30年通行してた叔父の宅地に家を建てられて自分の車庫が使えなくなった
テレフォン人生相談 2017年4月29日 土曜日
パーソナリティ: ドリアン助川
回答者: 塩谷崇之(弁護士)
相談者: 男52歳
ドリアン助川:
もしもし?、テレフォン人生相談ですう。
相談者:
あっ、よろしくお願いいたします
ドリアン助川:
よろしくお願いします
あ、じゃ、まず、すいません、あなたさまおいくつでしょう?
相談者:
あ、52歳ですね
ドリアン助川:
52歳
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー、ご家族お有りです・・
相談者:
あ、はい
ドリアン助川:
はい
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー、今日、どんなご相談でしょうか?
相談者:
あ、えーと、土地い、とか建物の問題です
ドリアン助川:
はい
どういったことですか?
相談者:
あ、えーっとお、一つの土地が、あのお、僕の祖父がもっ、持ってた所があるんですけども、
ドリアン助川:
はい
相談者:
それを、兄弟で、うちのお、親とか、叔父に分けたんですけども、
ドリアン助川:
はい
相談者:
ま、実際、家の、3軒、家が建ってまして、
ドリアン助川:
はい
相談者:
はい
あの、真ん中だけ、まだ建ってなかったんですね。
ドリアン助川:
はい
相談者:
宅地としてはあったんですけども。
ドリアン助川:
はいはい
相談者:
それが、つい先ほどお、出来上がりまして、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
結構、あの、きちきちに、建ってるんですね、建物が。
うちのガレージが、も、使えなくなるくらい、
ドリアン助川:
はい
相談者:
接近して建てられてるんでえ、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
あのお、うちのガレージが、もう、使えなくなっちゃたんですね。
ドリアン助川:
はいはい
相談者:
そういうのもありますし、あのお、逆に、あのお、取り付け道路は、普通、通常は4メーター必要なんですけども、
ドリアン助川:
はい
相談者:
なんか、特例みたいなのがあるそうで、2メーターだけ残して、建てられたんで、ま、入れなくなりました。
ドリアン助川:
はい、ちょっと待って下さいね。
相談者:
はい
ドリアン助川:
このお、元々の土地というのは、お祖父様が持たれてた、ものなんですね?
相談者:
そうですね、はい
ドリアン助川:
で、これを、えー、皆んなで分けたと、さっきおっしゃいましたよね?
相談者:
そおですね、もお、先に、あのお、家とかは建ってたんですけども、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
はい、お爺さんが亡くなったときに、
ドリアン助川:
はい
相談者:
分けましてえ、
ドリアン助川:
分けて、
相談者:
はい
ドリアン助川:
で、ということは、先ほどあのお、親族で分けたっておっしゃいましたよね?
相談者:
そうですね、あのお、そのお爺さんからしたら、子ども3人に分けたということですね。
ドリアン助川:
はい
で、あの、あなた様は、どこに、この、3つ並んでる家の、ど、どこにお住まいなんですか?
相談者:
あ、ここは袋地なんですけども、一番奥です。
ドリアン助川:
一番奥。
袋地・・
相談者:
突き当りですね。
ドリアン助川:
ということは、突き当りのとこに・・えー
相談者:
そうですね
ドリアン助川:
はい
あなた様の、お家があると。
相談者:
はい
ドリアン助川:
で、この真中にい、新しく家が建ったということは、
相談者:
はい
ドリアン助川:
それまでは、更地だったんですか?
相談者:
更地ですね
ドリアン助川:
えー、かつて、なんかそこに、誰かの家があったというわけではなくて。
相談者:
あ、ないです
ドリアン助川:
ないんですか。
相談者:
ずうっと更地でしたね
ドリアン助川:
はい、えーと、まず、んじゃ、ちょっと詳しく教えてくださいね。
このお、今お住いの家というのは、いつ頃に建てられた家なんですか?
相談者:
あ、えっと、40う、年ほど前ですね。
ドリアン助川:
40年ほど前。
相談者:
はい、そうです
ドリアン助川:
ということは、元々、あなた様の家ではなかったわけですね?
相談者:
あ、あのお、両親が建てた家ですね。
ドリアン助川:
あ、ご両親が。
相談者:
はい
ドリアン助川:
で、このご両親というのは、そのお爺ちゃんの、えー、
相談者:
あ、母が、あのお、
ドリアン助川:
お母さんが?
相談者:
娘です。はい
ドリアン助川:
娘さん、はい
えー、お爺ちゃんの土地で、お母さんがそこを継いだということですね?
相談者:
そうですね
ドリアン助川:
はい
相談者:
はい
ドリアン助川:
これ、失礼ですけど、えー、面積どれくらい、の土地なんでしょうか?
相談者:
あ、えーと、55坪ほどあります
ドリアン助川:
55坪
相談者:
はい
ドリアン助川:
はあい、55坪
で?、えー、あと2つあるわけですけど、土地が。
相談者:
はい
ドリアン助川:
真ん中の土地は、何坪ぐらいですか?
相談者:
ほぼ同じぐらいだと思うんですけども
ドリアン助川:
ほぼ同じぐらいですか?
相談者:
はい、ただ・・
ドリアン助川:
じゃ、ま、割りと三等分という形で?
相談者:
いや、三等分ではなくてね、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
あの、一軒目の◆#$がありましてね、
ドリアン助川:
はい
相談者:
一番入り口んとこの。
ドリアン助川:
ええ、ええ
相談者:
僕のうちの家が建ってて、あの、通路分と、
ドリアン助川:
はい
相談者:
奥の四角い形ですね
ドリアン助川:
通路分というのは、
相談者:
はい
ドリアン助川:
あのお、これ、一本の道に面してる、3つのお家ではないんですか?
相談者:
あ、はい、あの、袋型に、台形になってまして、正面以外は出入り出来ないんです。
ドリアン助川:
おー、その、道路から、3つの土地に、入り口があるわけではなくて、
相談者:
はい
ドリアン助川:
例えばあなた様の家であれば、
相談者:
はい
ドリアン助川:
その、叔父さんの家を通過しないと入れないということなんですね?
相談者:
そうです、そうです
ドリアン助川:
はい
で、尚かつ、隣の家の人、も、とこも通過しないと入れないということなんですね?
相談者:
そうですね、はい
ドリアン助川:
で、そこお・・の家が出来たおかげで、駐車場が使えなくなってしまったと。
相談者:
そうですね
ドリアン助川:
これは、と、どういうことでしょ?、駐車場使えなくなったって。
相談者:
あ、あのお、通常4メーター道路が空くって、僕は法律的に思ってたんですね。
ドリアン助川:
はい
相談者:
で、わたくしどもの所に関しては、
ドリアン助川:
はい
相談者:
あの、2メーターあったらいいということで、
ドリアン助川:
はい
相談者:
んで、あの、ま、他人であっても、身内であっても、そんな、ギリギリ、奥にガレージがあるなら、ちょっと譲歩して、◆#$ちょっと落とそうか、っていうふうに建てるんですけども、
ドリアン助川:
はい
相談者:
それをしなかったんで、もお、あの、何も出入り出来なくなっちゃったんですね。
ドリアン助川:
んん
相談者:
ま、それは法的には、もうし方がないんで、そこの部分がもう諦めてるんですけれども、
ドリアン助川:
ま、し方がないと言っても、それまで住んでた方の自由を奪う、というのがね?
相談者:
そうですね
ドリアン助川:
いう話ですよね。
相談者:
はい
ドリアン助川:
はい
相談者:
で、ま、大手メーカーさんがやってるんでえ、
ドリアン助川:
はい
相談者:
あの、施工で。
ドリアン助川:
ええ
相談者:
随分、強引な形でやってこられちゃいましてえ、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
でえ、あの、地盤改良のときに、やくいき(?)注入というのをするみたいでえ、で、ま、地面に、あの、セメントを注射器みたいのもんで打ち込むんですけども、
ドリアン助川:
はい
相談者:
で、そんときに、あの、打ち過ぎたんで、うちの家が隆起してしまってるんです。
ドリアン助川:
はい
相談者:
そいで、家の、あのお、天井の板が、外れてしまったり、あのお、シャッターが、ま、すぐ閉まらなくなったり、
ドリアン助川:
はい
相談者:
ま、色んな弊害が出て、
ドリアン助川:
ええ、ええ
相談者:
あの、直してくれるとは言ってるんですけどもお、
ドリアン助川:
はい
相談者:
元からあ、◆#$のときかにあった傷やとか、色々言われちゃいましてえ、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
知り合いの工務店の、方に尋ねると、大手メーカーさんは、補償したって、結局、強い弁護士さんついてるから、も、向こうの言う・・修理とか、
ドリアン助川:
はい
相談者:
補償ぐらいしか、して、してくれないよ、と言われたんでえ、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
ま、それは、よく世の中にある話なんでね、
ドリアン助川:
はい
相談者:
ま、現実で悲しいもんやなあ、と思いながら、ちょっと、ご相談の電話をした次第でえ、
ドリアン助川:
はい
相談者:
それと、もう一点は、こんだけ狭くなっちゃんだんで、車がないと困る商売なので、
ドリアン助川:
はい
相談者:
ま、売って出ていこうかなあ、と思って、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
土地の見積りをしてもらったんですけども、
ドリアン助川:
はいはい
相談者:
道路が真ん中の家のものなのでえ、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
地下の、半分、下手したら三分の一に、土地の値段がなっちゃうんですね。
ドリアン助川:
ええ
相談者:
◆#$、とても出ていける、金額じゃないですしい、
ドリアン助川:
んん
相談者:
で、真ん中の叔父は、最初、この家を建てるにあたって、「この土地を」、「買え」って言ってきたんですよ、道路をね。
ドリアン助川:
ええ
相談者:
で、あの、「買え」って・・自分が欲しいって言うて取っ・・これは心情的な部分ですけども、
ドリアン助川:
はい
相談者:
ま、叔父というか、そのお、叔父は何も言わないんで、あのお、家を継いでる娘が、そこに、「買え」って随分、強引に言ってきたんでえ、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
そんときは、ちょっと、僕も良くなかったんですけども、あの、強く反抗してしまったのでね、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
はい
でえ、ちょっと色々な方に相談したら、「もう、関わらへんのが一番いいよ」、と言われたんで、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
もう、関わらなかったんです
ドリアン助川:
はい
相談者:
あのお・・そしたら、もう、ズルズル、設計が進んでいってえ、最初お、ここまでしか建たないと聞いてた所よりも、奥に来たんで、車が結局通れなくなるというのが、後から分かった次第でえ、まあ、
ドリアン助川:
これは、あのお、隣の家が建ったのはいつですか?
相談者:
あ、えーと、も、あの、半月ほど前です
ドリアン助川:
半月ほど前、ま、新しいですね
相談者:
◆#$%□&、完成したのは、半月ほど前です
ドリアン助川:
半月ほど前。
んで、えーとお、工事が始まったのはいつ頃なんでしょう?
相談者:
ん、ろっ、半年ぐらい前ですね
ドリアン助川:
半年ぐらい前。
そのときは、えー、こういうことになる、ということは、予測してなかったんですね?
相談者:
そうですね
ドリアン助川:
まあ、つまり、常識外のことが色々起きてしまったということですね?
相談者:
そおですね、なんか、もう、ただただ不運だなっていう(笑)
ドリアン助川:
ええ
相談者:
それがあ
ドリアン助川:
でえ、出て行くにしても、おー、見積り、額があまりに低いと。
相談者:
そうですね
ドリアン助川:
でえ、これではとても出ていけないと。
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー、今ちょっと、んん、どうしようか?、前が見えてないというところなんですね?
相談者:
ああ、そうです、その通りです
ドリアン助川:
はい、分かりました
えー、では、今日の先生紹介いたします。
弁護士の塩谷崇之先生です。
よろしくお願いします
(回答者に交代)