ドラクロワが描く嫉妬の刃を子に向ける狂気。ライバル視されて感情を失った娘
(回答者に交代)
大原敬子:
すごくお気持ち分かるんですね。
それでね?
小さい頃どうでしたか?って言ってもね?、
相談者:
はい
大原敬子:
あなたの場合分からないと思うんです。
で、わたくしちょっと訊きますから、何か記憶があったなら、
相談者:
はい
大原敬子:
それを答えていただけますか?
相談者:
はい
大原敬子:
まず、抱かれることが嫌。
お母さま「いい子ね」って言ったとき拒絶する。
そういう経験ありました?
相談者:
あ、ありますう
大原敬子:
ありましたか
相談者:
よくあります、はい
大原敬子:
もう一つ訊きますけども、わたしはね、感情が出過ぎますっておっしゃったのね。
相談者:
◆#$%
大原敬子:
それをあなたが意識したのは、二十代頃?、十代ごろ?
相談者:
十代の早いうちから・・ありました
大原敬子:
そのときに、パニック状態になりませんか?
過呼吸。
相談者:
そういう・・あ、な・・過呼吸・・とかぐらいだと、な、二十代、に、ほんとにごくまれにっていう感じで◆#$
大原敬子:
で、そのときにですね、わぁー!と喚き散らして
相談者:
はい
大原敬子:
周りがなにがあるとか分からないけれども、
相談者:
はい
大原敬子:
もう、言いたいこと言ってしまうって・・
そんな状態でした?
相談者:
そうだと思います、はい
大原敬子:
ああ、いい子だったんですね、すごく。
そうすると、今回ね、
相談者:
はい
大原敬子:
迎合してしまったり、自分が好きなものがないっておっしゃるのは、
相談者:
はい
大原敬子:
この応えをすればお母さん喜ぶんじゃないかな?って思ってしまうんですね。
相談者:
うん、うん、はい
大原敬子:
てことは、常に、安定と安心をものすごく求めたんですよ。
相談者:
はあい
大原敬子:
やすらぎかな
相談者:
そういうふうに顔色を伺って、
大原敬子:
うん
相談者:
言うんだけれども、でもやっぱり拒絶されてっていう・・
大原敬子:
そうですね、お母さんがそうですもんね。
相談者:
感じで◆#$てました、はい
大原敬子:
でも、お母さんは、あなたに依存してたんですね。
相談者:
ふうーん、はい
大原敬子:
あなたが、パニックで、ガァー!と怒りますね?
相談者:
はい
大原敬子:
すとおんなじことを、お母さんは、
相談者:
はあい
大原敬子:
お父さんに対するすっごい不満を、
相談者:
ふうん
大原敬子:
お父さんに、直接言えないわけですよ。
相談者:
はい、そういう感じでした
大原敬子:
そうすと、あなたにぶつけることによって
相談者:
はあい
大原敬子:
自分で怒りをですね、
相談者:
うん
大原敬子:
矛先を変えてたのがあなたなんですね。
だから、お母さんは、お母さんで、女の感情であって、
相談者:
ああ
大原敬子:
母なるものではなかった。
相談者:
分かりました
大原敬子:
あなたにとっては唯一のお母さんなんですよね。
相談者:
はあい
大原敬子:
だから2歳頃からお母さんにしがみつきたいんです、すごく。
もう抱いて抱いてほしかったんですよ。
相談者:
うんうんうん
大原敬子:
でも、お母さんは、
相談者:
うん
大原敬子:
その感覚がない。煩わしい。
相談者:
ふうーん
大原敬子:
だから常にあなたの心の中には、安心と
相談者:
うんうん
大原敬子:
安定っていうものが、いつも無い。
相談者:
全然なかったです。
大原敬子:
そうですよね。
一番の証明が、
相談者:
はい
大原敬子:
抱かれるのが嫌。
あなたにとっては、
相談者:
はい
大原敬子:
抱かれることの怖さを知ってるんです。
相談者:
はあい
大原敬子:
お母さんが求めてくれなかったから。
相談者:
はあい
大原敬子:
それを見てみると、わたしが理想のお母さんではなくって、
相談者:
はい
大原敬子:
女であったなってことを、今結婚してあなた分かると思うんですね。
相談者:
はい(鼻すする)
大原敬子:
ですから、まず一つの、あなたがウツではないでしょうか?とか云云おっしゃっていますけども、過呼吸もときどきあるけれどもっていうことは
相談者:
はあい
大原敬子:
結婚なさって、
相談者:
はあい
大原敬子:
あなた変わったんじゃないかしら?
相談者:
それはもう
大原敬子:
そうです
相談者:
生まれ変わったようで、
大原敬子:
そうですよね
相談者:
もう、本当に・・はい
はあい
大原敬子:
で、今回結婚して、
相談者:
はあい
大原敬子:
初めて自由ってものを手に入れた。
相談者:
うんうん、そのとおりです、ほんとに結婚してすごく、楽に、なって・・
大原敬子:
あなたのお母さんの場合には、
相談者:
はい
大原敬子:
母性本能、あったんですけども、
相談者:
はい
大原敬子:
あなたのお父さんとの関係で、
相談者:
ウンウン
大原敬子:
女に変わったのね、憎しみの。
相談者:
特にい、その、中学生くらいから
大原敬子:
うん
相談者:
もう、おんなとしてライバル視されてるみたいな?
大原敬子:
うん
相談者:
印象・・を持つことがすごくあったので
大原敬子:
ねえ
相談者:
なんかすごくよく分かりました。
大原敬子:
もしできたら、ドロクロワの絵があるんですね。
その人の絵の中でね
相談者:
はい
はい
大原敬子:
怒れる、メディア(*)って絵があるんですよ。
(*)メデイア: ギリシャ神話の女の名前。自分を裏切った夫を苦しめようとわが子を手に掛ける。
相談者:
はい
大原敬子:
その絵は、普通に観てしまうとね
相談者:
はい
大原敬子:
あらあ、お母さんが、2人の子どもを抱えてね、なんか、どこかに逃げてるのかな?って絵なんです。
相談者:
はい
大原敬子:
でもよおく見ると、
相談者:
はい
大原敬子:
そこには母なるものがないんですね。
相談者:
はー、はい
大原敬子:
つまり、自分を、愛した男が、わたしを裏切ったと。
相談者:
ふうーん
大原敬子:
だったら、一番いい仕返しは、この2人の子どもを殺せば、
相談者:
うーん
大原敬子:
あの彼は、悲しむだろうっていう、絵なんですよ。
相談者:
あー
大原敬子:
絵はね。
なにを見てほしいかって、そのときの目なんです。
相談者:
はい
大原敬子:
メディアの目がね・・女の人って
相談者:
はい
大原敬子:
ほんとに男の人から自分が裏切られたときには、こんな目をするんだなってのをね、記憶にあるんです
相談者:
ああ、はい
大原敬子:
お母さんはそうだったんです
相談者:
あー、◆#$%
大原敬子:
怒れるメディアの感情で、あなたの2歳児頃の子育てをしたんです
相談者:
あー
思い出しました。
大原敬子:
ね
相談者:
はあい
大原敬子:
じゃ、どうするか?
相談者:
はい
大原敬子:
あなたが、
相談者:
はい
大原敬子:
自分の母親との関係と、
相談者:
はい
大原敬子:
卒業するってことです。
断ち切るってことです。
相談者:
はあー、はい、分かりました
大原敬子:
そうでしょ。
そうするとね、
相談者:
はい
大原敬子:
さきほど、ご主人さまと、子どもって言ったときに
相談者:
はい
大原敬子:
羨ましいって言ったときは、「良かった、わたしが作った家族だ」と思った方がいいんじゃないかしら?
相談者:
あー
大原敬子:
羨ましくなると、変なすねた感情になってしまう。
あたしだけ入っていけないわって。
相談者:
あー
なるほどお
大原敬子:
夫と子どもが、仲良しってことは、仲良しにできる、安全の、位置があるってこと。
相談者:
うんうん、はい
大原敬子:
安全の環境を作ってるのはあなたなんです。
相談者:
あー、
大原敬子:
違いますか?
相談者:
(涙声)ありがとうございます。
大原敬子:
あなたがイライラしたら、お子さんも、あなたとおんなじように、お母さんの顔色見ながら、
相談者:
はい
大原敬子:
お母さんの、
相談者:
はい
大原敬子:
満足する性格なるんですよ?
相談者:
あー
大原敬子:
でも、ご主人さまも、お子さんも、屈託なく、あなたの前で、
相談者:
はい
大原敬子:
楽しい◆#姿ってことは、あなたが一番求めていた、
相談者:
はい
大原敬子:
家族をあなたが作ったんですよ。
相談者:
(鼻すすって)はい
娘え、もちょっと、わたしい、が、オッケーを出すような、ことをすごく言って来てくれたりするんで
大原敬子:
うん
相談者:
嬉しいけど、どうなのかな?ってちょっと心配してた部分、あるのでえ
大原敬子:
うん
そのときに、娘さんがもってきた話が、
相談者:
はい
大原敬子:
お母さん嬉しかったら、「お母さんそれ嬉しいけれども、」
相談者:
はい
大原敬子:
「無理しているの?してないの?」
相談者:
うん
はい
大原敬子:
って、「無理してない」って言ったらすごく嬉しい。
相談者:
あー、はい
大原敬子:
で、「無理してる」って素直に言ってくれたらもっと嬉しい。
相談者:
はいはい
大原敬子:
いうことで、子どもの言葉をですね、
相談者:
はい
大原敬子:
わたしね、素直に、
相談者:
はい
大原敬子:
ストレートに言ってくれることがお母さんの喜びとすることなんです、今は。
相談者:
あの、言ってくれるときもあるしい
大原敬子:
ええ
相談者:
あ、わたしの様子見てるなあっていうときと、両方、あるのでえ
大原敬子:
その様子を見たときにい、もしお母さまが、
相談者:
はい
大原敬子:
「なになにちゃん、そうして、どっちの食べ物好き?」って言ったときに、「りんご」って言ったとします、あなた無理して、迎合してね?
相談者:
はいはい
大原敬子:
そのときに、「ねえ、無理してるんじゃない?」って
相談者:
はい
大原敬子:
「お母さん、りんご好きだけども」ほんとの◆#$っていうとね「うん、りんごでいい」って言いながら、
相談者:
はい
大原敬子:
「あ、お母さん、分かってるんだ」って気持ち思いませんか?
相談者:
はあい、はい
大原敬子:
それが一番の愛なんですよ
相談者:
あーーー
大原敬子:
ね?
相談者:
すごくよく分かりました
大原敬子:
だからあなたがこんにち、
相談者:
はい
大原敬子:
ここまでね、この素晴らしい家庭に、築き上げたのも、
相談者:
はい
大原敬子:
あなた自身が自分の中で、築いたものですから
相談者:
はい
大原敬子:
好きなものもなんにもないと◆#、あるんです、怒りがとれれば。
相談者:
はあい
◆#$%□
大原敬子:
だからといって、その感情取り戻すは出来ないんですよね。
相談者:
あー、はい
大原敬子:
だから自分で、しゃがみこんで、
相談者:
はい
大原敬子:
うずくまってしまうんです。
相談者:
はあ・・
大原敬子:
でも、こどもたちが楽しい家庭って思ったときに、ああ、お母さん、あなたは優しいんだなと思ったの。
相談者:
(涙声)うーん
大原敬子:
ご主人さまも、お子様も、あなたの顔色みなくて、楽しんでいる。
相談者:
うーん
大原敬子:
そしたら、それをあなたは大きな手で、両手で、
相談者:
はい
大原敬子:
2人を抱えるような、家庭を作っていただければ嬉しいなと思いますけどねえ
相談者:
はあい
がんばります
大原敬子:
わあ、うれしい♪
加藤先生伺いますね
(再びパーソナリティ)
加藤先生と大原先生の出番ということは、またここが面識のない人への人格卑下の書き込みで20件越えになるのですね。
励まされた。文字起こしありがとう。
娘に嫉妬なんて…思ってたけど、ほんとに恋が不可能な年齢になってからが始まり。
恋愛なんて死ぬまでやってるもんですよ
おう、大原先生がドラクロアの名画「怒れるメディア」を嫉妬の例として出されるとは!!
母からストレスをぶつけられたという話だけを見ると、先週水曜日、玉置さんパーソナリティ、大原さんご相談相手の話に似ていた感じがします。
今回ご相談者さんの兄弟の話が出ませんでしたが、もしいたら、「掃きだめ」にされてしまったかなあという感じを持ちつつ話を聴いていました。
「弟がいたけど可愛がられていた」って書いてあるって。
自作自演したり連投したりするくらいなら書き込む前に相談と自分の書き込み内容を3回くらいは見直しましょうよ。
そしたら指摘も減るって。
以前双極性何たら疾患の人が設定を変えて相談して来たのかな?と思いました
リアルタイムで聞いてて、聴取後にとても余韻の残る回だった
加藤先生は「自分の親は異常だ」とかなり大きくなって気づかれたそうだが、早いうちから親の異常さに気づいていた相談者はご自分よりも健全に見えたのかもしれない
自分をいい方向に変えてくれた旦那がいて、小1の娘さんがいて、みんな楽しそうにしている、傍から見れば本当に幸せな家庭そのものだよ
過去のテレ人には「でも周りは誰も私を幸せにしてくれないんです」って相談もあったけど、この相談者にそんな屈折感はない
大原先生の仰る通り、親を頭から思い切って、ぜひ旦那や娘さんから幸せを受け取ってほしい、本当にそう思った
今日の大原先生もだし、三石御大もだけど、文化や芸術の素養のある方の語りは奥行きがあって素敵だ
ふと、往年の赤塚不二夫先生の言葉を思い出した
「なんでもありだよ。でも品がなきゃだめ。良い映画を見て、良い本を読んで、良い絵画を見なさい。でないと本当のバカになっちゃう。」
今回は自分の生い立ちと重ねてしまい励まされる回でした。常に家の中で母親の足音にビクビクしながら過ごしてた学生時代を思い出します。世間体は気にする母だから周囲には品のいいお母さんと思われ理解してもらえなかった。
自分は安らげる家庭を作れてるって言葉、すごい自信になりました。
相談者様、このような機会をありがとうございました。お互い家族との幸せを大切にしましょう。
ああ、母親の足音にびくついて暮らしていたのは私だけではなかったのか~。驚きました。同じ人がいたなんて。
特に思春期に母親がきつかった。
なんだかほっとしました。同じような人がいて。
人にはとても話せないようなひどいことを言われたりされたりしたので、誰にも話さず墓場まで持って行くつもりでしたが、同志がいるなら、なんだか安心です。(変な話ですが)
これからの人生は、今の自由に感謝しながら楽しんで生きたいと思います。
母親の足音にビクビクについて同じような方がいて私もビックリです。
学生時代、階段上がってくると自分の部屋だけど寝てたらいけないような気がして反射的に起きてしまいました。
相性も悪く、母は独裁者で思春期は本当に最悪でした。
丸い形の私を無理やり三角の形にねじ込もうとした尊重もされず窮屈な生活でした。
今、母は私に二人で出掛けようって気軽に言うけど拒絶反応を示してしまう自分が居て…親不孝って思う自分も居ますが、どうしても無理なんです。大勢の中で私と母が居る外出なら大丈夫です。
幼少の時の自分に辛かったね、よく頑張ったねって頭撫でて言ってあげたいし我が子+自分の幼少時期を重ねて可愛がりたいと思います。
お互いに家族もじぶんも大切にしましょう。
22日11:53PMの匿名さんと同様、私も常に母の足音にビクビクしていました。周囲に品のいいお母さんと思われていたのも同じです。いつもイライラしていたのは母自身の問題と長い間気づけませんでした。大原先生のお話が胸に染みました。相談者さん、これからはご家族とお幸せに。
「と」さん書き込みのように、どれだけセカンドレイプが来るのか戦々恐々していた。
…訊ねもしない介護義務を説かれる。カウンセリングの手解きを砕かれ、どんな代案繰るかと思えば「病院に行け」。反論すれば荒らしを擁護するレスバ…とかね。
若くして独立して家庭を築いた相談者さんは毒親界隈では勝ち組。不安はテレ人に置いて行って、ご家族でお幸せに。