別居先は新築35年ローン。来ると思った夫は住民票だけ。手に余る18年後の始末
テレフォン人生相談 2021年2月27日 土曜日
コメント欄に「素人の素朴な疑問」さんが書いてらっしゃいますが、そうなんですよね。
坂井眞 「間違いなくあなたの物なので、それを売って手に入ったお金はあなたの物です」
こう断言するには、欠かせない前提がある。
別居していた夫は婚費を負担してこなかった。
もしそうなら坂井弁護士の言うとおり。
夫が養育費、ないしは婚費を負担していたら、まさに坂井弁護士が説明した専業主婦の立場になるのが別居している夫ということになるのだけど。
もちろん金額の程度問題にはなる。
相談者: 女62歳パート 一人暮らし 夫65歳 18年前から別居中 子ども2人
今日の一言: 不安な時は、ちょっとしたことが物凄いことに感じられて来ます。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
もしもしい
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
はい、よろしくお願いします。
加藤諦三:
はい
最初に、年齢教えてください。
相談者:
はい、60、2歳です。
加藤諦三:
62歳、結婚してます?
相談者:
はい
加藤諦三:
えー、ご主人何歳ですか?
相談者:
え60う、5歳です。
加藤諦三:
ろくじゅう5歳・・お子さんは?
相談者:
2人
加藤諦三:
で今、一緒に住んでんですか?それとも・・
相談者:
いいえ
加藤諦三:
じゃ今・・住んでるのは、
相談者:
はい
加藤諦三:
ご主人と2人ですね?
相談者:
いえ、1人で住んでいます。
加藤諦三:
あ、今、あなた1人?
相談者:
はいそうです。
加藤諦三:
ていうことは、別居?
相談者:
はいそうです。
加藤諦三:
えー、何年前ですか?別居したのは。
相談者:
えっと18年前です。
加藤諦三:
18年前?
相談者:
はい
加藤諦三:
長いことそうすっとあなたは1人で・・
相談者:
はい
加藤諦三:
暮らしていたということですね?
相談者:
はい、そうです。
加藤諦三:
で・・別居ということで離婚ということではないですね?
相談者:
・・ま・・んー、どこからお話をしていいのかしら?(苦笑)
離婚を、うん、今考えているんですが。
加藤諦三:
分かりました。それでどんな相談ですか?
相談者:
ま、この別居に至る経過っていうのが、うん、ま、実は、ま、持ち家が欲しいっていうことでえ・・
加藤諦三:
はい
相談者:
いろいろと算段していて、夫のほうが、とても乗り気ではないっていうか。
加藤諦三:
はい
相談者:
え、それで・・共働きでしたので、
加藤諦三:
はい
相談者:
わたしのほうで、銀行ローンが組めるっていうことなので、
加藤諦三:
はい
相談者:
土地建物のお、の名義をわたし名義で・・銀行ローン借りたんです。
加藤諦三:
はい
相談者:
連帯保証人も、なりたくないっていうことなので、
加藤諦三:
はい
相談者:
ま、そういうふうになりました。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、ただ1つお願いしたのは、住宅ローンていうか、あの、借りるのに、
加藤諦三:
はい
相談者:
あのお・・住民票を、
加藤諦三:
うん
相談者:
ま、家族全員?
加藤諦三:
うん
相談者:
で、移さなければ、貸してもらえないっていう公庫の?
加藤諦三:
ふん
相談者:
決まりがあるっていうことなので、
加藤諦三:
うん
相談者:
それは夫のほうに話して、「一緒に、こちらのほうの住所に移しますよ」っていうことで、
加藤諦三:
うん
相談者:
それで了解してもらって、それで、えっと住宅ローンを借りる運びになりました。
加藤諦三:
で住宅ローンを、借りたのは、
相談者:
はい
加藤諦三:
何年前ぐらいですか?
相談者:
18年前ですね、別居と同時です。
加藤諦三:
これが、&#、別居と同時・・
相談者:
はい
加藤諦三:
ということは、その、持ち家が欲しいというほう・・
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたの気持ちと、
相談者:
はい
加藤諦三:
ご主人のほうが・・
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたの・・言うことだと、乗り気でないということで、
相談者:
うん
加藤諦三:
そのことが揉めて、わたしは、「やっぱり家が欲しい」って言って銀行ローン、借りたと。
だが、ご主人のほうは「嫌だ」と。
相談者:
はい
加藤諦三:
そこら辺が別居の原因ですか?
相談者:
そうですね。ま、かなり揉めた、っていうふうなことも、なく、なんか・・お互い淡々と?・・それぞれ(含み笑い)、ただ、わたしとしては、
加藤諦三:
うん
相談者:
えっとお、子どももいますし、
加藤諦三:
ん、ん
相談者:
二重生活っていうのはもう、とても、なんていうの?不自然すぎますし、
加藤諦三:
うん
相談者:
来るものだとお(苦笑)、少し望みを持ってたんです。少しっていうのは変な言い方ですが、
加藤諦三:
はい
相談者:
子どももいるので。
加藤諦三:
ええ
相談者:
でも、結局は、来なかったんですね。
加藤諦三:
うううん
相談者:
うーん
加藤諦三:
そうすっと・・かなり・・結婚してから、ま、子どもが2人できて、
相談者:
ええ、ええ
加藤諦三:
だけれど、それ以後、気持ちはもう・・今、持ち家が欲しい、ほ、欲しくないという・・
相談者:
そう・・
加藤諦三:
現象の、話をしましたけれども、
相談者:
それ、以前、ですね、はい
加藤諦三:
気持ちの・・問題ですでに・・
相談者:
ええ、ええ・・そうですね。
加藤諦三:
もう離れていた・・
相談者:
そうですね。はい
加藤諦三:
ですよね?
相談者:
はい
加藤諦三:
そうすると、いつ頃からですか?もう、家族、4人という関係がもう壊れて、
相談者:
うーん、はい
加藤諦三:
夫婦関係も壊れ・・
相談者:
はい
加藤諦三:
形の上では、
相談者:
うん、そうですね。
加藤諦三:
ん、ん
相談者:
10年ぐらいでもう・・う、うん夫婦、らしくはないなと思うようになったのは10年ぐらいですよね。
加藤諦三:
あ、結婚して10年ぐらいで、
相談者:
はい
加藤諦三:
ということは・・感情抜きの、形だけの家庭生活てのは、かなり長く続いたんですね。
相談者:
そうですねえ・・
加藤諦三:
それで・・あなたが働いていたので、
相談者:
はい
加藤諦三:
・・銀行ローン組んで、
相談者:
はい
加藤諦三:
18年前に、
相談者:
はい
加藤諦三:
家を作ったと。
相談者:
はい
加藤諦三:
・・で、そのローンは、まだ続いてんですか?
相談者:
まだ続いてます。
加藤諦三:
で今日の相談というのはどういうことですか?
相談者:
えっとお、もうこの年齢になりまして、仕事お、は、辞め、ま、辞めてますね。
加藤諦三:
はい
相談者:
それで、年金を?62歳からもらい始めていますけれども、
加藤諦三:
はい
相談者:
十分な額ではないので、パートに出ています。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、それえ、とやって行ってもやはり、銀行ローンがまだたくさんあるので、
加藤諦三:
んはい
相談者:
自分の将来のこと考えると?
加藤諦三:
はい
相談者:
この家は、本来であれば家族4人でそういうふうに住みたいと思っていた、家ですけれども、
加藤諦三:
ええ
相談者:
もう、今となっては、自分1人で住むには広すぎる?
加藤諦三:
はい
相談者:
年齢もだんだん、重ねて行くと・・うん、管理しきれなかったり、
加藤諦三:
うん、お・・
相談者:
やはり・・うん、あのローンも・・
加藤諦三:
大きな家は必要ないですもんね。
相談者:
そう、必要ないし、経費がやっぱり?
加藤諦三:
うん、うん
相談者:
うん、掛かりますし、
加藤諦三:
うん
相談者:
そういう意味では、ちょっとお、ローンも、すっかり、返済っていうかね?売って、
築う、年数がもう古くなってるので、今しないとまた・・もうどんどん?
加藤諦三:
うん
相談者:
値が下がるっていうか・・
うん、そのことも考えても、ま、1人で暮らしましょうっていうふうな、ところで、ある程度んところで、住み替え?、持ち家ではなくて、も、賃貸で、
加藤諦三:
うん
相談者:
高齢者向けの賃貸・・とかそういうところへちょっと・・移りましょうかっていうふうな・・
加藤諦三:
うん
相談者:
ことを・・かなり、ヒヒ(苦笑)具体的に考え始めているんですが・・
加藤諦三:
具体的に考え始めてるということは、もうそういう、賃貸の家を、
相談者:
ええ
加藤諦三:
探し始めてる・・
相談者:
はい、はいそうです。
加藤諦三:
ということですね?
相談者:
はいそうです。
加藤諦三:
うん、はい
それで・・そう・・
相談者:
ただ、その・・
加藤諦三:
その家はもう・・
相談者:
ええ
加藤諦三:
探し始めて、
相談者:
ええ
加藤諦三:
どう、なんですか?
相談者:
まずこの家を売るっていうことで?
加藤諦三:
うん
相談者:
果たしてその、銀行ローンが、ま、ちょっとおおお、うん、ま、査定とかなんかも出してもらったりなんかして、
加藤諦三:
うん
相談者:
えーとお、ローン自体は消えますね。
加藤諦三:
はい
相談者:
消えます。ただ、その売った場合・・婚姻関係にある、その夫のほうに・・この家を売ったお金っていうのは・・夫婦ですので今現時点、でも。
加藤諦三:
うん
相談者:
どうなるのでしょうかっていう問題・・
加藤諦三:
だけど、この・・あれですね?家を、の土地建物の名義はあなたの物ですね?
相談者:
はいそうです。
加藤諦三:
で、現実に、おなか、お金を出しているのも、ま、ローンを組んでるのは・・
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたの名前で組んでるわけですよね?
相談者:
はいそうです。
加藤諦三:
はい
だけどあなたが今心配してるのは、
相談者:
ええ
加藤諦三:
そうは言っても、現実に、今、形式的には夫婦なんだから・・
相談者:
はい・・はい
加藤諦三:
家を売った場合に、
相談者:
はい
加藤諦三:
これが、自分の・・財産になるかどうか、分からなくて心配だということですか?
相談者:
はい、そうです。
加藤諦三:
はい、分かりました。
相談者:
はい
加藤諦三:
今日はあの、スタジオに弁護士の坂井眞先生がいらしてんので、伺ってみたいと思います。
相談者:
はい、はい、お願いします。
(回答者に交代)
離婚調停で、夫が
専業主夫してましたー、とか
食費とかは払ってましたー とか言いだしても
問題ないものなのですか?
18年前、別居し始めた時 子供達は成人していたのかなぁわからないけど…
相談者は18年間、一人暮らしで生活費もそれぞれの収入でやっていて、婚費は貰っていないのでは?
自分で住宅ローンも組めて、定年まで働いていた女性でも年金だけでは暮らせないわけかぁ・・・
それもこれも、夫は乗り気ではなかったのに無理くり買っちゃった家のローンが厳しいからなのか。
手に入れたかった家で子供たちと暮らしていた間は幸せだったのかな?
程々の中古物件をリフォームして、借金も少なかったらご主人も一緒に居て悠悠自適だったのでは・・・まぁ、ひとんちのことは分からんけど。