（回答者に交代）

大原敬子：
あの、今お話を伺っていて、

相談者：
はい

大原敬子：
２つ、あるんですね。

相談者：
はい

大原敬子：
１つは、お母さんが、

相談者：
はい

大原敬子：
今まで生きて来た、

相談者：
はい

大原敬子：
依存性は、あなたに、求めてたんですね。
だ、あなたがいなければ、お母さんは、

相談者：
はい

大原敬子：
今のように生きてけ、行けなかった、心の問題ですよ？

相談者：
はい

大原敬子：
もう１つは、あなたが、親子逆転を、あなたが・・果たしてたんです。

相談者：
（泣）それ、薄々気付いてました。はい

大原敬子：
そうでしたか。それが１つの核です。

相談者：
はい

大原敬子：
もう１つの核です。
お母さんは、あなたに絶対に、承認、「あなたはすごい」とか・・「あなたは立派」っていうのは・・言いたくなかった。
なぜ言いたくないか？

相談者：
うん、うん

大原敬子：
お母さんの、幼児期の・・性格ができあがってるんですね、ここで。

相談者：
そうですよね。

大原敬子：
で、あなた、お母さんから承認が欲しかった。

相談者：
・・そうです（鼻をすする）

大原敬子：
認めてほしかった。

相談者：
うん

大原敬子：
だけど・・お母さんは意地でも・・それを出してしまったら、

相談者：
うん

大原敬子：
あなたは・・お母さんから離れちゃうからね？

相談者：
うん

大原敬子：
そういう関係で今来たんだなっていうのは、おぼろげながら感じたんです。

相談者：
はい

大原敬子：
で、訊きたいんですけども、

相談者：
はい

大原敬子：
お母さまのご年齢は何歳ですか？

相談者：
え、５５歳です。

大原敬子：
お父さまは？

相談者：
ん５７歳です。

大原敬子：
これはね？

相談者：
はい

大原敬子：
あのお、なぜ、この段階において、

相談者：
はい

大原敬子：
あなたが今日、電話をして来たのかな？っていう、その真意の問題ですよね？

相談者：
（鼻をすする）はい

大原敬子：
その真意は、もうちょっと先に行きますけども、一番大事なことは、お母さんと仲良くする云々ではなくって、

相談者：
はい

大原敬子：
人は・・

相談者：
はい

大原敬子：
自分が納得して、

相談者：
はい

大原敬子：
そして初めて、

相談者：
はい

大原敬子：
理解できるんです。

相談者：
はい

大原敬子：
だから、どんなに美辞麗句で「お母さんこうだったのよ」、「あなたも立派だったの」って、他人が見て、とっても綺麗な言葉であっても、

相談者：
はい

大原敬子：
本人が納得しない限りは地獄なんです。

相談者：
そうですね、はい

大原敬子：
ね？

相談者：
はい

大原敬子：
それでこれお母さんを・・弁護ではないですよ？

相談者：
（鼻をすする）はい

大原敬子：
ただ、このようにあなた自身が、

相談者：
はい

大原敬子：
円形脱毛症ありましたね？
アレルギーありましたね？

相談者：
はい

大原敬子：
それで、幼児期、円形脱毛症のほうは、これは、お母さんが過干渉か、まったくの放任か無関心なんですよ。
どちらかなんです、これ。

相談者：
はい

大原敬子：
その部分を考えると、お母さん自身が、生きて行くのが辛かった。

相談者：
はい

大原敬子：
い、いっす、常に怒りがある。
或いは、

相談者：
うん、うん

大原敬子：
お母さんとお父さんの関係が、あまり、仲がよろしくなかった。自分・・

相談者：
よくないですね。はい

大原敬子：
よくなかった？、あー

相談者：
はい

大原敬子：
ん、ですから、お母さんにとっては、幼児期に満たされない物ありますね。

相談者：
はい

大原敬子：
いいですか？お母さんを理解じゃなくって、あ、こういう女性であったかって分かってほしいんです。

相談者：
はい

大原敬子：
すとお母さん自身は、

相談者：
はい

大原敬子：
幼児期から、あなた以上に過酷な人生だと思います。

相談者：
はい

大原敬子：
褒めることができないってことですから。
人間っていうのはね？、「褒めなさい」と言っても、

相談者：
はい

大原敬子：
褒められた経験のない人は分からないんですよ。

相談者：
・・あーあーあ、はい、はあ

大原敬子：
お母さんは、褒めるってどういうことか分からないんです。
それが、けなすことによって、コミュニケーションがあるんです。

相談者：
・・あ、あ、はい

大原敬子：
お母さんそういう・・幼児期を来たような気がします。

相談者：
はい

大原敬子：
で、夫と結婚しました。

相談者：
はい

大原敬子：
夫と、関係を持ちたい。お母さん夫好きだと思いますよ。なぜかっていうと、これだけあなたに依存するってことは・・

相談者：
はい

大原敬子：
本音は強い人ではないですよ。

相談者：
そうですね。はい

大原敬子：
一見みれば、あなたにすれば、いじめてる形なりますけども、そうしなければ関わりができない・・

相談者：
はい

大原敬子：
時代があったってことです。

相談者：
はい

大原敬子：
で、お父さんと結婚しましたね。

相談者：
はい

大原敬子：
お父さんが、あまりにも関心持たなくなって来ると、

相談者：
はい

大原敬子：
お母さんはその感情を、

相談者：
はい

大原敬子：
男から女ではなくって、今度は。

相談者：
はい

大原敬子：
自分自身の幼児期の、怒りと・・

相談者：
はい

大原敬子：
自分の両親に対する、無意識の、いつもイライラしてるんですね。

相談者：
そうですね、はい

大原敬子：
あなたが産まれてきたときどうするか？っていうことですよね。

相談者：
はい

大原敬子：
そうすっとここにアレルギー全部ありますけども、非常に・・子育てって、立派なお母さんってどういうお母さんか分かりませんけれども、

相談者：
はい

大原敬子：
お母さんにとっては、わたしが一番大事なんです。

相談者：
・・うん、うん、うん、うん

大原敬子：
だから、子どもが、ギャーギャー泣く、たりすると、もう嫌んなってしまうんです。

相談者：
はい

大原敬子：
もう煩わしい。

相談者：
はい

大原敬子：
で、円形脱毛症の、いち、１つの特徴なんですけど。これはあなた自身が非常に細やかです。

相談者：
はい

大原敬子：
そしてお母さんの顔色を見てるんですね。

相談者：
見てます。はい

大原敬子：
で、お母さんがこう言う、ああ言うっての見ながら、あなたは判断するんです。

相談者：
はい

大原敬子：
で、訊きたいんですけどもその円形脱毛症は、

相談者：
はい

大原敬子：
あの、夜寝ていて、

相談者：
はい

大原敬子：
枕のところに、あの、自分の毛の抜いたのが、抜けたの・・がありますか？それとも・・ちょうど１０円玉とか、にじゅうだん、とは円形ですか？どちらですか？

相談者：
えっと、夜・・寝てえ、いたときに、枕についているとか

大原敬子：
＆#△、枕にずうっと転がった形のように髪の毛が抜けている。

相談者：
はい

大原敬子：
相当辛かったんですね、あなたあ。

相談者：
はい・・ありがとうございます（泣）

大原敬子：
ねえ

相談者：
先生、認めてくださって（泣）

大原敬子：
はあ、そ・・あの、円形のほうは、どちらかというと・・

相談者：
（泣）

大原敬子：
ヒステリー、性格になってしまうんです。

相談者：
（泣）はい

大原敬子：
でも、夜寝ていて、

相談者：
はい

大原敬子：
枕でずうっと自分の、動いた形のように？

相談者：
はい

大原敬子：
髪の毛ずらあっと抜け・・流れてると、

相談者：
（鼻をすする）

大原敬子：
それは・・

相談者：
はい

大原敬子：
自分が恐怖とか、恐れとか、

相談者：
はい

大原敬子：
怒りとか。

相談者：
はい

大原敬子：
でも、円形の脱毛症のときはですね、

相談者：
はい

大原敬子：
怒りよりも・・恐怖

相談者：
はい

大原敬子：
またお母さんが、とか。
いつも自分に、脅（おびや）かされることの、怖さのときには、こういう形になるんです。

相談者：
で、治してくれたのは、

大原敬子：
うん

相談者：
父でした。やっぱり。

大原敬子：
あー・・そーお

相談者：
いつでもやっぱり今回、あの、わたくしが、

大原敬子：
うん

相談者：
母親に、

大原敬子：
うん

相談者：
「ぶっ殺す」って言ったんですよ、電話で。

大原敬子：
うん

相談者：
んで、「お前なんかぶっ殺す」って言ったんです。
で、そんときに、父が、あの、「お前それ脅迫だ、＆#△けど、だけど、（鼻をすする）なんか紐解いていけば・・」あの、「お母さんの」あの「言い方がキツかったんじゃないのか」って、喧嘩になったって味方についてくれたんですよ。

大原敬子：
・・

相談者：
・・

大原敬子：
でもね？

相談者：
はい

大原敬子：
自分の気持ちにもう一度向き合ってみて？

相談者：
はい

大原敬子：
そのお母さんに、縁を切ってもいいじゃない？本来は。

相談者：
（鼻をすする）はい

大原敬子：
でもあなたは・・どうかうまく・・

相談者：
はい

大原敬子：
折り合いをつけたいって気持ちは・・あなたの心のどっかに・・一歩か二歩・・歩み寄りたい気持ちも、どっかにあるんですよ？

相談者：
（鼻をすする）そうですね。

大原敬子：
そうでしょ？

相談者：
はい

大原敬子：
そうすっとね？、今・・冷静になってね。

相談者：
はい

大原敬子：
お父さまは、いやいや、言うんだよっていうのは、お父さん自身も、いや、お母さんがあそこまで出るのは、ひょっとして僕の影響もあるかもしれないってこと知ってますね、責任ってのは。

相談者：
・・あーあ、はい

大原敬子：
お母さんはギャーギャー騒ぎますけども、

相談者：
はい

大原敬子：
お母さんのギャーギャー騒がしいの、寂しい、寂しい。寂しいです。

相談者：
・・あー、はい

大原敬子：
それだけなんですよ。

相談者：
はい

大原敬子：
今、わたしがあなたに求めることは、

相談者：
はい

大原敬子：
こ、こういう、あなたよりも、酷い、幼児？

相談者：
はい

大原敬子：
学童期？

相談者：
はい

大原敬子：
であったはずなんです。

相談者：
・・はい

大原敬子：
お母さんはね？

相談者：
はい

大原敬子：
で、あなた見たときに、あなたにすべて依存するのは、本能的に・・自分の両親よりも・・

相談者：
はい

大原敬子：
夫よりも、

相談者：
（咳払い）

大原敬子：
この子にすがって行ったときに、

相談者：
はい

大原敬子：
すがるって意味は・・自分の感情を、幼児のように、し、出すってことです。

相談者：
・・はい

大原敬子：
よく子どもにこんだけ、言えてるな、この親はと思うのは・・

相談者：
はい

大原敬子：
親が・・

相談者：
はい

大原敬子：
子どもに向かって言ってるんですけども、先ほど言ったように親子逆転ですよね？

相談者：
そうですね、はい

大原敬子：
子どもじゃないんです。
もう、その、あなたの顔が、お父さんお母さんに浮かぶんです、幼児期の。

相談者：
・・あーあ、はい。はい、はい、はい、はい、うん、うん、うん、うん、うん

大原敬子：
ね？、言われた本人はお母さんですね？あなたは。

相談者：
はい

大原敬子：
でも、お母さんは、ハッと冷静になるときに、あれ？・・

相談者：
うん

大原敬子：
あ、我が子だってなる。

相談者：
はい

大原敬子：
そんな感じがあるんです。

相談者：
はい

大原敬子：
それでまとめますとですね？

相談者：
はい

大原敬子：
あなた自身が・・

相談者：
はい

大原敬子：
今、ほんとに辛かったと思いますけども、

相談者：
はい

大原敬子：
脱毛も全部終わったでしょ？乗り越えましたよね？

相談者：
乗り越えました。

大原敬子：
その強さは・・

相談者：
はい

大原敬子：
お母さんの存在がなければ（笑いながら）、できないでしょう？

相談者：
はい、はい

大原敬子：
だから、自分が、こうして強くなったのも・・

相談者：
はい

大原敬子：
あの、状況がなければならなかったわけですよ。

相談者：
はい

大原敬子：
今は、すぐに歩めと言ってないんです。

相談者：
はい

大原敬子：
あなたに力があるから。

相談者：
はい

大原敬子：
ね？、ただ、あなたが・・なんとか・・

相談者：
はい

大原敬子：
この関係を、どっかで・・

相談者：
はい

大原敬子：
自分の懐に入れようかなと思うならば、あなたしかないんです。

相談者：
・・うん

大原敬子：
お母さんは絶対できないから。

相談者：
はい

大原敬子：
もっともっと幼児期に戻ります。

相談者：
うん

大原敬子：
そのときに、あなた自身が、あー、お母さんは、こういう幼児体験があったんだと。
そのお母さん直すと、も、無理だと。

相談者：
うん・・うん

大原敬子：
だからわたしは縁を切るのもあなたです。

相談者：
そうですね。

大原敬子：
だけど、自分が、これだけ強くなったのも・・

相談者：
はい

大原敬子：
あなたが、なんとか折り合いをつけれて、あなたが歩み寄る、その心があるならば、

相談者：
はい

大原敬子：
時間が感情を消すんですね。時間がすべて。

相談者：
はい

大原敬子：
ね？今すぐとは言わないんですけども。

相談者：
はい

大原敬子：
今日、電話を切ったときにですね。

相談者：
はい

大原敬子：
自分のお母さんは、

相談者：
はい

大原敬子：
どういう幼児期に来たんだろうか？

相談者：
・・うん、うん、うん

大原敬子：
そして・・夫婦関係は一体なんなんだろうか？って。

相談者：
・・うん、うん、うん

大原敬子：
このお母さんは、誰に？、依存して、

相談者：
うん

大原敬子：
誰に甘えて、

相談者：
はい

大原敬子：
ね？、自分の本当の姿を出していただろうか？って。
お母さんはお母さんではなくって、

相談者：
はい

大原敬子：
１人の女性として、客観的に見てご覧なさい。

相談者：
はい

大原敬子：
可愛さ感じますよ。
そのときにあなたが学ぶのは、

相談者：
はい

大原敬子：
わたしはこう歩みたくないっていう、大事な教科書はお母さんだったんですよ。

相談者：
・・あー、はい。はい、はい、はい

大原敬子：
教科書は、

相談者：
うん、うん

大原敬子：
生きた人じゃないと教科書ならないんです。

相談者：
はい

大原敬子：
机上の空論なんて、なんの意味もないんです。

相談者：
はい

大原敬子：
わたしはあなたのこの強さを持ったときに、

相談者：
はい

大原敬子：
あ、お母さんをね？、あの、「切っちゃいなさい」とか、他人が言う言葉ではないんですね。
あなたが自分で絶対に、チョイス、選択はできるはずなんです。

相談者：
はい

大原敬子：
そのときに・・あなたの場合すでに、決心と・・

相談者：
はい

大原敬子：
決意と決断ってあるんです。

相談者：
はい

大原敬子：
決心はお母さん嫌だと思ったときは感情ですよね。

相談者：
はい

大原敬子：
決心、心ですよね？

相談者：
はい

大原敬子：
感情でお母さん嫌だと思って嫌でいいんです。

相談者：
はい

大原敬子：
そして、あ、この感情を消すために時間を、取ろうと。

相談者：
はい

大原敬子：
時間を置いて行ったときに、

相談者：
はい

大原敬子：
意志、決意が出ます。

相談者：
はい

大原敬子：
決意が出たときに、そうだ・・次は決断です。

相談者：
はい

大原敬子：
お母さんと、自分が歩み寄るか？

相談者：
はい

大原敬子：
今後自分は、２度と会わないか？

相談者：
はい

大原敬子：
それをもうあなたはできるような、精神的強さを持っています。

相談者：
はい

大原敬子：
ですから・・お母さんを見ながら・・

相談者：
うん、うん、うん、うん

大原敬子：
考えてください。

相談者：
うん、うん・・分かりました。

大原敬子：
なんかありますか？

相談者：
分かりました、ほんとに、よく分かりました。

大原敬子：
がんばってね。

相談者：
良かった良かった。ありがとうございます。

大原敬子：
はい

（再びパーソナリティ）