上からモノ言う姑を避けることへの罪悪感。変な人たちとは距離を置けばいい
テレフォン人生相談 2020年11月24日 火曜日
夫は次男。
長男との扱いは歴然で、結婚当初から相談者に対して姑の上から目線の干渉がヒドい。
4年前から2年間は縁を切っていたが、頑なだったと反省して、2年前から正月だけは行くようにしたが、やはり嫌な思いをする。
今後は行かないことにしようと思うが罪悪感をどうすれば?
つまり今現在、夫の実家とは正月に日帰り訪問するだけのつき合いなわけだ。
相談者 「こんなんだったら24時間、親とのことも考えちゃうし」
12月ぐらいから憂鬱になるなら分かるが・・
で、その、相談者がショック受けて決定打となったという出来事というのが、
相談者「名前を逆読みで呼ばれて」
なにこれ。
すべて悪意に捉えてないかしら?
パーソナリティ: 今井通子
回答者: 三石由起子(三石メソード主宰、作家・翻訳家)
相談者: 女42歳主婦 夫39歳公務員 結婚8年目 子供はいない 44歳の姉と35歳の弟がいる 別に住む義父68歳 義母65歳 夫には兄がいる
今井通子:
もしもしい?・・
相談者:
あ、もしもし
今井通子:
テレフォン人生相談です。
相談者:
あ、こんにちは、よろしくお願いいたします。
今井通子:
はい、こちらこそ
相談者:
はい
今井通子:
今日はどういった、ご相談でしょう?
相談者:
はい、えーと、ちょっと義理の、えー、親との関係を切ることに関して、
今井通子:
はい
相談者:
えと、わたしの罪悪感、が消えなくて、それだけにちょっと今、囚われてる状態なので、
今井通子:
はい
相談者:
どういうふうにこう、心の(苦笑)、持ち様といいますか・・
今井通子:
なるほど。
相談者:
うん。で悩んでます。
今井通子:
あ・・はい
相談者:
はい
今井通子:
あなたおいくつ?
相談者:
42歳主婦です。
今井通子:
42歳
相談者:
はい
今井通子:
ご主人はおいくつ?
相談者:
えっと、39歳公務員です。
今井通子:
3・・はい
お子さんいらっしゃる?
相談者:
は(わ)いないんです。
今井通子:
あ、なるほど。
相談者:
はい
今井通子:
そうするとちょっと親御さんのほうですね。
相談者:
はい
今井通子:
義理のお父さんはおいくつ?
相談者:
68歳、ですね。
今井通子:
68歳
相談者:
はい
今井通子:
お義母さんは?
相談者:
は(わ)65です。
今井通子:
65歳。で、ご結婚何年目ぐらい?
相談者:
は(わ)、えと、8年目、に入りました。
今井通子:
8年目?
相談者:
はい
今井通子:
はい
で、そのお、何かあったんですか?
相談者:
えーともう、結婚当初からですね、
今井通子:
うん
相談者:
あっちがもう、上から、も、物を言うような、と・・もう、一方的に。
今井通子:
これは・・よく言う、嫁姑?
相談者:
あ、そうですね(苦笑)、ま、そうなると思います。
今井通子:
お義父さんは関係ないのね?
相談者:
うん。お義母さんが強いので、お、義母さんの言いなり?、で、お義父さんもそのお義母さんと一緒に、
今井通子:
うん
相談者:
言って来るっていう。
今井通子:
うん、なるほど。
相談者:
はい
今井通子:
はい
相談者:
要するに、「嫁は、口を開くな」と。
今井通子:
うん
相談者:
あのその、「自分の実家はもう」、「親は捨てろ」と、言われたんですね、結婚してすぐに。
今井通子:
うん
相談者:
で「あなたはもうここに入ったんだから」、
今井通子:
うん
相談者:
あの「もう、そっちは捨てて、わたし達の言う、ことを聞きなさい」、「ただ『はい』て言えばいいんだ」ってずっと言われてきたんですね。
今井通子:
はい
相談者:
で・・ま、「仕事も、辞めてほしい」って言われて結局辞める形になって・・
今井通子:
うん
相談者:
はい
今井通子:
あなた自身は、
相談者:
ええ
今井通子:
ごきょうだいいらっしゃる?
相談者:
あ、えーと、2つ上に・・姉がいます。
今井通子:
お姉さんいらっしゃる?
相談者:
で結婚してます。うん。35歳の弟もいます、わたしには。下に。
今井通子:
ご主人のほうは?
相談者:
は(わ)えーと、お兄さんがいますね。えーと・・
今井通子:
あーそうなの?
相談者:
はい
今井通子:
一人っ子同士ってわけじゃないのよね?
相談者:
じゃないです、うん、うん
今井通子:
ふうーん
なんか、あなたのことが、すごい、もう一人っ子と一人っ子で・・
相談者:
あ
今井通子:
あなたを、お嫁さんにもらって、
相談者:
いやいえ(苦笑)
今井通子:
自分の物になったあ、みたいな形じゃあないの?
相談者:
たぶん、なん、印象的に言えばお兄さんが崇め奉られて育てられてあるんですね。親から。
今井通子:
あー、なるほど。
相談者:
あちらのお兄さんが。で・・
今井通子:
うん
相談者:
えっと旦那のほうはどっちかと言えば、もう、貶(けな)されて育ってある・・あの、舎弟みたいな、つ、扱いでずっと、来てるみたいで。
そこの差が、も、最初からあったのをわたしは感じてました。
今井通子:
うーん
相談者:
うーん
今井通子:
そうすっと、ご主人のご実家に入られたの?
相談者:
いや、えーと、別に今、わたし達2人だけで今・・会社の寮に、住んでます。
今井通子:
ん
相談者:
45分ぐらい離れたところに。
今井通子:
あ・・
相談者:
うん
今井通子:
初めっからじゃあ、お2人で、住まわれてる?
相談者:
そうですそうです。はい、2人だけです、ずっと。
今井通子:
なるほど。
相談者:
うん
今井通子:
そうすると、それで?、その義理の親を(含み笑い)・・
相談者:
うん
今井通子:
なんかその、えー、捨てるっていうか、
相談者:
うん
今井通子:
うん
相談者:
なん、なんかですね、まあ、ちょっと縛、その間にもう・・
今井通子:
うん
相談者:
あのお、すごくその、寮まで、こっちまで、勝手に押し、かけてきて、
今井通子:
ええ
相談者:
「離婚しろ」って迫られたりとかあ、
今井通子:
うん
相談者:
もう、あの、行き来をしてた結婚当初の頃も、
今井通子:
うん
相談者:
旦那の、お小遣いの額を・・指定してきたりとか、それに対して嫌味を言ってきたりとか、で、旦那はそれに対しても(苦笑)、聞く、あの、無視してたんです。わたしが何を言われても、庇ってくれなかったんですよ。当初は(含み笑い)。
今井通子:
うん
相談者:
で、それでわたしがどんどんもう、き、精神的に参ってしまって、
今井通子:
ええ
相談者:
んもう、お義母さんからも嫌なことばっかり言われるし、
今井通子:
うん
相談者:
うん、で、それで・・4年前に1回、わたしだけもう、縁を切るちゅうか・・あっちに行かないようにしたんですね、2年間だけ。
今井通子:
はい
相談者:
うん。そしたら、姑の、お姉さんの娘さん2人に孫が、初孫がそれぞれ1人ずつできたんです。
今井通子:
はい
相談者:
どうも、そ、後で分かったんですけど。
今井通子:
ん
相談者:
で、それに焦った姑が、
今井通子:
ふん
相談者:
も、わたし達と関係をどうす、するのか?と、今後?
「戻らないなら別れなさい」と・・か、「戻すかどっちか、二択を選びなさい」って言われたんですね。
今井通子:
うん
相談者:
で、結局・・ま、「こうしててもあれだなあ」と、「わたしもあんまり頑なになりすぎてるかな」と思って、
今井通子:
うん
相談者:
去年とその一昨年から、お正月だけは(ため息混じりで苦笑)、行き始めたんですけど。
今井通子:
はい
相談者:
も、行っても、今度はお義兄さん・・が、酔っ払って、あの、お酒飲んで絡んで来るようになって、普段はすごく、もう、あの、出来たお義兄さん、のはずだったんですけど、
今井通子:
うん
相談者:
今度は・・このお義兄さんがわたしに・・嫌味言ったり絡んで来たりとかし出して、
今井通子:
うん
相談者:
お正月に、ちょっと行ったときにお義母さんから、やっぱ2人だけになったときにもう、あの、名前を、ちょっと違うふうな感じで、間違ったふうな感じ・・逆読みで呼、呼ばれて、
今井通子:
・・うん
相談者:
で、それに対しては・・わたしがもう、ショック受けて固まってたら、
「もう、どうでもいいや、あなたの名前なんて関係ないし」って言われたのがもう、決定打だったんですよ、わたしの中で崩れちゃったんですね、我慢してたのが。
今井通子:
うん
相談者:
でそれで・・もうちょっと(苦笑)・・こんなんだったら24時間・・親とのことも考えちゃうし、
今井通子:
うん
相談者:
ほんとは、赤ちゃんほしくて、
今井通子:
ええ
相談者:
旦那との、生活のほうに意識を、向けなきゃいけないのに、
今井通子:
ええ
相談者:
うん、そこお、は、やっぱりわたしができなくて、いるから、
今井通子:
ええ
相談者:
もう・・こんな、嫌なのにわざわざ会いに行って、嫌なこと言われて帰ってきて泣いてまた、って、いうのが、「もう止めよう」と思ってですね。
今井通子:
はい
相談者:
で、でも、それに対して、罪悪感が湧いて来るんです、もうずうっと。自分を責めちゃうんですね。
今井通子:
それはどういうふうに?
相談者:
実の、たぶん、親に対しても思ってることだと思うんですけど、
今井通子:
はい
相談者:
親を満足させれなかった?
今井通子:
うん
相談者:
とか、親の思うようにいい子でいれなかった?
今井通子:
はい
相談者:
とか、結局がっかりさせた、しまった、っていう、も、この言葉、だと思います。
なんかお父さんから・・
今井通子:
うん
相談者:
「あんたは人間失格だから」って言われたのがもう消えないんですよね。
今井通子:
・・うーん
相談者:
で「あなたは、うちにはいらない人間だから」・・
今井通子:
うん
相談者:
「出て行ってください」って言われたことがもう、それを言われたことがもう、もう、とても&#△%えられなくて(泣)
今井通子:
お父さんから?これは。
相談者:
はい、そうです(涙声)。
今井通子:
・・うん
相談者:
(泣)
今井通子:
「うちにはいらない人間」って言われたの?
相談者:
言われたんです(泣)。
今井通子:
うん
だってうちにはいる必要ないんだから。
相談者:
(泣)
今井通子:
ちょっと、ちょっと分かんないんだけど(苦笑)。
相談者:
はい
今井通子:
あの(苦笑)・・「うちにはいらない」、当然でしょ?あなたのうちに行ってるわけじゃないんで。
相談者:
それがですね、なんかそういう親が、考えなんですよ、もうその・・「うち」って言い方をすんのは・・息子たちが離れてない、もう、
「あんたはこっちに来たんだから」、「こっちの人間だから従え」っていうもう、その一括りに自分たちも入れてるんですね、このわたし達の夫婦の中に。
今井通子:
うん
相談者:
の上に。
今井通子:
うん
相談者:
で、必ずそれ前提で、
今井通子:
うん
相談者:
行動して来るんです、言って来るんですね。
今井通子:
うん、うん
でも、あのお、自分のことじゃないと思って考えたらそれって常識?
相談者:
いや、おかしい(苦笑)
今井通子:
でしょ?
相談者:
そう・・
今井通子:
うん
相談者:
なんですよね。
今井通子:
はい
ていうことは・・
相談者:
うん
今井通子:
あなたは・・
相談者:
うん
今井通子:
これがひっくり返せないのが悔しいの?
相談者:
ひっくり返す・・
今井通子:
あの人たちが間違っているっていうことを分かってもらえないことが悔しいの?
相談者:
あ・・いやいやいや
もう、そこはもう、そこはもう・・無理なんだって・・重々分かりましたので・・
今井通子:
うん・・で、それに対して、
相談者:
はい
今井通子:
今日のご質問はそうするとなんですか?
相談者:
この罪悪感?、湧いて来るその、お、そういう親でも、本当は切っていい、はずなのに、
今井通子:
うん
相談者:
なぜそこで・・常に罪悪感が出て来るのか?
今井通子:
うん
相談者:
どういうふうに心持ちというかですね?・・なんかこう対処があれば・・
今井通子:
うん
相談者:
できることがあればと思って・・ご相談させていただきました。
今井通子:
なるほどね。
相談者:
はい
今井通子:
今日はですね、
相談者:
はい
今井通子:
三石メソード主宰で、
相談者:
あー
今井通子:
作家で翻訳家の三石由起子先生がいらしてますので・・
相談者:
あ、はい・・はい
今井通子:
伺ってみたいと思います。
相談者:
はい
(回答者に交代)
相談者のうん、うん、が気になった
絶縁系の相談はやはり三石先生の回答に限る。相談者においてはこの回答がよかったと思う。
気がかりなのは夫の姿勢が全然見えてこないこと。夫に援護射撃を求めるのはやめなさい的な回答だったが、そもそもはじめから夫が相談者を気遣ってくれるならここまで問題はこじれてなさそう。気遣ってくれないから絶縁という最終手段をとらざるを得なかったことを自覚させないと今後も夫が実家と関わる流れでまた一悶着も二悶着もありそう。
前にもか書かせてもらったが、とにかく三石先生は相談者に【希望】やら【安心感】を芽生えさせる。庶民的口調で豪快に(笑)。見習いたい。
「アタシなら変な奴から嫌われたらラッキー!て思うね。」
「立ち位置(居場所)を固めたら揺らがないんだよ。」
他人への言葉だけど聞いてて救われました。ありがとうございますと言いたい。
家族ってなんだろうね。この手の、婚族に振り回される話を聞く度に思う。相談者自身も壊れかかってるし。義実家についたり離れたり、そうこうしているうちに出産できる機会も可能性が低くなってる。旦那の立ち位置もはっきりしない。
「石女」と罵られるようになり、旦那からも腫れ物扱いされて、ボロボロになって離婚されて・・・という未来しか見えない。
憲法レベルで「家族の絆を強くする」という草案があるけど、実現したら相談者みたいな犠牲が増えたり毒家族から逃れられない犠牲が増えるのではなかろうか。