ケチなワケ。お金残さないと子どもに愛されない。愛する能力のなかった親の呪縛
テレフォン人生相談 2018年2月26日 月曜日
両親からは「要らない子」として育てられ、姉たちにもいじめられ、家族に憎しみを持って生活してきた。夫と死別して前向きに生きられない。
パーソナリティ: 今井通子
回答者: マドモアゼル愛(心についてのエッセイスト)
相談者: 女53歳一人暮らし 夫は8年前に他界 長男34歳 長女29歳 二人共結婚して独立している 両親共に4年前に他界 姉が二人いる(61歳、58歳)
今井通子:
もしもしい・・
相談者:
あ・・
今井通子:
テレフォン人生相談です。
相談者:
はい、もしもしい
今井通子:
はい。
今日はどういったご相談ですか?
相談者:
・・え、これから、どう生きて行・・ったらいいのかが・・
今井通子:
はい
相談者:
ちょっと分からなくなってしまってるので、
今井通子:
あららあ・・あなたおいくつ?
相談者:
・・53歳です。
今井通子:
53歳。
ご結婚されてます?
相談者:
・・はい
今井通子:
ご主人おいくつですか?
相談者:
・・えと、8年前に亡くなりました。
今井通子:
あ、はい。お子さんいらっしゃるう?
相談者:
はい
今井通子:
男性、女性、年齢を、教えて下さい。
相談者:
はい、長男、34歳。
今井通子:
34歳。
相談者:
長女、29歳。
今井通子:
はい・・お二人?
相談者:
はい
今井通子:
・・え、お二人は・・もう、結婚されてるのかな?
相談者:
はい、結婚して独立してくれてます。
今井通子:
はい。
あな、たのお父さんお母さんとかは?・・ご存命?
相談者:
あ、も、亡くなりました。
今井通子:
あ、両方とも亡くなってる?
相談者:
はい
今井通子:
そうすると今何?、あなた一人で、すま、生活されてんの?
相談者:
はい、一人暮らしです。
今井通子:
ああ、なるほど、なるほど。
ご両親が亡くなったのは例えば・・あのお父さまが亡くなったのは、何年前?
相談者:
4年前です。
今井通子:
4年前。お母さまは?
相談者:
も、4年前です。
今井通子:
4年前。ご兄弟はいらっしゃんないの?
相談者:
姉が2人います。
今井通子:
お姉さん?
相談者:
はい
今井通子:
お姉さん達はおいくつぐらい?
相談者:
・・姉は60う、1い・・
今井通子:
はい
相談者:
とお、
今井通子:
うん
相談者:
58ぐらいですかね?
今井通子:
はい。
お姉さん達も結婚してらっしゃんでしょ?
相談者:
はい。でも、もう、あのお・・付き合いは全然ないので、
今井通子:
・・うん
相談者:
結婚した時から、
今井通子:
うん
相談者:
・・あのお、付き合いがないんですよ。
今井通子:
あなたが結婚した時?
相談者:
はい
今井通子:
はい。
それは何?、お、あの、ご姉妹が反対されたの?
相談者:
・・いえいえ、あの元々・・
今井通子:
ええ
相談者:
幼少期から、
今井通子:
うん
相談者:
仲が悪かったので、
今井通子:
・・あ、そうなのお?
相談者:
そうなんです。仲が悪かったので、
今井通子:
うん
相談者:
あのお・・
今井通子:
末っ子でしょ?、あなた。
相談者:
そうです。
今井通子:
末っ子って結構可愛がられるっていう噂だけど(笑)。
相談者:
あ、違うんです、違うんです、わたしは・・
今井通子:
うん
相談者:
あのお、自分の育った、家庭?
今井通子:
ええ
相談者:
とか、あの、親族さん?
今井通子:
ええ
相談者:
から、あの、要らない、子、だったんですよ。
今井通子:
あら・・扱いが?
相談者:
そうです。なんか、女、女、女なんで。
今井通子:
うん
相談者:
女、女、男だったら・・
今井通子:
うん
相談者:
あのお、価値があったんですけど、
今井通子:
うーん
相談者:
女、女、女なんで、
今井通子:
うん
相談者:
・・あの、父親も、もう、
「女なら要らんかったのに」みたいな・・
今井通子:
それはちょっと辛かったですねえ。
相談者:
そうですね・・で、それで、もう・・は、8歳9歳10歳ぐらいの時からあ・・
今井通子:
ええ
相談者:
一番上の姉には、
今井通子:
ええ
相談者:
「今、要らん子なんだから」・・
今井通子:
うん
相談者:
「あなたが存在するだけでお金が掛かるから」・・
今井通子:
うん
相談者:
ま、「死に方を教えてあげるから」・・
今井通子:
うん
相談者:
「死になさい」と。
今井通子:
うーん?
相談者:
で、ずーっと、こ、言われて来たので、
今井通子:
はい
相談者:
・・も、居場所が・・なか、なかったんですよね・・
今井通子:
うーん
相談者:
精神的に。
今井通子:
うん
相談者:
で、もう、早くに・・
今井通子:
うん
相談者:
あの、恋愛をして、ま、早くに、
今井通子:
うん
相談者:
結婚をして、
今井通子:
うん
相談者:
も、主人に救ってもらったみたいな・・
今井通子:
ふうーん
相談者:
感じで・・
今井通子:
なるほど・・
相談者:
ま、結婚して・・
今井通子:
ええ
相談者:
ま、それから、あの・・ま、お、親との交流はありましたけど、
今井通子:
はい
相談者:
姉妹(きょうだい)とは・・全然、なかったですね。
今井通子:
うーん
相談者:
ま、す、それとお、
今井通子:
うん
相談者:
あのお、それ、姉と一緒に父は、
今井通子:
うん
相談者:
わたし、の存在を認めてくれなかったので、
今井通子:
うん
相談者:
・・なのに・・あの、死ぬまで、介護、をしたのはわたしで、
今井通子:
あら、うん
相談者:
で、それでえ、あのお、ま、わたしはあ・・こんなに、50代とか40代とかになってもお、
今井通子:
はい
相談者:
やっぱり父に愛されたかったので(涙声)、
今井通子:
うん
相談者:
も、その思いだけで、こ、関わって来たんですけど、
今井通子:
うん
相談者:
わたしが、も、あの、泣いて、
で「どうしてあのお、姉たちは」・・「お世話に、来ないの?」みたいな・・
今井通子:
うーん
相談者:
したら、こ、「アホも休み休み言え」と。
・・あのお、「上2人は大事な子お、やから、こんな思いさせられない」、「お前がちょうどいい」・・
今井通子:
うん
相談者:
「お前の仕事なんや」・・
今井通子:
うん
相談者:
っていう、言い方を、最後までして、
今井通子:
うん
相談者:
死んで行った父に対して、
今井通子:
うーん
相談者:
あの、今でも・・愛されたかったなって思いはあるんですけど(涙声)、
今井通子:
うん
相談者:
最後までえ・・何ていうんですかね、娘的に?関わってもらえなかった・・
今井通子:
認めてくれなかったのねえ・・
相談者:
はーい
今井通子:
はい
相談者:
のがあ・・ま、あの心のどこか、に、わたし、の、あの、瘡蓋(かさぶた)になってしまってるので、
今井通子:
はい
相談者:
も、普段の生活も、も、引きこもりだしい、
今井通子:
はい
相談者:
あの、外に、関わりを、持たないし。
今井通子:
はい
相談者:
・・で、こう、主人がある程度、全然困らないように・・あの、お金は残してくれてるんですけど、
今井通子:
はい
相談者:
お金、が使えないんですよ。
・・も、その幼少期、の、このわたしの値打ちの無さっていうのが、
今井通子:
うん
相談者:
多分、今もそうなんだろうな、いつか、子ども達にも、
今井通子:
うん
相談者:
そう言われるんじゃないかなあ(涙声)みたいな、今はとっても、大切にしてもらってるんですけど、
今井通子:
うん
相談者:
・・も、そう言われるのが怖いみたいなので、
今井通子:
うんー
相談者:
あのお、わたしが死んだ時には(涙声)、
今井通子:
うん
相談者:
あの、たくさんお金を残してやっ・・・てさえいれば、
今井通子:
うん
相談者:
あ、何か、残してくれたんだなあ、母親あ、だったんだなあ、みたいなのが・・延々と残る・・のかな?みたいなので、も、今・・全然お金を使わないで、
今井通子:
なるほど。
相談者:
やってるんですけど・・
今井通子:
はい
相談者:
で、それを、
今井通子:
うん
相談者:
こ、娘が・・ま、娘も、息子な、もなんですけど、
あーの、「そういう生活をして」・・「るって思ったらあ」・・こ、「自分たちが」・・
今井通子:
うん
相談者:
「旅行に行ったりとかしてて」こ、「楽しんでる時も」
今井通子:
うん
相談者:
「ふと」・・「お母さんを考えたらあ」
今井通子:
うん
相談者:
「あ、お母さんまだ苦しんでんのに」わ、「わたし達こんなに楽しんでていいの?」って言って、
「も、自分達も苦しくなるからもう止めて」みたいな・・
「前向きに生きて行って」みたいなのを、もう、ホント泣くように言われるんですけど、
今井通子:
うん。ていう事はあ・・ご質問はな、何になります?
相談者:
その・・ん、何ていうの、ですかね?、父の言葉、とか、姉の言葉の、呪縛からどう逃れ、られ・・
今井通子:
あー、なるほどね。
相談者:
るんですかね?みたいな(涙声)。
今井通子:
・・分かりました。
相談者:
はい
今井通子:
今日は心についてのエッセイストとしてお馴染の、マドモアゼル愛先生がいらしてますので伺ってみます。
先生よろしくお願いしまーす。
(回答者に交代)
自死した旦那さんとの関係にこそ目を向けるべきではないでしょうか。
真剣にそれをやると今よりもっとキツくなるかも知れませんが。
自分の親なんて、捨てちゃって良いのよ。(もちろん気持ちの上で)
自分の子からも捨てられて良いのよ。(もちろん気持ちの上で)
順繰りだもの。
旦那の自死の原因がわからないって言ってんのに相談内容はそれじゃなくて、この期に及んでも「親から愛されなかった私」なことにゾッとした。
親が私を愛してくれれば旦那は死ななかったのにってか。
愛先生は言わないであげたけど、父親とおなじであんたに愛する能力がなかったから旦那は自死したんじやないの?と言いたい。
愛されないものは愛せない?愛のないものはそこにある愛を感知できない?
愛先生の得意分野の相談だね。
加藤先生だったらもっとノリノリかもしれない。
冷たいかもしれないけど途中で聴くの止めちゃった。
相談者は愛されなかった自分を一生身にまとって生きて行くんだろうね。
一番苦しかったのは自死を選んだご主人だと思うけど。
与えよ、さらば与えられん