30年通行してた叔父の宅地に家を建てられて自分の車庫が使えなくなった
(再びパーソナリティ)
ドリアン助川:
もしもし
相談者:
はい
ドリアン助川:
今、その起きてることでえ、24時間お悩みだと思うんですけども。
相談者:
はは、そうですね(苦笑)へへ
ドリアン助川:
ね、ストレスでえ・・体がまいっちゃうのが一番良くありませんから。
相談者:
あ、はい、ありがとうございます。
ドリアン助川:
えー、こういう形で具体的にい、あの行動を起こすとなったらですねえ。
相談者:
はい
ドリアン助川:
あの24時間、の、ずーっと悩んでるのも馬鹿らしいので、
相談者:
はい
ドリアン助川:
あ、こっからここに、そのお、作業を当てようっていう風に、割り振りされた方がいいと思います。
相談者:
あ、ありがとうございます。
ドリアン助川:
ええ、体が何より大事ですから。
相談者:
あ、どうも・・
ドリアン助川:
はい
相談者:
あ、恐縮です
ドリアン助川:
はいはい
相談者:
はい、ありがとうございました。
ドリアン助川:
では、失礼します。
相談者:
はい、失礼しますう。
(内容ここまで)
せっかく公道に面した一つの土地を、奥から3分割。
普通、苦労して地上げして価値を上げるもんだけど、わざわざ逆をいった親世代。
エゴがぶつかると全体が毀損(きそん)されるという例。
血筋は相談者にもしっかりと受け継がれていた。
ダメ元の相談ね。
やっぱりダメだったけど。
塩は取得時効(*)なんて持ち出してたけど、そんなの二の次。
(*)取得時効: 本来は有していない権利が、長期間の既成事実によって転がり込んでくること。(相手からしたら奪われること)
だって、叔父は通行を禁じてなんかいない。
あくまで、通りたければどうぞっていう態度だ。
現に、徒歩では通行してるし。
隆起にしたって、業者は大方認めて修復を約束してんだし、
アンタが主張する家の中の損傷なんて、因果関係を証明することが土台ムリ。
で、何?、車庫前のスペースだっけ。
男 「他人であっても、身内であっても、そんな、ギリギリ、奥にガレージがあるなら、ちょっと譲歩して建てるんですけども」
勝手ねえ。
叔父は自分の土地を割いて2メートル空けたよ?
あと2メートル必要だって言うんなら、ソレ、アンタの土地を割くのがスジってもんでしょ。
つまり、車の通行権の話は、まず車庫の出入りに必要なスペースをアンタの負担で確保して、それからだ。
ま、どれもこれも、アンタも理解してるからこそ、ダメ元の相談だったんだけどさ。
そもそも、親戚間の些細なイザコザを仁義なき戦い(*)にしてしまったのはアンタのせい。
叔父に対するナメきった態度が原因だ。
(*)仁義なき戦い: ヤクザの抗争を描いた映画
叔父 「ガレージぐらい作れ」
つまり、通るどころか、更地をいいことに、青空駐車に使ってたのがアンタ。
男 「最初、叔父は家を建てるにあたって、『この土地を買え』って言ってきたんですよ、道路をね」
今思えば、ここが問題解決の最後のチャンスだった。
車庫前のスペースとセットで交渉できたの。
男 「そんときは、ちょっと、僕も良くなかったんですけども、強く反抗してしまったのでね」
(笑)
うん、分かるよ
強気に出たんだね。
単細胞は、yes,but(分かった、その代わり)の交渉が出来ない。
相手が権利を行使したときのシナリオを描けない。
目の前の損得だけに反応し、全てを失う。
叔父には何も言えないクセして、相手が従姉妹だったのが運の尽き。
身銭を惜しんだだけじゃなく、叔父へのウップンが溢れ出ちゃった。
で、反撃に遭って今に至る。
車庫は使えないわ、売れないわ。
ザマァ。
まさに、袋小路。
座布団くれぇ