べきの暴君から逃げた息子、残された妻が選ぶ打算「あと20年我慢すれば‥」
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
いやあ、今、中川先生に話を伺ってると思うんですけれども。
相談者:
はい
加藤諦三:
あなた・・要するに、今日の相談というのは最初、「息子がギャンブル依存症で」という・・ことで相談、
相談者:
はい
加藤諦三:
の電話がかかってきたけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
そうではなくて、
相談者:
はい
加藤諦三:
「私は決断できない人間です」。
相談者:
はい
加藤諦三:
「どうしたらいいでしょう」っていうのが今日の相談です。
相談者:
そうです。決断できません。
加藤諦三:
何でだと思いますか?
相談者:
・・怖いからです。
加藤諦三:
・・そうです。怖いんです。それは、全部、
相談者:
はい
加藤諦三:
「息子がギャンブル依存症です」。
相談者:
はい
加藤諦三:
「主人が、正義感が、強すぎます」と。
相談者:
はい
加藤諦三:
ご主人はおそらく、べきの暴君、という、「こうあるべき、こうあるべき、」という暴君になってるんです。だからあなた、離婚したいんです。
相談者:
はい
加藤諦三:
だけど、決断ができないんです。
相談者:
はい・・そこが問題っていうことですね。
加藤諦三:
そうです。いろいろご主人と息子と、さんのことで、苦しんでるんでしょうけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
これは今までの、55年間の生き方のツケです。
相談者:
あー・・
加藤諦三:
だからもう、
相談者:
ま、少なくとも、結婚生活の間がすごく我慢してたから結局そこで、自分の意思を通さなかったってことが、ツケっていうことですよね。
加藤諦三:
そうです。問題に直面することが怖いから、我慢したんです。
相談者:
そうですね、はい。
加藤諦三:
だから我慢したって言うと、なんかいいことのように見えますけど、そうじゃないんですよ。
相談者:
うーん・・
加藤諦三:
逃げたって言うことなんです。
相談者:
なるほど。
加藤諦三:
で、今、その心理的なツケでもう・・どうにもならなくなったんですよ。
相談者:
ああ・・
加藤諦三:
そこで、
相談者:
結局自分の問題だということですね?
加藤諦三:
自分の問題です。
相談者:
はい
加藤諦三:
ここでまた、「息子がこんなになっちゃったから」「主人がこんな人だから」っていう◆#$で、またそういう言い方で逃げると、
相談者:
んん・・
加藤諦三:
もっとひどい、どうにもなんなく、なりますよ。
相談者:
ああ・・
結局自分の意思を、貫いた方がいいっていうことですよね?
加藤諦三:
意思をはっきり言うことです。
相談者:
ああ・・
加藤諦三:
怖いですけれども。
相談者:
はい
加藤諦三:
でも、この怖さを乗り越えることで、
相談者:
はい
加藤諦三:
成長するんです。
相談者:
あ、はい
加藤諦三:
それで、一つ一つを乗り越えていくと、
相談者:
はい
加藤諦三:
必ず、生きる道が見えます。
相談者:
はい、わかりました。
自分の意思を、きちんと人に伝えるっていうことですね?
加藤諦三:
そうです。
相談者:
はい。
加藤諦三:
怖いことないです。
相談者:
はい、わかりました。
加藤諦三:
その怖さを乗り越えるんです。
相談者:
はい、わかりました。はい。
加藤諦三:
怖いことないですよお。
相談者:
はい。ありがとうございます。
加藤諦三:
はい、どうも失礼します。
相談者:
失礼しまあす。
加藤諦三:
悩みは昨日の出来事ではない、今までのツケです。ベランウルフ。
「べきの暴君」
これ、心のひきだしに留めておきたい良い単語。
居丈高な人物に、この人はべきの暴君だと心の中でののしって溜飲を下げたい。
息子のギャンブル問題のはずが、相談者夫婦の離婚問題にすり替わっちゃったよ
本当に悩んでたのは自分の身の振り方であって息子の心配ではないって本人も認めてたんだからよかったんじゃないの、聞きたいことが聞けて。
モラハラオヤジの問題でしたね。
我慢は20年で済むかな?100まで生きるかも。オヤジストレス無いんでしょ。長生きすると思うよ。先生方のお話、金言でした。
もしかしたら長男さんもお父さん、ご相談者さんの旦那さんにストレスを持っていたのではないかという感じもしてしまうのですが、どうなのか?
そのストレスがギャンブル依存症や借金、職を転々という極端な形で表に出たような感じも。ご相談者さんも、つい我慢という形で表に出たかも。
加藤先生の「怖いことないですよー」に私も安心感もらいました。
相談者さん、勇気を出して我が道を行きましょう!
管理人さんの冒頭のコメントに笑いました。
私もそこ「え?」って思いました。
中川先生面白いなぁ。