常識のアップデートに応じず不登校に焦って娘を追い込む夫には秘密の登校先

テレフォン人生相談 2022年8月17日 水曜日

お母さん頑張ってる。

「子どもが本音を言える立場になろうと思って」
「自分なりに勉強して」
「進路は通信の学校に決まった」
「8時ぐらいから押し入れに入っている」


最後最後

こういうのって一つの嘘のために、どんどん小さな嘘が増えていく。
雨の日なんて工作が必要。

夫が鈍感だからいいのかしら。
卒アルの隅っこに仏頂面の娘の顔写真が載りませんように。

 

パーソナリティ: 玉置妙憂
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)

相談者: 女40歳 夫46歳 娘15歳

玉置妙憂:
もしもしい?

相談者:
あ、もしもし?

玉置妙憂:
テレフォン人生相談です。

相談者:
よろしくお願いします。

玉置妙憂:
では、今日ですね・・

相談者:
はい

玉置妙憂:
ご相談、いただくことを、まずは簡単に、教えていただいてよろしいですか?

相談者:
はい。あの、家族と・・

玉置妙憂:
はい

相談者:
夫と娘なんですけど、

玉置妙憂:
うん

相談者:
どのように関わっていけば良いか?悩んでいます。

玉置妙憂:
はあ、はあ、は
では詳しくお伺いする前に、

相談者:
はい

玉置妙憂:
まず、おいくつでいらっしゃいますか?

相談者:
あ、わたしは40歳です。

玉置妙憂:
はい。えー、旦那さんはあ?

相談者:
46歳です。

玉置妙憂:
46歳、娘さんは?

相談者:
15歳です。

玉置妙憂:
15歳。あの、お子さんはお1人ですか?

相談者:
あ、はい、そうです。

玉置妙憂:
はい
じゃ今は3人で暮らしてらっしゃる?・・

相談者:
はい、そうです。

玉置妙憂:
ですね?、分かりました。
えーと、お仕事はされてらっしゃるんですか?

相談者:
あ、はい

玉置妙憂:
うん

相談者:
パートで働いています。

玉置妙憂:
パートで働いてらっしゃるんですね?
えーと、15歳というと、中学校、3年生かな?

相談者:
あ、そうです。

玉置妙憂:
はい、分かりました。
関わり方というと、どんなこと?

相談者:
と、1年2ヶ月ぐらい前に、

玉置妙憂:
うん

相談者:
あの、娘が不登校に、

玉置妙憂:
はい

相談者:
なったんですけれども。

玉置妙憂:
うん

相談者:
ま、不登校に対して、

玉置妙憂:
うん

相談者:
夫とわたしの考え、方が、

玉置妙憂:
うん

相談者:
やっぱり、ちょっとぶつかってしまったりとかあ、

玉置妙憂:
うん、ふん、ふん

相談者:
やっぱり、不登校でなかなか、学校に行けない、

玉置妙憂:
うん

相談者:
期間が、長く続いたりして、

玉置妙憂:
ええ、え

相談者:
どうしたらいいかな?っていうふうに悩んでます。

玉置妙憂:
ふうんん
1年2ヶ月前から不登校?

相談者:
はい

玉置妙憂:
えーと、その不登校になった・・きっかけ?、原因って、分かります?

相談者:
あ、あ、あの、娘がしばらく経ったあとに話してくれてえ

玉置妙憂:
うん

相談者:
あの、勉強で頑張って、いたんだけれども、

玉置妙憂:
うん

相談者:
小学校のうちは良かったけれども、

玉置妙憂:
うん

相談者:
勉強でも、運動でも、

玉置妙憂:
うん

相談者:
やっぱり、あの、頑張っても・・報われたときもあるんですけどお、

玉置妙憂:
うーん

相談者:
こう、頑張っても、なかなか思ったような成果がでなくて、

玉置妙憂:
うん

相談者:
それが辛くなっちゃったり、やっぱり、中学校・・は、やっぱ人数も多くなったので、

玉置妙憂:
うん

相談者:
やっぱり、上には上がいたりして、

玉置妙憂:
うん、うーん

相談者:
こう、テスト受けるのも怖かったりとか、あと・・そういうのがあってえ・・「しんどくなった」っていうふうには、話してくれました。

玉置妙憂:
言ってた?、はあー

相談者:
はい

玉置妙憂:
小学校のときはじゃあ、トップだったんだ?、一番?

相談者:
あっ、うーんと、ま、あの、人数の少ない学校だったので、

玉置妙憂:
うーん

相談者:
ま、頑張ったら、

玉置妙憂:
うん

相談者:
あのう、やっぱり、成果が出たり、

玉置妙憂:
うん

相談者:
ま、勉強とかはね?中学校みたいに順位とかが出るわけじゃないので、

玉置妙憂:
うん

相談者:
あれでしたけど。自分なりに、こう、納得して、

玉置妙憂:
うん

相談者:
こう、あの過ごせていたっていうふうで、

玉置妙憂:
うーん

相談者:
うん、本人は言ってて・・

玉置妙憂:
ふうーん、じゃあ、あのお、いじめとかね?

相談者:
はい

玉置妙憂:
そういうことではないってこと?

相談者:
あ、どうやら、聞いてるとそういうことはなかったみたいなのでえ、はい

玉置妙憂:
うーん・・そういうことなんだ。

相談者:
はい

玉置妙憂:
それで、じゃあ、その、先ほど、旦那さんとね?、えーと、あなたさまと、その、お嬢ちゃんの今の状態に対しての意見が違うって言ったんだけど、

相談者:
どんなふうに違います?

相談者:
あ・・と、わたしも最初は、こう、不登校になって、

玉置妙憂:
うん

相談者:
「も、どうしたらいいんだろう」って言って、子どもに、「行け」って言ってしまったりしてたんですけど、

玉置妙憂:
うん

相談者:
やっぱり、子どもの近くにいるので、やっぱり、辛いんだなっていうことが・・

玉置妙憂:
うん

相談者:
こう、だんだん分かって来て、

玉置妙憂:
うん

相談者:
なるべく、こう、寄り添・・て、

玉置妙憂:
うん

相談者:
あげられるようにとか、まず、子どもが自分の本音を言える・・立場になれるようになろうと思って

玉置妙憂:
うん

相談者:
わたしはちょっとこう、いろいろ、自分なりに、あの、いろいろ、勉強したりして、

玉置妙憂:
うん

相談者:
関わって来て。で、夫にもそういうのが、分かってもらいたくて、最初は・・

玉置妙憂:
うん

相談者:
あの「こういうのがあるよ?」とか、あの、「こういうの、読んでみたら?」とか、

玉置妙憂:
うん

相談者:
言ってたんですけどお、やっぱり、夫は夫の考えがやっぱり、正しいって、思っていてえ、

玉置妙憂:
うん

相談者:
やっぱり、「とにかく学校に、行ってほしい」、

玉置妙憂:
うん

相談者:
ていう気持ちがすごく強くて・・

玉置妙憂:
うん

相談者:
で・・あの、だんだんやっぱり、あの、時期的に受験の時期も・・近づいて来たりすると、

玉置妙憂:
うん

相談者:
ま、本人より、あの、夫のほうが、こう、焦ってしまってる感じがあって。

玉置妙憂:
うん

相談者:
も、とにかく行・・てほしい、とにかく、ていう感じに・・

玉置妙憂:
なってる?

相談者:
なってし・・

玉置妙憂:
うーん

相談者:
なってしまってて。

玉置妙憂:
うん

相談者:
で、子どもに対してもすごく、強く、

玉置妙憂:
あー

相談者:
言ってしまって、

玉置妙憂:
あー、言ってしまうのね

相談者:
で、わたし達が、

玉置妙憂:
うん

相談者:
喧嘩もしてしまうし、

玉置妙憂:
うーん

相談者:
&#△%つかって。
で、子どもにも、だんだん、言うことがキツくなってしまって、

玉置妙憂:
うーん

相談者:
ん、子どもも、お、こう、しんどくなってしまって、こう、行けてないことが、もう、苦しくて、苦しくて、もう

玉置妙憂:
うーん

相談者:
今度は・・行けてないことを夫に、伝えることも、うん、しんどくなって、もう、「行っていることにしてほしい」っていうふうになって来てしまって・・

玉置妙憂:
うーんうん

相談者:
うん、で、昼間は、

玉置妙憂:
うん

相談者:
もしかしたら夫が家に帰って来るかもしれないっていうのが心配で、

玉置妙憂:
うん

相談者:
あの、押し入れに入っている状態で・・

玉置妙憂:
あー・・ずっとお?

相談者:
なっています。大体8時ぐらいから、入ってて、学校に、

玉置妙憂:
朝の?

相談者:
はいそうです。で、学校に帰って来る・・

玉置妙憂:
うーん

相談者:
みんなが帰って来そうな時間ぐらいまでは、やっぱり心配で、

玉置妙憂:
うん

相談者:
そこに「入っていたい」っていうので、わたしが家にいたとしても、

玉置妙憂:
うん

相談者:
やっぱり、「心配」っていうふうに・・なっていて・・

玉置妙憂:
押し入れに入ってるんだ?

相談者:
はい

玉置妙憂:
で、今現在は、その、「お嬢ちゃんに対する意見が違って」

相談者:
はい

玉置妙憂:
えっと、「旦那さんと言い争いしちゃうってこともある」って、先ほどおっしゃってましたけど、

相談者:
はい

玉置妙憂:
元々の夫婦仲っていうのは大丈夫なんですか?

相談者:
あっ、あ、それが、ま、やっぱり、うんと、昔から、

玉置妙憂:
うん

相談者:
やっぱり喧嘩をしてしまうことが多くて、

玉置妙憂:
うん

相談者:
ま、こういうことがきっかけで、子どもも・・両親が、喧嘩をしていることで、

玉置妙憂:
うん

相談者:
すごい不安だったし、

玉置妙憂:
うん

相談者:
うん・・すごい、なんか仲裁役をさせてしまってたなっていうふうに、

玉置妙憂:
うん

相談者:
やっぱり、こういうことが、きっかけで、やっぱり、は、反省しています。

玉置妙憂:
うん

相談者:
うん

玉置妙憂:
じゃあ、今日は、ま、そういったような、意見の違う、うー、旦那さんがいて、

相談者:
はい

玉置妙憂:
で、不登校で、ねえ?、朝から夕方まで押し入れに入ってるっていうのは大変だ。

相談者:
はい

玉置妙憂:
その娘さんがいて。

相談者:
はい

玉置妙憂:
ま、今後・・どうしたらいいか?・・てことでいいですか?

相談者:
一応、あの・・進路のほうは、

玉置妙憂:
うん

相談者:
あの通信の学校、にするっていうことは、

玉置妙憂:
ああ、はあ、はあ、は

相談者:
決まったので。

玉置妙憂:
あー、そうですか。

相談者:
どっちかっていうと、わたし個人的には学校に行けたらっていうよりも、家族の関係、中学校は終わっても、がっ・・家族の関係は続いていくので・・

玉置妙憂:
うん

相談者:
そっちのほうが・・心配。

玉置妙憂:
あー、そうね。

相談者:
はい

玉置妙憂:
家族として仲良くやって行きたい。

相談者:
はい

玉置妙憂:
今、仲良くない状態?

相談者:
・・あ、うーんと、学校に行ってるっていうことになっているので、

玉置妙憂:
うんうんうんうんうんうんうん

相談者:
&#、穏やかに過ごせてはいるような、

玉置妙憂:
うーん、うん

相談者:
でもやっぱり・・あの、夫が、あのお、こう、自分の思い通りにならないと、

玉置妙憂:
うーん

相談者:
すぐ、こう、怒・・ってしまったりするところがあるので、

玉置妙憂:
ふうーん

相談者:
やっぱりそういうとこで、あー、「このままでいいのかなあ?」って・・思ったりします。

玉置妙憂:
分かりました。

相談者:
はい

玉置妙憂:
うん
じゃああの、あー、先生に、少しね、お伺いしてみましょう。

相談者:
はい

玉置妙憂:
今日お話を、おー、お伺いしてお答えいただきますのは、幼児教育研究の大原敬子先生です。

相談者:
はい

玉置妙憂:
では敬子先生、よろしくお願いいたします。

(回答者に交代)


「常識のアップデートに応じず不登校に焦って娘を追い込む夫には秘密の登校先」への10件のフィードバック

  1. 押し入れが、秘密の登校先って・・おしゃれ!
    でも、かわいそうだな、娘さん。早く押し入れ生活からぬけ
    出せますよう、願ってます。

    1. 保健室登校は聞いたことがあっても、押入登校は初めて聞いて驚かされましたが、通信制高校進学で決まりそうなことは、ちょっと安心しました。
      とはいえ、僕の世代もそうですが、ご相談者さん夫婦の世代は、まだ高校は全日制進学が当たり前でした。個人の意向より、親の意向、強かった!
      あと、僕自身学習塾夏期講習会先生アルバイトをしていましたが、その学習塾さえ、僕やご相談者さん夫婦の世代は集団指導に行くのが当たり前。
      タイトルにある「常識のアップデート」を見て、通信制高校、個別指導学習塾が増えていることを、多様性尊重に舵を切っている象徴で感じます。

    2. 娘の押し入れ生活がバレたら家族がバラバラかぁ〜

      大変な事になる前に、テレ人に電話されアドバイスを貰えて良かったね。

  2. 大原先生すごすぎ。
    放送ではカットされてるとはいえ、こんなにエグい本質に切り込んで、相談者の腐った心根を鷲掴みにしつつも、優しさでそれを包み込む。

    これを聴いて、人間であって、言葉を使えて良かったなぁと思いました。

    こんなコミュニケーション能力を身につけたいよ。誰も傷つけず本質を解決するようなやり取りをしたい。

    会社で上っ面のコミュニケーションに疲れてるので、余計身に沁みます。

  3. 娘は通信制の高校に進路が決まったのだから中学の間は押し入れでも何でも自由にしていたらいいんじゃない?
    夫と衝突する覚悟も持たずに、こんな漫画のようなことをしたんだね。
    娘を守るためにした事なのだから気持ちを強く持って!!

  4. 押し入れに入っているのか…すごいですね。うちの押し入れなんか蟻一匹入る隙間もありゃしない
    😁

  5. よく似た父娘。蚤の心臓を持った井の中の蛙が大海に出たら、ビックリ仰天、井戸の更に奥底にこもってしまった。父親も気が小さいもんだからキャーキャー騒ぐだけ。ここはひとつ、お母さんが肝っ玉の座ったところを見せなくては‼️夫婦の力関係が逆転するいいチャンスかも。

  6. 娘さんは父親から逃げたいのでは? 成績が下がるとネチネチ叱られるんじゃないかな? 母親である相談者さんが庇ってあげて娘さんに自信をつけてあげないと。

  7. 小学校の神童が、中学受験で中高一貫の難関校に通って、周囲のレベルの高さに圧倒されて自信喪失する、って話は時々聞く
    ただ、この相談者の場合は公立中学校っぽいし、小規模校の子が中学校でカルチャーショックを受けたんだろうな、と見受ける

    ただ、そこで本人も、中学生活を満喫するってふうに発想が切り替わらなかったのが残念だと思う
    部活に熱中するもよし、友達と仲良くするもよし、地域での活動に励むもよし、ある意味自分の幅を広げるチャンスだったのに、ペーパーテストの点数や順位に本人がこだわって、成績不振に絶望しちゃったんだろうなあ
    そして、本人がしょげてしまった原因はおそらく、親の価値観が点数以外になかったから(そういう意味では「不登校は家庭に原因がある」のテレ人セオリーどおり)

    相談者もいろいろと努力はしてるんだろうけど、「無理して学校に行かなくてもいい」はよしとして、対案が「押入れにしまっちゃう」じゃあまりに娘が可哀相だ
    学校に行かなくていいは対処療法に過ぎないし、通信制に行くことが決まってるならばなおさら、自分で自分の道を探さないといけない
    三石御大なら「学校行かなくていいから図書館行って本読み漁れ、美術館に行け」って言っただろうけど、相談者が娘の成長のために、学校に代わって前向きなことをしてあげるくらいの気概が求められてると思うし、そうでもしないと娘さんの絶望は晴れないだろう

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