煩悩だらけの慢性的自殺願望。寂しさ埋める惨めさの誇示の源は怒り
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
最後のところで、自殺の話聞きましたけど、
相談者:
はい
加藤諦三:
自殺は脅しっていうのもその通りですよ。
相談者:
はい
加藤諦三:
カレン・ホーナイ(*)という、偉大な精神医学者が、「もっとも、ポピュラーな」、
(*)Karen Horney 独 精神科医 1952年没
相談者:
はい・・はい
加藤諦三:
「脅しは『自殺します』」、てのがある。
相談者:
あーあ
加藤諦三:
で、
相談者:
はい
加藤諦三:
なんでこんなに・・自分の惨めさを、言うんだと思いますか?
相談者:
・・
加藤諦三:
それは・・
相談者:
はい
加藤諦三:
怒りの変装した姿は、
相談者:
あー
加藤諦三:
惨めさの誇示なんです。
相談者:
あー
加藤諦三:
あなたの中に物凄い怒りがあるわけ。
相談者:
あー
加藤諦三:
その怒りがある限り
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたは、惨めさを、誇示せざるを得ないんです。
相談者:
あーあ
加藤諦三:
「寂しさ」って言いましたでしょう?
相談者:
はい
加藤諦三:
その寂しさも、怒りです。
相談者:
あー
加藤諦三:
「あー」ってよく気がついてくれたね。素直ですね。
相談者:
はい
加藤諦三:
怒りはね?
相談者:
はい
加藤諦三:
ほかの人に向けられるうちは向けてるんです、ほかに。
相談者:
はい
加藤諦三:
だんだん、向けるところがもうなくなって来ると自分に向ける、以外にないんですよ。
相談者:
はい
加藤諦三:
それが寂しさなんです。
相談者:
はあー
加藤諦三:
もう、どうにもならない寂しさです、これは。そい・・
相談者:
そうですね。どうにもならないんです。
加藤諦三:
・・だから・・解決はね?
相談者:
はい
加藤諦三:
まず、あなたが本当に、殺したいと思ってる人の、は、誰か?っていう名前をきちんと自分で書く。
相談者:
はい
加藤諦三:
そうすると・・惨めさの誇示とかね?
相談者:
はい
加藤諦三:
内に向けられた寂しさみたいな物は、消えていきます。それから不安だっていうこと、さっき言いましたけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
ロロメイ(*)が言ってることなんですが、
(*)Rollo May: 心理学者 米 1994年没
相談者:
はい
加藤諦三:
臨床上、証明されることで、「不安な人には」、
相談者:
はい
加藤諦三:
「隠された怒りが物凄い」と。
相談者:
あーあ
加藤諦三:
結局、怒りなんですよ。
相談者:
はい
加藤諦三:
そいで、その怒りがどっから出て来るかっていうと、あなたの場合には、
相談者:
はい
加藤諦三:
満たされない欲求は何か?
相談者:
・・はい
加藤諦三:
近親相姦願望です。
相談者:
えー?、あー
加藤諦三:
小さい子と、母親との関係、
相談者:
はい
加藤諦三:
その・・中で満たされるべき物が・・
相談者:
はい
加藤諦三:
満たされないで大人になっちゃったんです。
相談者:
はい
加藤諦三:
近親相姦願望っていうのは、
相談者:
はい
加藤諦三:
保護と安全を求める欲求なんです。
相談者:
・・あー
加藤諦三:
だから、恐らく・・
相談者:
はい
加藤諦三:
今日の大原先生との話で、
相談者:
はい
加藤諦三:
全部解決できます!
相談者:
はい
加藤諦三:
これから・・58歳で・・輝いた・・未来に向かって歩き始められます。
相談者:
・・はい
加藤諦三:
よろしいでしょうか?
相談者:
先生あの、どうもありがとうございました。
加藤諦三:
はい
相談者:
はい
加藤諦三:
素晴らしい人生を歩んでください。
相談者:
はい、ありがとうございました。
加藤諦三:
はいどうも失礼します。
相談者:
はい、はい
加藤諦三:
怒りは変装がうまい。
ルーブル美術館に展示されるようなものを作りたいのではなく
自らが展示されたいとは斬新な発想だなと思いました。
確かに。そして、それを言えた相談者さんは、救われましたね。それほどまで称賛に飢えていた自分を素直に表明し、認めた結果、明るくなる。笑い話になる。
相談者は、お金を払って傾聴型のカウンセリングに通い続けてみたらどうかな。
当人は解決方法など無いのを知ってるけれど、とにかく誰かに聴いて欲しいんだよ。
否定はもちろん肯定もされない場で、全て言葉にしてみたらいいと思う。
きっと何かが変わってくる。
わたしは4年間で100時間費やしたけれど、良かったと思っている。
夫にDVされたら妻は絶対に耐えたらダメですね。
すぐ逃げるこった!子供のために。
子供がこんなにも傷ついてしまう。
加藤さんの格言は全く分からないので、相談者さんの自殺未遂の話について一言。母のDV被害を含めた凄惨な話に、正直ショックを受けました。
今旦那さんとは何とか幸せにやっているのでしょうか、もしそうなら人生100年時代、まだ40年余りあるだけに、何とか頑張って欲しいです。
コロナ禍で自殺者が多いとも聞いていますが、衆議院議員総選挙が明日でしたか、告示になります。どんな結果になるか、心配な部分もあります。
お金バラマキ対策が目立つ公約が多いですが、自殺防止対策にもしっかり力を入れてくれないと、先行きが本当に不安になってしまいますよねえ。
論点ズレてます。政治の話をここでする必要はないでしょう。
加藤先生の格言【怒りは変装が上手い】とは、
『お前の為を思って言ってるんだぞ!』とか
『普通はそれはおかしいと思うでしょ!』とか
『そんなこと常識だろ!解らないのか!』とか
『言ってやってるのに聞かないなら勝手にすれば!』とか、
そういう偽善的な人間の感情の事だと思う。
似たような相談者、前にいましたね。結婚出産出来るんだから充実してるのに人生に盲目。そこ出来なくて苦悩する人間も大勢いるのにね。
面前DVが児童虐待だと法律で明記されてることの意味を改めて痛感しました
被虐待児の心の問題だから、家庭があるとかの社会的な見かけ上の問題じゃないわけで
ただ、相談者は相当なナルシスト
子ども時分に安心と保護を得られない環境であれば、当然本人のナルシズムも解消されるわけもなく、相談者自身には非はないのだけれども、
「ルーブルの展示作品になりたい」ってパワーワードだけじゃなく、夫に対して依存しつつも「自分の思う通りに変わってくれないから憎らしい」という物言いからも、ナルシズムが透けて見える
ナルシズムが満たされて、はじめて他者への関心が向くという
心の棚卸はなかなかつらい作業だけど、夫や子どもの気持ちにも思いを馳せられるようになれればと願うばかり
同感です。
幼児、児童、思春期この間の成育過程は、心にマグマのように、良くも悪くもその後の人生に関わる。厄介なのは、姿を変えていて、その後の人間関係の中で悩みとしてあらわれる。私も50を過ぎて気が付けた。
憎んでる人をはっきりさせて、近親者であれば心で線を引いて切る。縁を切るのではなく気持ちです。
心の整理ができる。相談者さんは自分の事を愛してますか?私は自分が大嫌いでした。これが最悪。自分を愛して下さい、そしたら傍にいる人を、心から愛せます。
思いやりが普通にうまれる。
これまで、普通でなかった事に気付いて、生まれ変われる。天地の差、これを体験できるのも子供時代があったから。
三子の魂百までを断ち切る。素晴らしい人生をご家族で。
自分が撒いた思いやりは、必ず、思いやりで還ってくる、この先の未来を豊かになさって下さい。
旦那を猫と思ってた自分を反省できれば回復できるのかも
しれないですが、結局最終的に何が決め手かというと
自分の決意だと思います。
「もうこんなこと繰り返さないぞ!自分を責めて憎まないぞ!」
と決めたら繰り返さない。
行動から変わることもあります。
「死にたい」は「もっと幼児のように愛してほしい」
「お前のために」は「おれは重要な人物なんだという自己愛
を満たしたいんだから、大人しく聞いとけ」
など、バウリンガルのような翻訳機があったら売れそう。
ナルシストに同意。夫にも子供にも興味があまりなく、自分の過去にしか興味がない人に聞こえる。過去に生きている、今に生きていない、とっくに魂はこの世にいない、それだけ辛い幼少期を過ごしたのだろうが、今からでもきちんとカウンセリングを受けるなりして、治療する必要有り。
怒りは変装が下手糞。私は全てそのような格言にしかなりませんでした。