遅すぎた気づき。力む長女の子育て。ガミガミは自己否定につながる
テレフォン人生相談 2018年1月1日 月曜日
自分の長女を好きになれないとこぼす三人姉妹の長女。
孫娘も母親の口うるささを吐露している。
回答者が指摘したのは、自分自身のことが嫌いな長女とそうなってしまった原因。
パーソナリティ: ドリアン助川
回答者: 大迫恵美子(弁護士)
相談者: 女67歳 12年前に結婚した長女41歳 次女39歳 三女34歳 長女の娘10歳(初孫) 息子3歳
ドリアン助川:
もしもし、テレフォン人生相談です。
相談者:
はい、よろしくお願いします。
ドリアン助川:
よろしくお願いします、今日どんなご相談でしょうか?
相談者:
あ、実は娘の事で、相談したいんですが。
ドリアン助川:
はい。何が起きたんですか?
相談者:
えーと、娘が自分の産んだ子を可愛がれないっていうんですよ。
ドリアン助川:
あー
相談者:
愛情が持てないっていうのか・・
ドリアン助川:
んん・・娘さんにとって初めてのお子さん?
相談者:
はい
ドリアン助川:
あそう、いつ頃・・どれぐらい前に、生まれたんですか?
相談者:
あ、10年前なんですけど。
ドリアン助川:
えー・・お孫さんていうことになりますね?
相談者:
はいそうです。
ドリアン助川:
10年前に・・お子さんを産・・
相談者:
ええ
ドリアン助川:
男の子?女の子?
相談者:
女の子です。
ドリアン助川:
女の子。
相談者:
はい
ドリアン助川:
はい。で?、えー、この10年間そういう事は、あのお・・娘さん言葉には出さなかったんですか?
相談者:
あ、出しました。
ドリアン助川:
うん
相談者:
わたしに電話して来て。
ドリアン助川:
はい
相談者:
「いいお母さんになれない」とかって、泣きながら訴えて来たり。
ドリアン助川:
はい
相談者:
まあ、育児が大変だっていう事で・・
ドリアン助川:
はい
相談者:
「わたしにはできない」みたいな感じで。
ドリアン助川:
うーん
相談者:
訴えて来たんです。でわたしも、突然だったんで、
ドリアン助川:
はい
相談者:
なんて言っていいのか?なんて・・
ドリアン助川:
うーん
相談者:
答えていいのか?分かんなくって。
ドリアン助川:
はい・・うん
相談者:
・・ビックリしてるだけだったんですよ。
ドリアン助川:
はい。あ、じゃもう少し詳しく教えてくださいね?
相談者:
はい
ドリアン助川:
えっとあなた様おいくつですか?
相談者:
67です。
ドリアン助川:
67歳
相談者:
はい
ドリアン助川:
娘さんは?
相談者:
41です。
ドリアン助川:
41歳
相談者:
はい
ドリアン助川:
えっと他にもお子さんいらっしゃるんですか?
相談者:
あ、そうです。あの下に39と、34の、妹がいます。
ドリアン助川:
はい。じゃ3人姉妹?
相談者:
はいそうです。
ドリアン助川:
うん、えー長女ですね?
相談者:
はい
ドリアン助川:
その長女の娘さんが、
相談者:
ええ
ドリアン助川:
結婚したのはどれぐらい前になりますか?
相談者:
12年前ですね。
ドリアン助川:
12年前。
相談者:
はい
ドリアン助川:
で、お子さんは?
相談者:
えーと今女の子と、そのお、下に男の子3歳がいます。
ドリアン助川:
3歳の男の子。
相談者:
はい
ドリアン助川:
二児のママなわけですね?
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー、あなたからしてみれば、初孫という事ですね、この・・
相談者:
そうですね・・
ドリアン助川:
はい
相談者:
一番上は、はい
ドリアン助川:
可愛い?
相談者:
可愛いですね。
ドリアン助川:
はい、うーん・・でも娘さんは、実の子でありながら、
相談者:
ええ
ドリアン助川:
ま、色々葛藤を抱えて来たわけですね?、この10年間、うん
相談者:
そうですね、多分上手くう・・自分、の思い通りに、多分行かないんで・・
ドリアン助川:
うーん
相談者:
うん、ま、嫌っちゃったんでしょうね、自分の子どもなのに。
ドリアン助川:
うーん、生まれた時は、どんな感じでした?
相談者:
え、生まれた時は、あの実家に帰って来たので、
ドリアン助川:
はい
相談者:
わたしが、あの・・ま、娘の、洗濯物したり・・あの、お守りしたり・・
ドリアン助川:
はい
相談者:
ていう感じで、あの、面倒看ました。
ドリアン助川:
うん。その時はどんな感じでした?、むす、あの・・
相談者:
まあ、その時はまあ、わたしや主人もいるんでえ、その、気が紛れてる部分もあったと思うので、
ドリアン助川:
はい
相談者:
ホントは1ヵ月で帰らなきゃいけないのを、3ヵ月ぐらい家(うち)に居たんです。
ドリアン助川:
はいはい
相談者:
だ、それが良か、あの悪かったのかっていうか・・
ドリアン助川:
うん
相談者:
わたしが娘を過保護にし過ぎたのが悪かったの、かな?っていうのもあるんですが。
ドリアン助川:
いやいや、それはどうですかね。
相談者:
あは(苦笑)
ドリアン助川:
ま、いずれにしろその3ヵ月は初めてのお子さんですし、
相談者:
ええ
ドリアン助川:
無我夢中で、
相談者:
ええ
ドリアン助川:
という事ですよね?
相談者:
そうです。
ドリアン助川:
うーん、そして、ちょっとその母親して自信がないとか、
相談者:
ええ
ドリアン助川:
ま言ってみればその育児ノイローゼのような事言い始めたの、大体どれぐらいからですか?
相談者:
7年前ぐらいですね。
ドリアン助川:
7年前?
相談者:
はい
ドリアン助川:
そうすると・・お子さん、お孫さんが3歳の頃?
相談者:
そうですね。
ドリアン助川:
はい。で・・それから・・子育てに対して自信がないというような事を度々言うようになったわけですね?
相談者:
ええ
ドリアン助川:
うん・・何か一つ二つ思い出せる、ことありませんか?例えば・・あの子どもが懐いてくれないとか、
相談者:
ええ
ドリアン助川:
或いは、子どもお、が、こう、なんか近くに来ると・・ん、わたしがこう、落ち着かなくなる、鬱陶しくなっちゃうとか、何か、具体的にはどういう事言ってるんでしょう?
相談者:
あのお、意外とやっぱり邪険にするっていうか、
「ママぁ」って行った時には・・やっぱりそこで抱きしめたりとかそういうのはあんまり、しない方でしたね。
ドリアン助川:
うーん・・邪険にする、うーん
相談者:
なー、とにかくやっぱり、自分の思い通りにならないっていうのが(苦笑)、
ドリアン助川:
はい
相談者:
当たり前の事なんですけど、
ドリアン助川:
はい
相談者:
それが気に入らないっていうか、そしてあの食事なんかもノロいっていうのが、
ドリアン助川:
はい
相談者:
ま、娘自身もノロいんですけども。ホホ(苦笑)
ドリアン助川:
はい
相談者:
あーのお、
「わたしにそこが似てる」つって、
「それが見ててイライラする」とか「嫌だ」とかって言・・は、言ってたんですよね。
ドリアン助川:
うーん・・で?、例えばこのお・・今10歳の女の子に、
相談者:
ええ
ドリアン助川:
手を上げてるとかそういう事はあるんですかね?
相談者:
あ、小ちゃい時はあったと思うけど、今、手を上げてるかどうかは分からないんですが、
ドリアン助川:
はい
相談者:
今のは、もうホントに言葉ですね。あのお、
「部屋を片付けなさい」とか・・あの「漫画の本を読んじゃいけない」とか「ゲームしちゃいけない」とか。
ドリアン助川:
うん
相談者:
ほんっとに細かい事に、ま
「下着はちゃんと箪笥にしまいなさい」「布団は朝畳んで行きなさい」って・・その10歳の子に全部やれっていうのは重荷だと思うんですよねえ。
ドリアン助川:
うーん
相談者:
そ、完璧さを願うっていうのがちょっとわたしには信じられなくって。
ドリアン助川:
そういう完璧なお子さんだったんですか?
相談者:
あ、娘がですか?
ドリアン助川:
ええ
相談者:
いや、娘は一応二十歳までは長女はあのお・・わたしの言いなりになったっつうか、あの優柔不断ていうのか、わたしが過保護に育てたせいか・・あのお、幼稚園から帰って来たら、
「制服はハンガーに掛けなさい」つうと一応ハンガーに掛ける子でえ、は、いたんですけどね。
ドリアン助川:
だとすると、教育というものの根本にそこを感じてるという事は、ないですか?
相談者:
あーそうですかね?
ドリアン助川:
ええ
相談者:
やっぱし娘は・・わたしは小ちゃい時はちゃんとハンガーに掛けてたんだって、なんでこの子はできないんだろう?っていうのがあったかもしれないですね。
ドリアン助川:
ねえ?、なんかそんな部分を今、ふと感じたんですけども。
相談者:
あー・・そうですねえ。
ドリアン助川:
うーん・・まその、ん、どこに原因があるのかという事は、とりあえず今ちょっと置いときまして。
相談者:
はい
ドリアン助川:
・・ん、じゃ・・まず・・もう一回整理しますね?
相談者:
はい
ドリアン助川:
娘さんが、お孫さんに対して、
相談者:
はい
ドリアン助川:
普通の母親、い、のようにはこう愛情を示さない部分があると。
相談者:
はい
ドリアン助川:
で、お孫さんはそれを、で苦しんでるという風に見えますか?
相談者:
あ、あの最近はお友だちに随分愚痴言ったるようなんですよ。
ドリアン助川:
うん
相談者:
「うちのお母さんは・・『テレビ見ちゃ駄目だ』『ゲームしちゃ駄目』って怒ってばっかりなんだよ」って言ったらしいです。
ドリアン助川:
はい。うん
相談者:
だから、も、それはSOSを出してるんだなと思うんですよね。
ドリアン助川:
うん
相談者:
「うちのお母さんは口うるさい」っていう事で。
ドリアン助川:
で・・すいません。
相談者:
はい
ドリアン助川:
その事を知ったのは・・誰の口から、知ったんですか?
相談者:
あ、あの、娘がうちに来て言いました。
ドリアン助川:
はい
相談者:
あのお・・孫娘がね、
ドリアン助川:
はい
相談者:
「学校で、友だちにこう言った」って。
そしたら、「あじゃ、お母さんに言ってあげようか?」って「あんまり叱らないように」って「注意してあげようか?」ってお友だちが言ってくれたらしいんですよ。
ドリアン助川:
はい
相談者:
で、そしたら娘は、
「じゃその友だち呼んで来い」って。
「わたしは正しい事してるんだ」って。
「宿題忘れんのはね、本人が悪い事だし、片付けらんないのは本人が悪い」「お母さんの言う事が聞けない」
「本人が悪いんだからわたしは叱ってんだからわたしは正しいんだから、それを言ってやるから、その友だち呼んで来い」って、こういう言い草なんですよ。
ドリアン助川:
お母さん!
相談者:
はい
ドリアン助川:
お母さんまで、ちょっと今、段々怖くなって来たんですけど。
相談者:
あ、ごめんなさい、すいません(苦笑)
ドリアン助川:
ま、いずれにしましても・・
相談者:
はい
ドリアン助川:
そういう形で、
相談者:
ええ
ドリアン助川:
娘さんはお孫さん・・のなんかあんまり自由を認めないような・・
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー生活をして、で、お孫さんが苦しんでると。
相談者:
あはい
ドリアン助川:
でそれについて、お母さん、あなたが今、娘さんに対して今憤りも、持ってるわけですね?
相談者:
はい
ドリアン助川:
で・・どうしたら、そのお・・娘さんがお孫さんに愛情を持てるようになるというか。
相談者:
あはい、はい
ドリアン助川:
あ、そしてもう一つは・・あなたと娘さんの関係もありますね?
相談者:
あーはあはあはあはあ
ドリアン助川:
今、お話を聞いてると。
相談者:
あーは・・
ドリアン助川:
その二つの部分が、こう、ミックスしちゃったような問題のように感じるんですけども。これ・・
相談者:
ま、娘から言われた事は、
ドリアン助川:
はい
相談者:
「わたしはずーっと」あのお、「優柔不断で、お母さんの言われた通りに」二十歳まで?
ドリアン助川:
うーん
相談者:
「学校を進学するんでも、大学選ぶんでも、お母さんの言われた通りの事をやって来た」って言うんですよね。
ドリアン助川:
はい
相談者:
そいで、だから、今、まあ、
「今もずっとお母さんの言うなりにはとても」、ん、や、んー、「なりたくないから」「やりたくないから」・・「お母さんとは」、ん、あのお、「距離を置きたい」って言った事はあります、実際に。
ドリアン助川:
はいはいはい
相談者:
でわたしも、反対に・・孫がいじめられてるのを見たくないっていうか、遊びに行くと、もう孫にガミガミガミガミ言ってる姿わたしは見たくないので、
ドリアン助川:
はい
相談者:
わたしも、娘の家(うち)にはなるべく行かないようにしてます(苦笑)
ドリアン助川:
うーん・・なるほど・・どうしたらいいでしょうね?・・という事で、相談されて来たわけですよね?
相談者:
はいそうです。ウフフ(苦笑)
ドリアン助川:
はい、分かりました。
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー今日の先生紹介いたします。
相談者:
はい
ドリアン助川:
弁護士の、大迫恵美子先生です。
相談者:
はい
ドリアン助川:
よろしくお願いします。
相談者:
お、よろしくお願いします。
(回答者に交代)
明けましておめでとうございます。
人生相談が大好きなのでこちらのサイトも動画の方も見させて頂いています。
タイトルも感想も的確だし動画も無駄なCMが無いので凄く見やすいです。
逐語に起こすのは大変だと思いますが有り難く今年も楽しませて頂きます。
管理人様も穏やか新年をお過ごしください。
親に泣きつく娘の不満は
亭主の不仲が原因です。が相場なんだが
こいつでいいのか人生相談
この話の核だと思うんだが、夫婦仲
いつも問診不足のドリ助が
新年最初の相談回を担当したんだから
やっぱりこれでいいのだろうな