【日曜に読む傑作選】父の遺産の使い途が気になる未婚男66歳の盗聴被害妄想
テレフォン人生相談 2015年9月3日 木曜日
パーソナリティ: 今井通子
回答者: 坂井眞(弁護士)
相談者: 男64才未婚 兄66才未婚 88歳の母と妹62才家族が実家の2世帯住宅で暮らす 3年前に父が亡くなっている
今井通子:
もしもしい、テレフォン人生相談です。
相談者:
あ、よろしくお願いしますう。
今井通子:
はい、今日はどういったご相談ですか?
相談者:
あのお、実はですね、
今井通子:
はい
相談者:
3年前に父が亡くなりまして、
今井通子:
はい
相談者:
その時い、まず財産も、相続税が掛かるほどお、ないので、
今井通子:
はい
相談者:
ま、知人に、あの聞いたら、「そのままにしとけば、相続税掛からないんで、そっとしとけばいい、良いんじゃないですか?」っていう事を、アドバイス受けたんで、ま、兄弟とか、あの、話し合って、
今井通子:
はい
相談者:
そのままにして、
今井通子:
はい
相談者:
で、現金が、その時、ま、不動産と現金があったのですが、
今井通子:
はい
相談者:
現金が約3千万ぐらいあったので、
今井通子:
はい
相談者:
ま、これは全部、母に預けるっていう形に決めたんですよ。
今井通子:
はい
相談者:
で、その時、ま、それで、老人ホームとか、
今井通子:
はい
相談者:
そういうのを、あのお、行った場合、ま、大病した場合、治療費に、まあ、当てて、残ったら、兄弟3人で分けようっていう形に決めたんですよ。
今井通子:
はい
相談者:
ところがですね、妹がいるんですよ。
今井通子:
はい
相談者:
その、妹が、そのお、母と同じ敷地内に、2世帯住宅で、
今井通子:
はい
相談者:
住んでるのですが、
今井通子:
はい
相談者:
その妹が、そのお金を使ってるみたいなんですよ。
今井通子:
うん
相談者:
勝手に。
今井通子:
はい
相談者:
例えば、自転車置き場の屋根が壊れたりしたら、凄い豪勢な物になってるんですよ。
今井通子:
はい
相談者:
「これ、修理費用いくら?」ったら、
「60万掛かった」って言うんですよ。
今井通子:
はい
相談者:
「自転車の5、6台置くのに、何で60万の、修理費使うんだ?」って母に言ったんですよ。
今井通子:
はい
相談者:
だから、「ちょっとおかしいんじゃないか」とかって注意したんですが、
今井通子:
はい
相談者:
まあ、母は、あのお、妹夫婦に、ちょっと近く、同じ敷地内に住んでるんで、
今井通子:
はい
相談者:
そんな強く言えないような感じだったんですね。
今井通子:
ええ
相談者:
で、そこで、わたしが、あのお、妹に言ったんですよ。
ね?
今井通子:
はい
相談者:
「父が残してくれたお金は」
今井通子:
ええ
相談者:
ね?
あのお、「母が、老人ホームとか病院行った時に、使うように置いてあるんで、勝手にボンボン使うな」って注意したんですよ。
今井通子:
はい
相談者:
そしたらあ、言い返して来たんですね。
今井通子:
ええ、ええ
相談者:
何度もしつこく言ったんですが、ま、わたしも妹が、世話になってるんで、多少、お金は減ってもいいなと思ったんですが、「もう、ほとんどお金が無い」って言い出したんですよ。
今井通子:
はい
相談者:
で、「今、いくらあるんだ?」って聞いたら、
「いや、それは・・」っていう事で、
「でも、もう、老人ホーム入ったら、もう終わりかなあ」って。
「葬式代は?」って言ったら、なんか口濁してるみたいなんで。
それえ、でえ、ま、これを、母のお金を、管理どうするのかという、点・・の1点と。
あとですね、部屋になんか、どうも、盗聴器が入ってるような気がするんですね。
わたし、
今井通子:
どこに?
相談者:
母との会話を、どうしても妹夫婦の、こう、悪口になるんですよ。
したら、翌日妹が、凄い不機嫌な顔をするんですよね。
どっか、以前から、どうも、話がこう、聞かれてるような気がして、仕方なかったんですよ。
で、この盗聴器っていうのは、法律的に、こう、取り締まれるっていうか、処罰する事は出来るんでしょうか?
今井通子:
なるほど。
相談者:
あ、
今井通子:
まずですねえ、
相談者:
はい
今井通子:
あなたはおいくつですか?
相談者:
わたし、64です。
今井通子:
64才。
相談者:
はい
今井通子:
お妹さまはおいくつ?
相談者:
62才です。
今井通子:
62才。
相談者:
はい
今井通子:
で、あの、ご兄弟はこのお2人ですか?
相談者:
いや、上に兄があ、66才です。
今井通子:
66才のお兄さまがいらっしゃる。
相談者:
はい
今井通子:
はい。
で、そうすると、お母さまは、今おいくつ?
相談者:
88です。
今井通子:
88才
相談者:
はい
今井通子:
まず、あなたはあ、
相談者:
はい
今井通子:
ご結婚されてますよね?
相談者:
いや、独身です。ふふ(笑)
今井通子:
あ、独身でいらっしゃるの?、はい
相談者:
はい
今井通子:
で、別なところに住んでらっしゃるのね?
相談者:
そうです。
今井通子:
はい。
で、お兄さまは?
相談者:
ああ、兄も独身です。
今井通子:
あ、独身でいらっしゃる。
相談者:
はい、はい
今井通子:
で、やはり、別なとこに住んでらっしゃるのね?
相談者:
はい、そうです。
今井通子:
あのお、お父さまが亡くなった時には、
相談者:
はい
今井通子:
お兄さまとあなたと妹さんと、
相談者:
はい
今井通子:
3人で、お話合いをなすった?
相談者:
そうです。
今井通子:
はい。
今、お母さまが2世帯住宅に、住んでらっしゃるっておっしゃいましたよね?
相談者:
はいはいはいはい
今井通子:
妹さんと。
相談者:
はい
今井通子:
そうすると、そこの土地、建物は、どなたの物なの?
相談者:
父の名義に、そのままになっております。
今井通子:
お父さまの名義そのままになってらっしゃるのね?
相談者:
はいはい
今井通子:
で、あったお金は、3千万だったっていうのは、これは間違いないわけですね?
相談者:
そうですね、わたしが、あの、チラっと見た時に、金庫の中に3千万ほどあったんですね。
今井通子:
あ、これ、現金でね?
相談者:
現金であったんですよ。
今井通子:
なるほど。
相談者:
そういう・・
今井通子:
そうすると、あのお、銀行預金、通帳は・・
相談者:
も、は、ありました、少しはありましたが、
今井通子:
は、少しなのね?
相談者:
ほとんど現金で持ってるっていう形でしたね。
今井通子:
なるほど。
相談者:
はい
今井通子:
妹さんはご結婚されてるの?した・・
相談者:
はい、結婚しております。
今井通子:
結婚してらっしゃるの。
相談者:
はい
今井通子:
で、妹さんのご主人はおいくつぐらいなの?
相談者:
63です。
今井通子:
えー、今、何してらっしゃる方?
相談者:
銀行員で、嘱託で・・やっております。
今井通子:
あ、はい
相談者:
65まで働けるっていう事で。
今井通子:
はい、そうすると、もしかして、お母さまの、に、
相談者:
はい
今井通子:
お渡しになったお父さまの遺産・・と、
相談者:
はい
今井通子:
それから、その、妹さんの方の、
相談者:
はい
今井通子:
生活費い、は、一緒にごちゃごちゃになってそうなわけ?
相談者:
いや、それは別です。
母は、あの、年金で、あのお、ありますので、妹は、あのお、その主人の給料が、で、やっております・・・別の会社・・
今井通子:
で、そこは、しっかり分かれてるのね?
相談者:
はい、はい
今井通子:
で、そのお、えー、例えば、自転車置き場の屋根、
相談者:
はい
今井通子:
5、6台っておっしゃったけど、
相談者:
はい
今井通子:
自転車は、5、6台必要なの?
相談者:
いや、5、6台置けるような場所と、原付とか置いてるんですが、その屋根がちょっと崩れ落ちたんで、
今井通子:
ええ
相談者:
まあ、あの綺麗なのに替えて、「これ、いくらしたんだ?」って言ったら、
「60万掛かった」って言うから。
あと、敷地内に倉庫があるんですね。
今井通子:
はい
相談者:
物置小屋みたいな。
今井通子:
はい
相談者:
その屋根が、ちょっと古くなったんで、壊れたから100万。
今井通子:
うん
相談者:
ていう形で、ボンボンボンボン使ってるわけなんですよ。
今井通子:
そうすると、ご自宅はかなり敷地も大きいのかしら?
相談者:
そうですね。100坪くらいあるかな?
今井通子:
100坪ぐらい?
相談者:
はい
今井通子:
はい
相談者:
両親が住んでる家と、
今井通子:
ええ
相談者:
妹夫婦が住んでる部屋が、じゃ、家2軒建てております。
今井通子:
で、このお、妹さんのところのお家は、どなた名義なの?
相談者:
は、父名義い、です。
今井通子:
全部お父さん名義、そうすると?
相談者:
そうです。
今井通子:
なるほど。
相談者:
はい
今井通子:
それから、その盗聴の件なんですがあ、
相談者:
はい
今井通子:
お母さまは、
相談者:
はい
今井通子:
今、
相談者:
はい
今井通子:
えー、どういう生活なさってんでしょう?
ご自身で、
相談者:
はい
今井通子:
全部できる?
相談者:
年は行ってますが、物忘れ、酷いだけで、生活は1人で出来ます。
今井通子:
1人でされてる。
相談者:
はい、はい
今井通子:
と、何かあった時のために、
相談者:
はい
今井通子:
妹さんのお家の方に、
相談者:
はい
今井通子:
連絡取れるような、
相談者:
はい
今井通子:
システムは取ってらっしゃるの?
相談者:
ま、携帯電話持ってて、
今井通子:
あ、携帯でやってらっしゃるの、それはね?
相談者:
あ、そ・・でやってるような感じです。
今井通子:
うん
相談者:
ただ、盗聴器があるっていうのは、わたしの、これ一人の、じゃないかな?と思ってるだけで、その盗聴器を発っ、見つけたわけじゃないんですよ。
ただ、わたしの会話が、
今井通子:
うん
相談者:
どうも、妹が知ってるんですね。
あれ?っと思う事が度々あるんですよ。
今井通子:
ていうのは、それ、お母さまが妹さんに言ったって事はない?
相談者:
は(わ)あ、ないですね。
翌日、もう、わたしが、どうしても妹が不満があるんで、悪口言うと、翌日なんか、不機嫌なんですよ。
今井通子:
うーん
相談者:
なんで、妹がここで知ってるんだろう?って言う事で、
今井通子:
なるほど。
相談者:
ええ、だから、ひょっとして部屋に盗聴器があるんじゃないかなあ?と、思ってるんですね。
今井通子:
ふふ(笑)それと、
相談者:
はい
今井通子:
この件についてですね、今、こちらにお話して下さったような事を、
相談者:
はい
今井通子:
お兄さまには話してらっしゃる?
相談者:
まだ、話して、い、兄も知っております、それは。
今井通子:
うん
相談者:
もう、お金が少なくなってるっていうのは、知ってるみたいなんですが、兄は、もう何の反応も示さず、関係ないっていうような態度してるんですよ。
今井通子:
ところで、あなたの方はあ、あの、お1人で住まわれているのは、
相談者:
はい
今井通子:
えー、持ち家?それとも、あの、借家?・・か、
相談者:
借家です。
今井通子:
あ、借家。
相談者:
はい
今井通子:
はい。
で、あなたはお仕事は何かされてるんですか?
相談者:
あの、保険の代理店をやっております。
今井通子:
あっ、
相談者:
1人で。
今井通子:
って事は自営でらっしゃるって事ね?
相談者:
そうです。
今井通子:
はい、分かりました。
今日はですねえ、
相談者:
はい
今井通子:
弁護士の坂井眞先生がいらしてますので、伺ってみたいと思います。
相談者:
はい
今井通子:
先生、
相談者:
はい
今井通子:
よろしくお願い致します。
(回答者に交代)