食事療法で学習障害が治る?年寄りの生兵法の餌食になる授業で居眠りした孫息子
テレフォン人生相談 2020年1月17日 金曜日
タイトルの「生兵法」の読みは「なまびょうほう」。
中途半端に兵法を知っていること、あるいは兵法そのものが未熟であること、あるいは中途半端や未熟であることの自覚がないこと。
無知よりもたちが悪いとされる。
「生兵法は大怪我の元」
パーソナリティ: 今井通子
回答者: 高橋龍太郎(精神科医)
相談者: 女70歳 夫74歳 息子43歳 娘40歳 娘の息子13歳と10歳
今井通子:
もしもしい?テレフォン人生相談です。
相談者:
はい。お世話様になります。
今井通子:
はい・・今日はどういったご相談ですか?
相談者:
子どもの発達障害についてなんですけど。
今井通子:
はい
相談者:
2ヶ月ほど前に、
今井通子:
はい
相談者:
あの、孫が、
今井通子:
はい
相談者:
発達障害かもしれないってことで、
今井通子:
はい
相談者:
受診しました。
今井通子:
あーなるほど。
相談者:
はい
今井通子:
まずあの、あなたはお、おいくつですか?
相談者:
はい、あたしは・・70です。
今井通子:
ご主人は?
相談者:
74です。
今井通子:
74歳
相談者:
はい
今井通子:
お子さまは、何人?
相談者:
えっと娘が一人、息子が一人です。
今井通子:
はい
相談者:
はい
今井通子:
お嬢さんおいくつ?
相談者:
えっと40です。
今井通子:
御子息は?
相談者:
えーと43です。
今井通子:
えー、お孫さんのお話になりましたが・・どちらの?
相談者:
えっと娘です。はい
今井通子:
お孫さんは・・え、何人、男女いら・・いらっしゃる
相談者:
男の子が二人です。
今井通子:
あ、男の子が二人?、はい
相談者:
はい
今井通子:
上の男の子さん、お孫さんはお、おいくつ?
相談者:
13歳です。
今井通子:
13歳?
相談者:
はい
今井通子:
下は?
相談者:
・・えっと10歳です。
今井通子:
10歳?
相談者:
はい
今井通子:
このお、お孫さん、が、発達障害と言われたの?どっち?
相談者:
上の子です。
今井通子:
13歳のお子さんが・・
相談者:
はい
今井通子:
これ・・えー、今から何年前ぐらいに言われたんですか?
相談者:
2ヶ月前です。
今井通子:
あ・・2ヶ月前?はい
相談者:
はい
でえ、ビックリして、そのお、発達障害って言葉も知りませんでした。
今井通子:
はい
相談者:
うん。それでビックリしてどうしたらいいか?っていうので、
今井通子:
はい
相談者:
それで・・
今井通子:
これ、発達障害というのは、誰から、言われたの?
相談者:
心療内科の先生です。
今井通子:
ああ、はい
心療内科に行くきっかけはなんだったんですか?
相談者:
授業中に、子どもが寝てるって。
そして成績がすごく悪う、くなったんですよね。
今井通子:
はい
相談者:
だから・・それで、あっ、と思って、あの・・
今井通子:
これ授業中に寝てたのは中学入ってから?
相談者:
そうです。
今井通子:
小学校の時はそんなことはなかった?
相談者:
・・と、思います。はい
今井通子:
小学校の成績はどうだったんですか?
相談者:
まあ、良くはないですけど、別に悪くもないですよね。普通、だから・・男の子だから、あたしは、あのお、伸びると思ってたんです、男の子って、高学年になったら伸びるでしょ?
今井通子:
はい、その成績は・・悪くはなかった?・・あの、小学校のとき。
相談者:
悪く、そうですね。普通でえ、来ました。
今井通子:
普通で、普通だった?
相談者:
はい
今井通子:
はい
相談者:
はい
だから・・あ・・
今井通子:
で、学校の先生からも、その・・え、勉強についてのアドバイスとか、注意というのはなかった?
相談者:
ないんですよね。
今井通子:
なかったんですね?
相談者:
はい
今井通子:
はい
それで中学1年生になってえ・・授業中に寝ている。
相談者:
はい
今井通子:
成績が落ちた。
相談者:
はい
今井通子:
はい
相談者:
それで、なんでかしら?と思って、ビックリしたんです。
今井通子:
はい
相談者:
そしたら・・LD(*)・・だったんですよね。LDじゃないかちゅうんで、受けたらLDなんですよね。
(*)LD:学習障害、Learning Disability
今井通子:
はい
相談者:
これが、どうしたらいいもんか分かんなくて。
・・あの、わたしも、いら、色々勉強したり、あの、ネットで、インターネットで調べたり、本で調べたりしたら・・あのお、なんか、フェリチン(*)が足りなかった、鉄分が足りなかったら・・なるってこと書いてあったんですよ。
(*)フェリチン:タンパク質の一種。Ferritin
体内において鉄と結合し、鉄分の貯蔵と放出の役目を負う。
今井通子:
鉄分?
相談者:
はい、鉄分。
今井通子:
あ、そういう&#△%、ですか。
相談者:
はい。それでフェリチンが足りない。鉄分・・が足りないってことで、あの、食事療法で治るってことを・・
今井通子:
はい
相談者:
食事療法で治るんだったら、と思って・・それからもう、高タンパク質・・卵・・
今井通子:
はい
相談者:
糖分控えて。
今井通子:
はい
相談者:
糖分を止めて、白米、ね、炭水化物を止めてっていうような、食事療法をやってます。
どうにかなるもんなら、と思って。糖分がダメだってことで、今甘い物はもうほぼ食べてません、子ども達は。
今井通子:
はい
相談者:
それで、あたし調べて分かった時点で娘に、
「もう、甘いもん食べさしたらいけん」ちゅって、白米も・・うどん、スパゲティ・・
今井通子:
ちょっと待って、今あのお、医者の間では・・えー、脳の栄養っていうのはあ、糖分だっていう、ことは、常識で分かっていて。
ま、所謂(苦笑)・・糖尿病の患者さんとか?・・
相談者:
はい
今井通子:
のお、方の、糖分を抑えるとか・・
相談者:
はい
今井通子:
あの、糖の摂り方・・をアドバイスする、先生たちは多いんですけど(苦笑)
相談者:
あーそうですか。
今井通子:
うん
相談者:
はい、はい
今井通子:
食事療法を・・えー・・
相談者:
はい、やってます。
今井通子:
なさってる?
相談者:
はい
今井通子:
ていうことは・・あなたの、お嬢さんは・・
相談者:
はい
今井通子:
えー、あなたとご一緒に住んでらっしゃるってこと?
相談者:
いや・・住んでません。
住んでませんけど、
今井通子:
うん
相談者:
あたしが・・あの、その時点で治療方法がないみたいなことを聞きましたんで、
今井通子:
はい
相談者:
それだったら・・やってみたらいい・・
今井通子:
診察した先生は、な、ど、どういうふにおっしゃってんの?
相談者:
ん、あのお、だから、そこのところが・・今、娘と、ちょっとコミュニケーションが取れないんですよね。
今井通子:
お嬢さんはなんか、あの、お仕事されてんですか?
相談者:
はい、やってます。あ、えーっと娘は・・あの、保育士です。
今井通子:
あーなるほど。
相談者:
はい。娘は・・その、自分の子に・・すごく神経使ってるんですよね、発達障害って言葉がもう・・あのお、分かる・・から、それを聞かしたくないみたいで。
今井通子:
はい
相談者:
だから・・
今井通子:
はい
相談者:
ただ・・あの、食事としては、今は贅沢う、な、食事をしてると思う「高タンパク質、高タンパク質」ってわたしが言うから・・
今井通子:
あはい
相談者:
そして「卵を、たくさん食べさせなさい」。「糖分は摂らしたらいけん」とか、あたしが言うからですね。
「牛乳ダメ」、「糖分ダメ」・・あ、えーと「ご飯ダメ」、「おうどんダメ」、「麺類ダメ」、「パンだめ」・・ね?「スパゲティなんかもっとダメ」とか言う、あたしが・・言いますからね?
今井通子:
はい
相談者:
そいけん、娘は、嫌々でも、あたしの言うことを聞いてるんじゃないかと思います。
「今・・方法がなければそれしてみたらいいやん」って、あたしが言いますからね?、うーん
今井通子:
そうするとね?
相談者:
はい
今井通子:
えー、今日のご相談は一体なんですか?
相談者:
だから、あの、この、発達障害って・・治療方法はあるんですかね?
今井通子:
今日はですね、精神科医の高橋龍太郎先生がいらしてますので伺ってみたいと思います。
先生よろしくお願いいたします。
(回答者に交代)
食事で発達障害が治るのなら、食事で発達障害になることがあるという理屈になるんだけどね。人間てそんなに単純では無いと思うんだけど。
でも生まれて3歳までにタンパク質をしっかり摂らないと知的レベルに影響が出る て本で読んだことがある。
よくぞテレ人に相談してくれましたね、良かった。
「娘とはコミュニケーションがとれてない」ということは、娘さんはすでに相談者とのつきあい方を考えてらっしゃるんでしょうが、謝ればまだ復縁できるかも。早く丁寧に謝ってね。
高いお肉はこれからも喜ばれるでしょうが。(笑)
藤川徳美医師の本ですよね。
黄色の表装で書店で平積みになって一時期目立っていました。
私も貧血で、本に書いてあることを半年間実践しましたが、ある日ネットで見つけた彼のブログは、本の売り上げのことばかり書いていて、こんな方の言う通りしてたら健康を損なうと思ってやめました。
ブログは、ハンドルネームで一見藤川医師のものとは分からないものです。
生真面目だと、コレダ!と思うと邁進してしまうので気をつけねばと思います。
サプメントで貧血症状は改善しましたが、本に書いてあるようにバターを摂っていたら、コレステロール値が急激に上がって、怖くなりました。
情報ありがとうございます。サイト覗きました。お医者さんの本は、信じてしまいそうですが、怖いですね。
この人、詐欺に騙されやすそうだから気をつけないと
前のめりになりすぎている相談者さんもどうかと思いますが、最初に診断を下したお医者様も安易だなと。
授業中に寝ている中学生がみんな発達障害になってしまったら 大変なことですね。
ただ先生もおっしゃるように、娘さんが保育士なら この辺り今の時代は特に、ある程度の知識は持っていらっしゃると思うのですが…。
相談者さんだけが大騒ぎでバタバタして、娘さんはそこまでないのかもと思ったりしました。