本当の感情を大切に。母の葬儀に出ない後ろめたさ。兄を嫌悪する中学の思い出

テレフォン人生相談 2022年9月16日 金曜日

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 中川潤(弁護士)

相談者: 女56歳 離婚して10年 次女と孫との3人暮らし 縁を切っている兄家族と同居の母86歳 兄59歳 妹もいる

今日の一言: 感情の移し替えをやると、いよいよ人間関係は複雑になります。

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
もしもしい?

加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。

相談者:
よろしくお願いします。

加藤諦三:
はい、最初に年齢教えてください。

相談者:
56歳です。

加藤諦三:
56歳ですか?

相談者:
はい

加藤諦三:
今、結婚してますか?

相談者:
・・いえ、離婚してます。

加藤諦三:
離婚してからどのぐらい?

相談者:
はい・・10年ぐらいです。

加藤諦三:
10年ぐらい

相談者:
はい

加藤諦三:
そうすると今はお1人で暮らしてんですか?

相談者:
いえ、次女・・と・・その子ども、孫と、

加藤諦三:

相談者:
3人です。

加藤諦三:
はい、分かりました。

相談者:
はい

加藤諦三:
で、どんな相談ですか?

相談者:
実家のほうに、

加藤諦三:
ええ

相談者:
59歳の兄家族と、

加藤諦三:
ええ

相談者:
実の母が、同居で一緒にいるんですね。

加藤諦三:
はい

相談者:
それで、わたしと、兄家族とが、

加藤諦三:
ええ

相談者:
今・・ほぼ・・縁を切った状態で、いまして。

加藤諦三:
で、お母さんはこれ何歳ですか?

相談者:
母は86です。

加藤諦三:
86歳ですか、はい

相談者:
はい

加藤諦三:
で、まだ・・お元気なんですか?

相談者:
一応まだ元気です。

加藤諦三:
あーそうですか、はい

相談者:
はい
でえ、兄、家族とだけ、ま、縁を切ったような状態で。

加藤諦三:
ええ

相談者:
母とはあ、妹を通して連絡う、とかはできてる状態なんですが。

加藤諦三:
ええ

相談者:
やっぱり、母も高齢になって来たので。

加藤諦三:
ええ

相談者:
もし、あの母に、何かがあったときに、

加藤諦三:
ええ

相談者:
どうしても兄たちい、とは、会いたくないので。

加藤諦三:
ええ

相談者:
葬儀とかには行かないつもりでずっといたんですが。

加藤諦三:
はい

相談者:
やっぱりここ最近・・ほんとに・・それで、いいのかどうか(ため息)っていうのをすごく考えるようになりまして。

加藤諦三:
この縁を、切ったっていうのは、どの程度、全然、会いもしなければ、

相談者:
はい

加藤諦三:
連絡も一切ない・・

相談者:
あ、そうです。

加藤諦三:
その・・縁を切った状態が、どのぐらい続いてんですか?

相談者:
・・もう、10年ぐらい、ですね。

加藤諦三:
え・・ということはあ、ほとんど関係がなくなって来てるってことですね?

相談者:
はい・・そうです。

加藤諦三:
それで、この、今、あなたが葬儀の話が出たんですけれども、

相談者:
はい・・はい

加藤諦三:
なんかあなたがそういうことを、心配し出すような、ことっていうのは、なんかあったんですか?

相談者:
母親のきょうだいがですね、

加藤諦三:
ええ

相談者:
最近亡くなったりとか、しまして、

加藤諦三:
ええ

相談者:
やっぱり・・そのときにも、その叔母あ、の、葬儀に、わたしは行くことはなかったんですけど、やっぱり兄が行くので。

加藤諦三:
ええ

相談者:
ただ、やっぱりそういうのが実際、身近で起きて来たので、

加藤諦三:
ええ

相談者:
やっぱり、母もお、そのうちにはと思いながらも、まだまだ元気と思ってたんですけど、やっぱりもう高齢なので、いろいろ考え出して、
そのときに、わたしは行かないつもりではいたんですけど、ほんとにそれ、人としてそれでいいのかどうかとか・・なんかすごく・・

加藤諦三:
気持ちとしてはどうなんですか?

相談者:
はい・・母にはやっぱりい、お葬式には出ないっていうことはすごく悲しむんだろうなとかっていうのは思いますし、

加藤諦三:
ええ

相談者:
母親は、3年前にもう、わたしい、に、会いに来てくれたりしてえ、

加藤諦三:
ええ

相談者:
いろいろ時期はあったので、
自分が、そのときに後悔しないようにと思って、妹を通して・・例えば、ちょっと、お金を、送ったりだとか・・

加藤諦三:
うん

相談者:
してもらったりしてるんですけど。

加藤諦三:
うん

相談者:
縁を切ってるっていう兄たちとの関係は、気持ちはまったく変わりないんですが・・
はい

加藤諦三:
お兄さんには一切会いたくないと。

相談者:
はい

加藤諦三:
このお兄さんに対する、お、その強い感情っていうの、小さい頃からあったんですか?

相談者:
家庭的に結構複雑で、

加藤諦三:
うん

相談者:
母とお、お姑にあたる、祖母ですけど、父方の母親が、

加藤諦三:
ああ

相談者:
ま、同居してたんですけど。祖母のほうがかなり、権力があるというか、

加藤諦三:
ええ

相談者:
家の中では、立場がかなり強くって。

加藤諦三:
ええ

相談者:
兄が生まれたときから・・ずっと、祖母が、兄を育てたんですね。

加藤諦三:
うん

相談者:
祖母の部屋に、

加藤諦三:
ええ

相談者:
兄をもうずっと・・母には手は出させないみたいな。

加藤諦三:
ああ、ああ

相談者:
育て方をされて。
そのあと、わたしと妹ときょうだいがいるんですけど、

加藤諦三:
うん

相談者:
ほぼ、一緒に遊んだり、食事を一緒にしたことがなく、育ったんですね。

加藤諦三:
うん

相談者:
で、祖母がわたしが小学校6年生の頃に他界して、
祖母の部屋だけにいた兄が、結局一緒に暮らすようになって・・
で、わたしが中学・・1年、か、2年の頃に、兄、から、ちょっと、ま、性的な、暴力というか・・そういうことがちょっとあって、
それ、か・・

加藤諦三:
それは、かなり強い感情ですね。

相談者:
別に、何か、行為があったわけではないんですけど、

加藤諦三:
うん

相談者:
「体を見せてくれ」みたいな、ことを・・ま、言って、来られまして。
あまりのショック・・

加藤諦三:
うん

相談者:
だったっていうのが・・

加藤諦三:
そうすると、あの・・

相談者:
はい

加藤諦三:
お兄さんのほうは、もし忘れてたとしてもお、

相談者:
はい、はい

加藤諦三:
あなたのほうは、お兄さんに対して、

相談者:
はい

加藤諦三:
感情がしっかり、心の底に残っていると・・

相談者:
はい

加藤諦三:
ということですよね。

相談者:
そうですね。

加藤諦三:
それで今日のあなたの相談というのはどういうことですか?

相談者:
ま、母が亡くなったときに、

加藤諦三:
ええ

相談者:
やっぱりその、葬儀になるんですけど。
自分としては、もう、自分自身1人で・・今いるところで、母の供養をしたいとは思ってるんですけど、

加藤諦三:
ええ

相談者:
それが、普通、一般的にというか、それでいいのかどうか?、わたしい、がちょっとそこら辺が無知なので。

加藤諦三:
あー、なるほどね、
要するに・・社会通念として、お母さんとの、関係を、

相談者:
はい・・はい

加藤諦三:
きちんとしたいと。

相談者:
はい

加藤諦三:
だけども、それについては・・あなた自身の心の底に・・もう1つ、お兄さんとの、複雑な感情を持ってるんで、

相談者:
はい

加藤諦三:
今どうしようか迷っているという、そういうことですね?

相談者:
はい

加藤諦三:
はい、分かりました。

相談者:
はい

加藤諦三:
今日はスタジオに、弁護士の中川潤先生がいらしてるので、

相談者:
はい、はい

加藤諦三:
伺って見たいと思います。

(回答者に交代)


「本当の感情を大切に。母の葬儀に出ない後ろめたさ。兄を嫌悪する中学の思い出」への24件のフィードバック

  1. 本当に聞きたかったこと「このままだと私は遺産がもらえなくなりますか?」

  2. 孫息子を自分の部屋で育てた祖母、どんな教育を…?
    気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い!!

  3. 母親のお葬式は一生に一度のことなので行ったほうがいいと思う。後からやっぱり行けばよかったと後悔する可能性もあるし。
    兄からの過去の性的な発言は言われたほうが傷ついて覚えていても、案外本人は忘れているかも。
    でも言葉だけで行為はされなかったんだから、56歳の相談者さん、それはそれ、これはこれで区別してもいい歳では。
    最後のお別れをきちんとして兄のことは無視でもいいが、その後の相続の話し合いもありますけどね。
    でもまだ死にそうな病気でもないのならお葬式の前に、入院だ、介護だ、費用分担の請求〜などがありそうですが。

    1. もちろん、お母さんが亡くなった時の葬儀は行って欲しいと思います。ただ、兄が妹を含めて誰にも言わずに終えられてしまわないかが心配です。
      あと、相続も兄に都合が良い状態にならないかも心配です。遺言書があるとすれば、「財産、全部息子に渡す。」とならないよう祈るばかりです。

      1. もちろん、3時20分さんも僕も性被害を軽んじてはいないはずです。ただ、加害者が忘れていたり否認する、そんな例が多いのが一番困る。
        あと、兄が祖母にどんな教育をされていたか、嫌なことではあるが想像出来そうなのも困る。今回の相談、相当厄介な相談だったと思います。

        1. 「でも言葉だけで行為はされなかったんだから、56歳の相談者さん、それはそれ、これはこれで区別してもいい歳では。」めちゃくちゃ性被害を軽んじてるし区別するかどうかは本人の決めること。このコメント本当に最低なので二度と性被害絡みに口出さない方がいいですよ。

          1. 3時20分さんが投稿したコメントには不適切な部分が多いと思うが、ご相談者さんも今後を考えて弁護士を立ててよいと思う。
            僕は一貫して性被害を軽んじていないし犯罪行為と見ているが、兄に葬儀や相続をしれっとやられてしまわないかが本当に心配。

              1. 大変失礼、2022年9月17日午後3時24分さんの間違いでした。その方の不適切な投稿、困っているところです。

      2. 性被害を軽んじているように受け止められかねない表現は宜しくないと思います、という言い方にはできないですかね?

        私も最近の毒親回のコメントで「セカンドレイプ」呼ばわりされましたが、とても不愉快でした。

        「毒親」「セカンドレイプ」など、強めな言葉で定義付けて、相手の主張を弾き飛ばすようなコメントは好ましくないと思います。

        1. とにかく兄が葬儀や相続をご相談者さんや妹に内緒で、しかも兄有利で解決されてしまうのではないかというのが正直心配でなりません。

    2. 一生に一度のことだからこそ「行けばよかった」の後悔もあれば「行かなければよかった」の後悔もある。

      それを踏まえての相談なのに・・・。

      あなたは親族から裸を見せろと言われても何も無かったかのように生活できるのすごいです。
      一般人とはかけ離れてる

  4. 相談の趣旨とは違うけど、
    自立できない兄夫婦がそろって母から金を巻き上げながら暮らしているとすると、母親と兄夫婦の関係も良くなさそうに見えるのですが、相談者はそこは悩んでないのですね…。
    まぁ、多少心配でもどうすることもできない場合もあるとは思いますが、葬儀に出るとかより、このままの状況で母親が死んでも本当に後悔しないのかよく考えた方が良いような気がした。

  5. この先、嫌悪でしかない兄がネックなのでしょう。
    母親の介護から葬儀に遺産分配までの一連のやり取りをしなければならないのかと思うと苦痛な事でしょう。
    自分の心を守る為にも代理人を立てるしかないと思います。

  6. 回答者は男の先生ではなく、三石先生ならなんて言うか聞いてみたかったな。

    1. 弁護士だったので、中川さんではなく、野島さんがご相談相手だったら、中川さんとは全く違った回答が出たような気もするが、どうだったのか?

  7. コメント欄が荒れてますが、端的に、この相談者が本当に気にしていることがわからないのが問題ですよね。
    自分の考えを支持して欲しい系の、いわば「そうだよね、あなたの考えは正しいです」と相づちを打ってほしかっただけなのか、それとももっと別の悩みがあるのか。

  8. まだお元気なお母様と充実した日を、思い出を、積み重ねていくのがいいと思いました。この先何がどうなるかなんてわからないのだから。おきても無い心配より、
    日々を大切に。

    相談者さんはご自分がどう見られてるかが気になるようだが、そこどうでもいい。

  9. 元凶は祖母だね。田舎の封建的な家なのか、この祖母の異常な溺愛がモンスター長男を作ったんじゃない。その災いが未だに相談者や母親との関係にも影響し続けてる。

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