謝ってもダメ。大学6年の息子の気力を取り戻すには退行欲求を満たすこと
テレフォン人生相談 2016年3月17日 木曜日
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究家)
相談者: 女57歳 夫61歳 長男30歳 次男28歳 大学生の三男25歳 長女22歳 三男と長女の4人暮らし
今日の一言: 人は退行への欲求を満たされて初めて、成長への欲求が出てきます。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
はい、お願いします。
加藤諦三:
はい。
最初に、年齢を教えてください。
相談者:
はい。
えーと私、57歳です。
加藤諦三:
57歳。
結婚してます?
相談者:
はい
加藤諦三:
えー、ご主人何歳ですか?
相談者:
61です。
加藤諦三:
61歳。
お子さんは?
相談者:
えっとお、4人で、
加藤諦三:
はい
相談者:
30歳の、男の子、
加藤諦三:
はい
相談者:
28歳の男子、
加藤諦三:
はい
相談者:
25歳の、男子、
加藤諦三:
はい
相談者:
22歳の女子です。
加藤諦三:
で、今は一緒に暮らしてるのは?
相談者:
あ、下2人です。
加藤諦三:
下2人ね。
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、分かりました。
で、どんな相談ですか?
相談者:
えーと、その三男ですけど。
加藤諦三:
25歳の?
相談者:
はい
加藤諦三:
あはい
相談者:
高校を中退して、認定試験を受けて大学に入ったんですけど、
加藤諦三:
はい
相談者:
経済的な理由もあって、
加藤諦三:
はい
相談者:
えーと、まだ今、卒業できてないんですけど、
加藤諦三:
はい
相談者:
んーと、「学校辞めようかな」って言ってるんです。
加藤諦三:
「学校辞めようかな」と?
相談者:
はい
加藤諦三:
で、今は、そうすと、大学に入ったのは何年?何歳?
相談者:
あ、1年ろう、浪人してるので、19です。
加藤諦三:
19歳の時?
相談者:
はい
加藤諦三:
ということは、あ、それで、今もう、結構・・
相談者:
にじゅう、ご(25)に、なりました、はい。
加藤諦三:
25、5歳ということはだから、6年ぐらい、ですよね?
相談者:
去年、去年1年休学してるんです。
加藤諦三:
あ、休学してんですか?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい
相談者:
単位が取れてなくて。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、今年復学したんですけど、
加藤諦三:
はい
相談者:
またちょっと単位を落として、
加藤諦三:
はい
相談者:
で、「経済的な理由もあって、このままずっと続けるの難しいから、辞めようかな」って言ってるんですけど。
加藤諦三:
で、あのお、「経済的な理由、から辞めたい」って言ってるのは本人の方?
それとも、あ・・
相談者:
ほ、本人です。
加藤諦三:
あ、親が・・
相談者:
あ、親も、援助できないので。
加藤諦三:
あ、そうですか。
相談者:
はい
加藤諦三:
ん、親の側からそういうことははっきり言ってるわけですね?
「もう、」
相談者:
え、はい
加藤諦三:
「25歳まで、援助してきたから、もうこれ以上できない」という?
相談者:
そう、で、あの、奨学金のもらってたんですけど、
加藤諦三:
はい
相談者:
難しい、ので・・
加藤諦三:
奨学金もらってたの難しいってのは、どうしてですか?
なんか・・
相談者:
もらってたんですけど、
加藤諦三:
うん
相談者:
あのお、足りなくて、で・・
加藤諦三:
あ、奨学金だけでは足りないということですね?
相談者:
はいはい
加藤諦三:
はい、はいはい
相談者:
で今は、「アルバイトして、1年休学して、授業料貯める」って言ってたんですけど、
加藤諦三:
はい
相談者:
あんまり貯まってなくて、あの、ストレスから使ったりとかしてたんです。
加藤諦三:
うーん。
あの、休学中もね?
相談者:
はい
加藤諦三:
全然おか、あの、タダんなってるわけではないですよね?
相談者:
あ、ないですよ。
お金、はい、いりますので。
加藤諦三:
払ってますよね?
相談者:
はい
加藤諦三:
ですから、経済的に言うと、
相談者:
はい
加藤諦三:
やっぱりずうっとかかってはいたんですよね?
相談者:
そ、そうですね、はい。
加藤諦三:
うーん。
辞めたい、ということの理由は、経済的なことということですけど・・
相談者:
それ、もあるんですけど、
加藤諦三:
あはい
相談者:
もう、ちょっと、続ける、自信がない。
加藤諦三:
うーん、そっちなのかな、うーん。
相談者:
そっちをできる自信がない。
加藤諦三:
そうすと、休学なんかしてる間に、大学の時の友達い、も、あんまり・・いなくな・・
相談者:
友達がいないんです。
元々が、作るのへたくそで、
加藤諦三:
はい
相談者:
ほとんどいない、状態なんです。
加藤諦三:
もしかすると、経済的というのは、理由では本当のところは、
相談者:
はい
加藤諦三:
なんかこのまま、やっていくことが、出来ないっていう感じなのかな?
相談者:
ていうか、「もう人生が(笑)、詰まってる」って本人が、
加藤諦三:
うーん
相談者:
ち、言うんですね。
加藤諦三:
大学生活が詰まってるというよりも、
相談者:
はい
加藤諦三:
もうちょっと、は、広げて考えちゃうんでしょうね。
相談者:
ああ、ああ・・
加藤諦三:
要するに、大学う、生活が上手くいかないっていうだけの話なんだけども、
相談者:
はい
加藤諦三:
大学生活がうま、上手くいかないという風に限定しないで考えてね、え、もっと広げちゃって人生上手くいかない。
相談者:
はい
加藤諦三:
なかなか生きていくのが辛い、というような、
相談者:
そうです。
加藤諦三:
どんどん、どんどん広げてんでしょうね。
相談者:
はい
加藤諦三:
うーん、で、こ・・
相談者:
で、相談する人がいない。
加藤諦三:
うーん。
あのお、相談する人がいないっていうのは、よく分かります。
だって友達がいないわけだからね?
相談者:
はい。
親も信用してもらってないんです。
加藤諦三:
ああー、そうですか。
相談者:
はい
加藤諦三:
うーん。
で、恐らく友達がいないっていうことで、大学行っても、相談する教授がいないと?
相談者:
はい
加藤諦三:
で、高校学校、こ、中退ということだということですけども、
相談者:
はい
加藤諦三:
高校中退の、理由ってのは何ですか?
相談者:
んーと、やっぱ先生と、折り合いが悪かったっていうのが一番だと思うんですけど。
加藤諦三:
ああー・・
相談者:
なかなか妥協ができなくて、
加藤諦三:
うーん
相談者:
人に合わせるのが、苦手なんです。
加藤諦三:
うーん。
なん、妥協できない、というよりも、
相談者:
はい
加藤諦三:
なんか意固地なところがあるん、
相談者:
あ、はい
加藤諦三:
でしょうね?
相談者:
はい
加藤諦三:
うーん・・
なんかいろんなことで、不安、が重なってるんだと思いますけど。
相談者:
はい、はい・・
加藤諦三:
で、今あ、は、要するに、
相談者:
はい
加藤諦三:
そのお、「人生行き詰った」っていうな言い方してましたけれども、
相談者:
はい、はい
加藤諦三:
生活そのものは、さっきアルバイトって言いましたけど、
相談者:
はい
加藤諦三:
生活はきちんとできてるわけ?
相談者:
いえ、できてないんです。
あたしい、が作る食事とかに、文句をいっぱい言ってたので、あの、主人が、「自立しろ」って言ったんです。
加藤諦三:
ご主人が?
相談者:
はい。
それから、あの・・
加藤諦三:
「自立しろ」ってことは、家を出て、っていうこと?
じゃなくて・・
相談者:
そう、んー、家を出てまでは言ってないと思うんですけど、
加藤諦三:
ええ
相談者:
それからは自分で、バイトしたお金で、食事も、買ってきたりとかしたりして、
加藤諦三:
うん
相談者:
家(うち)にあるのは一切食べない、一切ってことはないですけど。
そこもちょっと意地になってて。
加藤諦三:
まあ、社会的自立を言われるとちょっとキツイでしょうねえ。
相談者:
あ、ああ・・
加藤諦三:
うーん。
で、今日の相談というのは、
相談者:
はい
加藤諦三:
そういうようなことで、その25歳の長男が、今、自立う、できなくて、
相談者:
はい
加藤諦三:
行き詰ってえ、いると?
相談者:
はい
加藤諦三:
で、私としては、まあ、育つ過程でこういうことがあったけども、
相談者:
はい
加藤諦三:
と、どう、向き合って行ったらいいか?っていうことね?
三男と・・
相談者:
あ・・%$#っていいものか?
なんか今、自殺とかがあるんでちょっと心配なんです。
何やるかな?っていうの・・
加藤諦三:
ほ・・なんかそのお、死についての、いろんな詩(歌?)を、集めてるとか・・
相談者:
あ、そういうのはないんですけど、
加藤諦三:
うん
相談者:
どうしたらいいか分からないっていう、状態なんですね。
加藤諦三:
状態っていうと、言ってることを・・
相談者:
気持ちが、はい。
加藤諦三:
「俺はもう、どうしていいか分からない」と言ってる、のではないんですか。
相談者:
言ってます、言ってます。
加藤諦三:
あ、言ってんですか?本人が。
相談者:
はい。
で、言ってるので、あたしが、「もう、学校辞めて働いてもいいんじゃない?」って言うと、聞かないっていうか、信用してもらってないので、アドバイスにはならない。
加藤諦三:
うーん。
ということです・・
相談者:
でも相談するところがない。
加藤諦三:
うん。
あの、学校には、相談センターみたいな、
相談者:
ああ
加藤諦三:
大学にあると思うんですけど、
相談者:
はいはい
加藤諦三:
そこにも行かないわけですね?
相談者:
そういうとこにも絶対あの、多分、行けない。
加藤諦三:
うーん、相談センターみたいな、学生相談センターみたいなところ行くのは、
相談者:
はい
加藤諦三:
なんか、プライドが許さないっていうか・・
相談者:
そう、そうだと思います。
加藤諦三:
うーん
相談者:
それであたしも「人生相談とかしたら?」って言ったんですけど、
加藤諦三:
ええ
相談者:
も、それは絶対に多分、できないし。
加藤諦三:
うん。
ということで、行き詰ってる、どうしたらいいでしょう?ということですね?
相談者:
はい、はい、はい
加藤諦三:
はい。
あ、分かりました。
今日はあの、スタジオに、幼児教育研究の大原敬子先生がいらしてるので、
相談者:
ああ、ああ・・
加藤諦三:
伺ってみたいと思います。
相談者:
あ、はい、はい
(回答者に交代)