【日曜に読む傑作選】DVと嘘までついてシェルターに逃げた妻を捜す男72歳の寒々しさ

テレフォン人生相談 2014年2月10日 月曜日

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 中川潤(弁護士)

相談者: 3年半前に妻が出て行った一人暮らしの男性72才 妻68才 2人子持ちの既婚長女 統合失調症で一人暮らしの次女 2人子持ちの既婚三女

今日の一言: 暴力を振るわないのに振るったと、何故、嘘をついたのか?、そこからが出発です。

加藤諦三:
最初に、年齢教えて下さい。

相談者:
えーっと、72才です。

加藤諦三:
72才

相談者:
はい

加藤諦三:
今あ、は、どなたと暮らしてるんですか?お一人ですか?

相談者:
今あ、一人です。

加藤諦三:
一人で、

相談者:
はい

加藤諦三:
でえ、お子さんたちは、もう、

相談者:
ええ、長女はあ、結婚してえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
えー、孫が二人おります。
あとお、次女がね、

加藤諦三:
はい

相談者:
今、統合失調症っていう病気に掛かってえ、ましてえ、

加藤諦三:
統合失調症、はいはい

相談者:
はい、国の力でえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
アパートを借りて、

加藤諦三:
はい

相談者:
でえ、一人暮らししております。

加藤諦三:
ああ、そうですか、はい。

相談者:
それで、三女がね、

加藤諦三:
はい

相談者:
結婚してましてえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
孫が二人おりますう。

加藤諦三:
はい、それで、どんな相談でしょうか?

相談者:
妻がですねえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
DVっていうのは、ご存知でしょうか?

加藤諦三:
はい。

相談者:
暴力う、受けてないのにい、

加藤諦三:
はい

相談者:
受けた形になってえ、それで、

加藤諦三:
はい

相談者:
あの・・・隠れちゃったんですよね、この施設にい。

加藤諦三:
・・はい

相談者:
家、飛び出しちゃったんですよお。

加藤諦三:
はい

相談者:
暴力受けてないのにい、

加藤諦三:
はい

相談者:
暴言、暴力を受けてないのにい、

加藤諦三:
はい。
あ、暴言も受けてないの?

相談者:
ええ、暴言もお、やってないんですよお。
あのお、パンフレットにねえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
あのお、DVのパンフレットをねえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
も、俺見たんですけどね?

加藤諦三:
はい

相談者:
チェックシートになってるんですよね。

加藤諦三:
はい

相談者:
その、パンフレットにい、

加藤諦三:
はい

相談者:
暴言、暴力う、っていうところにい、チェックしてあるんですよお。

加藤諦三:
はい

相談者:
その、パンフレットがね?

加藤諦三:
はい

相談者:
「あ、これでDVでえ、数えてたんだな」っていうのがね、

加藤諦三:
はい

相談者:
分かったんですよお。

加藤諦三:
はい

相談者:
そのお、シートがねえ、持ってっちゃったんですよね。
その証拠になるう、品物なんだけどお。

加藤諦三:
はい、証拠になるっていうのは、あの、あれですか?

相談者:
そう、嘘をついてる証拠になるんですよ。
そのあのチェックシートの・・

加藤諦三:
そのチェックシートお、には、暴力を受けてない、というふうに、書き込まれてるという事?

相談者:
いや、あの、暴力を振るったように、あのお、チェックしてあるんですよお。

加藤諦三:
はい

相談者:
暴言とか、暴力とかあ、

加藤諦三:
はい

相談者:
その、チェックシートをね、

加藤諦三:
はい

相談者:
証拠に持って行こうと思ったんですけど、警察へね。

加藤諦三:
はい

相談者:
そしたら、うーん、そのシートは、ないんですよ。
持ってい・・あの、家内が持って行っちゃったもんだからね、

加藤諦三:
はいはい

相談者:
それ持ってえ。

加藤諦三:
いや、僕、今聞いてるのはね?

相談者:
はい

加藤諦三:
そのシートを見るとお、

相談者:
はい

加藤諦三:
暴力を振るっていない、というようにい、判断できるように、チェックしてある、という事?

相談者:
いや、暴力振るったように、チェックしてあるんですよ。

加藤諦三:
あっ、振るったように、チェックしてある。

相談者:
ええ、ほんで、そのお・・完全にDVの形でえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
妻が、家出しちゃったんですよね。

加藤諦三:
はいはい

相談者:
そこの・・あの、シェルターって、い、言ってましたけどお、

加藤諦三:
はいはい

相談者:
そのお、シェルターに、隠れちゃったんですよお。

加藤諦三:
はい

相談者:
警察に行っても、探してくれないんですよ、そ、その居場所。

加藤諦三:
はいはい

相談者:
それで、あのお、立ち上げたあ、場所もね、

加藤諦三:
はい

相談者:
「教えて下さい」って言ったんですよお。

加藤諦三:
はい

相談者:
あの、DVを立ち上げた人、場所、

加藤諦三:
はい

相談者:
そしたら、そこもね、教えてくれないんですよねえ。

加藤諦三:
はい

相談者:
ええ

加藤諦三:
で・・あなたあ、から見ると、

相談者:
はい

加藤諦三:
奥さんは、何で嘘をついてる、と思われるんですか?

相談者:
自分が、ほら、暴力振るってないんだからあ、

加藤諦三:
はい

相談者:
そこで分かるわけですよお、嘘をついてるっていう事が、こと・・事がね。

加藤諦三:
はいはいはい
いや、

相談者:
ええ

加藤諦三:
ですから、奥さんは何で?、暴力を振るってないのにい、

相談者:
ええ

加藤諦三:
「振るってる」というふうに、

相談者:
ええ

加藤諦三:
言って、そのシェルターに行ったんです・・・ね?

相談者:
それはね、俺もねえ、よく後で考えてみたらね、

加藤諦三:
はい

相談者:
そのお、家内がね、

加藤諦三:
はい

相談者:
育ち方がねえ、物凄くねえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
ふつ、普通じゃないんですよお。

加藤諦三:
はい

相談者:
うーんと山奥でえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
その、住んでる場所がね。

加藤諦三:
はい

相談者:
ええ、ほんでえ・・隣りい、とね、

加藤諦三:
はい

相談者:
そのお、彼女の家がね、

加藤諦三:
はい

相談者:
30メートルしか離れてないんですけどね、

加藤諦三:
はい

相談者:
で、隣りの家はちゃんとお、水が出るんですよ、井戸掘ってあるからあ。

加藤諦三:
はい

相談者:
ところが、彼女の、家はね、

加藤諦三:
はい

相談者:
井戸を掘らな、掘らないためにい、

加藤諦三:
はい

相談者:
あの、汚い溜まり水をねえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
飲んでね、

加藤諦三:
・・・

相談者:
普通は、そんな汚い水、飲めないんですけどねえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
だから、人間の心を捨てないとね、

加藤諦三:
はい

相談者:
そういう汚い水、飲めないんですよねえ。

加藤諦三:
はいはい

相談者:
もう、そっから、育ち方からね、この、嘘つきが始まってると思うんですよお。

加藤諦三:
はい
それで、もう一つ、そのお、奥さんとお、

相談者:
ええ

加藤諦三:
その三人のお嬢さんとは、

相談者:
ええ

加藤諦三:
上手く行ってたんですか?それとも、上手く行ってなかったんですか?

相談者:
いや、上手くも何にもおー、普通ですねえ。
でも、そんなにい、ねえ、なぬう、真剣にねえ、えー、娘たちの事を考えてるっていうふうにはあ、

加藤諦三:
はい

相談者:
あー、見えなかったですねえ。

加藤諦三:
で、奥さんは今あ、おいくつですかあ?

相談者:
今、68才ですう。

加藤諦三:
68才

相談者:
はい、あの、家出て行ったのがねえ、3年半、ぐらい前なんですけどねえ、

加藤諦三:
あっ、うん、もう、だいぶ経ってるんですね。

相談者:
ええ

加藤諦三:
3年半前。

相談者:
その間は、ほら、警察に行ったりい、いろいろ、あのお、弁護士い、さんとも相談したりい、

加藤諦三:
はい

相談者:
えー・・してね、

加藤諦三:
はい

相談者:
いたんですけどもね。

加藤諦三:
はい

相談者:
人間の心を捨てちゃった状態もん、なもんでえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
その、人間の心、取り戻すう、力を持ってるのはね、俺しかいないんですよお。

加藤諦三:
はい

相談者:
ていうのはあ、自分はあ、自分のお、母ですねえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
母親をね、

加藤諦三:
はい

相談者:
あのお、神様だと思ってるんでえ、神だなに母の・・か、写真を上げてねえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
自分の具合悪いところをね、頼んでね、

加藤諦三:
はい

相談者:
「花粉症を、治して下さい」つったら、ちゃんと治してくれたしい、

加藤諦三:
ああ、お母さんがね?

相談者:
#$%□
えっ?

加藤諦三:
お母さんが花粉症を治してくれたっていう事ね?あなたの・・

相談者:
そうです。

加藤諦三:
はいはい

相談者:
あのお、神様ですからね、母親は。

加藤諦三:
はいはい

相談者:
毎朝ね、挨拶して、そいで、感謝して、

加藤諦三:
うん

相談者:
花上げて、ご飯上げて、水上げて、それで、あのお、願い事してますう。

加藤諦三:
それで、今日のあなたの相談というのはあ、

相談者:
取り戻したいんですよ、母親・・

加藤諦三:
取り戻すには、どうしたらいいか?という事ですか?

相談
そうなんです。

加藤諦三:
はい、分かりました。
今日はスタジオに、弁護士の中川潤先生がいらしてるので、

相談者:
はい

加藤諦三:
伺ってみたいと思います。

(回答者に交代)

【日曜に読む傑作選】DVと嘘までついてシェルターに逃げた妻を捜す男72歳の寒々しさ」への8件のフィードバック

  1. この相談者、加藤氏からのアドバイスも馬耳東風気味で、性懲りもなく逃げた妻を探していそうな・・・最後まで不服そうだったし。相談者みたいなタイプ、他人どころか自分にも嘘をつくのが巧妙ですが、「いつか妻は戻ってくる」とは自分に嘘がつけなかったみたいですね。それほど、生活がいよいよ切羽詰まっているのでしょう。自業自得ですが。

    1. 以前コメントを残した者です。何気なくこのスレを再度見に来て、管理人さんの追記読んで変な汗が出ました。宇都宮の一件と同一人物だとしたら・・・テレフォン相談へ電話しながら、元妻ひいては世間へのナイフを研いでいたということでしょうか。

  2. いつ読んでも不気味に感じます。

    汚い水を飲んで育って人間の心がない でもそれを直すのは自分しかいない という発想。。
    罵ってるくせに一緒にいたい??
    やもめ暮らしで世話してくれる人がいないと困るっていう自分勝手な人なんでしょうか。。

    現在北関東在住なので、こんな変わった相談者が、もしかしたら身近にいるかもと思うと、余計怖いです;

  3. 何度か聴き直している回です。本当に薄ら寒さを覚えますね。誰が何を言ってもどこ吹く風なのに、相談してきた意味は一体。自分を正当化するために残された時間を費やしそう。

    ずっと否定されて生きてきたであろう奥さんが自分らしさを取り戻していますように。

  4. この相談者と宇都宮事件に着目した管理人さんはすごい慧眼の人です。間違いないと思います。
    自爆する直前、公園で遊んでいる子ども達に爆薬を見せて、「今、爆発させようか」と言った事が恐ろしい。写真を見るとどうみても好好爺なのがとても恐ろしい。

  5. 生粋の栃木県民です。確かに栃木訛りに聞こえますね。
    栃木県民歴70年の父にイントネーションがそっくりです。

  6. 何気なく見ていたら、追記に驚き、事件について調べたところ、いても立ってもいられなくなりました。
    怖くて録音は聞けていませんが、この人が本当に犯人だったのなら、実際は酷いDVをしていたにも関わらず、世間へ偽りの潔白を主張するツールとして、テレ人を利用したわけですね。ただただ恐怖と驚愕です。

  7. 中川さん、あんまり回りくどい言葉使わない方が良い。
    そういう微妙なニュアンス的なこと伝わらないんだよ、この手の奴。
    もっとシンプルにしないと、現に伝わってなかったし。

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