父は全盲アル中。15で働いて夫は自死。期待しなかった次の夫が大当たり
(回答者に交代)
坂井眞:
はい、よろしくお願いします。
相談者:
はい、よろしくお願いいたしますう。
坂井眞:
いやあ、ほんと、あの、「今は幸せです」って話を聞くのは、弁護士も嬉しいですよ。
相談者:
幸せです、今は。
坂井眞:
ねえ
相談者:
もう、何よりも幸せです。
坂井眞:
弁護士やってるとねえ、
相談者:
うん
坂井眞:
なんかいろいろトラブルの話ばっか、聞くことが多いから。
相談者:
お金はないけど。
坂井眞:
うん
相談者:
年金暮らしなんです今は。
坂井眞:
うん
相談者:
2人で。
坂井眞:
あのお、じゃあ、わたしのほうから1つ訊いてもいいですか?
相談者:
はい
坂井眞:
そのお、とても・・勿体ないと思うぐらい自慢の・・あの、旦那さまとは・・どうやって出会ったんですか?
相談者:
お見合いなんです。
坂井眞:
お見合い!?
相談者:
わたしはバツイチで、
坂井眞:
うん
相談者:
36歳んとき、最初の結婚したんですね。
坂井眞:
はい
相談者:
そんで、あの、2年間で、も、うん、最初の、の、夫は、亡くなっちゃったんですよ。
坂井眞:
あ、亡くなっちゃったの?
相談者:
うん
坂井眞:
ふうーん
相談者:
あのお・・あ、自分でね。
坂井眞:
ああ、そう
相談者:
うん
坂井眞:
そりゃ大変だったですね。
相談者:
うん、うん
ほんで、前の夫のきょうだいと親に・・いじめられて。
坂井眞:
うん
相談者:
あの、いられなくなっちゃったの。
坂井眞:
うん、うん、なるほど、
相談者:
うん
坂井眞:
結婚して2年で、亡くなっちゃったから、
相談者:
うん
坂井眞:
もう・・
相談者:
あちらも、わたしが&#△ったように、思われちゃって。
坂井眞:
あー、そういうことか。
相談者:
うん。だから
坂井眞:
うん
相談者:
だからあ、家(うち)出ちゃったのね、その婚家を。
坂井眞:
うん、うん
相談者:
で、1人でアパート借りて、
坂井眞:
うん
相談者:
勤めてたんですけども、
坂井眞:
うん
相談者:
そこのお、知り合いの方が、あの、今の・・夫を紹介してくれたわけ、なんです。
坂井眞:
あ、そうですか。
それでお見合いして。
相談者:
お見合いして。
わたし、だってもう、も、39歳にもなってて、あの・・
坂井眞:
いや、全然若いですよ、まだ39なんてね。
相談者:
うん・・うん
39んなっちゃったから、
坂井眞:
うん
相談者:
もう、これを、で最後かなと思って。
うーん、すぐ結婚しちゃったんですよ(苦笑)。
坂井眞:
じゃあ、そんときは、こんなにいい旦那さんになるとは思ってなかったんだ?
相談者:
思ってなかった。うん
坂井眞:
で、一緒に暮らしてみたら、
相談者:
うん
坂井眞:
すごくいい人だったの?
相談者:
うん
坂井眞:
良かったですね、ほんとに。
相談者:
良かったです。
でも、あの、わたし足が悪くて、歩けないもんですから、
坂井眞:
はい
相談者:
あのお・・なんにもできないんです。
坂井眞:
うん・・足はいつ頃から悪くなったんですか?
相談者:
足は・・ん、4、5年前から。&#
坂井眞:
あー、なるほど。
相談者:
うん、うん、うん
一番悪いときは、
坂井眞:
うん
相談者:
要介護4なっちゃったの。
坂井眞:
うん
相談者:
今は要介護2
坂井眞:
あー、じゃあ・・良かったですね。
相談者:
少しは良くなった。
坂井眞:
ね、だいぶ良くなったですよね。
相談者:
うん
で、デイサービス行ってるんですよ。
坂井眞:
あー、そうですか。
相談者:
うん
坂井眞:
デイサービス行ってなんか、楽しいことってあります?&#△
相談者:
楽しいよ。
坂井眞:
楽しい?
相談者:
だって、お風呂入れてもらったり、
坂井眞:
うん
相談者:
体操やったり
坂井眞:
うん
相談者:
ゲームやったり、
坂井眞:
ええ
相談者:
食事も、そこで作ってるもんで、あったかいご飯とか、
坂井眞:
うん
相談者:
味噌汁も食べられるし、
坂井眞:
うん
相談者:
おかずもいっぱい出るし。
坂井眞:
うん
相談者:
うん、いいよ。
坂井眞:
いいですか。ん?
相談者:
楽しい、うん
坂井眞:
え、えでえ、旦那さまはどうしてるんですか?その間。
相談者:
家(うち)にいるよ。ただね、何やってんのも分かんないけど。
坂井眞:
あ、じゃ、帰りを待ってるんだ?
相談者:
そうなの。
いつも電話すんの。
坂井眞:
あ
相談者:
「今から帰るよお」って。
坂井眞:
・・そりゃあ、いいね。で、じゃ、「待ってるよ」って言われるんだ?
相談者:
うん
坂井眞:
・・で、帰ってえ、行くと、また全部世話してくれて。
相談者:
うん
坂井眞:
じゃほんと・・
相談者:
で、
坂井眞:
うん
相談者:
「喉乾くから、冷たい物持って来て」って言うと、
坂井眞:
ん
相談者:
持って来て、「コーヒーも飲みたい」、
坂井眞:
うん
相談者:
「水持って来て」、
坂井眞:
うん
相談者:
「お茶持って来て」って、
坂井眞:
うん
相談者:
ここへ、枕元へ持って来てくれる。
坂井眞:
全部やってくれるんだ。
相談者:
うん
坂井眞:
そりゃあ、でも、いい人に巡り合ったね。
相談者:
そうなんですよね。
坂井眞:
うん
相談者:
うん、うん、ンフフフ
坂井眞:
えー、旦那さんの、なんか自分の趣味とかはやってないの?
相談者:
趣味はあ、
坂井眞:
うん
相談者:
なんだ?パソコンかな?
坂井眞:
あ、パソコンやってらっしゃるの?
相談者:
うん
坂井眞:
へえ
相談者:
うん
坂井眞:
え?、最初、出会ったときは、そんなにいい旦那さんになると思ってなかったけど、
相談者:
うん
坂井眞:
一緒に暮らし始めたら、すぐ・・この人はいい人だって思ったんですか?
相談者:
ん、んん、思わないよ。
坂井眞:
どのぐらい経ってからこんないい、
相談者:
&#△
坂井眞:
夫になっちゃったの?
相談者:
ここ・・ここ10年、くらいかな?
坂井眞:
あー
相談者:
はい
坂井眞:
それまでは、そんな、感じじゃなかったんだ?
相談者:
うん
ま、普通だったんです。
坂井眞:
うん
相談者:
わたし、動けましたから、その頃まだ。
坂井眞:
うん、うん・・うん
相談者:
うん・・わたしが動けなくなったら、なんーでもやってくれるようになっちゃったの。
坂井眞:
あー、じゃあ、やっぱり、ほんとにいい人だったんだね。
相談者:
うーん
坂井眞:
あのお、
相談者:
そいで、夫は初婚・・
坂井眞:
動けなくなったら、放っとくんじゃなくて・・
相談者:
夫は初婚なんですよ。
坂井眞:
うん、うん
相談者:
おとなしくて、
坂井眞:
うん
相談者:
優しくて、
坂井眞:
うん
相談者:
たまに怒るときもあるんですけども。
坂井眞:
うん
えー、どんなときに怒んですか?
相談者:
おこ、な、どんなとき・・わたしが、あんまり変なこと言うから怒るんじゃないかな。
坂井眞:
アハ(笑)あーそうなんだ、ハハ
相談者:
うーん
酒も飲まない。おん、タバコもダメ。女もやらない。
坂井眞:
うーん
相談者:
アハハハ(笑)
坂井眞:
・・よ、あの、嫁に来てから2年しか働いてないっておっしゃってたけど、
相談者:
うん、はい
坂井眞:
その2年っていうのは前から、働いてたところに勤めてたっていうことですか?
相談者:
違う。違う。
坂井眞:
・・あ、じゃ
相談者:
違うところ。
坂井眞:
でも2年で、良かったんだ。
相談者:
2年しか働かない。
体、壊しちゃったんですよ、なったの。
坂井眞:
あーそうなんですか。
相談者:
精神科のほうの。
坂井眞:
あ、そうなんですか。
相談者:
うん
坂井眞:
ふうん
相談者:
それが・・精神・・科も40年も行ってるんですよ。
坂井眞:
うん
さっきおっしゃってた、ですよね?自己臭症ってね。
相談者:
&#△、自己&、40年も行ってるの。
坂井眞:
うん
それはあの、ほんとに、何か臭いがするわけじゃないんだけど、自分はすごくそういうふうに感じちゃうっていう、
相談者:
うんーん
坂井眞:
それで、精神科い・・
相談者:
するんだよ。
坂井眞:
ね?ていうふうに、
相談者:
うん
坂井眞:
言われるよね?
相談者:
確かにするんだもの。
坂井眞:
うん、うん
ご本人はそうだよね。だから・・
相談者:
うん
坂井眞:
病院行くんだもんね?
相談者:
うん・・辛いんだぞ。
坂井眞:
うん、うん
相談者:
でも本人◆□、&#△
坂井眞:
うん
気になるんだね?
相談者:
うん。気になっちゃって。
もう、目が覚めたときから、寝るまで、もう、頭から、離れないのよ。
坂井眞:
・・でも、あれでしょ?もう今は、そのお、勿体ないぐらいの、旦那さんと、
相談者:
うん
坂井眞:
2人だから。
相談者:
はい
坂井眞:
そんなには気にならなくなったんじゃないの?
相談者:
うん
坂井眞:
そうでもない?
相談者:
うん
坂井眞:
も、長いもんね?結婚して33年って言ってたっけ?
相談者:
そうなんです。
坂井眞:
うん・・じゃあ、経済的にも・・あの、い、今、の旦那さんと結婚してからは全然不安なく過ごして来られたんですか?
相談者:
うん、はい
坂井眞:
じゃ、ほんとに・・幸せだね。
相談者:
ほんで、
坂井眞:
うん
相談者:
家(うち)建ててから、
坂井眞:
うん
相談者:
あの、1年か2年したとき、ぽっ、うん、そこお、か、ちゃっかり、わたし、ここ嫁に来ちゃったですよ。
坂井眞:
あ・・
相談者:
別に家(うち)目当てじゃなかったんだけども。
坂井眞:
なかったのに?
相談者:
ただ家(うち)が建ってた・・ん、だけだけど。
うん
坂井眞:
じゃあ、建ったばっかの家に、
相談者:
うん
坂井眞:
結婚して、来ちゃったっていうことね?
相談者:
1年か2年経ってから。
坂井眞:
うん、うん
相談者:
うん、うん
もう今は、もう、んー、汚くなくなっちゃったけど。
坂井眞:
うん
相談者:
家(うち)も古いから・・うん
坂井眞:
でも、一番馴染んでる、家(うち)でしょ?ずっと住んで、ね?
相談者:
そうですね。うん、うん、うん
坂井眞:
・・そうするとお、今の悩みっていうのはやっぱり、なさそうですね?
相談者:
・・悩み、
坂井眞:
うん
相談者:
は、あるよお・・
坂井眞:
あるの?
相談者:
うん・・あるんです。精神科の悩みですけど。
先ほど言いました。
坂井眞:
ああ、自己臭症の話?
相談者:
&#△%、うん、うん
坂井眞:
うーん・・それはでもやっぱりほんとに・・病院でえ、
相談者:
うん
坂井眞:
ね?
相談者:
うん
坂井眞:
こう、力添えになってもらうしかないね。
相談者:
うーん
坂井眞:
うん
相談者:
薬飲んでも・・
坂井眞:
うん
相談者:
ダメだんだな・・
坂井眞:
うーん
相談者:
効かないんだもの。
坂井眞:
・・でも側にいる旦那さんが・・そんなにちゃんとしてくれるんだから、
相談者:
うん
坂井眞:
そっちのこと考えたほうがいいね。
相談者:
そうですね。
坂井眞:
うん
相談者:
うん
坂井眞:
・・どうしよう?・・なんか、あの、話させていただいて、幸せで、いいなと思ってるんだけど、特に、ご相談に(苦笑)・・
相談者:
そうなんですよ。
坂井眞:
応じる話じゃないね。
相談者:
ヘヘ(苦笑)相談・・
坂井眞:
でも、まあ、こういうのもいいかな?
相談者:
相談っていうか
坂井眞:
うん
相談者:
悩みっていうか、なんだか分かんないんだけども。
坂井眞:
うん・・じゃあ
相談者:
わたし初めてで
坂井眞:
うん
相談者:
分かんないんだけども。
坂井眞:
うん・・じゃ、また柴田先生に代わりましょうかね?
相談者:
・・はい、すいません。
坂井眞:
はい
相談者:
じゃ先生ありがとうございました。
坂井眞:
はい、お幸せに。
相談者:
はあい
(再びパーソナリティ)
最初は何だこの相談は、と思いながら聞いてましたが最後には不覚にも涙出ました…足るを知るとはこういう方の事を云うのだろうなと。
お幸せに、と心から願いました。
坂井先生の対話スキルの高さを見せつけられた回でした。
だけど何で坂井先生だったんだろ?
自臭症で悩んでるみたいだから高橋先生のほうが良かったのでは?
今幸せですと言いながらも
自臭症が一番相談したいことだったんじゃないのかな?
この女性が本当に幸せなら、相談しないと思います。何か、心の闇を感じます。
本当は、今の自分が不幸で苦しくてたまらないけど、幸せだと思わないと生きていけないと訴えているような感じがしてなりません。誰かに聞いてほしかったのだと思います。
でも、女性の話しが本音で、残りの人生を穏やかに過ごせる事を心から願います。
相談者さんは幸せだと思ってるんです。
でも夫に全部やってもらって申し訳ないと思うし、実の家族は不遇のまま亡くなって、私だけ幸せで申し訳ないと思っている気がします。
そうなると精神科に通ってる、私にだって不幸な事がある。自己臭症で辛い。これが言い訳となって今の生活が納得できるものとなっている気がしました。
ただただ幸せっていうのは、辛い育ちの人間には居心地あまりよくないものです。
毎日聴いてるテレフォン人生相談に電話して
いつも聴いてる先生方(この日の当番は柴田先生)と話したかったのかな
ミーハーな気持ちで。ご本人にとっては、ミーハーができる幸せなご状況なんだと思います
なにげにお話されていましたが、かなり壮絶な人生でいらっしゃったことと想像いたします
それを経たから、「いまが幸せ」と断言できるのでしょうな
結果、お幸せな人生。ご相談者の人生観、見習いたいものでございます
管理人さま、いつもありがとうございます
コメント、感心して読ませていただいております
これから老老介護が絡んでくるだけに、心配な部分は往々にしてありますが、子供がいないので、何とか上手い終活をして欲しいなあと思います。
なぜ、幸せな人間がテレフォン人生相談に電話する?
わざわざ電話する理由は何?
悩んでいるからでしょ?
何か問題抱えているからでしょ?
ただ聞いてほしかったなんて信じられません。とても、気になる回でした。
私の気のせいであると良いですが
深刻に悩んでなくても闇がなくても人に話を聞いてもらいたかったり
自分のよく聞いてる番組に出られたら嬉しいなと思うことくらい誰にでもあるでしょ。お年を召した方なら尚更。
現在の本人の気持ちが幸せか幸せでないかなんて誰にも断定できないと思います。
もし、自分が相談者様の立場であれば、ラジオで人生相談を聞いていて、自分の今までの人生を振り返って、若い頃本当に不幸だった。それに比べれば今はとても幸せだけど、それなりに悩みはある話を誰かに聞いてもらいたい。人生も終盤になり何かしら記念になることをしたい。と思いますが。
それで電話してみようと思い立ったのではないでしょうか。(自分であればそこまで行動には移せませんが)
同世代を共有するものとしては ご苦労をねぎらいたく存じます。私は逆に「大学進学」を義務つけられて 苦労しました。
両親は明治生まれ。子供を亡くした夫婦でした。育ての親です。実の親は母の兄夫婦。何も知らずに15歳まで育てられ、母の目標とする進学校に入学直後に事実を知らされました。
でも!成長期って不思議な力が働くもので、心が重いと感じながらも受験を目指してまっしぐらでした。
無理なことだったのでしょうか?明日から大学二年と言う日に 父は職場で倒れて亡くなりました。私の人生はそこで止まったままのような気がします。
働くともいえず、母の苦労を悲しく感じながらも通学しました。母は網膜剥離を起こしていましたが、相変わらずの苦労でした。
身の丈に合う生き方でよかったのにと思いますが、戦後という時代は貧富の違いを超えて 誰もが幸福になれると夢を見ることができた時代ですね?
私は心の闇を解決できません。でも「テレホン相談」を聴いて 自己実現を成し遂げようと努力しています。
「坂井眞」さんの声が素敵です。非常にわかりやすい回答で、少し笑いも入っていたりするとうきうきします。
声は大切な要素です。