常識のアップデートに応じず不登校に焦って娘を追い込む夫には秘密の登校先
(回答者に交代)
大原敬子:
こんにちは
相談者:
あ、こんにちは
大原敬子:
お話は最初不登校でしたよねえ?
相談者:
はい
大原敬子:
ちょっと確認したいんですけども。
相談者:
はい
大原敬子:
押し入れで、ま、今、生活してますね?不登校で。
相談者:
はい、はい
大原敬子:
これ・・ご主人さまは知らないんですよね?
相談者:
そうです、はい
大原敬子:
押し入れに・・入れるっていう、あなた自身がね?
相談者:
はい
大原敬子:
あの、夫がうるさいから、とにかく、娘を助けたいと。
相談者:
はい
大原敬子:
「じゃあ」ってことで、押し入れに決めたとしますね?押し入れ。
相談者:
はい、はい
大原敬子:
ということは、あなたにはその強さがあるんですよね?
相談者:
あー
大原敬子:
後先を考えない強さ。
相談者:
はい
大原敬子:
ですから、夫、うるさい人だと思います。これたぶんね?
相談者:
はい
大原敬子:
だけれども、その、うるさくするのを、だんだん、だんだん、こじれさせてしまうのが・・あなたであることを、今認識してほしいんです。
相談者:
あ、はい
大原敬子:
そうでなければ、これ、押し入れが発覚したらどうします?
相談者:
・・
大原敬子:
「あなたがすごくうるさいから、これしか方法がなかった」ってことを、ちゃんと言い切るか?ってことなんです。
相談者:
あー、はい
大原敬子:
言い切れます?
相談者:
はい
大原敬子:
それを、言い訳なんかをしたときに、お嬢さんが今度落ち着かなくなってしまうんです。
相談者:
あー、はい
大原敬子:
まず、今頭の中に、不登校も全部を置いといて、
相談者:
はい
大原敬子:
今、あなたが、万が一起きた場合、
相談者:
はい
大原敬子:
これ必ず起きますから。
相談者:
はい
大原敬子:
起きた場合に、準備をするって、心の、
相談者:
あ、はい
大原敬子:
ね?、その準備をするのは、夫に・・みつかった場合・・
相談者:
はい
大原敬子:
今あなた、自分から言えないんでしょう?
相談者:
はい
大原敬子:
今もう、ここまで来てしまったら。
相談者:
はい
大原敬子:
ですから、みつかったら、言おうって気持ちですよね?
相談者:
あ、はい
大原敬子:
言い訳は絶対してはいけないんです。
相談者:
はい
大原敬子:
言い訳はすればするほど、「あなたのせいなのよ」ってことをね?・・妻が言ってるんじゃないか、ないか?という、解釈をしてしまうんですよ。
相談者:
あ、はい
大原敬子:
ですから・・こういう、そのお、非常にねじれ現象の場合には、事実、
相談者:
はい
大原敬子:
わたしが、今、あなたと話ができなかった。
相談者:
はい
大原敬子:
娘を助けたかった。
相談者:
・・
大原敬子:
で、わたしの浅知恵で・・こうしてしまった。
相談者:
はい
大原敬子:
シンプルに言うこと。
そしてもう1つです。
夫が知ったときに、
相談者:
はい
大原敬子:
この家族関係はバラバラになることは間違いないですよね?
相談者:
はい
大原敬子:
その大きな・・爆弾を背負ってるってことが・・今回の、相談の一番大事なとこなんです。
相談者:
はい
大原敬子:
で、そこに・・じゃあ、至るに一体何かっていうと、
相談者:
はい
大原敬子:
まず夫の性格です。
相談者:
はい
大原敬子:
あのお、非常に、細かいことうるさいって言いますね?
相談者:
はい
大原敬子:
こ、あの、男性って、とかく一般的にですよ?
相談者:
はい
大原敬子:
常に不安とか恐れとかありますから。
相談者:
はい
大原敬子:
子どもが、学校に行かないってことは、とにかく、すごい、その、重荷になるわけですよ。
相談者:
はい
大原敬子:
コツコツ真面目に・・生きている男性ほど、
相談者:
はい
大原敬子:
学校に行かないってことは、とんでもない重たい、荷物があるわけです。
相談者:
あ、はい
大原敬子:
そういう彼です。
相談者:
はい
大原敬子:
だから、彼が、ほんとにうるさいんじゃなくって、細かいんですね。
相談者:
あー
大原敬子:
それと、常に不安を怯えてるんです、不安と怯え。
相談者:
はい・・はい
大原敬子:
で、その不安は何か?っていうと、前にあるもんじゃないんです。
相談者:
はい
大原敬子:
こうなるかもしれないっていうことで怯えてるんです。
相談者:
ああー・・
大原敬子:
で、「こうなるかもしれない」って怯えは何か?っていうと、幼児期なんですね。
相談者:
あ、はい
大原敬子:
ですから、小さいときは?
相談者:
はい
大原敬子:
聞き分けのいい子だったかもしれません。
相談者:
はい
大原敬子:
やんちゃではないです、絶対に。
相談者:
はい
大原敬子:
非常に生真面目で。
相談者:
はい
大原敬子:
で、小ちゃなことをくよくよ、くよくよする方なんです。
相談者:
あーあ
大原敬子:
それに反論して、あなた自身がですね?
相談者:
はい
大原敬子:
お、っと(夫)を表面的しか見てないんですね?
相談者:
あー、はい
大原敬子:
で、夫、あなたも夫を怯えてるんです。
相談者:
あー
大原敬子:
怯えがあるわりには・・どっかにすごい度胸があるんです。
相談者:
あー
大原敬子:
その度胸は何か?っていうと、
相談者:
はい
大原敬子:
怒りです。
相談者:
あー・・
大原敬子:
だから「押し入れもいいわよ」っていうの、この子を助けるんではなくって、
相談者:
はい
大原敬子:
「そうよね。夫なんてうるさいんだから」って。
「うん、入っちゃいなさい」てんで、自分の気持ちも、重ね合わせて、押し入れに入れたんですね?
相談者:
あーあ
大原敬子:
だから、そのときに、「あ、これでスッキリした。夫分からなくていいわ」って、最初意地悪っていう言葉は表現悪いんですけども、
相談者:
あー
大原敬子:
どっか・・どっか・・「いい気味」ってのがあるんですね?
相談者:
あーあ・・
大原敬子:
それ、ありませんでした?
相談者:
・・ある、かもしれないです、それは。
大原敬子:
素直ですね?、そうなんです。
相談者:
うん、そう、そうですね、はい
大原敬子:
それが、
相談者:
はい
大原敬子:
これだけ、夫婦関係を・・非常に複雑にしてしまったんです。
相談者:
はあ・・
大原敬子:
夫とあなたの夫婦会話は、いつも・・しつっこいんですよ、きっと。
相談者:
ああー
大原敬子:
で、あなたは言い訳するんですね?
相談者:
はあ
大原敬子:
で、言い訳すればするほど、夫は絡んで来るんです。
相談者:
あーあ
大原敬子:
例えば、えー、お食事でもしましょうか?
相談者:
はい
大原敬子:
あなたがいいと思って出したお食事でも、
相談者:
はい
大原敬子:
夫は・・黙って食べる?
相談者:
はい
大原敬子:
それとも因縁つける?
或いは、「え?、こんな食べ方で食べちゃうの?」ってパターンがあるんです、男性っての。
相談者:
あー、はい
大原敬子:
わざとね?、美味しい物なのに、冷の水をかけて食べちゃうとかね?
相談者:
うん
大原敬子:
いろんなパターンが男性あるんです。
相談者:
はい
大原敬子:
どっちですか?夫は。
相談者:
・・そうですね、うーん・・ま・・出したらあ・・
「美味しい」って言って、食べてくれますね。
大原敬子:
そうすると、
相談者:
はい
大原敬子:
こーんな短い、中でね?
相談者:
はい
大原敬子:
わたしが軽々に言ってしまって申し訳ないんですけども。
相談者:
あ、いえ
大原敬子:
夫は悪くないですよ?
相談者:
あ、そうですか・・
大原敬子:
うん
相談者:
はい
大原敬子:
結構あなたの方がひねてる。
相談者:
あー・・す、すいません
大原敬子:
はい(笑)違います?
相談者:
・・そう、そうだ・・
大原敬子:
もっていけば夫は育てやすい方ですよ?この方。
相談者:
あー、そ・・
大原敬子:
美味しいことを「美味しい」と普通言えないんですよ。
相談者:
あ、はい
大原敬子:
でも言ってるんでしょう?
相談者:
はい
大原敬子:
ということは、あなた、夫をあんまり良く見てないわよね?
相談者:
はい
大原敬子:
或いは、お嬢さんもあまり見てない。
相談者:
あー・・
大原敬子:
言葉で動くタイプかもしれない。
相談者:
あー、そうですね。何か言われると反応してしまう自分がいると思います。
大原敬子:
うん
も、ざっくり見ても、
相談者:
はい
大原敬子:
夫は、気が小さいし、
相談者:
はい
大原敬子:
細かいし、「いつも真面目に行こう、真面目に生きよう」って、方なのね?
相談者:
はい
大原敬子:
そで、いつも誰かが、あなたを、「どうしたの?こういうこと」って・・しゃべってしまうと、ギクっと「自分は責められる」と思ってる人。
相談者:
はい
大原敬子:
そういうことなんですよ。
相談者:
はあ
大原敬子:
で、そういう方には、あまり、秘密は持たないほうがいいんですね?
相談者:
あー
大原敬子:
で、ん、事1つ何か一触即発あったときに、夫婦関係はバラバラになってしまうんです。
相談者:
はい
大原敬子:
じゃあ、今日の相談はそこなの?
相談者:
そこですね、はい
大原敬子:
・・そうですよね?
相談者:
はい
大原敬子:
不登校なんて、なんとでもなりますもんねえ?
相談者:
はい
大原敬子:
で、あなたは今後絶対直さなきゃいけ、いけないところは・・
相談者:
はい
大原敬子:
一瞬・・誰でもやってしまうんです。あなたじゃなくてわたしもやりました。昔はね?
相談者:
はい
大原敬子:
一瞬、いいと思ってやってしまうんです。
相談者:
はい
大原敬子:
でも瞬間、違うと思ったときに、
相談者:
はい
大原敬子:
その勇気が出ないんですね?
相談者:
はい
大原敬子:
で、勇気が出なくて、時間がどんどん追って行ってしまって、
相談者:
はい
大原敬子:
それが、とんでもない問題になってしまうんです。
相談者:
はい、はい
大原敬子:
今回のこの押し入れ事件は、
相談者:
はい
大原敬子:
あなたの憎しみと怒りの感情を・・
相談者:
はい
大原敬子:
娘さんを守るっていう、形にすり替えて、
相談者:
はい
大原敬子:
あなたは夫に向けたんです今回。
相談者:
あーあ
大原敬子:
だから今、どうにもならないこと知ってるんですあなた。
相談者:
あ、はい
大原敬子:
それで、まず、お嬢さんと、学校の先生と、
相談者:
はい
大原敬子:
そこであなたは事実を話すことですよね?
相談者:
はい
大原敬子:
「娘を守りたくって瞬時やってしまったけれども」って。
相談者:
はい・・はい
大原敬子:
もうこれは学校の先生が・・盾になってもらわないと・・夫は感情出てしまいますから。
相談者:
はい
大原敬子:
話しようがないんです。
相談者:
あー
大原敬子:
ただ、この・・押し入れ問題が・・
相談者:
はい
大原敬子:
これからだんだん、だんだん、大きな・・問題になるってことを、気づいてくれたこと嬉しいですね、わたし。
相談者:
あ、はい
大原敬子:
気づきました?
相談者:
はい
大原敬子:
これだけなんですよ。
相談者:
はい
大原敬子:
これを、いかに、上手に持って行くかなんですね?
相談者:
はい
大原敬子:
普通に解決に行かないですよ?
相談者:
はい
大原敬子:
今日からですね・・
相談者:
はい
大原敬子:
やってしまったことは受け入れる。
相談者:
はい
大原敬子:
そして、準備しとく。
相談者:
はい
大原敬子:
で、必ず言い訳をしないで、「このときはこの気持ちでやってしまった」ってことを素直に言うこと。
相談者:
はい
大原敬子:
そして今日1日を・・ほんの少しでもいいから、細やかに細やかに生きるって。
相談者:
はい
大原敬子:
それをやってみたときに、きっとあなたの心の中に・・前向きの感情が出るんではないか?と、わたしは思ってるんですね。
相談者:
あ、はい、ありがとうございます。
大原敬子:
はい
(再びパーソナリティ)
押し入れが、秘密の登校先って・・おしゃれ!
でも、かわいそうだな、娘さん。早く押し入れ生活からぬけ
出せますよう、願ってます。
保健室登校は聞いたことがあっても、押入登校は初めて聞いて驚かされましたが、通信制高校進学で決まりそうなことは、ちょっと安心しました。
とはいえ、僕の世代もそうですが、ご相談者さん夫婦の世代は、まだ高校は全日制進学が当たり前でした。個人の意向より、親の意向、強かった!
あと、僕自身学習塾夏期講習会先生アルバイトをしていましたが、その学習塾さえ、僕やご相談者さん夫婦の世代は集団指導に行くのが当たり前。
タイトルにある「常識のアップデート」を見て、通信制高校、個別指導学習塾が増えていることを、多様性尊重に舵を切っている象徴で感じます。
娘の押し入れ生活がバレたら家族がバラバラかぁ〜
大変な事になる前に、テレ人に電話されアドバイスを貰えて良かったね。
大原先生すごすぎ。
放送ではカットされてるとはいえ、こんなにエグい本質に切り込んで、相談者の腐った心根を鷲掴みにしつつも、優しさでそれを包み込む。
これを聴いて、人間であって、言葉を使えて良かったなぁと思いました。
こんなコミュニケーション能力を身につけたいよ。誰も傷つけず本質を解決するようなやり取りをしたい。
会社で上っ面のコミュニケーションに疲れてるので、余計身に沁みます。
娘は通信制の高校に進路が決まったのだから中学の間は押し入れでも何でも自由にしていたらいいんじゃない?
夫と衝突する覚悟も持たずに、こんな漫画のようなことをしたんだね。
娘を守るためにした事なのだから気持ちを強く持って!!
押し入れに入っているのか…すごいですね。うちの押し入れなんか蟻一匹入る隙間もありゃしない
😁
不登校の原因に、夫婦不仲?
よく似た父娘。蚤の心臓を持った井の中の蛙が大海に出たら、ビックリ仰天、井戸の更に奥底にこもってしまった。父親も気が小さいもんだからキャーキャー騒ぐだけ。ここはひとつ、お母さんが肝っ玉の座ったところを見せなくては‼️夫婦の力関係が逆転するいいチャンスかも。
娘さんは父親から逃げたいのでは? 成績が下がるとネチネチ叱られるんじゃないかな? 母親である相談者さんが庇ってあげて娘さんに自信をつけてあげないと。
小学校の神童が、中学受験で中高一貫の難関校に通って、周囲のレベルの高さに圧倒されて自信喪失する、って話は時々聞く
ただ、この相談者の場合は公立中学校っぽいし、小規模校の子が中学校でカルチャーショックを受けたんだろうな、と見受ける
ただ、そこで本人も、中学生活を満喫するってふうに発想が切り替わらなかったのが残念だと思う
部活に熱中するもよし、友達と仲良くするもよし、地域での活動に励むもよし、ある意味自分の幅を広げるチャンスだったのに、ペーパーテストの点数や順位に本人がこだわって、成績不振に絶望しちゃったんだろうなあ
そして、本人がしょげてしまった原因はおそらく、親の価値観が点数以外になかったから(そういう意味では「不登校は家庭に原因がある」のテレ人セオリーどおり)
相談者もいろいろと努力はしてるんだろうけど、「無理して学校に行かなくてもいい」はよしとして、対案が「押入れにしまっちゃう」じゃあまりに娘が可哀相だ
学校に行かなくていいは対処療法に過ぎないし、通信制に行くことが決まってるならばなおさら、自分で自分の道を探さないといけない
三石御大なら「学校行かなくていいから図書館行って本読み漁れ、美術館に行け」って言っただろうけど、相談者が娘の成長のために、学校に代わって前向きなことをしてあげるくらいの気概が求められてると思うし、そうでもしないと娘さんの絶望は晴れないだろう