教室に入るのが怖くて不登校。母親から最も怖いことをされた子ども

テレフォン人生相談 2024年1月8日 月曜日

同じ格言だけど、こちらはホントに出ていってしまった。

妻が勝手に離婚届を出し、5歳の息子を置いて家出した

 

以下も母親が出て行ってしまった不登校生徒本人から。
回答者によってこうもアドバイスは変わる。

加藤氏との違いは、今日の相談者よりもさらに年下の高1男子を一人前の男として扱う。

三石由起子 「あなたが間違い」

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母「出てっていい?」ほんとに出て行った。自分でも理由が分からない不登校

 

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: マドモアゼル愛(心についてのエッセイスト)

相談者: 男18 父63 母56 姉21 4人暮らし

今日の一言: 子どもにとって最も恐ろしいこと、それは母親に殴られることではありません。お母さんが家を出て行ってしまうということです。

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
もしもし

加藤諦三:
テレホン人生相談です。

相談者:
はい

加藤諦三:
最初に年齢を教えてください。

相談者:
18です。

加藤諦三:
18歳?

相談者:
はい

加藤諦三:
今は、お父さん、お母さんと一緒に暮らしてるわけね?

相談者:
はい、父と母と姉と暮らしています。

加藤諦三:
お姉さんは何歳?

相談者:
21です。

加藤諦三:
21?

相談者:
はい

加藤諦三:
お父さん、お母さんは?

相談者:
父が63

加藤諦三:
63

相談者:
母が56です。

加藤諦三:
56
はい、わかりました。それでどんなことですか?

相談者:
今、学校に、行けていない状態でして

加藤諦三:
学校に行けてない状態っていうのはいつ頃から?

相談者:
二年前・・頃からなんですが

加藤諦三:
二年前ぐらい、はい。

相談者:
あの・・学校・・に全く行けていない状態ではないんですが、

相談者:
はい

相談者:
休みがち・・というか、ほとんど行けていない状態でちょこちょこちょこちょこ行っているような状態で

加藤諦三:
そのちょこちょこっていうのは具体的に言うと、週一回とか、2週間に一回とか、どのぐらいですか?

相談者:
1週間に・・全部行くときもあるんですけど、遅刻、早退したりとか

加藤諦三:
ということは、毎日は行っていないという程度?

相談者:
はい、そうですね。

加藤諦三:
はい。それで、今、あなたがその、学校に行かないっていう、理由はなんですか?

相談者:
・・理由・・理由は、自分でもあまり、これだっていうふうに一つ特定できないんですけど

加藤諦三:
うん

相談者:
人が怖いというのとか、あと、人間・・

加藤諦三:
ああ、人が怖いのね、はい

相談者:
人間関係がないのとか

加藤諦三:
人間関係がない?

相談者:
はい・・学校の・・

加藤諦三:
ということは

相談者:
はい

加藤諦三:
学校に行って友達がいないってこと?

相談者:
話すう、人とかもあまりいないですね。

加藤諦三:
ふうん・・それでその、学校に行って、人が怖いっていうふうに思い出したのは

相談者:
はい

加藤諦三:
いつ頃からですか?

相談者:
三年前ごろです。はい

加藤諦三:
三年前ぐらいですか・・別に対人恐怖症とかそういうことではないのよね?

相談者:
・・あの、病院に通っているんですけども、そこで、社交性不安障害、と小さい頃に強迫症も少しあったんじゃないかというふうに言われたんですけど

加藤諦三:
で、二年前ぐらいに学校が休み”がち”になったということね?

相談者:
そうですね。教室入れなくなって友達とも疎遠になって、 休みがちになって・・だけど、進学してから、また休みがちになって・・っていう感じですね。

加藤諦三:
うんうん・・教室に入れないっていうのは、足がすくんちゃうわけ?

相談者:
そうですね。あの、学校に、行きの時は送ってもらっているんですが、車から出られないとか、学校で◆#$%□

加藤諦三:
あ、車で送ってもらってんの?

相談者:
はい

加藤諦三:
で、車から降りるときに、

相談者:
はい

加藤諦三:
怖いわけ・・

相談者:
はい、怖いですね。はい。

加藤諦三:
何か怖いのかな?

相談者:
人間関係なのか・・ いろいろ・・考えてはみるんですけど・・

加藤諦三:
うん

相談者:
結局・・結論を出してもよくわからなくて。

加藤諦三:
誰か・・怖い人っていうのは・・いる?
家族の中でも、家族う、以外でも。

相談者:
怖い人というのは、父は怖いですね。

加藤諦三:
だけど今、父が怖いっていうことを、意識できてんだよね。

相談者:
はい

加藤諦三:
本当に怖い?

相談者:
ああ・・本当に怖いか?
小さい頃の話になるんですけど・・

加藤諦三:
そこが大切なんだよ。

相談者:
父と母が、結構、大喧嘩してたというのが何回かありまして

加藤諦三:
ああ、大喧嘩ねえ

相談者:
はい

加藤諦三:
大げんかしてるう、のを、見てるのは、

相談者:
はい

加藤諦三:
すごい、はっきり、記憶に焼きついてんね。

相談者:
はい

加藤諦三:
だんだんわかってきた。

相談者:
はい。

加藤諦三:
それで、車から降りて、教室に入るのが怖いっていうんですけれども、

相談者:
はい。

加藤諦三:
学校が怖いんじゃないんだよ!
違う?

相談者:
そうですね。入ってしまえばなんともないです。

加藤諦三:
あのね、

相談者:
はい。

加藤諦三:
学校が怖いんじゃなくて、

相談者:
はい

加藤諦三:
教室に入るときに、

相談者:
はい

加藤諦三:
家から完全に学校の方に入っちゃうことが怖いんじゃない?

相談者:
そうですね。はい

加藤諦三:
そうだよね

相談者:
はい

加藤諦三:
で、家から離れるのがなぜ怖いか?というと、

相談者:
はい

加藤諦三:
自分が、家から離れると、

相談者:
はい

加藤諦三:
で、学校の教室の中に入っちゃうと、

相談者:
はい

加藤諦三:
家で何が起きるかわかんなくて怖いんじゃないの?

相談者:
ああ・・何を起きるかわからない・・

加藤諦三:
そういうこと。

相談者:
はい。そっか・・

加藤諦三:
だからね、家で何が起きるか不安だというのは、

相談者:
はい

加藤諦三:
家でお父さんとお母さんが、

相談者:
はい

加藤諦三:
あなたが大喧嘩しているのを見た時に、

相談者:
はい

加藤諦三:
それがトラウマになったんだよね。

相談者:
そうですね

加藤諦三:
この大喧嘩っていうのはどういう大喧嘩だかわかんないけど、

相談者:
はい

加藤諦三:
お母さんがなんか叫んだとかっていうことはあるの?

相談者:
叫んだりとか、あと、出て行ったりとかですね。

加藤諦三:
ああ、それは怖いねえ、お母さんが出てったのは。

相談者:
はい

加藤諦三:
あなた・・そんな大騒ぎすることじゃないよ。

相談者:
はい

加藤諦三:
だって当たり前のことでしょう?

相談者:
はい

加藤諦三:
お母さんが、

相談者:
はい

加藤諦三:
「家出てけえ!」っつって、あなたのこと引っぱたいたって別にどうってことないんだよ。

相談者:
はい

加藤諦三:
家にお母さんがいるということがわかってんだから。

相談者:
はい

加藤諦三:
ところがお母さんの方が出て行くと、

相談者:
はい

加藤諦三:
あなたどうなる?

相談者:
どうしていいかわかんないです。

加藤諦三:
そうでしょ。
お母さんが出ていくっていうことは、これはもう、決定的なことなんですよ。

相談者:
はい

加藤諦三:
どこにいるかわかんなくなっちゃうから。
これが一番怖いんです。

相談者:
はい

加藤諦三:
で、この一番怖いことを、

相談者:
はい

加藤諦三:
あなたが体験してるわけでしょ?

相談者:
はい

加藤諦三:
怖くない方がおかしいんだよ。

相談者:
そうですね。はい。

加藤諦三:
だから二年前に学校、休みがちになったって・・

相談者:
はい

加藤諦三:
なんかおかしいことないんじゃない?

相談者:
そですね・・教室に入って特に、何か怖いことがあると言われると、そうでもないです。

加藤諦三:
そうじゃないよね。

はい

加藤諦三:
だから、登校拒否とか、不登校とかいうけれども

相談者:
はい

加藤諦三:
学校とか教室に問題があると思っちゃうんですよ。

相談者:
はい

加藤諦三:
そうじゃないんだよ。

相談者:
はい

加藤諦三:
学校に行って教室に入っちゃったら、家で何が起きるかわかんない

相談者:
はい

加藤諦三:
そして、あなたは、お母さんがどこに行っちゃうかわかんないんだよ。

相談者:
はい

加藤諦三:
怖いのは当たり前でしょ?

相談者:
はい
学校も、テスト・・を受けるときに、パニックになってしまったことが一度あって・・

加藤諦三:
テストを受けるとき?

相談者:
規律が決められていて、この日に、でかいテストがあるよ、っていう感じ、で、そこを、受けようと思った時に一度パニックを起こして、 夜間の、病院に行ったことがあって、◆#$%

加藤諦三:
だってえ、テストを受ける時っていうのは抜けられないでしょ?

相談者:
はい、抜けられないすね。

加藤諦三:
怖いじゃない◆#

相談者:
ああ、そっか、はい

加藤諦三:
お母さん、どっか行っちゃったらどうするの?あなた

相談者:
はい

加藤諦三:
それは、おかしなことではないでしょ?

相談者:
はい

加藤諦三:
で、今、だけど、学校の休みがちってことが、あなたにとっては問題、なわけですね?

相談者:
はい、問題です。はい

加藤諦三:
じゃあ今のことを前提にして、

相談者:
はい

加藤諦三:
今日はこれから、心についてのエッセイストとしておなじみのマドモアゼル愛先生が、

相談者:
はい

加藤諦三:
いらしてるので、話を伺ってください

(回答者に交代)

「教室に入るのが怖くて不登校。母親から最も怖いことをされた子ども」への19件のフィードバック

  1. 「夫婦仲の悪さ」は子どもの精神に悪影響を及ぼす。
    子どもは、両親二人の血を引き継いで生まれてきているので、この二人が安定した家庭を築くことで、子どもは安心してありのままの自分を出すことができる。
    夫婦仲が悪いことにより、子どもは、自分自身を危険にさらし、強い孤独感、不安感を感じ、安心して身を置ける場所が無くなる。
    そのため、学校という多刺激でストレスフルな場所には足が向かなくなる。
    また、父親の母親に対する暴力がある場合、自分が家にいて母親を守らなくては、という思いがあり、理由を言わずに不登校になるケースもある。
    子どもが登校できるようになるためには、まず家庭の安心、安全が一番重要。そのためには、まずしっかりと夫婦間で話をして、その後に子どもの思いを聞いてあげる必要がある。
    しかし、当人同士ではどうしても感情的になってしまい話し合いができないことがほとんど。
    そこで、クリニックや病院の精神科医、臨床心理士などを交えた場で、「夫婦が子どものためにどうしていくべきか」を話し合うことが効果的。
    家族療法を行なっている医療機関だと、なお良い場合がある。夫婦の間での話ができたところで、子どもにも入ってもらい、その専門家のいる場で、子どもの思いなども話せる環境があると効果的。
    もちろん、これとは別に子ども自身のカウンセリングも個別で併用することで、子どもの心の負担を減らすことも可能。
    その結果、夫婦仲が改善し、子どもの心が落ち着けば、学校ヘ行けるようになる。

  2. 不登校になる原因(2022年)
    1位:人間関係
    2位:無気力
    3位:勉強の遅れ・成績が悪い
    4位:学校に馴染めない
    5位:家族関係や家庭環境
    6位:朝起きられないなど生活の乱れ
    7位:原因が自分でも分からない
    8位:身体の不調

  3. 18歳であれば高校3年生の可能性が高く、法律上成人になりましたが、家族関係がどうであれ、高校卒業優先、これが一番の目標でしょうねえ。
    大学1年生であれば、しっかり単位を取って3年後に現役で卒業・就職。難しい部分があると思いますが、立派な大人として頑張って欲しいです。

    1. 不登校でも通えている18歳の高校生ということだから(休みすぎると出席日数が足らなくなる)
      ひょっとしたら全日制は無理で、単位制・通信制の高校かも。
      大学受験はこれからのようです。

    2. 親に学校まで送ってもらってるって言ってるから通信ではないでしょう

      1. 今時の通信制は、通学コースもあるんですよ。
        サポート校、スクーリングあたりの単語で調べてみてください。

        1. 普通に考えて学校が無理な人が毎日スクリーニングある通信なんて選ばないでしょう

  4. マドモアゼル愛先生の「星が見える」でみんなで大笑いした話いいですね。
    どんな状況でも笑いが起これば楽しい気分になるので、お母さんも気持ちの切り替えができて帰ったのかもしれないですね。

    相談者もこの相談した日を境に自立に前向きになったと思うので是非がんばってほしいと思います。

  5. しっかりした受け答えのできる高校生だな
    自分の状況もきちんと把握して冷静に説明できてるし
    ただ、事柄と事柄の因果関係がわからなくて「なぜこうなってしまうのか」で悩んでたようだけど、そこは海千山千の加藤先生&マド愛先生に当たって本当に良かった
    加藤先生にしてもマド愛先生にしても、いろんな厳しい状況を試行錯誤しながら乗り越えてこられた方のお話やエピソードは本当に深い

    父親45歳のときの子どもみたいだけど、この父親には全然年齢相応の円熟が感じられない
    子どもの前で夫婦喧嘩とか、児童虐待(面前DV)なんだけどな
    今の相談者=息子の状況を、両親ともどうとらえているのか気になった

    ただ、相談者は父親をきちんと嫌えているのが救いだ
    現状の原因がわかったから、あとは親はともかく自分がどう対処するかの問題
    この賢い相談者なら、きっと自分で適切な答えを見つけ出せるだろう
    幸あれ

  6. 今日の格言を読むだけで、涙が出そうになる。
    自分が4歳の頃、母親は父親と喧嘩して、家を出て行った。兄と二人、まだ幼いのに、夜の暗闇の中、母を探しまわった。あの夜のことは何十年たっても、鮮明に覚えている。
    その後、母親は家に戻ったけど、その5年後くらいに、兄弟の中で私だけを家に残して、私に父親の世話を押し付けて、離婚しようとした。
    私はなぜかもう八歳頃から、大人になったら何の仕事をしようかと真剣に考えていた。
    思春期は、こんな家、出てってやるという気持ちが原動力だった。そして、死ぬほど勉強して、計画的に出て行った。

    相談者さん、家を出たら、素晴らしい出会いがいっぱいありましたよ。
    大丈夫です。これからの人生は、自分で築いて行けます。
    応援してます。

    1. 1/9 7:02pmの匿名様。
      私も似たような子供時代でした。怒った母親が車で走り去り、その後ろを泣きながら走って追いかけた事が何度かありました。
      子供の頃から早く家を出ることばかり考え、「早く大人になりたい」が口癖でした。

      私は浅はかでしたので、早く独立したいという理由で4年制の大学には行かず、家を出たい一心でブラック企業に就職してしまいました。
      そこからやり直すのは大変です。
      相談者様が良い進路を選択できますように。

      1. とくめい。様、
        1/9 、7:02pmの匿名です。
        とくめい。様の子供時代のお話、胸が痛みます…

        でも、だからこそ、見える世界もあるのかもしれないとも、最近思います。
        「悲しみを通してしか見えない世界があります。」という言葉を知った時、納得するものがありました。
        自分が50歳を超えて、同年代の友人の軽率さに気づくことが増えました。
        若い頃は想像力で他人の痛みを理解できていた人も、年をとると、想像力がなくなるのか、他人の痛みを理解するのに限界があるようで、軽率な言動が見られるようになってきます。
        辛い思いはこりごりですが、過去の辛い思い出はもしかしたら、今現在、自分の生き方にプラスに働いているのかもしれないし、むしろ、意識してプラスになるように生きて行きたいとも思います。

        ちなみに私もブラック企業に就職してしまいました。お金の無さから、焦りがあったようです。奨学金という借金をたっぷり抱えてましたので(笑)
        親からの助けがない人間が社会的に自立するのは、今も昔も大変ですが、だからこそ、相談者さんのような若者を応援したいと、心底思います。

  7. 私見ですが、感受性の強い頭の良い子が空気を読んで自己表現できなくて、発散する場もなかったりして、我慢の限界で行けなくなる気がします。素を認めて自己肯定感を高めて、楽しみを見つけて好きにさせ、自分で考え決めるようにする、そうすると気づきもあっていい方向に進んでくれるかも・・です!

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