34年前の出張での過ちを知らずに逝った夫に良心の呵責

テレフォン人生相談 2020年2月21日 金曜日

今週はスペシャルウィークでした。
「走る妻、戸惑う夫。夫婦が払う不倫の代償」

パーソナリティ:  加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)

相談者: 女66歳 夫68歳は2ヶ月前に他界 娘43歳と孫18歳との3人暮らし

今日の一言: なし

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
あ、もしもし

加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。

相談者:
あ・・あ・・こんにちは

加藤諦三:
はい

相談者:
お願いいたします。

加藤諦三:
はい

相談者:
はい

加藤諦三:
最初に年齢教えてください。

相談者:
はい。え、66歳です。

加藤諦三:
66歳・・

相談者:
はい

加藤諦三:
結婚してます?

相談者:
はい、してます。

加藤諦三:
えー、ご主人何歳ですか?

相談者:
えーっと68歳で、

加藤諦三:
んん

相談者:
2ヶ月前に、死亡いたしました。

加藤諦三:
あー、そうですか。

相談者:
はい

加藤諦三:
はい
そいで今あ、は、お1人で暮らしてんの?

相談者:
いえ、娘と・・孫と、女3人暮らしです。

加藤諦三:
娘と孫ですか?

相談者:
はい、そうです。

加藤諦三:
で、お孫さん今、何歳?

相談者:
あ、え、18歳です。

加藤諦三:
お嬢さんは離婚して戻ってきてるっていうことですね?

相談者:
はい、そうです。はい

加藤諦三:
はい。そいで・・どんな相談ですか?

相談者:
えっと・・わたしが、30う、4年ほど前に、

加藤諦三:
はい

相談者:
ちょっと2回ほど、あの、不倫をしたんです。&#△%・・

加藤諦三:
34年前?

相談者:
4年前、はい

加藤諦三:
ということは、あなたが32歳?

相談者:
うん、はい、そうです。
でえ・・

加藤諦三:
それで2回不倫した?

相談者:
2回ですね。

加藤諦三:
はい、はい

相談者:
はい、ま、同じ人と。ま、ちょっと・・

加藤諦三:
あ、ん、同じ人と。

相談者:
出張とか重なって。はい

加藤諦三:
ええ

相談者:
はい。でえ、もう、それは、えっと、どこにも迷惑をかけずに、

加藤諦三:
はい

相談者:
自分達で、終わらせました。

加藤諦三:
はい

相談者:
もちろん悪いことだったのでお互いにもう・・向こうの・・家族も知りませんし、

加藤諦三:
はい

相談者:
わたしの夫も知りません。

加藤諦三:
はい

相談者:
それから、無事にずっと最後まで夫をきちんと、見送ることはできましたし、

加藤諦三:
はい

相談者:
夫婦で、それなりに苦労して、共に、楽しんだりした、生活を送りました。

加藤諦三:
はい

相談者:
で、ただ、えっと、夫が亡くなって、

加藤諦三:
ええ

相談者:
ここ、1ヶ月ぐらいして、わたしがすごく、こう、すごい、夫とは、恋愛、結婚でしたし、

加藤諦三:
はい

相談者:
わたしのほうがたぶん、好きになった、度合いは強かったと思います。

加藤諦三:
はい

相談者:
ホントにこう、ま、素敵い、な、夫だったので、
それをわたしは、裏切ったという、その・・自責の念で、

加藤諦三:
はい

相談者:
夫がいないっていう悲しみと・・辛さと・・

加藤諦三:
ええ

相談者:
と、そして、その、そういうことをしてしまったという後悔ですね、今。

加藤諦三:
はい、はい、はい

相談者:
で・・なんかすごい、こう、自殺願望が、あるんです。このまま、眠り薬を飲んで寝、もう死にたいとか、

加藤諦三:
はい

相談者:
はい。そういうのがあって、ま、それは絶対したらいけないことと思うんですが、
誰かにこう、気持ちを吐いたり、立ち直り方を一緒に考えてもらえると・・

加藤諦三:
うん

相談者:
も・・ちょっと・・わたしも楽になるかなと思いまして。ホントにもう、勝手のいいい、は、話なんですけど、

加藤諦三:
ええ

相談者:
年齢も行ってるんですけど、

加藤諦三:
ええ

相談者:
お電話させていただきました。

加藤諦三:
はい、分かりました。

相談者:
はい

加藤諦三:
あの、亡くなられてから、まだ2ヶ月、それえ、はあ、ま・・悲しみは通常・・2ヶ月ではまだ・・

相談者:
そうです。

加藤諦三:
ん、悲しいのは当たり前ですよね?

相談者:
はい、はい、はい

加藤諦三:
うーん

相談者:
それでこう、自分の中にその、後悔・・の念がすごく、後悔っていうのか・・
申し訳なさというか、それがあるもんですから、こう・・

加藤諦三:
うん

相談者:
写真を見るのもすごい、辛いというか。

加藤諦三:
写真というのは、夫の写真ですか?

相談者:
そうですね、はい、はい

加藤諦三:
じゃ・・お線香あげるの・・

相談者:
は(わ)、毎日してます。朝晩してます。

加藤諦三:
ん、で、その時は、写・・写真は見ないの?

相談者:
ん、見、見ます。見ますけど、すごい、辛い。

加藤諦三:
あ、そ・・・

相談者:
はい

加藤諦三:
そのときは、辛い?

相談者:
はい

加藤諦三:
うーん

相談者:
あの、ま、後悔が、あるから、だと思うんですけど、

加藤諦三:
ええ

相談者:
はい

加藤諦三:
その「2回」という言い方をさっきされたんですけども。
でしかも「同じ人」っていう、言い方をしたんですけれども。

相談者:
えっと・・あ、ま、たまたま、仕事で、こ、出張が2回重なったという、ことです。

加藤諦三:
・・あー、そうですか。

相談者:
はい、はい
ま、わたしがすごく、ま・・好きだった主人ですし、ホント、ま、亡くなって大切な物を失ったということもあるんですけど、ま、悲しい・・さと、ま、後悔のほうが、

加藤諦三:
うん

相談者:
後悔のほうがやや、こ、比重を占めてて、

加藤諦三:
うん

相談者:
なんかこ、それが、辛いんですね。あの、介護は、も、真剣にいたしました。看病は。

加藤諦三:
うん

相談者:
病気い、でしたから、

加藤諦三:
うん

相談者:
も、自分の中でも諦めがありましたので。

加藤諦三:
あー、そうですか。

相談者:
はい、はい、はい
お仏壇に向かってお線香をあげ、て、「ごめんなさい」って、ま、謝る・・て、もう、泣くとか。

加藤諦三:
うん

相談者:
はい

加藤諦三:
あの・・「病気をしてた」って言いますけれども、

相談者:
はい

加藤諦三:
あの亡くなる前。

相談者:
はい

加藤諦三:
どのぐらいの、な・・ま、期間、病気して、してたんですか?

相談者:
えーとお、半年間です。

加藤諦三:
半年間ですか?

相談者:
はい、はい

加藤諦三:
で、その間(かん)に、段々と、気持ちの覚悟というのはできてきたということですか?

相談者:
わたしは、もうできてました。

加藤諦三:
ああ

相談者:
はい

加藤諦三:
自殺願望というのは・・後を追いたいという、ことですか?

相談者:
そうです。そいで、あん、で、詫びたいっていうのと、「ごめんなさい」って言、言えなか・・った・・

加藤諦三:
こういう状態で、今、自分の気持ちをどうしたらいいかっていうことですね?

相談者:
はい、そうです。申し訳ございません。

加藤諦三:
はい・・はい、分かりました。

相談者:
はい

加藤諦三:
今日は、あの、幼児教育研究の大原敬子先生んがいらしてんで、

相談者:
はい

加藤諦三:
伺ってみたいと思います。

相談者:
はい、お願いいたします。

(回答者に交代)

「34年前の出張での過ちを知らずに逝った夫に良心の呵責」への13件のフィードバック

  1. 過去の不倫妻特集との共通点は、たまたまかもしれないが週末の金曜日放送は妻自身が、後悔や自責の念や反省の相談が多い感じがする。
    いずれにしろ、過ちを犯すと今まで生活していた時と違い得る物や失う物が必ず有ると言うことに尽きる。しかも決して元には戻らない。
    当たり前だが、夫婦外に向かうのでは無く夫婦内に留まらないといけない…。

  2. 過去の2回は過ち、川の流れ、 、、、凄すぎるなあ!大原先生、今日は加藤先生の最後の出番はなかったなあ~加藤先生の名言もなかった。いらないくらいすごいなあ、、いつもありがとうございます。人生相談

  3. ご自分の人生に影が生じる経験をなさいましたね。それでも最期まで添い遂げる事がお出来に成られたのだから良いのではないでしょうか。

  4. 相談者さん、そんなにご自分を責めなくても大丈夫ですよ。
    亡くなったご主人だって 過去に一度や二度や三度や四度は、同じような「あやまち体験」をなさったと思いますよ。
    ・・・あなたが知らなかっただけで。
    ・・・あなたのあやまちを夫が知らなかったように。
    ご主人もあなたと同じ思いで 旅立たれたんだと思いますよ。

  5. けっこう珍しい回だったのでは。
    良心の呵責に見せかけようとしながら、実は自己憐憫、というか若い頃のセックスの思い出と夫の死をネタにした自慰を赤の他人に見せて更に気持ちよくなろうとして電話してきた66歳女性。

    この人はそんな見方をされるとは微塵も思わなかったんだろうな。真面目で自己愛が強くて、思想はないけど恋愛至上主義、男性無しではいられない、あまり賢くないロマンチストというか。
    テレフォン人生相談は、ロマンスを披露して気持ち良くなるための場所ではないし、大原先生も真面目だから、その自覚があまりに無い66歳に対してカチンときて相手に客観をつきつけるしかなかったんだろうけど、相談者は全然受け止められなくて、というか理解するとヤバいと感じてきたのか、逃げちゃったね。

    実際の電話でも、加藤先生に返された時、すぐ切っちゃったのかな。
    まあ、ハアハア、パンツ何色?みたいな電話とあんまり変わらないからね。
    それが66歳女性で、公共の電波で、赤の他人の先生方に美しい物語として語って、更に気持ちよくなりたい、っていう公開自慰みたいなもんだからねえ。

    娘さんは成長期に母親にあまり大事にされてなかったのでは…両親は、外面はともかく、あんまりいい夫婦ではなかったと思ってるんじゃないかな。
    出戻りの娘と孫と暮らしながらこの相談。なかなか、生々しいなあ。

  6. 32年前のこと、グイグイとつきあげるのは、いいけど、相談者だって悪いことをしたと思っているから悩んでるのに、夫に対して謝るなというのは、ものすごい違和感がある。
    生きていこうという気力が落ちかかっている
    相談者の抱えてる思いを解放してやるためには、夫には仏壇の前で、毎日心から詫びるとともに感謝ですよー、感謝の祈りを捧げていくんですよー。それを続けていけば、死のうなんて気持ち、なくなってきますよー。
    っていうことなんじゃないかな。

  7. 誰にも絶対話さないで一人で墓場まで持ってく話しを話す。めちゃくちゃ恥ずかしい女。
    夫が死んでしまったから話したくなっちゃったのね(笑)
    だって秘密って話したら楽になるもんね。
    愚かな私の罰としてしっかり持ってあの世に行けばいいのに~

  8. 私は男だけれど、こんな複雑な心を読み解くには女性の相談員しかできないような気がする。
    大原先生が話をされて、ああなるほど!と思うけれど、初めに相談内容を読んで大原先生のように答えられる自信はない。

    本当に女は何考えてるかわからんなあ、と時々思う。
    (逆もそうだろうと思う)

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