良い子だった娘。今は後追い恐れ毎日見舞う。薬漬けにヤブを疑う母に必要なもの

(回答者に交代)

大原敬子:
こんにちは

相談者:
あ、こんにちは、お願いします。

大原敬子:
はい
あのですね、夜、お母さんが泊まってますよね?

相談者:
はい

大原敬子:
これは、娘さんが「泊まって」っていうことを言ってるわけですか?

相談者:
いえ
言いません、わたしが。

大原敬子:
なぜそれを訊きたかったかというと。

相談者:
はい

大原敬子:
訊いてみると、このお嬢さんは、自分が支えてあげなければいけないって思うものに対しては、すごい強さがあるんです。

相談者:
はい

大原敬子:
犬がそうですよね?

相談者:
はい

大原敬子:
ところが・・自分がほんとに体力ないときには、
「お母さん、犬の薬を取りに行って」って言ってるんですね。

相談者:
はい

大原敬子:
お願いする力も持ってるんです。

相談者:
はい

大原敬子:
そのお願いする力があったのに・・なぜ、お母さんと一緒に行ってって言わなかったんでしょうかね?

相談者:
なんか、「死にたい」とも言ったりしてたのでね・・

大原敬子:
あのねえ・・病院の先生にも伺ったらいいと思いますけどね、

相談者:
はい

大原敬子:
吐いたりしてますよね?

相談者:
はい

大原敬子:
で、犬をすごく大事にする。

相談者:
はい

大原敬子:
でも自分の心がボロボロ。

相談者:
はい

大原敬子:
で、最後にお母さんに頼むのは、犬の薬を持って来て欲しいだけであって、

相談者:
はい

大原敬子:
あとはお母さん頼んでないわけでしょう?

相談者:
・・あっ、食事い・・ですね。

大原敬子:
「作って」って言ったの?

相談者:
はい
も、ずっと、亡くなってから。うん

大原敬子:
で、お母さんは、どんな食事作ってます?今。

相談者:
今はもう、吐くので・・

大原敬子:
吐くのは・・食べられないって吐いてます?

相談者:
見てないですね。一度、おにぎりは、あの、事故に遭った、あとに、持って行ったら、

大原敬子:
うん

相談者:
食べてました。(ため息)

大原敬子:
あとは食べたの見てないの?

相談者:
最近はもう・・「食べれない」って、言って、もうほとんど、あの「作らなくていいよ」って、味噌汁とか?アイスとかって・・

大原敬子:
ん、アイスを欲しがるんです。
冷たい物ね?

相談者:
うん

大原敬子:
自分の感覚で分かりますから。

相談者:
さっぱりしたのがいい。

大原敬子:
そうです、そうです。

相談者:
はい

大原敬子:
お味噌汁は・・そのお嬢さんの家(うち)で作ってるんですか?

相談者:
全部こっちで作って持・・持って行くようにしてました。

大原敬子:
どんなお味噌汁です?具は。

相談者:
豆腐とネギ、ですね。

大原敬子:
で、お味噌は辛いですか?薄味?

相談者:
薄味じゃない・・です。ですから、娘に、「薄味にしてちょうだい」って言われてるんです・・

大原敬子:
うん

相談者:
あー

大原敬子:
そして、お豆腐なんですけども、

相談者:
はい

大原敬子:
お豆腐の大きさ大きいですか?小さいですか?

相談者:
小さいです。

大原敬子:
小ちゃいわけですよね?

相談者:
ええ

大原敬子:
で、お嬢さんは薄めにして欲しいと思った。

相談者:
はい

大原敬子:
ネギの分量、によっては、もうネギで香りで食べたくないんですね。

相談者:
あー

大原敬子:
つまり、お味噌汁の美味しさっていうのは・・お豆腐が小さかったら・・ネギはすっごく細く切って・・ホントひとつまみです、入れるのは。

相談者:
・・

大原敬子:
そうすっとね、お味噌汁の味が強くなるんです。

相談者:
あーああ

大原敬子:
で、次に・・お嬢さんと、お食事終わりました、

相談者:
はい

大原敬子:
そのあとどうしてるの?

相談者:
なんか、娘はもう、毛布かぶって横になってます。

大原敬子:
うん

相談者:
あの、犬と一緒に。

大原敬子:
ほいであなたとは話さない?

相談者:
ビール、うん

大原敬子:
え!?、お酒は飲むの?

相談者:
ビールっていうか酎ハイですね。かなり・・飲んでました。最近はちょっと控えてますけど。

大原敬子:
で、これは病院の先生知ってます?酎ハイ飲んでんのは。

相談者:
んー

大原敬子:
だから、先生に、あなたがまた病院にいらっしゃるならば、

相談者:
はい

大原敬子:
酎ハイ飲んでる、時間・・で、わたしが行ってる時間・・お味噌汁・・アイスクリーム・・これ全部その人の心が出てるんです。
食べ物っていうのは、

相談者:
はい

大原敬子:
心の反映なんですよ。

相談者:
ああー

大原敬子:
だから、ある程度食べ物を見ると、何が不満か出て来るんです。

相談者:
あーあ、はあ

大原敬子:
で、このお嬢さん、そんなお母さまが今、暗ーい声で喋ってますけども、

相談者:
はい

大原敬子:
強いですね。

相談者:
はい

大原敬子:
そう思いません?

相談者:
思います。(ため息)

大原敬子:
どういうところ思ったの?強いって。

相談者:
小さいときから・・手の掛からない子だなと思って来まし・・た。

大原敬子:
そうでしょう。無理したんですね。

相談者:
うん

大原敬子:
うん

相談者:
そしてやっぱり、こういうふうになってから言われました。

大原敬子:
不満をね?(含み笑い)

相談者:
うん

大原敬子:
うん、ん

相談者:
不満をもう並べられました(苦笑)。

大原敬子:
ていうことは今お嬢さんは、わたしは頼んでないけども、お母さんわたしとこ来てるでしょってことは、彼女にとっては、不愉快だけども、気持ちいいんです。

相談者:
うーん

大原敬子:
でね?

相談者:
はい

大原敬子:
お母さんなさってできることはね?

相談者:
はい

大原敬子:
口唇欲求です。

相談者:
ええ

大原敬子:
美味しい物ってのは豪華じゃなくって、

相談者:
はい

大原敬子:
人が見て、あんな粗末な物でも、「これお母さん・・作ってくれたんだよね」っていうものが、あると生きて行けるんです。
それ、でも、このお嬢さんないんです。

相談者:
うーん

大原敬子:
じゃ、ないときどうするか?って、あなたが今、毎日行ってるんでしょう?

相談者:
はい

大原敬子:
したら、お嬢さん食べなくてもいいから、

相談者:
はい

大原敬子:
とにかく・・何か1品作ってあげることです。

相談者:
はい

大原敬子:
で、今、一番言ったのはお味噌汁ですよね。
ほんとに、心が病んでしまうと、

相談者:
はい

大原敬子:
小ちゃなスプーンありますよね?コーヒースプーン

相談者:
はい

大原敬子:
あそこに乗る感じの大きさなんですよ。

相談者:
・・

大原敬子:
ちょうど口に入るんです。
おネギは、ほんとに薄く切るんです。

相談者:
はい

大原敬子:
お味噌汁に落ちたときに、輪っかに出るでしょ?おネギが。

相談者:
はい

大原敬子:
あれです。あのぐらいです。
あれを・・5切れ

相談者:
うーん

大原敬子:
そして、時には・・わかめ。

相談者:
はい

大原敬子:
時には、油揚げ。

相談者:
はい

大原敬子:
そういうこと工夫して、入れてあげる。

相談者:
はい

大原敬子:
「やってご覧なさい」って、言えるのは、

相談者:
はい

大原敬子:
「おにぎりは食べました」って言ったとき。

相談者:
あー

大原敬子:
手作りのおにぎりってね、

相談者:
はい

大原敬子:
開けるとふわーとお海苔の匂いするんです。

相談者:
あー

大原敬子:
人間が一番ね?

相談者:
はい

大原敬子:
病んだときは、磯の香りのする物が効くんです。

相談者:
あーあ

大原敬子:
もしできたら、おにぎりも、小ちゃく作ってあげて・・そして、つけるんです。
今日は食べた。食べなかったっての。

相談者:
はい

大原敬子:
で、今度病院に行くときに、先生に、

相談者:
はい

大原敬子:
「この子がわたしに出したのは犬の薬だけ」

相談者:
はい

大原敬子:
「泊まれ」とか云々言わなかったってこと。

相談者:
はい

大原敬子:
で、「死にたい」と言ってること。

相談者:
はい

大原敬子:
それを、先生に、細かくお伝えすることです。

相談者:
あー

大原敬子:
それが、あなたの役目。

相談者:
はい

大原敬子:
それを姿を見ていて、「お母さん、全部わたしのああいうのって見てるんだ」って、それが愛なんです。
愛っていうのはね、あなたが好き云々じゃないんです。

相談者:
はい

大原敬子:
「あれ?、昨日とお味噌汁違った」「食べないけども、またお母さん今日も変えた」って。
人間がほんとにこの人が愛してるかどうか見るには、

相談者:
うん

大原敬子:
食べたから作ってる人間よりも、拒否しながらも、なんとか工夫して食べさせようとする、その行為の中に、
「あれ?、もしかしたらわたしは・・愛されてたのかもしれない」って感じるんです。

相談者:
あーあ、そうですか、はい

大原敬子:
うん、今日の相談は、あなたは、ドクターに、

相談者:
はい

大原敬子:
細かなことが伝えられること。

相談者:
はい

大原敬子:
そしてアイスクリーム云々は、あなたが買って来て、冷凍庫に入れとくこと。

相談者:
あ、はい

大原敬子:
それから、ほんとに食がなくなったら、磯の香りのする物は・・口に入ります。

相談者:
あー

大原敬子:
そういう知識でまずはじめてみてください。

相談者:
はい

大原敬子:
はい

(再びパーソナリティ)

「良い子だった娘。今は後追い恐れ毎日見舞う。薬漬けにヤブを疑う母に必要なもの」への5件のフィードバック

  1. うちの猫は新入りの子猫が来たとき
    嫉妬のあまりお腹の毛をむしって禿げていました。
    知人のインコもストレスで羽をむしり禿げ禿げに・・・
    犬のうつ病もなんだか想像がつきますが
    原因はやはり飼い主のストレスを体現化してるんでしょうね。

  2. 人生いろいろ、うつ病もいろいろというところでしょうか。とはいえ、長女の旦那さんが自殺したこと、察するに余りある話で悲しくなりました。
    とはいえ、頑張り過ぎないでゆっくり治療して欲しいのですが、精神科関係の病院選びは、本当に大変なんですよねえ、病院そのものが少ないし。

  3. もっとこまめにカウンセリングしてくれる精神科医に変えてみた方がいいと思います。

  4. 磯の香り…確かに

    ながーい目でゆっくり寄り添ってあげて
    ほしいな~と
    愛が一番…ですよね

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