「両親大好き」奢りグセ女が全てを失っても気づかない敵意の正しい矛先
テレフォン人生相談 2019年4月29日 月曜日
過去に関わって来たすべての人が許せない。
お金を失い、それまで奢ってあげてた人が周囲から居なくなってしまった。
今は裏切られるのが怖くて本心が言えず、表面的な付き合いしかできなくなった。
昨年は娘のことで相談してる。
今日の幼さが残る相談者像とは一転して、母子家庭の母としての頑張りが見えて回答者、リスナーからの評判がいい。
【2018年7月10日(火) 】
子育ての後ろめたさが娘27歳のじゃれ合いを赤ちゃん返りと心配させる
元号変わって3日後にも相談。今度は息子。もはや常連組。
今度はまた少し評判を落とす。(笑)
5/2(木)呼び方がオカンに変わるとき。息子の彼女と張り合う母はまるで男と女
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: マドモアゼル愛(心についてのエッセイスト)
相談者: 関西なまりの女48歳 20年以上前に離婚 長女28歳 長男25歳 娘との二人暮らし
今日の一言: 本当の自分であり得ないなら、悪魔になった方がマシだ。(デヴィッド ・シーベリー)
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
もしもし?
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
お願い致します。
加藤諦三:
はい、最初に年齢教えて下さい。
相談者:
はい。わたし48歳。
加藤諦三:
48歳、結婚してます?
相談者:
・・あの、離婚しました。
加藤諦三:
あ、そうですか、離婚して何年ですか?
相談者:
20年ぐらいですかね?
加藤諦三:
20年以上前ですね?
相談者:
はい
加藤諦三:
お子さんは?
相談者:
長女が・・
加藤諦三:
はい
相談者:
28歳
加藤諦三:
はい
相談者:
長男が25歳です。
加藤諦三:
で、この、子たちは今あなたと一緒に暮らしてんの?それとも別々?
相談者:
今、娘、と、2人で住んでいます。
加藤諦三:
娘と。はい、分かりました。それでどんな相談ですか?
相談者:
はい。あの、先生え?
加藤諦三:
はい
相談者:
人を心から許すには・・
加藤諦三:
・・はい
相談者:
どのようにして行けばいいんですか?
加藤諦三:
はい。まず、その、あなたがどうしても・・許せない人っていうのはどういう人ですか?
相談者:
ふうんー、全部ですね。わたしの過去に関わって来た人。
加藤諦三:
・・
相談者:
わたしは幼い頃から・・
加藤諦三:
うん
相談者:
気を引くために、周りの。
加藤諦三:
はい
相談者:
すぐにおごってしまう性格だったんです。大人になっても結婚しても。
加藤諦三:
ええ
相談者:
それで、お金がある時には・・
加藤諦三:
ええ
相談者:
友だちとかあ、も、みんなそうですけど、周りが寄って来て、
加藤諦三:
ええ
相談者:
お金が無くなった途、途端に、誰一人居なく、なってしまったんですよ。
加藤諦三:
はい、はい、はい
相談者:
で・・それに気がついた時に・・
加藤諦三:
ええ
相談者:
わたしは、何のために、生まれて来たんやろ?、とか・・
加藤諦三:
うんうーん
相談者:
でえ、なんていうのか、自分の価値が分からなくなって(涙声)・・
加藤諦三:
うーん
相談者:
それでえ、何も出来なくなって、
加藤諦三:
うーん
相談者:
結局、うつ病にっていう、病気になってしまったんですよ。あのお、2人、娘と2人で、暮らしているんですけども、
加藤諦三:
はい
相談者:
人付き合いが怖いので・・
加藤諦三:
「人付き合いが怖い」?、はい
相談者:
また裏切られえるんと違うやろか?っていうのがすごくあるもんで。
加藤諦三:
はい
相談者:
だもんで近所のお爺ちゃんお婆ちゃんとかが仲良くしてくれるんですけども、
加藤諦三:
はい
相談者:
中々本心が言えず、
加藤諦三:
うん
相談者:
上辺だけの付き合い?
加藤諦三:
うん
相談者:
でなんか、おかずとか、
加藤諦三:
うん
相談者:
持って来てくれるんけども、
「煮物作ったで食べえや」とか言って。
加藤諦三:
うん
相談者:
そして「ありがとう」って言って手紙書いて、わたしも作った物持ってったりとかする・・関係ではあるんですが、
加藤諦三:
うん
相談者:
なんか・・んていうか「なんか悩んどんの?」とかって言われても、
加藤諦三:
ん
相談者:
「うん、なんもない。元気」とか、言ってしまったりとか・・
加藤諦三:
うん
相談者:
で、先生にも、なんか「元気にしとる?」とか言われたら、「元気にしてます」って言って、
加藤諦三:
うん
相談者:
どうしても嘘をついて、
加藤諦三:
うん
相談者:
げ、平気な振りをしてしまうんですけども、
加藤諦三:
うん
相談者:
で、娘が一緒に住んでいて・・
加藤諦三:
うん
相談者:
なんかわたしの事をよく分かってくれてるもんで、
加藤諦三:
うん
相談者:
「お母さん、なんか悩んどる?」とか言って、言ってくれるんですけども、
加藤諦三:
うん
相談者:
「何も悩んでないよ、幸せやよ、ありがとう」とか言って、
加藤諦三:
ええ
相談者:
ん、うーん、ごまかしてしまう?
加藤諦三:
うん
相談者:
で、わたし自分で、あのお、すべてお金無くしてしまったんですけども、
加藤諦三:
うん
相談者:
色んな人にたかられて。
加藤諦三:
うん
相談者:
それで、あの、く、幸せはお金で買えないっていう事よく分かっているんですけども・・
加藤諦三:
うん
相談者:
娘と暮らして。
加藤諦三:
うん
相談者:
でも、どうしても、ふと思い返すと・・
加藤諦三:
うん
相談者:
今まで周りにおった環境とか?
加藤諦三:
うん
相談者:
「結局わたしは、金づるやったんや」、とか・・
加藤諦三:
うん
相談者:
そういうやり切れない気持ちになってしまって(震えた声)、
加藤諦三:
うん
相談者:
どうやって前を見れば、いいかな?とか。
加藤諦三:
うん
相談者:
どのような、心構えを持って・・
加藤諦三:
うん
相談者:
生きて行けばいいのか?教えてもらいたくって・・
加藤諦三:
ん、うん・・うん・・あの・・
相談者:
電話をさしてもらいました。
加藤諦三:
はい。あの・・20年以上前に離婚したという事ですけど、離婚の原因は・・
相談者:
パチンコとか?
加藤諦三:
うん
相談者:
競艇とか。
加藤諦三:
うん
相談者:
で、女遊び?(涙声)
加藤諦三:
うん
相談者:
それが原因で・・もう付き合っておれんやろうなっていう形で、協議離婚したんですけども、
加藤諦三:
うん
相談者:
彼女が4人いたんです。
で、19歳の子と結婚したいもんで、
加藤諦三:
ええ
相談者:
なんか「邪魔や」みたいな事言われたもんで、
加藤諦三:
うん
相談者:
もう一緒におる意味がないな、と思いまして。
加藤諦三:
要するにあなたの意思で、離婚したわけですね?
相談者:
両親に相談した時に(涙声)、
加藤諦三:
うん
相談者:
かくしつ(格式?)も元から違うし、家柄も。
加藤諦三:
うん
相談者:
で、そんなろくでもない男は・・
加藤諦三:
うん
相談者:
「必要ないで追い出しなさい」って言われましたもんで(涙声)、
加藤諦三:
うん
相談者:
せやで、やっぱり、両親と、主人とどちらかを取るか?っていったら、わたしは両親の方が大好きなので・・
加藤諦三:
・・うーん
相談者:
で、わたしが自分・・&#△
加藤諦三:
いや、分かりました。
わ、そ、それ、それで分かりました。
相談者:
はい
加藤諦三:
両親の方が大切だ、という事が分かりました。
相談者:
はい
加藤諦三:
夫よりもね?、その両親がですね?
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたの、「好き」と言ったその両親。
相談者:
はい
加藤諦三:
その両親に、
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたはありのままの自分を、認めてもらった、体験っていうのは無い、でしょ?
両親、
相談者:
無いです。
加藤諦三:
ね?
相談者:
全く無いです。
加藤諦三:
だから・・
気を引くために、
人から受け入れられるために・・
人から認めてもらうために、
相談者:
はい
加藤諦三:
人から嫌われないためだけに
ずっと今まで生きて来たっていう事ですよね?
相談者:
そうです、怖かったんです(涙声)。自分がなんで産まれて来たか?っていう意味が全く分からなくって。
加藤諦三:
ええ
相談者:
ずっと嫌われやんように、お金を出して、
嫌われやんように、ご飯ご馳走して。
加藤諦三:
うん
相談者:
嫌われやんように笑って。
加藤諦三:
うん
相談者:
いただけなんです。
加藤諦三:
人お、と一緒の時に、とにかく人にご馳走しなければ自分が価値がないっていう事でしょ?
相談者:
うん
加藤諦三:
おごってしまうっていうのは、おごりたくてご馳走してるわけじゃないから。
相談者:
うん
加藤諦三:
気に入られるためにご馳走してるわけですから。
相談者:
うん
加藤諦三:
そうでしょ?
相談者:
うん
加藤諦三:
その人が好きで・・ご馳走してるわけじゃなくて、
相談者:
うん
加藤諦三:
その人に気に入ってもらうためにご馳走してるんでしょ?
相談者:
そうです。
加藤諦三:
それで、今日の、あなたの相談っていうのはですね?この・・
相談者:
ええ、はい
加藤諦三:
人たちを・・許せないまま生きて行くのは辛くてえ・・
相談者:
はい
加藤諦三:
この人たちを許すにはどうしたらいいでしょうか?っていう事?
相談者:
はい、そうです。
加藤諦三:
はい、今日はあの、スタジオに心についてのエッセイストとしてお馴染みのマドモアゼル愛先生がいらしてんので、伺ってみたいと思います。
相談者:
はい
(回答者に交代)
まずは自分を、自分が何で傷付いて、成長が止まってしまったかを見つめて、認めることだーーー
っていうアドバイスの回って、頻繁にあるけど。
いつも思うんだけど、その後、相談者って立ち直れてるんでしょうか?
結局どうしたらいいのか分からない、伴走者がいなくて悩んだままじゃないのかって思う。
個人的にはあまり共感出来ない雰囲気の相談者でした。
本心を必死で伝えてるの分かるのに苦手だなと感じたのは何故だろう?
私は、加藤先生の著作とテレフォン人生相談のおかげで、何年もかかって、だいぶ自分の生き方を取り戻せるようになってきたと思う。
自分が自分でない感じをいつも感じていたが、それをおかしいと思ってなかった。とりあえず元気なふりして本心を悟られないように必死だった、かつての自分を、今、不思議な思いで振り返っている。
何を恐れていたのか。本当の自分を出して嫌われることが怖かったのだろうが、
そして、本当の自分を両親が愛してくれなかったのは確かだが、それがそのまま、他の人にも当てはまる訳ではない。
つまりは、自分が臆病で、両親に愛されてないことを認めるのも怖かったし、人生を一人で闘っていく気概が足りなかったのだと思う。
少なくとも、今は、自分を害する人や物に対して、抵抗できるようになってきた。自分を自分で守れるようになったことは、本当によかったと思う。
私も上記の方同様
愛先生や加藤先生の意見は凄く心の支えになってる。
だけど、多くの精神科医や臨床心理士、教授は加藤先生の決めつける
発言は危険だから鵜呑みにしない様にって言うんだよね
加藤先生は、ご自分の「型」がもう固まってしまっていると思う。
「それを認めれば解決する」と仰るけど、認めたのかどうかも自覚ないまま相談が終わっている回もよくあると感じる。
「解決しました。幸せになれます。」って締めるけど、もっと時間を掛けて説明して納得させないとならないと思う。
時間の制約があるから仕方ないんだと思うけど。