ドラクロワが描く嫉妬の刃を子に向ける狂気。ライバル視されて感情を失った娘

テレフォン人生相談 2022年3月21日 月曜日

ドラクロワ: フランスの画家。1863没65歳。アイキャッチ画像は「民衆を導く自由の女神」
嫉妬の刃を子に向ける
狂気は「怒れるメディア

 

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)

相談者: 女44歳 夫57歳 娘6歳小1

今日の一言: 本当に幸せな人だけが不幸になれます

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
あ、もしもし?

加藤諦三:
はいテレフォン人生相談です。

相談者:
よろしくお願いします

加藤諦三:
はい
最初に年齢教えて下さい

相談者:
44歳です

加藤諦三:
44歳
結婚してます?

相談者:
はい、してます

加藤諦三:
ご主人何歳ですか?

相談者:
50う、7です

加藤諦三:
57歳

相談者:
はい

加藤諦三:
お子さんは?

相談者:
女の子で

加藤諦三:
はい

相談者:
6歳

加藤諦三:
はい

相談者:
小学一年生です

加藤諦三:
お一人ですね?

相談者:
はい、そうです

加藤諦三:
はい、分かりました。
それで、どんな相談ですか?

相談者:
私自身があ

加藤諦三:
うん

相談者:
子どもの頃から

加藤諦三:
うん

相談者:
母親にかなり、ストレスをぶつけられて

加藤諦三:
ストレスをぶつけられて、はい

相談者:
はい
それがおそらく原因で人と上手く関わったり?
できなくて・・

加藤諦三:
具体的に言うとどんなふうに、お母さんぶつけてきたんですか?

相談者:
◆#$とあまり上手く、いって、なくて、

加藤諦三:
はい

相談者:
そのストレスをわたしに、 ぶつけて、きて、なんか、とにかく、何をしてても、気に入らない・・で、

加藤諦三:
要するに、お父さんとお母さんが上手く行かなくて、

相談者:
はい

加藤諦三:
お母さん自身が何をしても、もう、生きていることが気に入らないけど、それをあなたにぶつけたということね?

相談者:
うん、と思いまして。

加藤諦三:
うん

相談者:
弟がいるんですけれども、

加藤諦三:
うん

相談者:
弟はやっぱり男の子、のせいか

加藤諦三:
うん

相談者:
可愛かったみたいで、もうベッタリい、で、わたしはもうずっと居場所がなくてっていう感じで・・どうにか運良く結婚できて、家を出られて

加藤諦三:
うん

相談者:
ていう感じなんですけど、やっぱり、人と、つき合う?

加藤諦三:
うん

相談者:
人間関係が、なかなか上手く、いかなくて・・

加藤諦三:
うん

相談者:
母親からのストレスぶつけられた、その、疲れとかもすごくあったみたいで・・

加藤諦三:
うん

相談者:
やっぱりウツ病になってしまって・・

加藤諦三:
ウツ病になったっていうのは、いつ頃からですか?

相談者:
社会人、になって、25,6ぐらいに診断されたかなと思います。

加藤諦三:
ああ

相談者:
それで、ま、どうにか暮らして、たんですけど、なんか、すごく自分が、の中身が空っぽで、たとえば好きなものとか、やりたいこととかあ、

加藤諦三:
うん

相談者:
も、全然分からないしい、気晴らしをするって言っても、何をしたら、そうなるのかも分からないし、とにかく自分の中が、空っぽで、ロボットみたい(苦笑)・・感情がよく分からないというか・・

加藤諦三:
だからあの、感情がよく分からないと言うよりも、

相談者:
はい

加藤諦三:
感情は失くされてるわけですよ。

相談者:
あー、はい

加藤諦三:
だから自分の意思が、

相談者:
はい

加藤諦三:
お母さんと違ったら大変でしょ?

相談者:
はい
生きていけないっていう感じでした

加藤諦三:
うん

相談者:
(鼻すすって)はい

加藤諦三:
だから泣くことをお母さんが怒ると思ったら笑ってんですよ。

相談者:
うーーーん

加藤諦三:
だから笑うのも泣くのも、

相談者:
うーん

加藤諦三:
自分の感情が、無いんですよね。

相談者:
うん・・はい

加藤諦三:
恋愛結婚ですか?

相談者:
あ、はい、そうです

加藤諦三:
どちらが、プロポーズしたの?

相談者:
主人が、してくれま、した。
そんときは、もう、就職してたので、家をでて、いたので・・

加藤諦三:
家を出たのは何歳頃?

相談者:
20う、4ぐらいだったと思います

加藤諦三:
24ぐらいに家をでた?

相談者:
はい

加藤諦三:
よく家を出られましたね。
お母さんは出ることを望んだの?

相談者:
いえ
就職もしたのでえ

加藤諦三:
うん

相談者:
いい加減に出たいという、ことで、半ば強引に出てきました。

加藤諦三:
というと、空っぽというのは分かりますけれども、

相談者:
はい

加藤諦三:
それほど深刻なものではないですね?

相談者:
うーん

加藤諦三:
ほんとに深刻なのは今言ったように

相談者:
はい

加藤諦三:
出られないですよ。

相談者:
あー

加藤諦三:
もっと言えば、空っぽということを意識出来てたっていうことは、それほど深刻じゃないですよね。

相談者:
たぶん、自分のその、感情がない、いつもないってわけではなくてえ

加藤諦三:
うん

相談者:
どうしてもこう、激しい出方をしてしまうことが多くて

加藤諦三:
ああ

相談者:
子どもに対してもすごくこう、怒りすぎてしまったりとかあ・・

加藤諦三:
ですからこういうことですね?
不安だったんでしょ?

相談者:
あ、不安はすごくあったと思います。

加藤諦三:
不安だからあ、感情が出るときには激しい出方をしちゃうんでしょうね。

相談者:
うーん

加藤諦三:
結局抑えていたものが、爆発すると。

相談者:
はあい

加藤諦三:
それで今日の、あなたの、相談というのはどういうことですか?

相談者:
そうやって生きてきてえ

加藤諦三:
うん

相談者:
どうしてもその自分の中身がない・・空っぽお、で、すごくそのようにどうしても感じてしまうんですけどお

加藤諦三:
はい

相談者:
子どもやあ、主人を見ていると、すごくこう楽しそうに過ごしているっていう様子を見ると、

加藤諦三:
はい

相談者:
(涙声)どうしたらそういうふうに?
なれるのか?

加藤諦三:
はいはい

相談者:
んん
(涙声)どうやってそういう気持ちを育てていけばいいのか?っていうのを知りたいです。

加藤諦三:
はい、分かりました。
今日はですね、スタジオに

相談者:
はい

加藤諦三:
幼児教育研究の大原敬子先生がいらしてんので、伺ってみたいと思います。

(回答者に交代)


「ドラクロワが描く嫉妬の刃を子に向ける狂気。ライバル視されて感情を失った娘」への13件のフィードバック

  1. 加藤先生と大原先生の出番ということは、またここが面識のない人への人格卑下の書き込みで20件越えになるのですね。

  2. 励まされた。文字起こしありがとう。

    娘に嫉妬なんて…思ってたけど、ほんとに恋が不可能な年齢になってからが始まり。

  3. おう、大原先生がドラクロアの名画「怒れるメディア」を嫉妬の例として出されるとは!!

  4. 母からストレスをぶつけられたという話だけを見ると、先週水曜日、玉置さんパーソナリティ、大原さんご相談相手の話に似ていた感じがします。
    今回ご相談者さんの兄弟の話が出ませんでしたが、もしいたら、「掃きだめ」にされてしまったかなあという感じを持ちつつ話を聴いていました。

    1. 「弟がいたけど可愛がられていた」って書いてあるって。
      自作自演したり連投したりするくらいなら書き込む前に相談と自分の書き込み内容を3回くらいは見直しましょうよ。
      そしたら指摘も減るって。

  5. 以前双極性何たら疾患の人が設定を変えて相談して来たのかな?と思いました

  6. リアルタイムで聞いてて、聴取後にとても余韻の残る回だった
    加藤先生は「自分の親は異常だ」とかなり大きくなって気づかれたそうだが、早いうちから親の異常さに気づいていた相談者はご自分よりも健全に見えたのかもしれない

    自分をいい方向に変えてくれた旦那がいて、小1の娘さんがいて、みんな楽しそうにしている、傍から見れば本当に幸せな家庭そのものだよ
    過去のテレ人には「でも周りは誰も私を幸せにしてくれないんです」って相談もあったけど、この相談者にそんな屈折感はない
    大原先生の仰る通り、親を頭から思い切って、ぜひ旦那や娘さんから幸せを受け取ってほしい、本当にそう思った

    今日の大原先生もだし、三石御大もだけど、文化や芸術の素養のある方の語りは奥行きがあって素敵だ
    ふと、往年の赤塚不二夫先生の言葉を思い出した
    「なんでもありだよ。でも品がなきゃだめ。良い映画を見て、良い本を読んで、良い絵画を見なさい。でないと本当のバカになっちゃう。」

  7. 今回は自分の生い立ちと重ねてしまい励まされる回でした。常に家の中で母親の足音にビクビクしながら過ごしてた学生時代を思い出します。世間体は気にする母だから周囲には品のいいお母さんと思われ理解してもらえなかった。
    自分は安らげる家庭を作れてるって言葉、すごい自信になりました。
    相談者様、このような機会をありがとうございました。お互い家族との幸せを大切にしましょう。

    1. ああ、母親の足音にびくついて暮らしていたのは私だけではなかったのか~。驚きました。同じ人がいたなんて。
      特に思春期に母親がきつかった。
      なんだかほっとしました。同じような人がいて。
      人にはとても話せないようなひどいことを言われたりされたりしたので、誰にも話さず墓場まで持って行くつもりでしたが、同志がいるなら、なんだか安心です。(変な話ですが)
      これからの人生は、今の自由に感謝しながら楽しんで生きたいと思います。

      1. 母親の足音にビクビクについて同じような方がいて私もビックリです。
        学生時代、階段上がってくると自分の部屋だけど寝てたらいけないような気がして反射的に起きてしまいました。
        相性も悪く、母は独裁者で思春期は本当に最悪でした。
        丸い形の私を無理やり三角の形にねじ込もうとした尊重もされず窮屈な生活でした。
        今、母は私に二人で出掛けようって気軽に言うけど拒絶反応を示してしまう自分が居て…親不孝って思う自分も居ますが、どうしても無理なんです。大勢の中で私と母が居る外出なら大丈夫です。
        幼少の時の自分に辛かったね、よく頑張ったねって頭撫でて言ってあげたいし我が子+自分の幼少時期を重ねて可愛がりたいと思います。
        お互いに家族もじぶんも大切にしましょう。

  8. 22日11:53PMの匿名さんと同様、私も常に母の足音にビクビクしていました。周囲に品のいいお母さんと思われていたのも同じです。いつもイライラしていたのは母自身の問題と長い間気づけませんでした。大原先生のお話が胸に染みました。相談者さん、これからはご家族とお幸せに。

  9. 「と」さん書き込みのように、どれだけセカンドレイプが来るのか戦々恐々していた。
    …訊ねもしない介護義務を説かれる。カウンセリングの手解きを砕かれ、どんな代案繰るかと思えば「病院に行け」。反論すれば荒らしを擁護するレスバ…とかね。
    若くして独立して家庭を築いた相談者さんは毒親界隈では勝ち組。不安はテレ人に置いて行って、ご家族でお幸せに。

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