでしたっけ?

相談者:
あ、ごめんなさい

柴田理恵:
うん

相談者:
えっと、70う、8ぐらい・・

柴田理恵:
78

相談者:
だと思います。

柴田理恵:
お父さんは?

相談者:
え、80ぐらいだと思います。

柴田理恵:
あ、はい
パートナーの方は、

相談者:
はい

柴田理恵:
えっと、ごきょうだいはいらっしゃるんですか?

相談者:
あ、はい、妹さんが1人いらして。

柴田理恵:
はあ、は、はあ

相談者:
はい、ちょっとあのお、お、遠方にいらっしゃる・・のと、お仕事とか・・あの、関係と、ま、あの・・お子さんもいらっしゃるので、

柴田理恵:
うん

相談者:
お忙しいということもあって、

柴田理恵:
あー、じゃ妹さんは面倒看られないん、ですね?

相談者:
そうですね、すぐ飛んでくみたいなことはなかなか難しい、ですね。

柴田理恵:
うん

相談者:
はい

柴田理恵:
で、息子さん、つまり、あなたのパートナーは、

相談者:
はい・・はい

柴田理恵:
行けるわけですか?

相談者:
はい、そうですね。

柴田理恵:
ふうーん

相談者:
ま、あの、比較的近いので。

柴田理恵:
うん、ふん、ふん、ふん

相談者:
はい

柴田理恵:
あー、じゃやっぱり、あなたのパートナー・・

相談者:
はい

柴田理恵:
の方に、こう、割と責任が・・こ、

相談者:
はい

柴田理恵:
掛かってるっていう感じなんですね。

相談者:
はい
ま、彼自身はそんなに、

柴田理恵:
うん

相談者:
もう、「最終的には2人」・・(苦笑)「が自分の人生を責任持つんだからいいんだ」とかって・・

柴田理恵:
うん

相談者:
言うんですけれども、

柴田理恵:
うん

相談者:
・・そんな、簡単な話かな?って・・

柴田理恵:
うーん

相談者:
わたしは、こう、ほんとに・・遠い、存在なんですけれども、

柴田理恵:
うん

相談者:
話を聞くごとに、ちょっと心配、

柴田理恵:
ふうーん

相談者:
不安、を抱えてるんですけれど・・

柴田理恵:
あのお、ケアマネさんとか、

相談者:
あ、はい、はい、はい

柴田理恵:
その公共の福祉みたいなものってあるじゃないですか。

相談者:
はい、&#

柴田理恵:
そういう人との話し合いっていうのはどうなってるんですか?

相談者:
あ、えーっとですね、1、2度行ったんですけれども、

柴田理恵:
うん

相談者:
結局本人が・・

柴田理恵:
うん

相談者:
ん、受け入れ対策ができてない限りは、

柴田理恵:
うん

相談者:
話が進められないっていうことで。

柴田理恵:
うーん

相談者:
あのお・・ま、わたしの父も、じ・・父母(ちちはは)も、

柴田理恵:
うん

相談者:
ま、同様な年なので、

柴田理恵:
はい

相談者:
同じようにちょっと、こ、ち、別の地域ですけれども、

柴田理恵:
うん

相談者:
あの、相談、しているので、

柴田理恵:
うん

相談者:
その、流れというのはなんとなく・・

柴田理恵:
はい

相談者:
把握しているんですけれども。

柴田理恵:
はい

相談者:
確かにこう、自宅にいらして・・例えば・・認知もそうですけども、介護の状態がどういう、認定をされるかっていうことも、

柴田理恵:
うん

相談者:
大体分かってるんで。

柴田理恵:
うん、うん

相談者:
そうだよなあと。(ため息)
本人が「どうぞ」と言ってくれない限りは無理だよなっていう・・

柴田理恵:
え、でも・・

相談者:
はい

柴田理恵:
認知、が、進んでて、

相談者:
はい・・はい

柴田理恵:
お医者さんもそれを認めてらして・・

相談者:
あ、も、違うんです。お医者さん・・が認めてるわけじゃないんです。

柴田理恵:
お医者さんのところ行って「認知症です」とかそういう・・

相談者:
あ、そうなん・・

柴田理恵:
診断は出てないんですか?

相談者:
そうです。だからそれを認定してもらって・・

柴田理恵:
うん

相談者:
えっとお、治療を、

柴田理恵:
そうですよね。

相談者:
&#△%

柴田理恵:
そこからじゃないと始まらないですよね。

相談者:
そうなんです。

柴田理恵:
じゃ、そこをまず・・しないと・・

相談者:
どういうふに・・はい

柴田理恵:
うん

相談者:
病院に繋いだら・・どうしたら病院に繋ぐことができ・・たり、

柴田理恵:
あー

相談者:
治療という形い、に、繋げることができるのか?方法が知りたいんですけど。

柴田理恵:
あーあ

相談者:
はい

柴田理恵:
だまくらかして連れてくしかないんじゃないんですかねえ・・

相談者:
アハハハハ(苦笑)そう、そうですね。

柴田理恵:
うん、なんか・・

相談者:
はい

柴田理恵:
その・・お母さんのことを心配していて、

相談者:
ええ

柴田理恵:
そ、それは・・どう、なさって行きたいんですかね?

相談者:
・・でもここ2、3年ですけれども、

柴田理恵:
はい

相談者:
その、お母さんかお父さんかちょっと、どちらか分かりませんけれども、

柴田理恵:
はい

相談者:
かんし、「関係を修復したい」っていうふうに、

柴田理恵:
うん

相談者:
言って来てる・・と、彼が言ってるんですね。

柴田理恵:
はあ、え?お母さんかお父さんか分からない、けど?

相談者:
はい。はい、はい、はい、まあ、まあ、あ、そこまあ・・
2人が1人みたいなところだと(苦笑)思うんですけれども、あのお・・はい

柴田理恵:
ん、ん?、うん
つまりだから・・あなたのご相談としてはあ・・

相談者:
はい

柴田理恵:
あの、向こうから、歩み寄って来られましたけども、

相談者:
うん

柴田理恵:
あの、自分としては、こう、どのようにその認知症の治療とか、

相談者:
はい

柴田理恵:
その関係を、とっていったらいいか?ってことですよね?

相談者:
あ・・はい、ありがとうございます。

柴田理恵:
はい

相談者:
はい

柴田理恵:
分かりました。
じゃあ、先生に聞いてみましょう。

相談者:
はい

柴田理恵:
えーと、今日の回答者の先生は、精神科医の、高橋龍太郎先生です。

相談者:
あ、はい

柴田理恵:
先生よろしくお願いします。

相談者:
よろしくお願いします。

(回答者に交代)

「半端な立場の半端な義務感を吹き飛ばす人生訓「認知症の最後の姿というのは‥」」への7件のフィードバック

  1. 認知症の義理母にお手上げ状態!心身共にお疲れと思います。
    いま「認知症」は誰にとってもひとごとではない時代!通院困難な義理母さんは自宅まで、医師が訪問し継続して診療を行う!在宅支援診療を利用して下さい。

  2. 相談者さんはむしろ、これを機に積極的に関わることを期待している感がある。

  3. 実はこの手によくある
    パートナーの母親ではなく相談者の母親だったりして

  4. 高橋先生の「認知症の最後の姿というのはその人の背負って来た人生そのもの」私は介護職なのですごく納得いくお話でした。すごい暴言はく認知症の方への対応はつらいです…相談者さんは心をこめずに淡々と介護の手続きをやるだけで良いと思います。

  5. 今回の高橋先生の回答、超キレッキレでした。現場で似た状況を飽きる程に見ておられたのでしょう。「認知症の最後の姿…」もさながら、真っ先に「寄りかかろうとしてる」から述べたのも良かった。遠回しに「あなたには出来ること殆どないし、その必要もない」とこっそりアドバイスされてる感もあります。彼も、「彼の意思」で事実婚選択して、それが原因で相談者と両親が絶縁したのに、今さら「ヨリを戻したいと言ってる」と、おかしなこと言ってくるし。遠距離にいる妹さん、本当は「逃亡済」じゃないかと思います。

  6. 高橋先生が好きになった回でした(^^)
    いつも精神科医というお立場上、あまり自身の思考は仰らないので、ズレていることは無いのですが、無難回答というか…。

    認知症の最後の姿……

    名言ですね!! これから生きていく上での教訓になります!! 施設で働く友人も言ってました、素が出ると…。だから素の自分が善人であるように日々静かに修行します。

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