テレフォン人生相談　2021年1月22日　金曜日

今だに腕っぷしが物差し。
社会人として頑張ってれば昔のいじめっこなんて鼻で笑って見てられるんだけどねえ。

アンタ地元を出るべきだったの。
身バレしないことを祈るわ。

 

パーソナリティ：　加藤諦三
回答者：　坂井眞（弁護士）

相談者：　関西弁の男５２歳独身

今日の一言：　コミュニケーション能力とは、自分の怒りをうまく表現できることです。

加藤諦三：
もしもし？

相談者：
もしもし

加藤諦三：
テレフォン人生相談です。

相談者：
はい

加藤諦三：
最初に、年齢教えてください。

相談者：
５２歳です。

加藤諦三：
結婚してます？

相談者：
独身です。

加藤諦三：
独身ですか？

相談者：
はい

加藤諦三：
あの、離婚して１人、それともずうっと独身・・

相談者：
ずっと独身です。

加藤諦三：
はい分かりました。それで、どんな相談ですか？

相談者：
１人の同級生の男なんですけど、

加藤諦三：
何年のときの同級生ですか？

相談者：
小、中ですね。

加藤諦三：
はい。それで？

相談者：
その人に対しての怒りがあ・・

加藤諦三：
はい

相談者：
今になってもなかなか消えなくて、

加藤諦三：
はい

相談者：
夢にまでも出て来てえ・・その人のことが。

加藤諦三：
はい

相談者：
で、なんでかというと、中学３年のときに・・

加藤諦三：
はい

相談者：
喧嘩をしまして、

加藤諦三：
はい

相談者：
でそんとき、ま、わたしは一発殴られただけで、
で、それで喧嘩を止められたんすよ。

加藤諦三：
原因は、どんなような、ことですか？

相談者：
一緒のクラブで。

加藤諦三：
なんのクラブ入ってたの？

相談者：
柔道です。

加藤諦三：
あ、柔道？

相談者：
はい

加藤諦三：
はい

相談者：
＆#△％

加藤諦三：
お互いに柔道やってるとなると・・一発殴ったっていうけど、相当お互いに・・＆#△％

相談者：
いや、まあ、鼻血出たぐらいで・・

加藤諦三：
鼻血は出たあ・・

相談者：
はい

加藤諦三：
はい

相談者：
で、それで、喧嘩を止められて、
んで、ま・・それ終わったんですけど、

加藤諦三：
はい・・うん

相談者：
で、それからちょくちょく、ちょっかいを出すようになって来て、向こうが。

加藤諦三：
うーん

相談者：
で、それに対して、も、僕が・・反撃すれば良かったんすけど、

加藤諦三：
うん

相談者：
口で「やめろ」いう感じで、言うだけで。

加藤諦三：
ふん

相談者：
で、それがまあ、中３。でまた、同窓会で会うんですけど・・

加藤諦三：
うん。そうすっとその中学校やめるまでの間に、

相談者：
はい

加藤諦三：
おおよそ何回ぐらいですか？

相談者：
最初の喧嘩は１回で、それから、ま、ちょっかい出して来て、殴られたのは・・２回ぐらいすかね。

加藤諦三：
要するに・・

相談者：
はい

加藤諦三：
実際喧嘩があったのは、３回ぐらいなもんですね？

相談者：
そうですね。

加藤諦三：
はい

相談者：
で、ま、道端で会っても・・怒りが・・込み上げて・・ど突こうかな思うても・・ど突く、ことにはならないんすよ。

加藤諦三：
怒りが込み上げてというのは・・中学校の、最初の頃に喧嘩があったとして、それ以前にね？

相談者：
はい

加藤諦三：
あなたの中に・・

相談者：
はい

加藤諦三：
いろんな怒りが・・なかったですか？

相談者：
小学校んときは、なんかわたしが家来みたいん感じで・・

加藤諦三：
あ・・家来みたいな感じ。

相談者：
な感じで、いたいう感じですね。

加藤諦三：
うーん

相談者：
＆#△％

加藤諦三：
家来みたいな感じでいたけれども、

相談者：
はい

加藤諦三：
喜んで家来になってたわけじゃないんだよね？

相談者：
そうです、そうです、そうです。

加藤諦三：
家庭の中で、お父さんお母さんに、反抗できなくて、

相談者：
はい

加藤諦三：
そこでもなんか、じっと我慢してたっていうことはないんですか？

相談者：
あ、親父に対しては、反抗はできなかったんすね。

加藤諦三：
反抗できなかった・・

相談者：
はい、親父に対しては。

加藤諦三：
ていうことは怒りを抑えていたということですね。

相談者：
はい、そうですね。

加藤諦三：
はい、はい、はい
ということはあ、結構・・あなた・・小学校中学校・・小さい頃辛かったですね。

相談者：
そうですね。はい

加藤諦三：
それをずうっと全部我慢していたんだけれども、

相談者：
はい

加藤諦三：
この３年のときに・・

相談者：
はい

加藤諦三：
いじと(?)爆発したと。

相談者：
はい

加藤諦三：
だけど爆発して、そのか・・今までの感情が全部捌（は）けたわけではなくて、

相談者：
はい

加藤諦三：
残ってたんだよね。
そいで・・

相談者：
そいで、

加藤諦三：
はい

相談者：
夢にも出てくるんすよ、その彼のことが。今でも。

加藤諦三：
今でも出て来る？

相談者：
はい、はい

加藤諦三：
これはそうですね、だって・・感情っていうのは・・

相談者：
はい

加藤諦三：
そう簡単に消えるもんじゃないですから、

相談者：
はい

加藤諦三：
ことにあなたの場合には、敏感に、怒りに反応するんだけれども、

相談者：
はい

加藤諦三：
その怒りを自分の中に溜め込んでいるっていう・・保持能力っていうんだけど、それも強いんだよね。

相談者：
あーあ

加藤諦三：
だから、結構・・心穏やかな人生ではなかったね。

相談者：
はい、そうです。

加藤諦三：
周りに頭くるのは・・人が、よくいたでしょ？

相談者：
あー、いました、はい
そうです、そうです。

加藤諦三：
まあ、言ってみれば全然、関係のない人に対しても怒りが・・込み上げて来ると。

相談者：
あ、それはなかったすかね。深い関係ですね、職場とか。

加藤諦三：
深い関係を持つとその人に対する怒り？

相談者：
なんか気に食わんことがあると・・

加藤諦三：
うんうーん

相談者：
出て来ますね。

加藤諦三：
ところがその、怒りを表現できなかったんでしょ？

相談者：
そうです、そうです、そうです。

加藤諦三：
そうすると、溜まっていきますよね？

相談者：
そうですね。
今になってみれば・・

加藤諦三：
ええ

相談者：
喧嘩しても勝てるいう自信があるんですよ。

加藤諦三：
うん

相談者：
んその自信が、年々湧いて来るんですけど、それと比例して、こ、怒りも、年々、連なってくるいうか・・

加藤諦三：
うん
でそれは、あなたの中に今、溜まりに溜まった、隠された怒り、Hidden angerという言い方しますけれども、

相談者：
はい

加藤諦三：
あなたの中に今、隠された怒りが、しっかりあるんだよね。

相談者：
はあーあ

加藤諦三：
だからあなたその・・今はっきりと・・

相談者：
はい

加藤諦三：
中学校３年生のときの怒りというふうに特定してるけれども、

相談者：
はい

加藤諦三：
実は、怒りの歴史があるんだよね。

相談者：
その原因はそいつではないわけですか？わたしが喧嘩した。

加藤諦三：
会社の、人に怒っても・・その、今の怒りがあ・・昔の怒りに火が点いちゃうんですよ。

相談者：
あーあ、はい、はい

加藤諦三：
で、その全部の怒りが出て来るからあ、

相談者：
はい

加藤諦三：
今の、上司のちょっとした言葉に・・

相談者：
はい

加藤諦三：
それに不釣り合いなほどの、怒りが出るんですよね。

相談者：
はあーあ

加藤諦三：
だからきっと毎日あなた結構、辛いね。

相談者：
そうです、そうです、はい

加藤諦三：
だって頭に来ること多いもん。

相談者：
そうですねえ・・

加藤諦三：
こういうのを、敏感性性格っていう呼び方するんですけどね？
要するに敏感に反応して、人によっては、反応するけれども・・その感情は次にまた・・感情は、刺激されるんで、

相談者：
はい

加藤諦三：
前の感情が、消えちゃうんですよ。

相談者：
はあーあ

加藤諦三：
ところがあなたの場合には、

相談者：
はい

加藤諦三：
保持能力ってのが、それが非常に強いから、

相談者：
はい

加藤諦三：
消えないでずっと残ってんだよね。

相談者：
はあーあ

加藤諦三：
だからこれからやるべきことは・・

相談者：
はい

加藤諦三：
感情を、表現する。

相談者：
はい、はい

加藤諦三：
今あなたは・・A（？）性格っていうんですけど、自分の感情を・・に注意を払うってことはできてるんです。

相談者：
はい

加藤諦三：
「今俺は怒ってるんだ」と。

相談者：
はい

加藤諦三：
でその怒った原因はなんだっていう・・A（？）性格で、Cっていうのコネクションっていうんですが、その怒りの原因をちゃんと理解できてる。

相談者：
はい

加藤諦三：
それで・・Eっていうのはexpressionていうんだけど、表現するんですけど、表現すると・・これが最も望ましい性格なんですよ。

相談者：
あー

加藤諦三：
だけどあなたの場合には・・表現ができてないんだよね。

相談者：
はいはい

加藤諦三：
だけど、表現は・・一般的に言えば・・ライティングキュアって、書くことの、癒しっていうのはすごくいいんですよ。

相談者：
書くことの癒し？

加藤諦三：
うん

相談者：
はあ・・

加藤諦三：
これはすごい力なんです。

相談者：
はい

加藤諦三：
だからあなたこれから・・ずうっと本当のことを、もう文法とか文章の間違えなんか構わないから、

相談者：
はい

加藤諦三：
とにかく書いてってごらん？
こうやって殴ったと。

相談者：
うーん

加藤諦三：
弱いのは、男として恥と思っていたと。

相談者：
はい

加藤諦三：
だけど、別に恥ずかしいことでは・・ないんだというのは・・書いてくうちに出て来ますから。

相談者：
今でも中学校３年に喧嘩した・・

加藤諦三：
うん

相談者：
奴のことを・・ど突きたいいう気持ちを・・日に日に強くなるんすけど・・

加藤諦三：
うん

相談者：
これはどうしたら・・消えるんですかね？この・・

加藤諦三：
ん、だから・・ま、ど突きたい・・中学校３年の、その人の人間の名前を・・はっきり書いて、これ人に見せるもんじゃないから。

相談者：
はい

加藤諦三：
その人の名前書いて、

相談者：
はい

加藤諦三：
社会的には許されないようなこといっぱい書いて、

相談者：
はい

加藤諦三：
そうすっと消えていきますよ。

相談者：
はあーあ

加藤諦三：
だけどこれ、もしね？

相談者：
はい

加藤諦三：
大変な、社会的な、事件なんかで起こすと大変だから、これは法律・・問題なりますからあ、

相談者：
はい

加藤諦三：
今日はあの、スタジオにですね・・弁護士の、坂井眞先生がいらっしゃるので、

相談者：
はい

加藤諦三：
話を、聞いてください。

相談者：
はい

（回答者に交代）