テレフォン人生相談 2022年8月2日 火曜日
仕事上のコミュ力というのは仲良くするとかよりも、まずは誤解を生じさせないことが第一。
キミ 「ある上司の方とうまく行かず、」
:
今井 「先輩1人とどう付き合うかっていうことでしょ?」
今井さんがなぜこんな確認をしたのか分かる?
キミ
「その先輩方に挨拶をしても、」
「その先輩方とうまくいくように」
「上司の方」というのは本来は「上司」でいいんだが、敬意の意味として誤解までには至らないから、これはまあいい。
しかし「先輩方」というのは不特定の複数形だということをキミは知らないのね。
今井さんは混乱したの。
あと、「上司」と言ったり「先輩」と言ったり。
同じ人でしょ?
どっちやねん。
上司には指揮命令権があるの。
キミにとって上司は顧客。
なんでもかんでも服従しなくていいけど、満足度を上げないと。
もしキミが上司で通していたなら三石女史は「無視しろ」なんてアドバイスはしない。
10数分で少なくとも2つのキミに起因するコミュニケーションエラー。
これが君のコミュ力。
「ちょっと」や「結構」は、口ぐせとしてネタにされるぐらいかしら。
上には上がいるけど。
キミの倍は言っている。
どう聞こえるか聴いてみるといい。
パーソナリティ: 今井通子
回答者: 三石由起子(三石メソード主宰、作家・翻訳家)
相談者: 男22歳 一人っ子 父52歳 母50歳と同居