相続の分け前がない!惨めさを武器にしてボッチになった女60歳

テレフォン人生相談 2016年2月20日 土曜日

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 塩谷崇之(弁護士)

相談者: 女60歳 20年前に離婚して一人暮らし 4年前に父が他界 母 弟58歳

今日の一言: 自分の不幸を生きる武器にしている以上、人生の問題は解決しません。

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
はい

加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。

相談者:
お願いします。

加藤諦三:
はい。
最初に、年齢を教えてください。

相談者:
60歳です。

加藤諦三:
60歳。

相談者:
はい

加藤諦三:
結婚してます?

相談者:
あのおー、

加藤諦三:
はい

相談者:
別れました。

加藤諦三:
あ、そうですか。

相談者:
置いてきて来ちゃって。

加藤諦三:
別れ、たのは何年前ですか?

相談者:
20年、ぐらい前かしら。

加藤諦三:
20年ぐらい前ですか?

相談者:
はい

加藤諦三:
はい、分かりました。

相談者:
はい

加藤諦三:
それで今あ、は、そうすると、お1人で、暮らしてんですか?

相談者:
はい

加藤諦三:
はい、分かりました。

相談者:
はい

加藤諦三:
で、どんな相談ですか?

相談者:
父がですね、4年ぐらい前に亡くなりまして、

加藤諦三:
はい

相談者:
そしてえー、3年ぐらい前に、

加藤諦三:
はい

相談者:
母が、「司法事務所に行こう」っていうことで、

加藤諦三:
はい

相談者:
行ったんですよ。

加藤諦三:
はい

相談者:
うあ、その、行く前に、

加藤諦三:
はい

相談者:
私がもう、の、本を、書いてあるから、子供が2人いる場合には・・

加藤諦三:
子供2人っていうのは、えっと・・

相談者:
弟がいるんです。

加藤諦三:
あなたの弟さん?

相談者:
はい

加藤諦三:
はい、弟さん何歳ですか?

相談者:
58歳です。

加藤諦三:
58歳。

相談者:
はい

加藤諦三:
で・・

相談者:
本にね?

加藤諦三:
はい

相談者:
2分の1を、妻が取って、

加藤諦三:
はい

相談者:
それから4分の1を子供が分けるんだよって書いてあったんですよ。
(残り二分の一を子ども二人で分けて四分の一づつという意味)

加藤諦三:
はい

相談者:
それを見せても、も、ぜーんぜん聞かないんです。

加藤諦三:
要するに、お父さんが、

相談者:
はい

加藤諦三:
4年前に亡くなられた時に、

相談者:
はい

加藤諦三:
お母さんが、そうすると、「全部相続する」ということを言われたわけですか?

相談者:
そうですね。
その前に、私の、母が亡くなったら、私に下りるお金が、郵便局のお金が、100万あったんですけど、

加藤諦三:
はい

相談者:
父が、ベッドで寝ている間に、弟の友達にね?

加藤諦三:
ええ

相談者:
小さい郵便局う、の、局長がいるもんですから、その人が勝手に書き換えちゃって、

加藤諦三:
はい

相談者:
で、みんな父のものになっちゃったんですよ。
で・・

加藤諦三:
ちょっと待ってください?

相談者:
はい

加藤諦三:
今それは、ちょっと大変なことだと思うんですけど(笑)
知り合いの郵便局長がいるから、

相談者:
はい

加藤諦三:
書き換えちゃったっていうのは、ほんとに書き換え、たんですか?

相談者:
ああ、書き換えちゃったんです。
母が、まだ亡くなってないんですけど、「これは私、が亡くなったら、お前にやるからね」って、証書を、リュックサックん中に入れて、父が頭の上に置いといたんですね?
そしたらあ、あの、父が寝ている間に、その、郵便局長が来て、それを書き換えちゃったんです。

加藤諦三:
郵便局長が、来て?

相談者:
そうです。
弟の友達なんです。

加藤諦三:
その局長がね?

相談者:
はい

加藤諦三:
すと、あなたが知らないうちに、お母さんの、

相談者:
100万。

加藤諦三:
貯金通帳を、

相談者:
ええ、はい

加藤諦三:
父の方に書き換えられたと?

相談者:
はい、はい

加藤諦三:
で、あなたとしてはその、100万は、元々、私のものだという、風に言いたいわけですか?

相談者:
それを頼りにしていたもんですからね?
あたし今働いてないんですよ。

加藤諦三:
それで?
あなたの言いたいことは、どういうことですか?

相談者:
「私が、金額が、ゼロ」って言うんですよ。
「何にもない」って言うんです、あたし、母が。
あたしにはなし。
それから「弟には、土地と家屋を全部」って言うんです。

加藤諦三:
あなたには何にもなしで、

相談者:
ええ

加藤諦三:
弟の方に全部、

相談者:
ええ

加藤諦三:
母の、遺産は全部・・

相談者:
母の遺産っていうか、

加藤諦三:
はい

相談者:
まだ死んでないんで、

加藤諦三:
はい

相談者:
「土地と家屋、全部やる」って言うんです。

加藤諦三:
あ、「やる」と言っているということですね?

相談者:
そうです。

加藤諦三:
も・・

相談者:
それで判も押しちゃったんです。

加藤諦三:
判も押しちゃったん、どういう内容の書類に、判を押したんですか?

相談者:
「母が、あの、お金の全部を取って、」

加藤諦三:
はい

相談者:
「それから、土地と家屋の、権利を全部、弟が取る」って言うんです。

加藤諦三:
それ、だけ、あなたには何もやらない。
全部、弟にあげるという証書を・・

相談者:
そうです。
ゼロです、私。

加藤諦三:
いや、ですから何故、それに判子を押したんですか?

相談者:
分からないです、自分でも。
なんか、その、流れっていうか、なんか役場に、実印を、取りに行かされて、それでえ、3人で、あたしが運転して、そして乗せられたっていう感じで。

加藤諦三:
3人っていうのは、弟とお母さんですね?

相談者:
そうです。

加藤諦三:
先程から、「私へ全く、貯金も何にもない、ゼロだ」って言ってるのに、

相談者:
ええ

加藤諦三:
何故その時に判を押したんですか?

相談者:
分からないんですけど、判を押しちゃったんですよねえー。
馬鹿だからですよ。

加藤諦三:
あのね、

相談者:
ええ

加藤諦三:
すごく簡単なんですよ。
「私、馬鹿だから」っていう言い方。
全部、片付いちゃうか、ますから。

相談者:
はあー

加藤諦三:
それで、今、何を聞きたいんですか?

相談者:
あ、判子押しちゃっても、

加藤諦三:
ええ

相談者:
少しでも、お金は、母から、もらえるんでしょうか?っていうことを聞きたいんです。

加藤諦三:
ということですね?

相談者:
はい

加藤諦三:
はい、分かりました。

相談者:
はい

加藤諦三:
今日はスタジオに、弁護士の、塩谷崇之先生がいらしてるので、伺ってみたいと思います。

相談者:
はい

(回答者に交代)

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