バツ1可愛い声の46歳、再婚という罪悪感解き放つ大迫恵美子がそれより心配な事

テレフォン人生相談 2022年11月7日 月曜日

加藤諦三 「アメリカの囚人は日本のサラリーマンより自尊心があった」

ガラス越しのインタビューでは打ち解けることはできない。
何があっても訴えないという誓約書を書かせられ刑務所に通い、面会を続けた。

 

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大迫恵美子(弁護士)

相談者: 女46歳バツイチ 両親と息子18歳との4人暮らし

今日の一言: familyを家族と訳すことは決定的な間違いです。

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
はい

加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。

相談者:
よろしくお願いします。

加藤諦三:
はい。最初に年齢教えてください。

相談者:
46歳です。

加藤諦三:
46歳、結婚してます?

相談者:
いえ・・バツイチです。

加藤諦三:
はい

相談者:
はい

加藤諦三:
離婚は、何年前ですか?

相談者:
17年前です。

加藤諦三:
17年前?、はい、分かりました。
でどんな相談ですか?

相談者:
わたしの両親と、

加藤諦三:
はい

相談者:
息子、4人暮らしなんですけれども。

加藤諦三:
はい

相談者:
付き合ってる人がいまして。

加藤諦三:
はい

相談者:
付き合ってる人のほうは、ご自分の・・お母さまに・・

加藤諦三:
はい

相談者:
わたしを・・紹介してくださったりとか・・

加藤諦三:
ええ

相談者:
親戚の方にも、紹介してくださったりとかして、

加藤諦三:
ええ

相談者:
いるのですが。

加藤諦三:
はい

相談者:
わたしは・・自分の家族に、まだ話せていないので。

加藤諦三:
はい

相談者:
あのお、タイミングを見て、話したいと思っているのですが。

加藤諦三:
はい、はい

相談者:
言い出せるような・・

加藤諦三:
はい

相談者:
雰囲、気ではない、ので・・ちょっとわたしの・・やっていることというか・・それって・・非常識な、ことなのかな?っていうことを相談したくて・・

加藤諦三:
あー、なるほど。

相談者:
ええ

加藤諦三:
はい、分かりました。「言い出せる雰囲気ではない」という・・その雰囲気という・・のを言ってるのは・・この・・4人の、中の雰囲気のことですか?

相談者:
そう、ですねえ、特に母親かもしれません。

加藤諦三:
で、あなたは、お母さんに対して、

相談者:
はい

加藤諦三:
こういうことで・・わたしは結婚したいんだという・・ふうには、言い出せないということは、なんか悪いことをすることになるの?

相談者:
あ、そうです、そうです、はい。そういう感じもあります。わたしは、離婚して・・この家に、厄介になってるわけですから。
ちょっと悪いことをしてるような、感覚もありますね・・

加藤諦三:
あなた自身が・・今の、人間関係・・以外の関係を作るというのは、許されないような感情というふうに持ってんですよね?

相談者:
そうです。

加藤諦三:
うーん

相談者:
それと、

加藤諦三:
んー

相談者:
母親なんですけれども・・そういったことに批判的な面がありまして。
ほかの方のことなんですけれども。

加藤諦三:
あい

相談者:
離婚をして・・男の人を作ったということに厳しい発言もありますし。

加藤諦三:
はい

相談者:
「子どもを、連れての再婚は絶対に許さない」って、以前から言っていましたので。
当のわたしがそうだとは、言いにくいというか、言えるじょう・・

加藤諦三:
あーあ、そうなんでしょうね。

相談者:
きょう&#△

加藤諦三:
ほんとにいろんな人のいろんな考え方が、これは、良い悪い、じゃなくてね?

相談者:
はい

加藤諦三:
それぞれの人の物事の見方の問題なんですよ。

相談者:
あー

加藤諦三:
例えばね?

相談者:
はい

加藤諦三:
英語でfamilyっていうでしょ?

相談者:
はい

加藤諦三:
日本語の辞書を見ると家族って訳してあるでしょう?

相談者:
はい

加藤諦三:
これ、あなたの感覚からいうと完全に誤訳ですよね?
だって

相談者:
あー

加藤諦三:
「ファミリー」って言ったときのアメリカ人のファミリーという実態と、我々日本人が「家族」と言ったときの、家族という物とはまったく別なもんですから。

相談者:
あー、分からなかったです。

加藤諦三:
例えばね?

相談者:
はい

加藤諦三:
日本人は・・

相談者:
はい

加藤諦三:
「家族」っていうと、実の母と実の父と、その子どもって、それが家族なんですよ。

相談者:
・・はい

加藤諦三:
で、僕はね?アメリカの刑務所に入って、ずっと、調査してたときに、

相談者:
はい

加藤諦三:
あー、なるほどそうかと思ったのは・・ほとんどの人がね?、何が大切かっていうとみんなね?・・刑務所の中の人ですよ?

相談者:
はい

加藤諦三:
第一にあんのは家族なんですよ。
で、アメリカのギャラップの調査を見てみると、大切なことの第一っていうの、みんな、とにかく家族なんです。ファミリーなんです。

相談者:
あ、あー

加藤諦三:
ところが・・そのファミリーの内容が、

相談者:
はい

加藤諦三:
ほとんどの人が、今いる家族なんです。
実の母と自分と、義理の父親かもしれないし、

相談者:
はい

加藤諦三:
ところがこれを日本人に話すとね?
「アメリカは」・・

相談者:
はい

加藤諦三:
「家族が崩壊してる」っていう言い方をするんです。

相談者:
はい

加藤諦三:
だから、ファミリー、家族って言っちゃうけれども、

相談者:
はい

加藤諦三:
この言葉そのもんがもうすでに、それぞれの人によって違うんですよね?

相談者:
はい

加藤諦三:
あなた、家族っていうとどういう・・

相談者:
・・今の4人だと・・思ってきます。

加藤諦三:
でしょう?

相談者:
はい

加藤諦三:
離婚したことをそんな問題にしないしょ?

相談者:
あー、問題に、してないです。

加藤諦三:
で、なんでここで、大問題になっちゃうの?

相談者:
はい・・&#△はい

加藤諦三:
だからそこら辺のことは、今のあなたの家族の人には理解してもらえないわけ。

相談者:
そう、でした。
それで、言い出しにくくて、

加藤諦三:
ええ

相談者:
伯母に、相談しましたら、

加藤諦三:
ええ

相談者:
厳しい目つきで、見られたということと・・引き合いに出す・・例える話も・・酷い物でしたので。

加藤諦三:
そうすっと今日のあなたの相談ていうのはどういうことですか?

相談者:
・・あ

加藤諦三:
この、あなたの今の4人・・は、厳しい目で見られるということは・・要するに悪いことだということで。

相談者:
はい

加藤諦三:
あなた自身はどう思ってるわけ?

相談者:
わ、た、し、自身は、・・ちょっとまだ迷ってるという感じです。

加藤諦三:
迷っている?

相談者:
はい
ま、実は、結婚はしたいんですけれども。

加藤諦三:
ああ

相談者:
結婚っていうとまたそこでえ、子どもを、・・置き去りにして、わたしだけ、幸せになるという罪悪感もありますし。
子どものことも心配です。

加藤諦三:
はい、分かりました。
とにかく、今、そういう状態で、迷ってるけど、どうしたらいいんでしょうか?っていうことですね?

相談者:
はい

加藤諦三:
はい、今日はあの、スタジオに弁護士の大迫恵美子先生がいらしてるので、伺ってみたいと思います。

(回答者に交代)


「バツ1可愛い声の46歳、再婚という罪悪感解き放つ大迫恵美子がそれより心配な事」への17件のフィードバック

  1. また大迫先生の無駄遣いかと思ったけど、この相談者の相手男性の選び方にまで言及されるあたり、本当にお見事でした。

    相談者がお子様メンタルのまま46歳になっちゃったのはもちん、過去の離婚もこの支配的な両親が原因になってませんかねぇ。

  2. 大迫先生の無駄の無い回答と、素敵な声を久しぶりに聴けて嬉しい。
    ファミリーと家族あまり考えたこと無かったけど、加藤先生のお話、すごくためになりました。
    息子さんに、祝福してもらえるといいですね。お相手が良い方でありますよう。

  3. 自分の家族が再婚を良く思わないかもしれないことを、お相手の男性には相談してるのだろうか、というのが気になりました。

    あと、自分の稼ぎで子供を養えるなら、なぜ実家から出ていかないか。
    子供がおばあちゃんっ子なのか…。

    1. 17年前の離婚ということは子どもが1歳前後の時のはず。子どもが小さいほど両親の手を借りずにシングルマザーが働くのは相当ハードですし、経済的に余裕がないと子どもの希望を叶えられないことも多々。
      世話になった反動として両親に本音も言えないなら、子も大きくなった今が巣立つチャンスだとは思います。

  4. 大迫さんの話については、
    私も「そういう考え方もある」と思ったが、
    加藤さんの哲学的な話については、ほとんど理解できなかった。
    相談者、理解できたのかな?

    1. 18歳は、思春期だと私も医療従事者さんと思いました。18歳は身体は大人でもまだまだです。自分が18歳、青春時代はまだまだ子供でした。

    2. まだまだ子どもだし思春期というのは同意できますが、
      法律上は成人であって「話せば分かるし自分の意見を言える年齢」
      「親の再婚でグレる年齢ではない」という、一般的には精神年齢が成熟してるはずだよねというのが趣旨なんではないでしょうか。

  5. 相談者さんは、いまだに両親の影響が強いんでしょうね。大迫先生の仰るとおり、20代のシンママの悩みのようでした。娘気分が抜けてないのでは。
    反対するであろう伯母さんに相談したのも疑問。

  6. 地域性(都市部か、そうでないか)や、両親、子供などの親族の考え方が違うので、相談者さんが決めるしかないと思う。

  7. 大迫先生の考え方、とても好き。知的で聡明な女性だなっておもう。

    1. 確かにそうだと思いますよ、特に地域性は一番影響が大きいですから。中でも田舎に行けば、奇祭など、都市部とは違う風習もありますからねえ。

      1. 返信する場所間違ってますし、地域性の話は北のあなたしかしてないですよ

  8. 大迫さんに一言。
    「法律家として」という前置きで話された方が良かったのではないでしょうか。
    「18歳が成人」というのは、あくまで(改正された新しい)法律上のことであって、医学的には(個人差はありますが)、18歳の人のほとんどが、まだ思春期だと考えられます。

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