壊れるまで頑張るメカニズム。高評価に味をしめたらもう戻れないスパイラル

テレフォン人生相談 2022年1月14日 金曜日

大原敬子 「分かります?」
相談者  「・・」

難しいことを簡単に伝えるための道具が比喩。
なんだけど、なぜだか大原女史は逆になる。

 

大原敬子 「
私は自分に能力ないから早く行きます。30分前に。
仕事を探します。植木から何から水変えたりして。
自分の場所を作ります。

この考え方は入社間もない彼女そのもの。
それが彼女を苦しめたわけです。

植木が好きで水をやるなら全然いいんですよ?
そうじゃなく、会社からすればサービス残業にすらならない、インフォーマルな評価によって穴埋めをしようとするからおかしなことになってしまった。

一方、そうやって出自・経歴不祥のまま今の地位を築いたのが大原女史の凄さ。
常人のなせるわざではない。

 

努力家=野心にまみれた復讐の鬼

なかなか毒気のある真理ですが、間に2つほど感情を挟めば自覚する人は多いんじゃないでしょうか。

努力家

負けず嫌い

怒り

復讐心

 

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)

相談者: 女22歳独身 両親53歳 姉25歳 双子の姉

今日の一言: 劣等感とは所属感の欠如です。

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
はい

加藤諦三:
テレフォン人生相談です。

相談者:
よろしくお願いします。

加藤諦三:
はい、最初に年齢教えてください。

相談者:
22歳です。

加藤諦三:
22歳。まだ独身、ですか?

相談者:
はい

加藤諦三:
ということは今、ご両親と一緒に暮らしてんの?

相談者:
そうです。

加藤諦三:
ご両親は、何歳ですか?

相談者:
2人共、53歳です。

加藤諦三:
53歳。きょうだいは?

相談者:
20う、5歳の姉が、1人と、

加藤諦三:
はい

相談者:
双子の姉が1人です。

加藤諦三:
はい、分かりました。それで、どんな相談ですか?

相談者:
4ヶ月前に、心理的な要因で、

加藤諦三:
ええ

相談者:
退職しまして。

加藤諦三:
退職っていうの具体的にいうとどういう・・

相談者:
すごい、頑張りすぎちゃったというか(含み笑い)。

加藤諦三:
はい、はい、はい

相談者:
周りに気に入られようとして。

加藤諦三:
はい、はい

相談者:
すごおく、元気に振る舞ったりとか。

加藤諦三:
はい、はい、はい

相談者:
仕事全部こなそうと、すごく頑張っちゃって。

加藤諦三:
はい

相談者:
でもそんなうまく行きませんから。

加藤諦三:
ええ

相談者:
どうにもならなくなってしまって。

加藤諦三:
うん

相談者:
死にたいってなっちゃって。

加藤諦三:
・・

相談者:
病院に行ったら、

加藤諦三:
はい

相談者:
「適応障、害、ですね」と・・

加藤諦三:
はい

相談者:
診断されまして、それから、休職、したって、感じですね。

加藤諦三:
はい。あなた今まで、退職する、までの22年間ですけども、物凄いストレスの強い人生だったんじゃないの?

相談者:
あー、ほんとにそうですね(苦笑)。

加藤諦三:
そいでそのストレスの原因は、

相談者:
はい

加藤諦三:
競争心、が、強くないの?人と張り合う気持ち。

相談者:
そうですね。もう・・一番になりたくて・・

加藤諦三:
うん

相談者:
誰か・・上司とかにちやほやされてると(苦笑)・・

加藤諦三:
そうだよねえ。

相談者:
すごい憎悪が湧いて。

加藤諦三:
うーん
退職するまでどのぐらい働いたの?

相談者:
2年半ぐらいですかね?

加藤諦三:
もう、とにかくう、みんなに自分は凄いのよってことを見せようとして頑張ったんだよね。

相談者:
はい
で、ま、劣等感がすごくて。

加藤諦三:
そうですよ。もちろんだってえ、そこまで・・頑張るのは劣等感と優越感コンプレックス、ですよね。

相談者:
はい

加藤諦三:
だから優越感と劣等感てのは同じコインの表と裏で、

相談者:
・・はい

加藤諦三:
心の底では自分は劣等であると、思っているんだけれども。
みんなには・・わたしこんなに素晴らしいのよ・・って見せて来たんでしょ?

相談者:
はい

加藤諦三:
・・そいでもう・・疲れ切っちゃった。

相談者:
そうなんですね。

加藤諦三:
その2年半の経過っていうのはどうだった?

相談者:
最初3ヶ月ぐらいはすっごく調子が良か、ったんですよ。

加藤諦三:
はい

相談者:
でもう・・ストレスとかも全然なくて。

加藤諦三:
うん

相談者:
上司からも・・「元気でいいね」、「いい人が入ってくれた」って言われて。

加藤諦三:
うん

相談者:
もう、すごく充実してたんですけど。

加藤諦三:
うん

相談者:
それからもうちょい、と経つと・・だんだん調子が悪くなって来て(苦笑)。

加藤諦三:
うん、うん

相談者:
で、失敗すると、ものすっごく、引きずってしまって。

加藤諦三:
うん・・

相談者:
「そんなに落ち込まなくていいよ」ってすごく言われるんですけど。

加藤諦三:
うん

相談者:
もう全然耳に入らなくて。

加藤諦三:
耳に入んないよね。

相談者:
はい

加藤諦三:
だって、さっきあなた、気に入られようとかね?

相談者:
はい

加藤諦三:
元気に振る舞うってこと言いましたけども、

相談者:
はい

加藤諦三:
なんでそんな、ほんとに元気じゃないのに元気に振る舞うんですか。

相談者:
・・うん

加藤諦三:
明るく元気に振る舞ってる人っていうのは、

相談者:
・・はい

加藤諦三:
物凄い怒りを・・心の底に秘めて、
その怒りの間接的な表現として、明るく元気に振る舞うっていうことがあるんですよ。

相談者:
そうなんですか。

加藤諦三:
だから恐らくあなたね・・会社に入る前に既に・・かなり心の底に怒りが溜まっていて、

相談者:
はい

加藤諦三:
元気に振る舞うって言ったけど、ほんとに元気じゃないもんね。

相談者:
あそうですね。

加藤諦三:
そいであなたの今日の相談というのはあ・・もうわたしは、22歳で、今、こういう状態ですけれども、

相談者:
はい

加藤諦三:
どうしたらいいんでしょう?っていう、相、談?

相談者:
劣等、感が問題だと思ったので・・

加藤諦三:
うん、そりゃ劣等感問題です。

相談者:
それを、具体的に、どう処理すればいいのか?、と、いうこと、ですね。

加藤諦三:
はい、分かりました。今日はあのスタジオに、幼児教育研究の大原敬子先生がいらしてんので、伺ってみたいと思います。

(回答者に交代)


「壊れるまで頑張るメカニズム。高評価に味をしめたらもう戻れないスパイラル」への11件のフィードバック

  1. 明るく元気に振る舞うのは怒りの間接的表現?支離滅裂な加藤ワールド。
    うさぎ?ライオン?キリン?鹿?職場が動物園に変わっちゃった大原ワールド。
    ワケワカメw

    1. 「無意識に怒り狂ってる人こそそれを隠すように無闇に明るく振る舞ってしまう」ってことでしょ?
      別に支離滅裂じゃないと思うけど。
      動物の話は例え話だし。

  2. 褒められて伸びる人いますよね。
    でもそれがピークの状態なら伸びしろ無いのに期待されるのは苦痛なのね

  3. 人生いろいろ、退職理由もいろいろですが、退職した会社は、高校卒で入ったのか、高専卒か短大卒で入ったのか、ちょっと気になるところです。
    高専卒か短大卒で入って退職だった場合、短期離職になるのでちょっと心配ですが、とりあえず適応障害を治療してから社会復帰して欲しいです。

  4. いつも更新ありがとうございます。
    この相談なのですが、
    カテゴリーが離婚の悩み相談になっていましたのでお知らせしておきます。
    細かくてごめんなさい。

  5. お姉さんがうつ病だと
    お世話をしている相談者さんにも
    何かしらの影響は、出てきても
    おかしくないですよね?
    頑張った自分を誉めてあげて、これからはゆっくりと自分らしく愉快に行けるといいね。

  6. 「劣等感は心の触れ合う人がいないこと」だったんですね。ちょっと驚きました。

    大原先生の動物の例えはもういいかな。

  7. 相談者に善性や知的向上心がある前提でせつせつと語り、訴え、自らを舞台俳優みたいに演出し、相談者が劇的・感動的に立ち直るシナリオなんですよねいつも。まあそれも一つの方法なのは解るんですが、ごくたまに自分らの説を否定された時の激怒が凄まじいので、苦手なコンビではあります。

  8. 本当に管理人さんの仰る通りで、大原先生のたとえ話はちっとも理解の助けにならない
    わかりにくい話をあの早口でたたみかけてくるから、相談者もリスナーもこんがらがる

    「反骨精神」って好意的に語られることが多いけど、実のところは劣等感からくる反発心なことが多い訳で
    侮られたくないから一生懸命頑張る、それこそ人一倍頑張るから結果も出やすいし、プレーヤーとしては優秀と評価されがち
    ただし、基本的に原動力が敵意だから、人を信頼しないし対等な関係が結べない
    マネージャーとしてはパワハラ系になる、あるいは目ざとい部下を自分の地位を脅かす存在としてつぶしにかかる、なんてよくある話

    「偉くなるのが幸せとは限らない」なんていうけど、少なくとも、自分の心の葛藤が解決されないうちは、どれだけ偉い立場に立っても心の安息は得られないんだろうと思う
    まあ、そんなのを上司に持つと本当に悲劇なんだけど

  9. 褒めてもらえないと自分がダメだと感じてしまう。うまくいってないと途端にダメ人間と苦しむ。幼少期から好かれるために知恵を出さなきゃいけなかった。他人と比べるからいつも優劣がついてしまう。それで劣等感と優越感に縛られるということだと思います。
    同じ境遇の人は一杯います。明るい未来に進めますように。

匿名 へ返信する コメントをキャンセル