完璧主義者の自殺願望。ホームレス目前の男が生活を立て直す為の最初のハードル
テレフォン人生相談 2021年6月25日 金曜日
相談者: 男49歳 未婚 ひとり暮らし 母と兄がいる
今日の一言: 心の治療は自己イメージを変えることから出発します。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
はい。&#
加藤諦三:
テレフォン人生相談です。
相談者:
はい
加藤諦三:
最初に、年齢教えてください。
相談者:
49歳です。
加藤諦三:
49歳、結婚してます?
相談者:
独身です。
加藤諦三:
離婚して独身?それともずうっと独身?
相談者:
ずうっと独身です。
加藤諦三:
ずうっと独身ですか。
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、分かりました。
で、どんな相談ですか?
相談者:
アダルトチルドレンみたいな感じで、
加藤諦三:
ふん
相談者:
母親と一緒に、住んでたんですけど、
加藤諦三:
うん
相談者:
ちょっと家を出たんですよ。45歳ぐらいときに。
加藤諦三:
はい
相談者:
したら、ごまかせたっていうような不安が、襲って来たんですよ。
加藤諦三:
ということはあ、出るときに、罪責感というか、
相談者:
はい
加藤諦三:
母親を裏切ったという感じ?
相談者:
いや、寂しさですね。
加藤諦三:
寂しさのほうですね?
相談者:
はい
でえ・・自殺願望みたいなのがあったんで、
加藤諦三:
うん
相談者:
も、辛くて辛くてしょうがなかったんですよ。
加藤諦三:
うん、うん、うん
相談者:
で・・お酒飲んで・・会社を休んで・・
加藤諦三:
ええ
相談者:
それで・・見兼ねて母親とかきょうだいが・・迎えに来て。
依存症の病院に入院しました。はい
加藤諦三:
で、その病院には、どのぐらいいたんですか?
相談者:
3ヶ月です。
加藤諦三:
3ヶ月?
相談者:
はい
加藤諦三:
3ヶ月でえ、
相談者:
はい
加藤諦三:
出たっていうことは、
相談者:
はい
加藤諦三:
とにかく表面上は、治ったということ?
相談者:
病院はなんか、基本3ヶ月らしいんですよ。
加藤諦三:
じゃ3ヶ月う、終わってから、自分の部屋に戻ったけど、寂しさは解決できていないわけですね?まだ。
相談者:
あ、あ、はい。で、酒を飲んでまた、仕事行ってました、はい
加藤諦三:
じゃあ、まだアルコール依存症が治ってないような状態で、
相談者:
はい・・はい
加藤諦三:
休んだり遅刻したりっていうことはあったわけですね?
相談者:
逆です。朝早く行って、夜中に仕事してたりとかっていう・・
加藤諦三:
夜中に仕事をしてる?どういう会社ですか?
相談者:
1年ぐらい、行ったんですけど。
皆さん辞めちゃうんですよ。やっぱ、ブラック企業だったんで。
加藤諦三:
うん
相談者:
で、自分が残ったんですけど、
加藤諦三:
うん
相談者:
やっぱ・・ちょっともう、堪えきれなくなって・・
加藤諦三:
うん
相談者:
転職したんですけど、
加藤諦三:
うん
相談者:
もう、そこから続かないんですよね、仕事が。
加藤諦三:
うん、うん
相談者:
で、ずっとダラダラ、ダラダラ・・母親に援助してもらいながら・・
加藤諦三:
母親に援助してもらうっていうのは、金銭的な援助をしてもらうんであって、母親とは会ってはいないですね?
相談者:
会ってます。
夜、一緒にご飯食べたりとか。
加藤諦三:
母親の、家のほうで、
相談者:
そうです。
加藤諦三:
ご飯食べてるの?
相談者:
はい。食べてました、はい
加藤諦三:
それで・・自分の、家のほうに帰る?
相談者:
そうですね、ほとんど寝るだけでしたね。はい
加藤諦三:
うん、はい、それで?
相談者:
で、つい最近、母親が脳梗塞で倒れちゃったんですよ。
加藤諦三:
はい
相談者:
したら、兄のほうが・・
「俺がお金全部管理するから」ということで。
「お前は生活保護受けろ」という、形で。
加藤諦三:
で今、そうすると、生活保護を受けて働いてはいないんですね?
相談者:
相談に行ってるんですけど、
ちょっとだけ貯金があるんで、まだ、受けれないのと、車持ってるんですよ、まだ。
加藤諦三:
うん
相談者:
それも処分してから、じゃないとダメだって言うんですよね。
加藤諦三:
うん。で今、生活はできてるわけね?
相談者:
今はギリギリで、でも、これからは・・仕事が続かないんで、生活保護、もらうか、もらえなかったらホームレスになっちゃうか、ですね。
加藤諦三:
うーん
で、今日の相談ていうのは、あなたとしてはあ、
相談者:
はい
加藤諦三:
仕事は続けられないと。
相談者:
はい。逃げちゃうんですよ、すぐ。
加藤諦三:
いや、そりゃ逃げてんですよ。だから逃げてるってことは分かってるわけですけれども、あなたもね。
相談者:
&#△%
加藤諦三:
だけど、困難に立ち向かうっていうことはできないわけでしょ?
相談者:
勇気がないです。はい
加藤諦三:
勇気がないわけですよね?
相談者:
困難に立ち向かったことがなかったんで、今まで。
加藤諦三:
そうです。
で・・今日の相談というのはあ、
相談者:
はい
人生を立ち直らせたいんですけど、どうしたらいいかな?と思・・
加藤諦三:
ああ・・人生を立ち直らせたいけれども、どうしたらいいか?って・・
答えはあなたも分かってますよね?
相談者:
立ち向かうんですよね?
加藤諦三:
うん
あなたの場合にはあ、
相談者:
はい
加藤諦三:
困難から常に逃げて来たわけです。
相談者:
はい、逃げて来ました。
加藤諦三:
それでその逃げて来たということも承知してるからあ、
相談者:
はい
加藤諦三:
自己イメージが非常に悪いんですよね。
相談者:
ん、ん・・
加藤諦三:
自分は困難に立ち向かえない、という人間だというイメージを今あなた自分に持ってるでしょ?
相談者:
ん、持ってます、はい
加藤諦三:
この、イメージを、壊さない限り、
相談者:
はい
加藤諦三:
解決はできないですよね。
相談者:
はい
加藤諦三:
だけどこれ、非常に大変、難しい相談です。
相談者:
はい
加藤諦三:
ですけど、幸い今日はあの、スタジオにですね、
相談者:
はい
加藤諦三:
弁護士の、坂井眞先生がいらっしゃってますので、伺ってみたいと思います。
(回答者に交代)
相談者さんは、母親から自立しようと焦って闇雲に転職して、息切れしてしまったのかもしれませんね。完璧主義過ぎて、仕事も無理をしてたのかな?
貯金が底を尽くまでに仕事見つけなきゃ!と焦ると、また変な所に入ってしまうかもしれませんよ。生活保護を堂々と受けながら、自分に合った仕事をじっくり探しましょう。
加藤先生のお話も勉強になりました。完璧主義は自殺願望の裏返し!気楽に取り組めば仕事も長く続くかもしれませんね。もう一つ、自分を否定的に評価する人と接しないこと!最近はネット上の誹謗中傷に苦しむ人も多いですが、そこから離れることも大事かもしれませんね。
相談者さんに幸運が訪れることを祈ってます。
一つの職場に長く勤めるのが偉いのか?色んな所で経験している人の方が視野が広いのではないでしょうかね!私はひとつの会社に長く勤めている。井の中の蛙です!もっと色んな経験をしたかった私今は若くないので、転職はできません。
私も同じく一つの会社しか知りません。井の中の蛙だと思います。しかし、一つの会社の中でもいろいろなことがあったと思いますし、いいこともよくないことも沢山あったと思います。これが自分の人生なのだと自信を持つのがよいのかなと、余生のほうが短くなった私は思うのでありました。
おお局様 これが私の人生だと自信を持ちます。ご意見ありがとうございました。
まず全部無くして生活保護もらってください。
まずはそこからです。
そして自分が無能だと自覚してください。
あなた自身がイメージする自分と、実際の自分にかなりの差があるんですよ。
世の中のほとんどの人が無能です。
そこがわかれば気持ちも楽になって生活保護を受けるのに抵抗があるとか、そんなことすっかりなくなって気楽に楽しく生きていけるんじゃないかと思いまーす。
ひろゆきさんだったらこう答えると思いまーす。
完璧主義の裏が自殺願望なんですね。わかります。
今回はこの相談者のために加藤先生で良かった!