冷静沈着な夫に拒否られて26年。妻が理解できないレスのトリガと離婚のトリガ
(回答者に交代)
中川潤:
別れること自体は、
相談者:
はい
中川潤:
今お話伺ってると、ま、ご主人がそういう・・お気持ちい、で、
相談者:
はい
中川潤:
え、で、極めて冷静え・・え、な方で、
言葉の弾みで出た話でも、ないよう、なので、
相談者:
はい
中川潤:
あ、恐らくあなたのほうも・・ま、彼がそういうことならば・・そりゃ、そいでしょうがないだろうと。
相談者:
うん・・
中川潤:
そういうふうに・・考えるしかない・・んだろうと思うんですね。
相談者:
そうですね・・
中川潤:
ねえ。
嫌だって言うの・・に・・うー、そんな男と一緒に、いてもしょうがない(苦笑)・・
相談者:
そう(ため息)
中川潤:
という・・う、あ、あなた自身・・
相談者:
こんなに嫌われてるんでしたら・・
中川潤:
うん、うん、ストレス溜まるだけだからね。
相談者:
で、はい・・はい
中川潤:
ん、精神衛生上もよろしくないと思うから。
相談者:
はい
中川潤:
そりゃ、さっさと別れる・・こと考えたほうが・・いいやとは、思うわけ、え、です、が・・
あ、あなたが相続した財産・・
相談者:
はい
中川潤:
これ離婚の清算の問題には全然、対象外ですよ?
相談者:
・・あっ!、そうなんですか?
中川潤:
そりゃそうですよ、だってあなたが、自分の相続で・・承継した財産ですから。
相談者:
はい
中川潤:
あの、離婚・・に伴ってその、財産の、あの、問題が出て来るっていうのは、財産分与、で、要は、あ、結婚してから、夫婦で、え、形成した、あ、財産・・
相談者:
うん
中川潤:
を、清算すると・・いう問題・・い、があるだけなんですよ。
とりわけ、奥さんが専業主婦でね?、家ん中支えて、子育てだ、家事だ、家を支えて、旦那が・・あ、外で働いて。
持ち家、を・・持って。当然のことながら、あの、客観的な収入のあるのは、旦那だから、ご主人名義の場合が、多いわけだけども、
相談者:
はい
中川潤:
実はそういう場合・・奥さんの・・さ、支えが合っての、財産じゃないかという・・ことでありましてね。
相談者:
はい
中川潤:
それを・・お、きちんとした形で夫婦別れするんであれば、
相談者:
はい
中川潤:
その間(かん)で、作り上げた財産については、それなりの清算を、しましょうねと。本来、例えば旦那名義であっても・・結婚後に・・作り上げた財産であれば、実質的な持ち分、取り分が・・あるはずやからと・・
相談者:
はい
中川潤:
いうことで、清算しましょっていうのが、財産分与、なんですよ。
相談者:
あ、そうですか。
中川潤:
で、だから・・結婚後、であっても・・典型的なあなたの場合、の、相続・・で、
相談者:
はい
中川潤:
取得したような財産っていうのは・・これはご夫婦で形成した財産でもなんでもないですから。
相談者:
ええ
中川潤:
えん、分与対象でも、まったくないですわ。
今のご自宅っていうのは、結婚してから?
相談者:
そうですね。はい
中川潤:
借入かなんか起こしてですか?
相談者:
はい、そうです。
中川潤:
今、もう、ローンはないの?
相談者:
もうありません。
中川潤:
で、ご主人の、単独名義になってるわけね?
相談者:
はい、はい、そうです。
中川潤:
うん
だから、それを・・あの、基本・・イーブンですから?
相談者:
はい
中川潤:
それをベースにして、
相談者:
はい
中川潤:
え、分かるということにはなりますよね。
相談者:
それっていうのは、こう、お互いの話し合いで、進めて、行ったらいいんですか?それとも・・
中川潤:
そりゃケースバイケースだと思うんです。
ふんでえ、一般的にはなかなかその辺のところ冷静に話い、ができない、のが普通なんですけども・・
相談者:
うん
中川潤:
ちょっとさっきの話聞いてると、
相談者:
はい
中川潤:
ご主人が、とっても沈着冷静でっていう・・
相談者:
非常に冷酷う、な、方ですので、
中川潤:
うん
相談者:
わたしのほうが感情的になって、わたしのほうが気持ちが先走っていつも、負けちゃうんです。
中川潤:
あー
相談者:
まるで、見下されて、劣等感に苛まれるっていうか・・
中川潤:
はい
相談者:
なんか、低俗な、人間のような、なんか、足から踏み、踏み倒されるような感覚を、覚えます。
中川潤:
今のお話聞いてるとお、彼とあな、あなたはお話すると、あなたのほうがだんだん、ちょっと感情高ぶって来てしまって・・
相談者:
(苦笑)そうです。
中川潤:
彼はマシーンのように、あ、ある意味、的確なように見えるね?
相談者:
はい
中川潤:
お答えが・・返って来ると。
相談者:
先生、あの・・わたしもし、その解体とか、相続のときに、家があったのに、なんで彼は、「解体をしろ」って言って、したあとに・・そういうことを言、言うのか?、そういう、ことってわたし、すごく不満に思ってるんです。
中川潤:
うん
相談者:
行くところもなくって。
言い分は、通りゅ、通ることは、ありませんでしょうか。
中川潤:
あなたのほうからしてみれば、
相談者:
はい
中川潤:
解体が、ご主人のほうからそうしろっていうふうに、言い出して、
相談者:
はい
中川潤:
で、あなたとしては必ずしも本意ではなかった、のかもしれないね?
相談者:
うん
中川潤:
けれども、それに従って・・
相談者:
いや、離婚するという話があれば・・
中川潤:
いやいや違う違う違う
相談者:
解体しないです。
中川潤:
それを最初から仕組んでたかどうかっていうのは、
相談者:
はい
中川潤:
それはもう分からんですよ。
相談者:
でもタイミングが良すぎるんですがあ・・
中川潤:
タイミングはいいんだけど、だからつって、そうだ、ていう決めつけることはできないですから。
あ、彼が、嵌めて解体させた。出て行く先をなくした、とまでは・・決めつけるわけには、い、いかない。
例えば出るとこへ出たときに、
相談者:
はい
中川潤:
え、裁判所で離婚の調停だとか、
相談者:
はい
中川潤:
調停が、不首尾に終わって裁判ということになって、
相談者:
はい
中川潤:
え、そこで、そのことが・・法的な意味で・・
相談者:
はい
中川潤:
騙してそういうことをさせたという評価を受けるか?っつったら・・そうはならんです。
そう決めつける証拠がないから。
相談者:
・・
中川潤:
え、いや、だからあなたの悔しい気持ちは分かるんですよ?
相談者:
・・はい
中川潤:
あの・・分かるんだけれども・・あの、そのこと・・自体が・・その、例えば、慰謝料、を、請求できるような根拠になるとか、
相談者:
はい
中川潤:
ということにはならないということです。
そいでね?、あなたやっぱり、代理人をお立てになったほうがいいと思うわ。あの、代理人というよりも・・相談相手ですよ。
あの、弁護士・・ね?
相談者:
あ、はい
中川潤:
あなたの側に立って、あなたの立場で・・あなたの意、意向・・を、反映するように、
相談者:
はい
中川潤:
彼に対して、対応・・折衝であるのか?、手続的に調停、まで、やる必要があるのか?
で・・彼の様子だと・・ひょっとしたら、あなたが代理人、の弁護士を立てたときに、
相談者:
はい
中川潤:
その弁護士と、当事者として、お、お話し合い・・もやぶさかではないと、
相談者:
はい
中川潤:
いうような・・誠に、レアな・・ケースの・・方、である、可能性もありますから。
これから離婚話を進める・・にあたっては・・
相談者:
はい
中川潤:
弁護士としての立場から・・あなたサイドで、
相談者:
はい
中川潤:
一緒に相談に乗ってくれる弁護士・・あの、お願いになったほうがいいですわ。
相談者:
・・はい
中川潤:
うん
相談者:
分かりました。
(再びパーソナリティ)
旦那が冷静沈着(相談者にとって狡猾?)ではなく、相談者が足りないだけなのでは…と思いながら聴いていた。法律素人でも聞き齧ったことある「遺産相続分は財産分与対象にならない」も知らなかったので。夫婦としては破綻しているのに「このままでも良いや」と思える心理も解らなかった。不仲であるはずの旦那の助言に従って実家を取り壊して、離婚話が浮上したら「実家を無くさせた旦那の企み」???旦那としては売却できるうちに売却して空き家対策し、妻に纏まった金を持たせたかったのでは…。全体的に、旦那さんにこそ「沸点低くて凝固点高い奥さんとよく連れ添ったな」という印象。
まったく同じことを思いました。
旦那さんと相談者の知能レベルの違いを感じました。
旦那さんが諫めても相談者が感情的になってしまうと、こいつとは話にならないな、というのが延々と続いたんでしょうね。
もっと早く旦那さんに従う姿勢を持てばよかったのに。
それができないのが相性ってやつですかね。
通りがかりさんに同感です。
この冷静沈着な夫は、離婚に際し自宅を妻名義にしても良いとまで言ってるから、離婚後の妻にある程度の慰謝料的な補償は考えているんでしょう。
実家を取壊しさせたのも、余計な不動産を持って維持管理に費用が掛かるのを懸念したのかも。
流動性のある財産に換えて、妻の生活設計がしやすくなったと言えるんではないでしょうか。
ちょっとドラマチックな想像なんですが、この夫さん深刻な病を患ってるとか?
メンタルが不安定な妻にダメージを与えないため、距離を置こうとしてるとか?
それか、好きな女性が存在してるんですかね?
あ、やっぱそっちか?
レスのトリガと離婚のトリガ
とありますが…まさにその通りだなぁと。
かわいそうとしか言えない。
夫さんは第二子を望んでおられたようですが、当時の相談者が心身共にそれはできないと夫婦生活自体を断っている。一度や二度の拒否ではなかったでしょう。その断り方がどんなものだったかは電話の語り口で想像できます。
時を経て相談者が夫を欲したとき夫さんは何を今更状態だったでしょうが、それに対しても「断るのはアメリカじゃ離婚原因よ?」とまで詰めている。
夫さんがもう愚痴を聞かされるのはたくさんだ、と思い至ったのは決して急なことではないはずです。
相談者の話を真に受ければ、夫は情緒の交換ができない冷血漢で、産後に2人目を強くねだり、断られたら根に持ってセックスレスになり、今は戻る実家がなくなった時点で離婚を切り出す冷酷な男、ということになるけれども、
レスも離婚話もきっかけとしては弱すぎるし、話がわかりにくい
そして「わかりにくい話には嘘がある」(byマド愛先生)
40歳で初産って今でもハイリスク分娩だし、26年前なんて高齢出産が30歳→35歳に変わってすぐぐらいだけど、合理的で沈着冷静な旦那がそれでも第二子をねだるもんかな
そもそもこの相談者、言葉通りなら「40歳で出来婚」してるわけで、実のところは相談者が旦那を捕まえた形なんだろうな
どうこう言いつつ相談者は寂しさで旦那にしがみついてるし、旦那はそんな相談者を冷めた目で見てる
「レスはアメリカじゃ離婚原因だよ?」ってのも、離婚をちらつかせた旦那への脅し(というか甘え)だけど、実は離婚を恐れてるのは相談者自身で、旦那はそれを見透かしてるから相手にしてない
レスの原因はたぶん、結婚の経緯も含め、旦那が相談者を信頼できないことじゃないか?
別れ話だって、子どもが独立して、相談者も相続財産を現金化して金銭的な余裕ができたところで、「もう俺はお役御免でいいだろ?」ってとこじゃなかろうか
相談者の話を全部信じれば、夫は家庭の形にこだわるタイプなのかな、と。夫は子どもは一人っ子より二人がいいとか、家はきちんと片付いているべきとか、奥さんは夫に従うべき、と思っていて、出産後体調が悪いだろうとか、トシをとっての実家の片付け・処理は疲れるだろう、というような想像力?はない。他人事というか。妻は夫がそういう人だとはわかっているけど、あきらめきれないのでしょうか。いつまでも変わってほしいと期待しているような。加藤諦三先生だったら「愛する能力のない人に愛を求めるのは、焼いた魚がおどりだすことを求めるのと同じ」っていうかも。ただ息子がどうも母親の味方じゃないのはちょっと気になりますね。普通は息子って父親より母親の味方をするのでは?
20年以上セックスレスって旦那はどう処理していたんだろうか。拒否されたから浮気に走った?
旦那から見たら相談者は居てもいなくてもいい存在になってしまっていて、外で一人で自由に遊ぶ生活が出来上がっていると思います。
離婚して次の人と一緒になる準備が出来ている可能性もあるので離婚するならその辺りも探っておいたほうがいいかもしれません。
ご相談者さんの相続がからんだ話がこじれての離婚なのでしょうか、金銭がらみになってしまうと、本当に厄介なことになってしまうんですねえ。
相談者さん、第二子をどうするかのタイミングからうまくいかなくなったとおっしゃっていますが、夫はその頃からいろんなことを相談者さんに特に相談なしに決めたりしてたんでしょうね。
こうしたいよねとか、こういうことに困ったとかそういう日常会話がないなかで、夫は自分のしたいことを夫の頭の中だけで考えて段取りを進めていたんでしょう。全て決まった時点で相談者へ説明して決行する、という感じ。
相談者からしたら用意周到だと感じるわけだよなと思います。
それでも相談者さんがまあいいやと思てやってこられたのは、夫が1人で考えて進めることが、必ずしも夫の独りよがりではなく、妻のことも考えられたことだったからなのではないかなとも思いました。
しかし相談者さんからしてみれば、普段からあまり仲も良くなくて意思疎通が計れていないなかですので、意見を求められないし軽んじられているな、信頼できないなと感じるのも無理はないかもしれないとも思います。
相談者さんから見て夫は全て決まったことを話すだけなので冷静にも見えるし、全てが決まった話を突然言われれば、そりゃびっくりするし、また蔑ろにした、と思い感情的になるのも無理はなく。
コミュニケーションを避ける夫はまた怒ったそっとしておこうと思い、さらに相談なくいろいろなことを決め…
相談者さんはもうこんなもんだしとあきらめ黙る。そしてむすこに愚痴る。
息子さんはそういう夫婦双方の歩み寄りのたらなさとかを見てきているけれど、きっと愚痴以上の悪影響がなかったので「巻き込まれなくてよかった」という距離感でいるのでしょうか。
お互いがお互いに対して思ったこと、あるいは自分の感情について伝え合わないことによる悪循環の末に距離ができてしまったのかもしれませんね。
夫的には働いたことのない妻にも自分からの財産分与プラスアルファのまとまったお金ができたし、お互いのためには離婚だね、お前にも苦労かけたね、という言葉なし確認なしの離婚宣言…ということでしょうか。
相談者さんが何か裏があるはずと思っている実家の土地売却も含めて、夫が良かれと思っている可能性があるのではと考えてしまいました。