50年前の妻と部下。楽になりたくて訊いたら余計苦しくなって首絞めたい84歳
(回答者に交代)
大原敬子:
こんにちは。
相談者:
あ、お世話になります。
大原敬子:
ああた、お母様に甘えたかったんですねえ?
相談者:
私ですか?
大原敬子:
ううん。
相談者:
私、仲良かったです。
大原敬子:
お母様、何歳でお亡くなりになりました?
相談者:
70ううう、2ですか。
大原敬子:
あなたがおいくつの時?
相談者:
私が、30う、6ですか?。
大原敬子:
たぶんね?
相談者:
はい
大原敬子:
あなた、この・・奥様に対しても、母なるものを求めてたんです。
相談者:
・・
大原敬子:
マザコンです。
相談者:
・・
大原敬子:
ムカついているけれども、頭で愛してるんです。あなた。妻を。
相談者:
あああ・・
大原敬子:
それで、ちょっと、冷静に見てみましょうか?
相談者:
はい
大原敬子:
あなたの気持ちと、妻の気持ち分けます。
相談者:
はい
大原敬子:
と・・あなたは、妻がね?、「ごめんなさい」って、言わなかったと。
相談者:
はい
大原敬子:
でも、妻は・・本当に浮気したのか?。
そうでなかったか、分からないんです。実は。妻◆#$・・
相談者:
でも、◆#$%□&したって言いました。
大原敬子:
言葉でしょ?
相談者:
ええ
大原敬子:
女性が、「ああ、したわよ」って言ってしまう時は、
相談者:
ええ
大原敬子:
「もう、うるさい!」
日頃から不満があったことは確かです。奥様は。
相談者:
はい
大原敬子:
それが、浮気できた時に。浮気は、本当に相手を好きな時は、言わないですよ?、浮気したなんて。
相談者:
はい
大原敬子:
で、事実っていうのは、あなたにとって、相手が喋った言葉が、事実なんです。
相談者:
はい
大原敬子:
違いますよ?、事実は。
相談者:
あああ・・
大原敬子:
真実と事実ですからね?
相談者:
はい
大原敬子:
あなたは、事実を言ってえ、おきながら。妻の言葉の中・・真実の言葉を、嗅ぎ分けようとしてるんです。どうしても・・
相談者:
・・
大原敬子:
で、妻は、
相談者:
はい
大原敬子:
あなたの、ある時期から・・妻ではなくって、
相談者:
◆#$
大原敬子:
肉親の母なんですよ。
相談者:
へ、え、え、え。
大原敬子:
あなたが歳をとってくれば来るほど。
相談者:
・・
大原敬子:
よく・・錯覚ってあるんですけども。
男性が、
相談者:
はい
大原敬子:
歳をとって、
相談者:
はい
大原敬子:
あの人に会いたい時は、
相談者:
はい
大原敬子:
あの女性が、本当に僕が求めてた、理想の女性になるんですね。
理想の女性は、綺麗事言えば・・母だったんです。
相談者:
はい
大原敬子:
だから、あなたも、私は、そうではないかと思ったのは・・今になって、「寝れない」「腹立つ」ね?
相談者:
はい
大原敬子:
50年経ってことは・・どうしても、その、執着って何かっていうと・・取りこぼしたものですよね?
相談者:
・・ああ・・
大原敬子:
人間は、必ず、自分を、何しても、許してくれて。いい子いい子してくれる・・それが、永遠なる、男の人の、愛なんですよ。
相談者:
あああ・・
じゃ、今頃、こんなこと言うの、おかしいんですけどね?、本当はね。
大原敬子:
(吸って)そ・・
いいですよ?、母なるものを、男性は、永遠に求めていますから。
相談者:
・・あ、ああ・・
大原敬子:
そして、あなたが、冒頭言ったんですよ。
「僕たちはお見合いだったんです」とおっしゃってましたねえ?
相談者:
はい
大原敬子:
初めて、女性に触れたものが、お母さんだったんです。彼女。
相談者:
ああ・・
大原敬子:
そして・・だんだんだんだん・・つまり、あなたのお母さんって偶像が、すり替え・・て、きたんです。
相談者:
・・
大原敬子:
要するに妻が・・結論を言うと、あなたのお母さんです、今。
相談者:
はああ・・
大原敬子:
普通、男性はねえ、初恋の人に、50年間思って・・そばにいる妻がね?
相談者:
はい
大原敬子:
なんか・・「どうでもいいな」って思っちゃうんです。
あなたはそうじゃなくて、一緒に生活するこの妻に、50年間!
相談者:
うん・・
大原敬子:
ずううっと・・もう一つの、別の心で抱いてたんですよ?
相談者:
はい
大原敬子:
尋常じゃない、心ですよねえ?、優しさの・・
相談者:
そうっすねえ。
大原敬子:
・・
相談者:
みんなが、羨まし・・がる、ようなことを、全部してあげました。
大原敬子:
いや・・それは、「やりました」ってことは、形でしょ?
相談者:
・・
大原敬子:
あなた言うのは・・「僕、50年間ずうっと苦しんでたよ」っていうことを、喋ることは・・女には、心動くんです。
相談者:
・・
大原敬子:
物なんていらないんです。
相談者:
・・
大原敬子:
「僕、最近悩んでしまってね」。
相談者:
うん・・
大原敬子:
「もうこれ最後に言うね?」って。
浮気、云々よりも・・「妻があ、他の男性と会ったと・・50年間、ずうっと抱えていたんだよ」って。
相談者:
あ・・
大原敬子:
「苦しかった」って言った方が、真実です。
相談者:
それは、だから、最近言ったわけです。
大原敬子:
うん、じゃあ、いいじゃない、それで。
相談者:
(吸って)この、もやもやは、そうすっと、取れないわけですね?
大原敬子:
モヤモヤってのは、あなたの執着じゃない。
相談者:
うん、まあ、そうですねえ。
大原敬子:
ふて、あなたは、永遠にお母さんとか?、自分が、本当に一心同体した人を・・自分で、地獄を作ってんですよ?
相談者:
・・
大原敬子:
そして・・
相談者:
じゃ、「許せ」ってことですね?
大原敬子:
なんで許すの?、これ。
受け入れるんじゃないの?
相談者:
だってえ・・
え?
大原敬子:
50年間温めてきた、この女性を・・
相談者:
うん
大原敬子:
あなた、受け入れて。あなたの、懐に入れたときに、初めて・・一心同体になるんじゃないの?
相談者:
ああ、そういうことですか・・
大原敬子:
飲んでしまう。丸ごと。
相談者:
ああ・・
大原敬子:
これを受け入れて。
「そうか、この妻の、50年間・・随分歳とったな。腰曲がって。でも、僕は、まだ、嫉妬で・・50年前の妻◆#$%と思ってるんだ。僕もすごい愛たな」と、思うのと。「まあだ、許せない!」っていうのとは、生き方、全く、違いますよね?
相談者:
そ、そうです。
大原敬子:
私が言ってるのは、
相談者:
はい
大原敬子:
あなたが、自分で作ってるから。
慰めてないですよ?、私、貴方に。
相談者:
はい
大原敬子:
「馬鹿だなぁ・・」と思ってます。
相談者:
・・はあ・・
大原敬子:
私、あなたの、天国に行ったお母様だったら・・
相談者:
はい
大原敬子:
「ごめんね」って。
「お母さん、もっと、裸の愛し方を教えてたら」、
相談者:
はあ・・
大原敬子:
「あなた、こんな、馬鹿な道、行かなかったね」って。
相談者:
・・うん・・
大原敬子:
「でも、あなたは、純粋だったけれども。もう、自分の、 頭の中の定義である・・女ではなくって」。
相談者:
ええ
大原敬子:
「お母さんと思って」、
相談者:
はい・・
大原敬子:
「妻と思って」。
相談者:
はい
大原敬子:
「あと残りのところを・・「これで良かったんだ」と。
相談者:
・・
大原敬子:
あなたがね?、天国行ったときに・・「お母さん、僕、50年間、あの妻に、僕、恨み◆#$%□&▽だったんだよ?」って言った時、お母さんが・・「そおお?。それも、世の中には何人も、そう思う人いないからね」って。「それも一つの愛ね」って。
相談者:
・・
大原敬子:
「一つの愛を知って・・よかったじゃない」って、お母さん、言うと思いますよ?
相談者:
・・は、は・・(泣)わかりました・・(涙声)ヒッヒッヒ(泣)
・・初めて、涙が出ました。ハッ・・匕、ヒク・・(泣) わかりました。
大原敬子:
どういうふうにわかってくれた?
相談者:
飲みこめばいいんですね。私が、全部・・(涙声)
大原敬子:
「お母さん、僕、飲んじゃうね!」って・・
相談者:
・・
大原敬子:
「お母さん産んだ、この僕が、50年間この妻をっていうけど・・お母さん◆#が、妻だったんだね」って。
相談者:
・・
大原敬子:
すでに、半分、腰の曲がった妻を見て・・お母さんもこうだったのかな?、と思いながら・・話すこと。
許すんじゃないんです。飲み込む。
相談者:
あ、あ、ああ・・(涙声)
大原敬子:
できる?
相談者:
う、んん・・(吸って)
今まで、泣くまいと思ってましたけど・・(嗚咽) 初めて、涙が出ました・・ハ・・(涙声)
大原敬子:
涙が出たってことは・・あなたもう、新しい自分なんですよ?
相談者:
・・ああ・・(感動の泣き)
大原敬子:
よかったねえ。
相談者:
はい。ッヒッヒ・・(涙声)
大原敬子:
こんなにね?
相談者:
はい(涙声)
大原敬子:
相手を、愛する・・不器用な愛し方のあなたにね?
相談者:
はい
大原敬子:
どうしても自分が、自分、の、首で締めて、地獄に行ってほしくなかったんです。
相談者:
・・ッフッヒッヒ・・(泣)
大原敬子:
きっとお母さん、そばにいますよ?
背中で・・「よかったよかった」って。
「お母さんの代わりに、この妻を・・大事にしてね」って言ってますよ?。きっと。
相談者:
ああ・・す・・(震え)ああ、そうですねえ。
大原敬子:
うん。
相談者:
自分でえ・・そん時の真実を・・知りたいっていうのは、頭に、ずううっと、こびりついてたんですね。
大原敬子:
うん
相談者:
・・気持ちが少し、楽になりました。
大原敬子:
ありがとう。
またね?
相談者:
はい
大原敬子:
きっと、一人で、お布団に入った時に・・
相談者:
(吸って)
大原敬子:
お母さんとか、いろんなもん、出てきます。
で、あなたの人生が・・無駄ではなかったことです。苦しいんだけどね?
相談者:
・・だけどお・・
大原敬子:
はい
相談者:
◆#$ん、に、憎みながら・・質問できないことを世界旅行さしたり・・いろんなこと、さしたんですけど。ハア・・(ため息)
大原敬子:
したからこそ・・このようなきっかけがあって。初めて自分の、見えない姿を見れたんじゃないの?
相談者:
・あああ・・
大原敬子:
お母さん◆#$%□
大原敬子:
憎みながらやること、なかったんですね?
大原敬子:
そうです!。
気づきました?
相談者:
・・ああ・・じゃあ、
大原敬子:
そうです!
相談者:
じゃあ、言った方がいいんですね。
相談者:
そうです。
相談者:
「お前はずっと・・黙っ◆#$%□だけど、もう・・それ、辞めて・・愛しよう」ってことで・・
大原敬子:
うん。
ぜひね、お話してください。
相談者:
はい
大原敬子:
今、あなたが自分で・・殻を破ることによって。
本当に、素晴らしい、御夫婦になると思いますよ?、私。
相談者:
ああ・・
大原敬子:
50年間で、これ、完結したんです。
相談者:
ずいぶん長くなりましたねえ・・
大原敬子:
いやあ。勾玉のように、光ってますよ?
相談者:
・・ああ・・
大原敬子:
ぜひね?
相談者:
はい
大原敬子:
これからの、人生。
深く、深く・・他人にはわからない、二人だけの世界を作ってほしいと思いますけども。
相談者:
はい、わかりました。
大原敬子:
はい
(再びパーソナリティ)
恨み辛みでタールのようにこびり付いた妻への怨念が、涙と一緒に洗い流されましたね
相談者の今後の人生が穏やかで温かいものであることを祈ります
相談者さん(戦前生まれの昭和教育で育った爺さん)、奥さんと心から触れ合うなんて事はわからんだろうなぁ〜
My Worldだもん
奥さん最後までいってない可能性大。
夫婦色々あるからね。
だいたいこの年代の男は横柄だからね。
奥さんは旦那を苦しめてやろうと思っただけかも。
個人の感想です。
最低でもあと16年、100歳までは頑張って生きて頂ければ、と思います。
但し、後期高齢者なので、無理をせず、マイペースで生きてもらいたいです。
個人の勘だけど
奥さま最後までいってないと思う
このしつこい相談者の相手するのが面倒くさくて「はいはいはいやりましたやりました」みたいな感じ、だったのでは
この嫉妬深い夫と何十年も夫婦生活を続けられて、非の打ち所がない家庭を築いたって、奥さま肝っ玉なのでは
自分が母親の代わりを求められてることも分かってたと思うよ
相談者にようやく癒しが訪れましたね。
先生方も同年代の御二方でよかったです。
年齢では完全にお爺さんでも心の中の悩みは昔のまま抱えている。人はわからないものですね。
長いことお疲れ様でした。
奥さんはこの爺が大嫌いだと思うよ。
爺か泣くシーンにゾワゾワしたのは私だけ?
男は人前で泣いたらダメ。カッコ悪いし、なにより男を下げる。
別れて子供たち連れて 相手と一緒になりたいが 答えでしょ!? 引っ叩いて 力ずくでつなぎ止めて 何とかなるものではないはず 最近も 別れ話で 相手の親を殺したり 自分の責任はないのか? 相手の気持ちを 何だと思っているのか そうなったのは誰のせいよ 少しは自分にも目を向けろよ 残り少ない人生 過去は何をしても変わらない いい人生だったと言って終わった方がいいだろ 考えろボケ爺
50年前に割り切って離婚出来なかった自分が憎いのかも。
子供達を引き取りどんな苦労をしてでもきっぱり別れて再出発出来なかった自分に悔しいのかも。
世界旅行とか色々してあげた、、、なんて全部自分を納得させるためでは。
タイトル画像、玉造温泉じゃないかw
このご老人、世界一周旅行に行けるくらいの稼ぎはあったんだろうけど、年長者にありがちな、都合のいい母性を女性に一方的に夢見続けてきたマザコンで、自分の思い通りにならなかった奥様が歯がゆくて仕方ないんだろう
管理人さんのコメントどおり、このうじうじした話し方からは嫉妬深さと女々しさしか伝わらない
若い頃からこうだったら、奥様も「この男は失敗だった」って思うし、ほかに素敵な男を見つけたくもなろう
大原先生に諭されて涙を流すってのもなあ…
母の教えは「妻を大事にしなさい」だと言われて目が覚めるって、結局マザコンから一歩も抜け出せてないことの裏返しだし、84になって気づくのはいくら何でも遅すぎる
奥様はとっくの昔に旦那を人として見限ってるだろうし、50年憎しみを抱えてきた相談者が、今更心を入れ替えたって奥様が許してくれるとは限らない、なぜなら奥様はあなたのお母さんじゃないから
「今更別れてどうする」と相談者は強がるけど、奥様は「早く一人の生活を謳歌したい」と思ってるかもしれないぞ
ずっとロレロレ喋ってるし、加藤先生は鼻息スピスピだし、聞きづらいったらありゃしない(汗)。
書き起こしは大変だったでしょうね。
ここを読んで初めて、何言ってたのかわかりました。
仏教は、人間我死ぬまで変えることのできない性分、逃れられない運命があると、となえています(宿業、定業など)。不倫の罪は本人にかえります。奥様は、脳梗塞か、癌になります。そこから、奥様が変わります。介護を通して、かけがえのないご夫婦に、なって下さることを念じます。
もうこの歳だからね、幸多き人生を。